中学生 小学生 高校生

ヨミサマ。代表に聞く|「考える力」を育てる国語指導の考え方とは

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています



こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

「読解力は大切である。」

そんな言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、「どうすれば読解力が伸びるのか」「何から取り組めばよいのか」がわからず、悩まれているご家庭も少なくありません。

今回は、読解力の育成に特化したオンライン学習サービス「ヨミサマ。」を運営する神田直樹先生にお話を伺いました。

サービス立ち上げの背景から、現在の教育への課題意識、そして子どもたちに身につけてほしい力まで——

現場の実践と原体験に裏打ちされた、示唆に富むお話をお届けします。

今回お話を伺った方

神田直樹様

神田直樹先生
(株式会社Overfocus代表取締役/ヨミサマ。代表)

高校・塾に通わず完全独学で東京大学文科一類に合格。卒業後はコンサルティングファーム「マッキンゼー・アンド・カンパニー」に入社。その後、株式会社Overfocusを設立し、国語特化のオンライン個別指導塾「ヨミサマ。」を展開。「一人で学べる力」を育てることを軸に、対話型の教育に取り組んでいる。

▼「ヨミサマ。」の料金や口コミなどについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>>ヨミサマ。は国語特化で本質的な読解力・思考力を育てられる!料金・口コミは?

ここからは、「ヨミサマ。」がどのような考えのもとで指導を行っているのか、その中身について詳しく伺っていきます。

ヨミサマ。とはどのようなサービスか

文章読解

―― まず、ヨミサマ。とはどのようなサービスなのか教えてください。

ヨミサマ。は、国語特化のオンライン個別指導です。

東京大学・京都大学・早稲田大学・慶應義塾大学の現役大学生講師と、1対1の対話で問題についてディスカッションすることで、効率的に国語力を鍛えていきます。

「ヨミサマ。」という名前に込められた意味

―― 「ヨミサマ。」というサービス名が特徴的だと思っているのですが、どのような由来があるのでしょうか。特に最後の「。」が相当気になります(笑)

「ヨミサマ。」のサービス名については、実はあまり言及したことがなかったので知られていないかもしれません。

「ヨミ」の部分はおそらく皆さまが想像している通り、「読み」からきています。

「サマ」の部分はわかりづらいと思いますが、「サマライズ(要約する、集約する)」からきています。

「ヨミサマ。」のサービス立ち上げの時期から、従来のように国語の問題を問いていくような授業ではなく、「文章を読んでその内容をまとめて伝えること」をコンセプトにした授業を設計したいと考えていました。

そういった想いから「ヨミサマ。」という名前にしました。

気になられていた「。」の部分ですが、こちらは遊び心です。

「ヨミサマ」という名前のアイディアは、当時一緒にアイディアを練っていた友人のものだったため、自分のアイディアも入れたいと思い、国語っぽい「。」を付け加えました(笑)

なぜ今、読解力が重要なのか

重要

―― なぜ、今「読解力」に注目されたのでしょうか。読解力が重要だと考える理由を教えてください。

まず、最近の試験はどの教科でも「国語化」が進んでいます。開成中学の理科の入試問題では、以前は蝶の写真を見て、その蝶に関する知識を問われる問題が出題されていました。

しかし、最近は生徒と先生の長い会話文を読んだ後で各設問に答えていくような、問題文をしっかりと読ませる問題が増えています。

これは高校入試でも、大学入試の共通テスト(旧センター試験)でも同じような傾向です。

国語の読解力が、すべての教科に影響するようになっています。

社会に出てからも必要となる力

―― 確かに、最近の試験問題は文字数が多いですよね・・・。

試験対策としても読解力は重要ですが、社会に出てからも必要な力になる点も大事なポイントです。

動画が気軽に見られるようになり、文章を読まなければならない状況は少なくなったように感じられますが、実際にはSNSやAIが発展してきて、結局文章を読む機会は増えているのではないかと感じています。

現在の国語教育が抱える課題

課題解決 問題解決

―― 子ども・大人に限らず、読解力を伸ばせずに悩んでいる人は多いように感じています。現在の国語教育が抱える課題は何だと思われますか?

今の国語のテストや問題集に掲載されている問題は、「正しく読めているか」を測ることはできますが、「読解力を伸ばす」ことには対応できていない点が課題だと思います。

たとえば、国語の問題集を問いていて、間違えた問題については解説を読むことになりますが、そこには「こういう理由なので本当の答えはこれです」と説明されているだけで、「なぜ自分の考え方ではダメなのか」は説明されていません。

国語では同じ文章が出題されることはありませんので、その文章についての詳しい解説を説明されてもあまり意味がありません。

それよりも、「考え方」を学ぶほうが大事なのですが、問題集を使った勉強ではそれが難しい状態です。

読解が苦手な子どもには段階がある

―― 本当にその通りだと思います。解説を読んでわかった気になっても、別の問題ではまた間違えてしまうケースは多いですよね。

はい。一口に「読解が苦手」と表現されますが、実は苦手にも色々な段階やタイプがあります。

たとえば、「そもそも文章の意味がわからない」という場合もあれば、「文章の意味は読み取れても、問題の解き方がわからない」という場合もあります。

それぞれ異なる対策が必要になりますが、学校や塾、問題集での勉強では、そもそもどこに課題があるのかを見つけること自体が難しいです。

ヨミサマ。を立ち上げたきっかけ

スタートライン

―― そういった課題をなんとかしようとヨミサマ。を作られたと思うのですが、そもそもヨミサマ。を立ち上げるきっかけのようなものはあったのでしょうか。

きっかけのひとつは、東大受験に挑戦して一浪したときの経験があります。

私は東京大学の入試で一度不合格になっていて、それから数カ月間国語の勉強だけに取り組んだ時期がありました。

この時期は本もいろいろ読みました。

参考書や受験勉強用の書籍ではなく、哲学書や専門書など、やたらと難しい本をたくさん読みました。

国語の学習で「学力の土台」が変わった実感

―― 数カ月間、国語の勉強ばかりに取り組むというのは、なかなか勇気が必要な行動ですね・・・。

そもそも合格まであと少しという結果だったうえに、国語だけ極端に点数が低かったので・・・。

しばらく国語の勉強を続けていたら、ある日模試の成績が大きく上がりました。
国語だけでなく、全ての教科の成績がです。

その際に、国語の勉強に取り組んだことで、基本的な論理的思考力が上がったような実感がありました。

パソコンでいえばOSが変わったような、車でいえばエンジンが変わったような感覚でした。

こういった経験が、ヨミサマ。を作るひとつのきっかけになっています。

「一人で学べる力」を育てたいという想い

ヨミサマ。を立ち上げるきっかけとしてはもう一つ、私が独学で東大に合格したという点もあげられます。

「一人で学べる力」を育てることはとても大事だと思っていて、ヨミサマ。の授業を通して国語を学ぶことで、生徒たちの「一人で学べる力」を育てたいと思っています。

ヨミサマ。の授業が他の国語専門塾と違う理由

選択肢

―― ここからは、ヨミサマ。の授業のことをお聞きしたいです。ヨミサマ。の授業は、一般的な国語専門塾とは何が違うのでしょうか。

ヨミサマ。の授業の特徴は、大きく3つあります。

1つ目は「対話ベース」であること、2つ目は「1つの文章に1つの問い」があること、3つ目は「講師の質」です。

正解を教えない「対話ベース」の授業

―― 一つひとつ詳しく教えていただけますか?

まずひとつ目の特徴ですが、ヨミサマ。の授業は生徒と講師との1対1の「対話」を通して文章を読み解いていきます。

正解を教えるのではなく、対話を通して生徒一人ひとりの「理解できているところ」や「課題となっているところ」を講師が見つけ出し、生徒自身が答えに辿り着けるよう対話していく授業スタイルになっています。

「1つの問い」を深く考える授業設計

2つ目の特徴ですが、1回の授業の中で、1つの文章に「1つの問い」を立てる授業設計になっています。

従来のような1つの文章にいくつかの小問がついている形式の問題は、生徒の読解力を測ることはできても、生徒の読解力を伸ばすという意味では不利です。

ヨミサマ。の授業では、文章全体を具体的に理解し、それらを抽象化しないと解けないような「1つの問い」についてじっくりと考えます。

対話しながら生徒自身が言葉にして考えることで、本質的な読解力を鍛えることができます。

講師の質とコミュニケーションへのこだわり

3つ目の「講師の質」についてですが、講師には厳しい採用基準を設けています。

現在稼働中の講師は180名ほどいますが、その多くが東大生と京大生が占め、早稲田大学や慶応義塾大学の学生も在籍しています。

国語の力があることは当然ですが、生徒と円滑なコミュニケーションを取れるかどうかも重視しています。

わかりやすい例として、社内には「エレベータールール」というものもあります。

―― エレベータールール・・・。それは何ですか?

もし、エレベーターが止まってしまって長時間二人きりで閉じ込められてしまったとして、その状態で安心して会話を続けることができるかどうかということをシミュレーションして採用・育成します。

講師研修も一般的な塾よりもかなり長い時間を割いています。

―― 先日、私も体験授業を受けさせていただいたのですが、この3つの特徴はヒシヒシと感じました。「1つの問い」の質が非常に秀逸で、本当に多くのことを学べる「問い」だと思いました。

先日はお忙しい中、体験授業を受ける時間を取っていただき、ありがとうございました!

▼筆者が体験授業を受けたときの様子はこちらから
>>ヨミサマ。体験授業の流れと感想|「考える力」を育てる国語指導とは?

あわせて読みたい
ヨミサマ。 体験授業
ヨミサマ。体験授業の流れと感想|「考える力」を育てる国語指導とは?

続きを見る

対話によって、子どもはどのように変わるのか

変える

―― 読解が苦手な子どもがヨミサマ。の授業を受けると、どのように変わることが多いですか?

そうですね・・・。いろいろなパターンがありますが、「正面から当たれるようになった」というお声を頂くことは多いです。

読解力は一朝一夕に身につくものではありませんし、そもそも国語が苦手で、はじめはイヤイヤ授業を受けに来る子どももいます。

更に、ヨミサマ。の授業は対話が軸になりますので、生徒もたくさん考える必要があり、かなり疲れます。

しかし、対話することで講師が生徒の課題となるポイントを見つけ、その課題を対話の中で一緒に粘り強く解決していく中で、一つのことにぶつかっていく楽しさを学ぶことができます。

そういった過程を経て、困難なことや難しい問題にも「正面から当たられる」ようになっていくようです。

学習面だけでなく、行動や意識にも変化が現れる

―― なるほど。課題解決力が必要となる現代には、とても大切な要素ですね。その他にも、ご家庭やお子様からの「こんな変化があった」という声はありますか?

これに関しては本当に枚挙に暇がありません。
ありがたいことに、毎日多くのお声を頂いています。

たとえば、「ねばりの姿勢が身についた」「もともと国語が苦手だったけど、スピーチコンテストに挑戦してみた」「国語が楽しくなった」「普段の生活そのものが変わった」といったようなお声を頂いています。

学習面だけでなく、普段の行動や意識にも変化があったというお声も頂いていて、とてもうれしく思っています。

その他にも、「今までは学校や塾で、すごく褒められるか何も言われないかのどちらかであることが多く、あまり自分を見てもらえている感じがしていなかった。
しかし、ヨミサマ。の1対1の対話では、しっかりと正面から向き合ってもらえたように感じた。」という生徒のお声もありました。

また、「先生に憧れて大学のことを考えてみた」「東大の学園祭に行って先生に会いたい」など、講師についてもお声を頂いていて、本当にうれしい限りです。

ヨミサマ。に向いている家庭・向いていない家庭

選択

―― ヨミサマ。は、どのようなご家庭に向いていると思われますか?

「子どもには、試行錯誤を楽しめるようになってほしい」と考えられているご家庭に向いていると思います。

課題点や問題点を見つけ出して、それを解決するためにいろいろと試行錯誤することは、本来とても楽しいことです。

ヨミサマ。の授業では、1対1の対話を通して、講師と生徒が一緒に試行錯誤しながら1つの問いに対する答えを探していきます。

そのような授業の中で、試行錯誤の楽しさを知っていただきたいです。

短期的な結果を求める場合は合わないこともある

―― 逆に、どのようなご家庭には合わない可能性がありますか?

短期的な結果を求めるご家庭には合わない可能性もあります。

短期的な結果を求めるご家庭の利用も歓迎している

一方で、「3ヶ月後の入試のために対策したい」「次の定期テストの対策が必要」といった、短期的な結果をご要望されるのは自然なことだと思いますし、そういったご要望も歓迎しています。

どのようなきっかけであっても、ヨミサマ。の授業に触れていただき、いずれは試行錯誤を楽しめるようになっていただきたいからです。

入口は直近の悩みに対する解決でも大丈夫ですが、それだけで終わらないようにしてほしいですし、それだけで終わらないように導きたいと思っています。

実際に、受験や試験が終わったあとも続けていただいているご家庭も多いです。

教育方針にご理解のあるご家庭が多い

―― 短期的な結果ではなく、長い目で見て読解力を伸ばしていくとなると、教育方針をご家庭にご理解いただくことも重要ではないでしょうか。

ありがたいとこに、ヨミサマ。をご利用いただいているご家庭は、私たちの教育方針にご理解のあるご家庭が多いです。

「塾」というよりは「習い事」として捉えられているご家庭も多く、長期的な視点での成長を見ていただける場合が多いです。

私が書いた書籍を読んでくださっている保護者の方もいらっしゃり、そういったこともご家庭のご理解につながっているかもしれません。

▼神田先生の著書

ヨミサマ。が大切にしている教育の考え方

ハート 素敵

――ヨミサマ。を通して、子どもたちにはどのような力を身につけてほしいですか?

先程も少しお話しましたが、子どもたちには「一人で学べる力」を身につけてほしいと思っています。

ヨミサマ。の授業を通して「国語力」や「読解力」を育てていくことは、「一人で学べる力」を伸ばしていくための一つの手段です。

国語を入口にして、最終的には「一人で学べる力」を身につけてほしいです。

これからの時代における読解力の意味

将来 未来

――これからの日本の教育、日本の社会にとって、読解力はどのような意味を持つと思われますか?

読解力がすべてなのではないかと考えています。

冒頭でもお話しいたしましたが、最近の試験でも今の社会でも、文章を読解する必要性は増しています。

情報が増える時代だからこそ、「読む力」が重要になります。

また、学び続けるための基盤としても、読解力は重要な意味を持ちます。

今後の展望

未来

――最後に、今後挑戦していきたいことを教えてください。

今後も「一人で学べる力を育てる」ことにフォーカスして、いろいろなことに取り組んでいきたいと考えています。

たとえば、企業の研修として活用できるものや、学校と一緒になって取り組んでいくものを提供しようと考えていて、実際に進行しているプロジェクトもあります。

どの取り組みにおいても、「一人で学べる力を育てる」という軸は一貫しています。

今後もこの軸を中心にして、できることを一つずつ形にしていきたいと思っています。

――ありがとうございました。

ヨミサマ。が目指す学びとは

今回のインタビューを通して強く感じたのは、「ヨミサマ。」が単なる国語の学習サービスではないという点です。

読解力を伸ばすことだけでなく、その先にある「一人で学べる力」を育てることに重きが置かれている——その一貫した思想が、サービス全体に通底しているように感じました。

対話を通して考える力を引き出していく授業スタイルは、これからの時代に求められる学びの一つの形とも言えるのではないでしょうか。

ヨミサマ。に興味を持たれた方は、公式サイトもあわせてご確認ください。

体験授業の詳細や最新の情報を確認することができます。

※体験授業60分を無料で受けられます。

この記事の筆者

エデュサポ

エデュサポ
@edsuppor

  • 元塾教室長
  • 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
  • 塾業界勤務経験は20年以上
  • 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設

-中学生, 小学生, 高校生
-, , , , , , ,