こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

英単語をなかなか覚えられないと悩む高校生は多いです。
保護者の方としても、定期テストの成績や大学受験のことを考えて、心配に思われているのではないでしょうか。
結論
高校生になると覚えなければならない英単語の数が増え、しっかりと覚えるためには圧倒的な努力量が必要になります。
英単語暗記を少しでも効率化して、英語学習の土台を作っていけると良いです。
今回は、高校生向けに効率的な英単語の暗記法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が英単語暗記に効率的に取り組み、英語の成績を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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高校英語でも英単語暗記は超重要!
高校英語でも、英語の成績を伸ばすためには、英単語暗記がとても重要です。
語彙は、言葉を学ぶうえでの土台になるからです。
文法学習も長文読解も、リスニングも英作文もスピーキングも、英単語という土台となる知識を身につけていくことで対応できるようになっていきます。
近年の英語教育では、覚えなければならない英単語の数が増えていて、高校で学習する英単語の数は、2000語~2500語程と言われています。
以前は1800語程度と言われていました。
高校で学習する英単語数
以前は1800語⇒今では2500語
小学校・中学校で学習する英単語は2200語~2500語程とも言われているので、高校で学習する英単語も合わせると相当な数になります。
英単語暗記は、以前に増して重要度が高くなっています。
高校生が英単語を覚えられない理由



高校生が英単語を覚えられない理由は、大きく次の4つです。
高校生が英単語を覚えられない理由
理由1:勉強量が足りない
高校生が英単語を覚えられないのは、勉強量が足りないことが原因であることが多いです。
勉強で一番大切なのは、努力量だからです。
英単語をなかなか覚えられないのは当たり前のことですし、普通のことです。
誰でもみんなそうですので、「自分は暗記が苦手」や、「自分は頭が悪い」と思う必要はありません。
諦めずに勉強量を増やすことができれば、コツコツと語彙力を積み上げていくことができます。
理由2:1回で覚えようとしている
高校生が英単語を覚えられないのは、1回で覚えようとしているからです。
知識は、繰り返し勉強することでだんだんと定着していきます。
英単語を1回で完璧に覚えようとするのではなく、何度も繰り返して覚えることが大切です。
理由3:発音を覚えていない
高校生が英単語を覚えられないのは、発音を覚えていないことが原因であることも多いです。
英語に限らず、言葉は「音」とセットで覚えることで定着しやすくなるからです。
英単語の「意味」と「スペル」はわかるのに、「発音」はわからないという高校生は多いです。
英単語暗記では、正しい発音を覚えていくことも重要です。
理由4:アウトプットしていない
高校生が英単語を覚えられないのは、テストや演習などでアウトプットする機会が少ないことが原因であることも多いです。
英単語暗記では、「覚える」ことばかりに集中してしまいがちですが、覚えたことを頭から取り出す練習も大切です。
高校生が英単語を効率的に覚える勉強法



高校生が英単語を効率的に覚えるための勉強法は、主に次の6つです。
高校生が英単語を効率的に覚える勉強法
勉強法1:音読する
高校生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、音読です。
英語はあくまでも言語だからです。
声に出して読むことで、正しい発音を意識することができますし、自分の声を自分の耳で聞くことにもなり、リスニング力も鍛えることができます。
音読は、英単語暗記に限らず、どのような英語の勉強に取り組むときでも効果的です。
一方で、ただ英語を声に出して読むだけではあまり効果はありません。
英語の音読を効果的にするためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
英語の音読の効果を上げるためのポイント
- 正しい発音を学習する
- 少し易しめの教材を使う
- ネイティブスピーカーの音声を使う
- スクリプト(台本)は必ず事前にチェックする
- ついていけるまで何度も繰り返す
- 自分の音読を録音して聞いてみる(添削してもらえるとより良い)
- 習慣化する
英語の音読学習についての詳細は、『英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント』で解説しています。
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英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント
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勉強法2:アウトプットを意識する
高校生が英単語を効率的に覚えるためには、アウトプットを意識することが重要です。
勉強は、知識を頭に入れていくインプット学習と、テストなどをして頭から知識を引き出していくアウトプット学習とのバランスが重要だからです。
英単語暗記はインプット学習に偏ってしまうことが多いので、意識的にアウトプット学習に取り組めると良いです。
小テストのような問題形式にでアウトプットするのも良いですが、単語帳を活用して、赤シートなどで答えを隠しながらテストをするだけでも十分です。
テスト形式で出題してくれるような英単語アプリも便利です。
勉強法3:何度も繰り返す
高校生が英単語を効率的に覚えるためには、何度も繰り返すことが重要です。
勉強は、繰り返すことで頭に定着していくからです。
一つひとつの英単語に時間をかけて完璧に覚えようとするのではなく、サッと覚えて、何回も繰り返したほうが効率的です。
1回では覚えられなくても、10回、20回と繰り返せば覚えられます。
すべての英単語を同じだけ繰り返すのではなく、覚えられていない単語だけに絞って何度も繰り返すと更に効率的です。
テストでアウトプットする際に覚えられていない単語をチェックして、その単語を重点的に繰り返して暗記するようにすると良いです。
勉強法4:関連付けて覚える(接頭語・接尾後・語源)
高校生が英単語を効率的に覚えるためには、英単語を関連付けて覚えるようにできると良いです。
関連付けられた記憶は忘れづらく、仮に忘れてしまったとしても、他の語からの連想で思い出すこともできるからです。
たとえば、「able(~することができる)」という英単語から、「enable(可能にする)」や「capable(~できる能力がある)」、「possible(可能な)」といった英単語を関連付けて覚えることができます。
また、「un -」や「in -」が否定を表す言葉であることを知っていれば、「unbelievable(信じられない)」や「informal(非公式の)」などの単語は、たとえ初めて見た単語であっても意味を推測することができます。
このように、単語の後ろにつく接尾語や、単語の前につく接頭語がつく単語のように、同じ語源から派生した英単語をまとめて覚えてしまうと効率的です。
勉強法5:例文で覚える
高校生が英単語を効率的に覚えるためには、例文で覚えることも大切です。
英単語は意味だけでなく、文の中でどのように使われているのかを知ることも重要だからです。
たとえば、「remind(思い出させる)」という英単語は、「remind 〈人〉 of ~」で、「〈人〉に~のことを思い出させる」という形で使われます。
「思い出させる」という意味だけ覚えていても、使い方を知らなければ、長文を読んでいるときに正しい意味を読み取れませんし、英作文やスピーキングのテストで使うことができません。
例文で覚えるという意味では、長文読解の勉強に取り組んでいるときに出てくる英単語を暗記していくことも大切です。
長文読解の演習中に出てきた知らない英単語や、使い方がよくわからなかった英単語は、必ず抜き出してノートに記録しておき、暗記するようにすると良いです。
勉強法6:コーチをつける
高校生が英単語を効率的に覚えるためには、コーチをつけることが大切です。
英単語学習を、長期間にわたって計画通りにコツコツと取り組んでいくのは難しいからです。
学習計画を一緒に考え、学習進捗をチェックしながら指導してもらえるようなコーチがついていると、英単語学習に継続して取り組むことができます。
学習進捗を細かくチェックしてもらえるような予備校・学習塾を利用すると効果的です。
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高校生はいつ英単語暗記に取り組む?



高校生が英単語暗記に取り組むのであれば、次のような時間を活用するのがおすすめです。
時間活用1:夜寝る前
高校生が英単語の暗記に取り組む時間帯は、夜寝る前がおすすめです。
記憶は寝ている間に整理されると言われていて、寝る前に覚えたものは睡眠中に頭に定着しやすいからです。
寝る前の10分や20分でも良いので、習慣化して取り組めると効果的です。
時間活用2:通学中
高校生が英単語の暗記に取り組む時間帯の定番は、通学中の電車やバスの中です。
移動中はまとまった時間を作りやすいからです。
徒歩通学や自転車通学の場合は、電車通学やバス通学の人たちよりも通学時間が短くなるので、その分の時間を英単語暗記の時間に活用すると良いです。
時間活用3:勉強の合間
高校生が英単語の暗記に取り組む時間を作るのであれば、勉強の合間を活用すると良いです。
英単語暗記は、他の勉強に比べると頭にかける負荷が少ないからです。
長文読解などの負荷の高い勉強の合間に、頭のクールダウンに英単語暗記を活用すると良いです。
勉強の合間という意味では、学校の休み時間を活用するのも効果的です。
一方で、脳を完全にリラックスさせる時間も重要なので、詰め込みすぎないように注意する必要があります。
高校生におすすめの英単語帳
ここからは、高校生におすすめの英単語帳を紹介します。
高校生におすすめの英単語帳
おすすめ1:英単語ターゲット1900
『英単語ターゲット1900』は、大学入試で頻出の英単語を覚えられる英単語帳です。
1900の見出し語が100語ごとに区切られているので、100単語単位に分けて覚えていくことができます。
無料で音声アプリを利用できるので、発音も学ぶことができます。
おすすめ2:システム英単語
『システム英単語』は、短いフレーズで英単語を覚えられる英単語帳です。
フレーズで覚えられるので、英単語の意味だけでなく、英単語の具体的な使い方も学ぶことができます。
音声をダウンローできるので(無料・有料)、発音を学ぶこともできます。
おすすめ3:英検 でる順パス単シリーズ
『英検 でる順パス単シリーズ』は、英検の各級ごとに対策ができる英単語帳です。
英検の語彙関係の暗記は、この一冊があれば十分です。
単語の読み方が発音記号やカタカナで書かれているだけでなく、音声アプリを使って音声で聞くこともできます。
おすすめ4:英語勉強アプリmikan
『英語勉強アプリmikan』は、英語学習者に圧倒的な人気を誇る英単語アプリです。
カードめくり学習でサクサク取り組めるうえに、ネイティブの発音も聞けるため、正しい発音とセットで英単語を暗記していくことができます。
有料プランもありますが、無料版でも十分に学習できます。
まずは無料版で使ってみて、物足りないようであれば有料プランを検討すると良いでしょう。
まとめ
それでは、高校生向けの効率的な英単語暗記法についての解説をまとめます。
結論
高校生になると覚えなければならない英単語の数が増え、しっかりと覚えるためには圧倒的な努力量が必要になります。
英単語暗記を少しでも効率化して、英語学習の土台を作っていけると良いです。
高校生が英単語を覚えられない理由は、大きく次の4つです。
高校生が英単語を覚えられない理由
高校生が英単語を効率的に覚えるための勉強法は、主に次の6つです。
高校生が英単語を効率的に覚える勉強法
高校生におすすめの英単語帳を紹介しました。
高校生におすすめの英単語帳
今回はの記事が、お子様が英単語暗記に効率的に取り組み、英語の成績を伸ばしていくきっかけになればとてもうれしいです。
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