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【例文あり】人権作文の書き方とテーマの決め方!身近な体験から考えるヒント

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人権

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

 

保護者
保護者
学校から人権についての作文を書いてくるよう宿題を出されたのですが、うちの子は何を書けば良いのか全然わからないようです。どのようにすれば、人権作文を書けるでしょうか。

 

人権作文が書けないと悩む子どもは多いです。

保護者の方としても、どのようにすれば人権作文を書けるようになるのかと、悩まれているのではないでしょうか。

結論

人権作文は、「人権」という抽象的な概念がテーマとなるので、子どもにとっては難しく感じるかもしれません。

ニュースなどで扱われる社会課題よりも、自分の実体験につながるような身近なテーマを設定すると良いです。

 

今回は、人権作文の書き方について解説します。

最後まで読んでいただき、お子様が人権作文を書くことを通して、社会課題について考えられるようになるための参考としていただければとてもうれしいです。

この記事の筆者

エデュサポ

エデュサポ
@edsuppor

  • 元塾教室長
  • 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
  • 塾業界勤務経験は20年以上
  • 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設

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人権作文とは

作文 原稿用紙

保護者
保護者
「人権」というテーマは、子どもにとっては難しすぎる気がします。どのようなことを書くものなのでしょうか。

 

そもそも「人権」という言葉の意味自体、子どもが理解するのは難しいですよね・・・。
エデュサポ
エデュサポ

 

まずは子どもが理解できるレベルに、かみくだいてみると良いです!
エデュサポ
エデュサポ

 

そもそも「人権」とは、どういう意味でしょうか

辞書には次のようにあります。

人間が人間として当然に持っている権利。基本的人権。

引用:人権(じんけん)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

人権の具体例

人権という言葉には幅広い意味がありますが、具体例としては次のようなものが挙げられます

人権の具体例

  • <生存権>
    健康で文化的な最低限度の生活を営む権利
  • <自由権>
    精神的自由、経済的自由、身体的自由
  • <平等権>
    人種、心情、性別、社会的身分、門地(家柄)により差別されない
  • <教育を受ける権利>
  • <財産権>
  • <プライバシー権>

子どもにはわかりやすくかみくだいて説明

大人でも細かく理解することが難しい「人権」についての作文を子どもが書くためには、まずは「人権」の意味を、子どもが理解できるレベルまでかみくだいて説明してあげる必要があります

たとえば、次のように説明してみると良いでしょう。

 

人権とは、すべての人が生まれたときから持っている、大切に扱われたり、自分らしく幸せに生きたりするための権利です。

 

いじめや戦争、貧困、差別などの具体例を織り交ぜながら説明すると、子どもにも理解しやすいと思います。

人権作文のテーマの決め方

何を選ぶ

保護者
保護者
人権というテーマは難しすぎて、何を書けば良いのかなかなか決まりません・・・。

 

人権という抽象的なテーマから、具体的な作文のテーマを決めるのは難しいですよね・・・。
エデュサポ
エデュサポ

 

作文を書くのであれば、身近なところからテーマを考えていくのがおすすめです。
エデュサポ
エデュサポ

 

人権作文のテーマは、次のように決めると良いです

決め方1:自分の実体験から考える

人権作文のテーマを決めるときは、自分の実体験から考えるようにすると良いです

自分の体験とつながるテーマであれば見つけやすいですし、説得力のある作文を書けるからです。

難しく考えすぎず、日常の中の出来事を題材にできると良いです。

自分の実体験とつながるテーマ例

  • 友だちが意地悪されているの見たときのこと
  • 人に親切な行いができたときのこと・親切にされたときのこと
  • 戦争についての話を聞いて感じたこと
  • 優しい言葉・攻撃的な言葉について
  • いじめや仲間はずれについて感じること
  • あいさつについて
  • 自分と友だちとの違いを認め、協力したこと
  • インターネットやSNSでのマナーについて
  • 家でのお手伝いについて
  • ボランティア活動に参加したときのこと

 

日常の中で起こる様々なことが「人権」とつながっています。

実際に体験したこと、最近起こったことから人権作文のテーマを考えるようにすると良いです。

決め方2:身近なテーマを選ぶ

人権作文のテーマを考えるときは、身近なテーマを選ぶことが大切です

ニュースや教科書にあるような難しいテーマよりも、身近なテーマのほうが説得力のなる作文を書けるからです。

言葉にしてアウトプットするためには、そのテーマについての知識をたくさん持っている必要があります。

あまり良く理解できていない難しいテーマについて作文を書くよりも、知識をたくさん持っている身近なことをテーマにしたほうが、深い文章を書くことができます。

決め方3:意見や主張は一つに絞る

人権作文のテーマを決めるときは、意見や主張は一つに絞ることが大切です

いろいろな意見や主張を書いてしまうと文章がまとまらず、何を書きたかったのかが読書に伝わらなくなってしまうからです。

「言葉づかいに気をつけて、優しい言葉をかけるべき」や、「お互いに気持ちよくあいさつができると良い」というように、意見をきっぱりと決めてしまうことが大切です。

人権作文の書き方

どのように how 方法

保護者
保護者
書く内容が決まっても、どのように作文を書けば良いのかわからず、最初の1文字目からすごく時間がかかってしまいます・・・。

 

文章を書くのって大人でも大変ですし、子どもにとって作文を書くことは、すごくハードルが高いことですよね。
エデュサポ
エデュサポ

 

作文を書くことはハードルが高いので、ステップに分けて一つひとつ取り組んでいけるとスムーズに書けるようになります。
エデュサポ
エデュサポ

 

人権作文を書くときは、次のようなステップで書くようにすると良いです

人権作文を書くための5つのステップ

  • テーマを決める
  • 書きたいことをメモする
  • 作文の構成を決める
  • 実際に作文を書いてみる
  • 作文が書けたら見直しをする

 

実際に作文を書く段階では、「作文の構成を決める」部分が大きなポイントになります。

作文の構成を決めずに、題名や1行目から作文を書こうとすると、なかなか書き進めることができません。

親のサポートも重要

「人権」のような、小学生にとって難しいテーマの作文を書くのであれば、保護者の方のサポートが必要になる場合が多いです

保護者の方がサポートするのであれば、次のようなポイントに注目できると良いです。

作文における保護者の方のサポートポイント

  • 楽しく並走することが大事
  • インタビュー形式でメモを作る
  • 書き出しを手厚くサポート
  • 見直しは良いところを褒めることから

 

難しいテーマの作文を書くときは、特にインタビュー形式でメモを作るのがポイントになります。

書くべきことを子どもが自分で見つけられるよう、上手に質問してあげられると効果的です。

具体的な作文の書き方については、『小学生の作文の書き方!親子でできる5つのステップと練習法』で詳しく解説しています。

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人権作文を前向きに書くメリット

メリット

子ども
子ども
「人権」ってよくわからないですし、めんどくさくて作文を書きたくないです。

 

作文の宿題、大変ですよね・・・。
エデュサポ
エデュサポ

 

でも、人権作文を書くことは大きなメリットがあるので、前向きに頑張りましょう!
エデュサポ
エデュサポ

 

人権作文を書くメリットは、主に次の2つです

メリット1:社会のことを知るきっかけになる

人権作文を書くことのメリットは、作文を書くためにいろいろなことを考える過程で、社会のことを知ることができる点です

子どもであっても、家族や学校といった小さな社会の中で暮らしています。

大人になって大きな社会に出る前に、身近な体験などから「社会」を感じることはとても大切なことです。

人権作文を書くこと自体も大切なことですが、作文を書くことを通して、いろいろなことを考え、調べることで、社会のことを知ることができる点が大きなメリットです。

メリット2:社会のことを考えるきっかけになる

人権作文を書くことのメリットは、作文を書く過程で、社会について真剣に考えることができる点です

手間を掛けて「作文」という形で言語化することで、自分が生きる社会では、どのようなことが大切で、どのような課題があり、どのように解決していくべきかを考えていくことができます。

このような考え方は、大人になって社会に出てからも、とても大切になる考え方です。

早期から社会のことについて考え、「作文」という形で言葉にすることができると有意義です。

人権作文の例文

具体例

ここからは、人権作文の例文をいくつか紹介していきます

ダイジェスト版で短文を紹介しますので、あくまでも「参考」という形でご活用ください。

例文1:言葉づかいについて

私は、言葉づかいは人を大切にする気持ちを表すものだと思います。前に、友だちにきつい言い方をしてしまい、相手が静かになってしまったことがありました。あとで「言いすぎたかも」と思って謝ったら、笑顔に戻ってほっとしました。言葉は人を元気にしたり、傷つけたりする力があると思います。

例文2:相手のことを思いやることの大切さについて

私は、周りの人を思いやる気もちを大切にしたいと思います。ある日、友だちが元気がなさそうだったので声をかけたら、「ありがとう。」と言ってくれてうれしかったです。小さなことでも、相手の気持ちを考えて行動すると、優しい気持ちが広がると思いました。これからも、思いやりを忘れずに過ごしたいです。

例文3:いじめについて

私は、いじめはぜったいにいけないことだと思います。前に、クラスである子がからかわれていて、とても悲しい気持ちになりました。だれだって笑われたり無視されたりしたら、つらくなると思います。見て見ぬふりをせず、「やめよう」と言える人になりたいです。みんなが安心して過ごせるクラスにしたいです。

例文4:平和について

私は、世界がずっと平和であってほしいと思います。テレビで戦争のニュースを見たとき、小さな子どもたちが怖い思いをしているのを知り、心が痛みました。けんかや争いではなく、話し合いや思いやりでわかり合えることが大切だと思います。私も身近なところから、やさしい心を大切にしていきたいです。

例文5:人種差別について

私は、人の見た目や肌の色で差別するのは間違っていると思います。外国から来た子がクラスにいて、はじめは話しかける人が少なかったけれど、話してみたらとても優しくて、おもしろいことをたくさん知っていました。違いを怖がるのではなく、知ろうとすることが大切だと思いました。みんなで仲良くしたいです。

まとめ

それでは、人権作文の書き方についての解説をまとめます。

結論

人権作文は、「人権」という抽象的な概念がテーマとなるので、子どもにとっては難しく感じるかもしれません。

ニュースなどで扱われる社会課題よりも、自分の実体験につながるような身近なテーマを設定すると良いです。

 

大人でも細かく理解することが難しい「人権」についての作文を子どもが書くためには、まずは「人権」の意味を、子どもが理解できるレベルまでかみくだいて説明してあげる必要があります。

人権とは、すべての人が生まれたときから持っている、大切に扱われたり、自分らしく幸せに生きたりするための権利です。

 

人権作文のテーマは、次のように決めると良いです。

 

人権作文を書くときは、次のようなステップで書くようにすると良いです。

人権作文を書くための5つのステップ

  • テーマを決める
  • 書きたいことをメモする
  • 作文の構成を決める
  • 実際に作文を書いてみる
  • 作文が書けたら見直しをする

 

保護者の方がサポートするのであれば、次のようなポイントに注目できると良いです。

作文における保護者の方のサポートポイント

  • 楽しく並走することが大事
  • インタビュー形式でメモを作る
  • 書き出しを手厚くサポート
  • 見直しは良いところを褒めることから

 

人権作文を書くメリットは、主に次の2つです。

 

人権作文の例文をいくつか紹介しました。

 

今回の記事が、お子様が人権作文を書くことを通して、社会課題について考えられるようになるきっかけになればとてもうれしいです。

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