こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
大学受験に向けて、塾や予備校に通いたいと考える高校生は多いです。
一方で、大学受験対策の塾や予備校は費用が高額になることも多く、保護者の方としてはいつから塾に通わせるべきかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
大学受験に向けて塾・予備校に通うのであれば、高1から通いはじめるのがベストです。
一方で、塾・予備校に通いはじめるタイミングは、子どもの学習状況や費用とのバランスも考えて決めることが大切です。
今回は、高校生が大学受験対策として塾・予備校に通いはじめるべきタイミングについて解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が最適なタイミングで塾・予備校に通いはじめて学力を伸ばしていき、志望校に見事合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
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この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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高校生は何年生から塾・予備校に通っている?
文部科学省から公表されている学年別の学習塾費のデータによると、高校生が塾・予備校に通いはじめるタイミングは、一般的には高校1年生か高校3年生であることが多いようです。
私立高校に通っている高校生については、高校2年生のタイミングで塾に通いはじめる生徒が多いのも特徴的です。
こちらのデータには大学受験を目指さない高校生も含まれているため、参考値程度にとらえると良いでしょう。
一方で、大学受験向けの塾・予備校の一般的な在籍生徒数から考えても、高校1年生から通いはじめる生徒と、大学受験が近づいてきてから通いはじめる生徒で2極化します。
大学受験が近づいてきてから塾・予備校に通いはじめる生徒の場合、高2の夏休みごろから徐々に入学者数が増えていき、高2の冬から高3の春頃にピークを迎えます。
地域によっても異なりますが、受験本番の1年前を目処に入学する高校生が多いです。
早くから塾・予備校に通いはじめるメリット
大学受験に向けて塾・予備校に通うのであれば、可能な限り早期から塾に通いはじめることをおすすめします。
大学受験は高校受験に比べて難易度が非常に高く、時間をかけて準備する必要があるからです。
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その他にも、早期から塾・予備校に通うメリットは多いです。
早期から塾・予備校に通いはじめるメリットは、主に次の7つです。
早期から塾・予備校に通いはじめるメリット
一つひとつ解説します。
メリット1:学習習慣を身につけられる
早期から塾・予備校に通いはじめるメリットは、学習習慣を早期から身につけられることです。
勉強は習慣化が非常に重要です。
学力を伸ばすためには、学習内容をコツコツと積み上げていく必要があるからです。
高校生活は部活や学校行事でとても忙しいですが、忙しい中でもコツコツと勉強に取り組める学習習慣を身につけておくことで、本格的な受験勉強をはじめるときにもスムーズに長時間勉強をスタートさせることができます。
また、大学受験は時間との勝負でもありますので、普段から忙しい中でも勉強する時間を見つける練習をしておけると良いです。
高校生が自分の力だけでコツコツと勉強するのは難しいですが、塾・予備校を利用すると取り組みやすいです。
メリット2:早期に苦手克服に取り組める
早期から塾・予備校に通いはじめるメリットは、早期に苦手克服に取り組めることです。
勉強は、苦手を残さないことが重要です。
苦手を残してしまうと、その後の学習内容を理解できなくなってしまい、どんどん勉強がわからなくなってしまうからです。
特に、数学や英語などの積み上げ式の教科では、1つのつまずきを3年間ずっと引きずってしまうことも多いです。
塾・予備校で苦手対策に取り組むことで、その後の学習内容をスムーズに理解していくことができます。
メリット3:先取り学習で大学受験を有利にできる
早期から塾・予備校に通いはじめるメリットは、先取り学習に取り組むことで大学受験を有利にできることです。
特に、難関大学に現役で合格するためには先取り学習は必須です。
一度学習した内容を大学入試レベルまで引き上げるためには、膨大な時間が必要だからです。
実際に、難関大学に合格している先輩は、早期に一通り学習を終えています。
具体例として、東進ハイスクールが公表しているデータを見てみましょう。
データから読み取れること
- 東大理系現役合格者の約80%が、高2までに数学Ⅲまでの全範囲学習を修了
- 中高一貫校に通っていた場合、約83%が高2までに修了
- 高校数学を高1から習い始めた高校生も、約77%が高2までに修了
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メリット4:部活と勉強を両立させやすい
早期から塾・予備校に通いはじめると、部活と勉強を両立させやすいです。
教科書や参考書を使って自力で勉強に取り組むよりも、塾・予備校の授業を受けて勉強したほうが効率よく学習内容を理解できるからです。
部活が忙しくて塾・予備校に通えないと考える高校生も多いですが、勉強効率を考えるのであれば、部活で忙しい高校生ほど塾・予備校を利用すべきです。
部活の忙しさを言い訳にして勉強を後回しにしてしまうと、あとで取り返すのは非常に難しいです。
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メリット5:将来の選択肢を広げられる
早期から塾・予備校に通いはじめるメリットは、将来の選択肢を広げられることです。
苦手を残さないことで、入試のときに利用できる科目を増やすことができるからです。
高校生になってから数学や理科がわからなくなってしまい、理系の大学に進学することをあきらめてしまう子どもは多いです。
また、授業が進んでいくごとに苦手な教科が増えてしまい、入試で必要な科目数が多い国公立大学への進学をあきらめてしまう高校生も多いです。
進学する大学・学部が将来の仕事につながる場合も多く、ネガティブな理由で志望大学の選択肢を狭めてしまうのは非常にもったいないです。
早期から塾・予備校で苦手対策を行って、将来の選択肢を広げておけるととても良いです。
メリット6:自習室を使える
早期から塾・予備校に通いはじめることのメリットは、学習環境を整えられることです。
塾・予備校に通うと、自習室を使えるからです。
家ではなかなか勉強に取り組めない高校生も、塾・予備校の自習室を利用すると集中できることが多いです。
塾・予備校の自習室は勉強しやすい環境であるだけでなく、他の仲間たちが頑張って勉強に取り組んでいる姿を見ることもできます。
頑張っている仲間の姿を見て、勉強のモチベーションを上げることができます。
自習室を使いたいがために塾・予備校に通う高校生も多く、自習室を利用できることは塾・予備校に通うことの大きなメリットと言えます。
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メリット7:早期から大学受験の情報に触れられる
早期から塾・予備校に通いはじめることのメリットは、早期から大学受験の情報に多く触れられることです。
塾・予備校には受験情報が多く集まるので、本人が意識していなくても、自然と受験情報に触れることができます。
大学受験は高校受験よりも仕組みが複雑で、選択肢も非常に多いため、情報収集が欠かせません。
大学受験を成功させるために一番必要なものはもちろん確かな学力ではありますが、必要な情報が不足しているために不利な戦いになってしまうことも多いです。
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また、難関大学に合格する生徒ほど、早期から志望校を決定している傾向があります。
早期から大学の情報を集めて、志望校を決められると良いです。
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早くから塾・予備校に通いはじめるデメリット
大学受験に向けて塾・予備校に通うのであれば、可能な限り早期から通いはじめたほうが有利ですが、早期から塾・予備校に通いはじめることにはデメリットもあります。
早期から塾・予備校に通いはじめるデメリットは、主に次の2つです。
早期から塾・予備校に通いはじめるデメリット
一つひとつ解説します。
デメリット1:費用が高額になる
早期から塾・予備校に通いはじめることの一番のデメリットは、何と言っても費用が高額になることです。
大学受験対策のための塾・予備校は費用がかなりかかりますし、大学受験が終わるまで長期にわたって支払い続ける必要があります。
また、大学入試本番の時期にも、受験料や交通費などで大きな金額が必要になりますし、合格発表のあとには大学の授業料の納入などで100万円前後のお金が必要になります。
大学入学までにかかる費用を考えつつ、塾・予備校に無理なく通えるかどうかをよく考えたうえで入塾のタイミングを考える必要があります。
受験~進学にかかる費用
- 入試受験料
- 交通費
- 宿泊費(遠方受験の場合)
- 入学金
- 初年度納付授業料等
- 教科書・パソコン等
- 定期券購入費(電車・バス通学の場合)
塾や予備校の年間費用の目安は、教科やコースによっても大きく異なりますが、おおまかに次のようになっています。
▼この表は横にスクロールできます。
学年 | 年間費用の目安 |
高校1年生 | 20万円~50万円 |
高校2年生 | 30万円~80万円 |
高校3年生 | 50万円~130万円 |
授業料の他にも夏期講習や冬期講習などの講習費がかかったり、入試直前期には特別カリキュラムで別途費用がかかったりする場合も多いです。
教科数を絞って通うと、年間の費用を安く抑えることができます。
逆に、教科数を増やしたり、マンツーマン授業を利用したりと、サービスが手厚い場合は費用が高くなります。
いずれにしても、塾・予備校に通わせることは、家計にとっては大きな負担になります。
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デメリット2:好きなように勉強に取り組めない
早期から塾・予備校に通いはじめるデメリットは、子どもが取り組みたい勉強に取り組めない場合があることです。
特に、自立学習が得意な子どもには大きなデメリットになります。
学力が高い高校生は、既に自分に合った勉強方法を見つけられている場合も多く、そのような場合は自分の勉強に取り組む時間が削られるてしまうことが大きなストレスとなってしまいます。
塾・予備校には多くの生徒が通っているため、全員にとって最適な対応ができるわけではありません。
授業のカリキュラムによっては、勉強したいタイミングで勉強ができない場合もありますし、模試や面談のタイミングによっては、勉強したいときに勉強できない場合もあります。
個別指導塾やマンツーマン授業であっても、塾に多くの生徒が通っている以上、ある程度の制約はあります。
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塾・予備校に通いはじめるおすすめのタイミング
塾・予備校に通いはじめるタイミングは、早期から通いはじめるメリットとデメリットのバランスを考えて決められると良いです。
子どもの学習状況や家庭の状況によってベストなタイミングはことなりますが、次のようなタイミングで塾・予備校に通いはじめるのがおすすめです。
一つひとつ解説します。
おすすめ1:新高1の春休み
大学受験の対策として塾・予備校に通いはじめるタイミングとしては、やはり新高1の春休みが一番おすすめです。
ここまで解説したきたとおり、早期スタートにはメリットが多いからです。
また、新高1の春休みは大規模な割引キャンペーンを行っている塾・予備校も多く、お得に入学できるのも大きなメリットです。
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おすすめ2:定期テストの成績が下がったタイミング
大学受験の対策として塾・予備校に通いはじめるのならば、定期テストの成績が下がってきたタイミングもおすすめです。
学校の勉強に苦手を残してしまうと、その後の受験勉強で苦労することになるからです。
数学や英語の場合は、一度つまずいてしまうとその後の授業をまったく理解できなくなってしまう可能性もあります。
時間が経てば経つほどわからないことが増えていき、挽回することが難しくなっていきます。
つまずきを感じたらすぐに対策することが大切です。
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おすすめ3:高2の夏
大学受験の対策として塾・予備校に通いはじめるのならば、高2の夏もおすすめです。
高2の夏休みであればまだ本格的な受験勉強をスタートさせているライバルも少なく、ライバルとの差をつけやすいからです。
高2の夏休みであれば、これまでの復習にじっくり取り組めるだけでなく、先取り学習に取り組む時間もまだまだ残されています。
余裕を持って大学受験対策に取り組みたいということであれば、高2の夏休みが最後のチャンスになります。
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おすすめ4:高2の冬
大学受験の対策として塾・予備校に通いはじめるタイミングとしては、高2の冬を目安にされるご家庭が多いです。
共通テスト(旧センター試験)が約1年後に迫り、受験へのモチベーションが高まりやすい時期です。
高2の冬であれば、まだ塾・予備校に通いはじめていないライバルも多いので、ライバルとの差をつける最後のチャンスになる時期です。
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おすすめ5:新高3の春
大学受験の対策として塾・予備校に通いはじめるタイミングとしては、新高3の春を目安にされるご家庭も多いです。
いよいよ受験学年になるので、焦りを感じて入塾される場合が多い時期です。
塾・予備校に通いはじめるタイミングとしてはギリギリのタイミングで、覚悟を持って頑張らなければならない時期です。
おすすめ6:高3の夏
大学受験の対策として塾・予備校に通いはじめるタイミングとして、部活を引退する高3の夏を選ぶ高校生も多いです。
部活が忙しい中でもコツコツと勉強に取り組み、良い成績を取り続けてきた高校生であれば十分に間に合う時期です。
一方で、部活三昧で勉強をサボってきたようであれば、相当な覚悟で頑張らなければ間に合いません。
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映像授業やタブレット学習教材を活用して費用を節約
費用面で早期から塾・予備校に通いはじめることが難しいようであれば、映像授業やタブレット学習教材を活用すると、費用を節約しながら高校受験対策に取り組むことができます。
映像授業やタブレット学習教材は、塾・予備校に比べると料金が圧倒的に安いからです。
AIを活用したタブレット学習教材も多く、効率よく勉強に取り組めるのも大きなメリットです。
一方で、映像授業やタブレット学習教材では、塾・予備校のような手厚いサポートを受けることはできません。
また、教材を与えるだけでは高校生が一人で計画的に取り組むのは難しく、自立学習が得意な子どもでない限り、保護者の方が学習計画の作成や学習進捗のチェックをサポートしてあげる必要があります。
一方で、自立学習が得意な子どもにとっては非常に強い味方になります。
子どもの学習状況にもよりますが、はじめは映像授業やタブレット学習教材を活用して勉強に取り組み、本格的な大学受験対策に取り組みはじめるタイミングで塾・予備校に通いはじめるようにすると、費用を大きくおさえて取り組むことができます。
映像授業の特徴
- 料金が格安
- 自分のペースでどんどん受講できる
- 人気講師の授業をどこでも受けられる
- 保護者の方のサポートが必要
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塾・予備校に通わずに大学受験対策はできるか
文部科学省から公表されている学習塾費の金額分布のデータを見ると、学習塾費が0円となっている高校生が、公立高校で66.8%、私立高校で61.8%となっており、塾・予備校をまったく利用していない高校生も多いようです。
こちらのデータは、大学受験をしない高校生も含まれているうえに、「高等学校」という大きな括りになっていて、学年別のデータではありません。
あくまでも参考値してとらえてください。
一方で、実際に塾・予備校にまったく通わずに難関大学に合格する高校生がいるのも事実です。
しかし、そういったケースは少数派で、一般的には塾・予備校に通ったほうが有利に大学受験に取り組むことができます。
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大学受験対策の塾・予備校選びのポイント
ここからは、大学受験対策の塾・予備校選びのポイントについて解説します。
大学受験対策の塾・予備校選びのポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:子どもに合った塾を探す
大学受験対策の塾・予備校を選ぶときは、子どもに合った塾・予備校を探すことが大切です。
一口に「塾」といっても、いろいろな塾があるからです。
塾や教室によって、指導方針や教室の雰囲気が大きく異なるので、子どもが前向きに通えそうな塾を探せると良いです。
また、担当者と子どもの相性も非常に大切です。
塾・予備校の担当者は、子どもの将来を大きく左右するような、進路のことなどの重要な話をする相手でもあります。
相性の良い担当者と出会えると、子どもの将来が大きく開かれる可能性があります。
将来の夢を重視している学習塾・予備校
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授業形態も子どもに合ったものを
塾・予備校を選ぶときは、授業形態の選択も重要です。
集団指導塾が良いのか、個別指導塾が良いのか、映像授業塾が良いのか、通う目的と子どもの性格を考えて検討できると良いです。
▼この表は横にスクロールできます。
メリット | デメリット | |
集団指導塾 | ◯ 臨場感のあるライブ授業 ◯ 授業中の教室内の一体感 ◯ 授業料が若干安い ◯ プロ講師に直接質問しに行ける |
✕ 授業日時の変更ができない ✕ 個人ごとにカリキュラムを組んでもらえない ✕ 授業についていけないと大変 |
個別指導塾 | ◯ 講師との距離が近い ◯ 個別にカリキュラムを組んでもらえる ◯ 質問しやすい ◯ スケジュールを組みやすい |
✕ 指導の質は担当講師の力量による ✕ 大学生のアルバイト講師が多い ✕ 受けられない教科がある場合もある |
映像授業塾 | ◯ 授業スケジュールが完全自由 ◯ 人気講師のわかりやすい授業をどこでも受けられる ◯ 個別にカリキュラムを組んでもらえる ◯ 1.5倍速など、倍速受講ができて効率的 |
✕ 自由度が高い分、自由にサボることもできる ✕ 授業コンテンツの質は塾によって異なる ✕ 教科によっては質問できない場合がある |
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ポイント2:合格実績を確認する
大学受験対策の塾・予備校を選ぶときは、塾・予備校の合格実績を確認しておくことが大切です。
合格実績は、その塾・予備校の指導力の証明だからです。
合格実績は、塾グループ全体の実績だけでなく、通う予定の教室単体での実績も確認できると良いです。
同じグループの塾であっても、サービスの質が教室によって異なることも多いからです。
また、合格実績は難関大学の実績を確認するだけではなく、子どもが志望している大学に合っているかどうかも確認してください。
難関大学対策の指導が得意な塾・予備校もあれば、勉強が苦手な子どもの指導が得意な塾・予備校もあり、塾によって得意分野がそれぞれである場合が多いからです。
子どもの志望に合った塾・予備校を探せると良いです。
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ポイント3:年間の費用を確認する
大学受験対策の塾・予備校を選ぶときは、年間の費用を確認することが大切です。
先程も解説したとおり、塾の費用は月謝以外にもかかります。
長期間通うことになりますので、無理なく通える費用かどうか見極める必要があります。
月謝以外の費用
- 入学金
- 教材費
- 模試費
- 設備維持費
- 季節講習
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ポイント4:必ず体験授業を受ける
大学受験対策の塾・予備校を選ぶときは、必ず複数の塾・予備校の体験授業を受けるようにしてください。
実際に授業を受けてみて比較検討しなければ、子どもに合うかどうかの判断ができないからです。
体験授業では、「授業のわかりやすさ」だけでなく、「この塾であれば前向きに努力をできそうかどうか」も見ておけると良いです。
大学受験対策におすすめの映像授業塾
- 東進ハイスクール・東進衛星予備校
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まとめ
それでは、高校生が大学受験対策として塾・予備校に通いはじめるべきタイミングについての解説をまとめます。
結論
大学受験に向けて塾・予備校に通うのであれば、高1から通いはじめるのがベストです。
一方で、塾・予備校に通いはじめるタイミングは、子どもの学習状況や費用とのバランスも考えて決めることが大切です。
大学受験に向けて塾・予備校に通うのであれば、可能な限り早期から塾に通いはじめることをおすすめします。
早期から塾・予備校に通いはじめるメリットは、主に次の7つです。
早期から塾・予備校に通いはじめるメリット
- 学習習慣を身につけられる
- 早期に苦手克服に取り組める
- 先取り学習で大学受験を有利にできる
- 部活と勉強を両立させやすい
- 将来の選択肢を広げられる
- 自習室を使える
- 早期から大学受験の情報に触れられる
大学受験に向けて塾・予備校に通うのであれば、可能な限り早期から通いはじめたほうが有利ですが、早期から塾・予備校に通いはじめることにはデメリットもあります。
早期から塾・予備校に通いはじめるデメリットは、主に次の2つです。
早期から塾・予備校に通いはじめるデメリット
- 費用が高額になる
- 好きなように勉強に取り組めない
子どもの学習状況や家庭の状況によってベストなタイミングはことなりますが、次のようなタイミングで塾・予備校に通いはじめるのがおすすめです。
塾・予備校に通いはじめるタイミング
- 新高1の春休み
- 定期テストの成績が下がったタイミング
- 高2の夏
- 高2の冬
- 新高3の春
- 高3の夏
費用面で早期から塾・予備校に通いはじめることが難しいようであれば、映像授業やタブレット学習教材を活用すると費用を節約しながら高校受験対策に取り組むことができます。
塾・予備校にまったく通わずに難関大学に合格する高校生もいますが、そういったケースは少数派で、一般的には塾・予備校に通ったほうが有利に大学受験に取り組むことができます。
大学受験対策の塾・予備校選びのポイントについて解説しました。
大学受験対策の塾・予備校選びのポイント
- 子どもに合った塾・予備校を探す
- 合格実績を確認する
- 年間の費用を確認する
- 必ず体験授業を受ける
今回はの記事が、お子様が最適なタイミングで塾・予備校に通いはじめて学力を伸ばしていき、志望校に見事合格するきっかけとなればとてもうれしいです。
おすすめの映像授業
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