こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
算数の勉強に、アプリを活用するご家庭は多いです。
無料で使えて、学習効果が高いアプリはないかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
算数アプリは無料のものだけでも十分に役立ちますが、伸ばせる力は限られています。
計算の速さと数の感覚をアプリに任せ、思考力を別の方法で補えると効果的です。
今回は、無料ではじめられる算数アプリを紹介していきます。
最後までお読みになり、お子様にピッタリの算数アプリを見つけ、算数の力を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
算数アプリで伸ばせる力とアプリだけでは伸びにくい力
算数アプリで伸ばせる力とアプリだけでは伸びにくい力
アプリが得意なのは計算の反復と数の感覚
算数アプリが得意なのは、計算の反復練習と、数の感覚をつかむためのトレーニングです。
アプリであれば、答えを入れた瞬間に正誤が返ってくるからです。
紙のドリルは1ページまとめて解いてから答え合わせをすることが多く、即応力という意味ではアプリの方が優秀です。
また、図形を回したり展開図を組み立てたりといった、動きやイメージが重要になる学習内容は、画面上でアニメーションで見られるアプリが得意とする分野です。
文章題の立式や図形の考え方はアプリだけでは伸びにくい
文章題の立式や図形の性質を使って考える力は、アプリだけでは伸びにくい部分です。
「なぜそうなったのか」「なぜその式で答えを求められるのか」を、言葉にして説明するトレーニングに取り組みにくいからです。
思考力は、過程を自分の口で説明できるようにすることで伸びていきます。
アプリは正誤の確認しかできないので、考え方のずれを修正できずに勉強が進んでしまう可能性があります。
▼この表は横にスクロールできます。
| 伸ばしたい力 | アプリとの相性度 | アプリの特徴 |
|---|---|---|
| 計算の速さと正確さ | 高い | 即時採点と反復が効果的 |
| 九九の定着 | 高い | 苦手な段を機械的に洗い出せる |
| 数の感覚・図形のイメージ | 高い | 画面上で動かして見られる |
| 文章題の立式 | 低い | 考え方を言葉で説明するトレーニングができない |
| 図形の性質を使った問題 | 低い | 答えの正誤だけでは理解度を判断できない |
算数アプリは勉強全部を任せられる道具ではなく、計算などの一部の力を伸ばすための道具として活用するのが現実的です。
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算数アプリの選び方
算数アプリの選び方
ポイント1:目的で選ぶ
算数アプリを選ぶときは、まずはアプリを使う目的を考えることが重要です。
アプリによって特徴が異なるからです。
計算の反復練習に取り組みたいのか、学年の内容を一通り練習したいのか、数の感覚や図形のイメージ力を伸ばしたいのかを先に決めておくと、スムーズに選ぶことができます。
ポイント2:学年を確かめる
算数アプリを選ぶときは、対象の学年を確かめることが重要です。
算数アプリは小学3年生くらいまでを想定したものが多く、高学年向けのものは少ないからです。
どの学年の、どの内容まで学べるのかを、事前に確かめておく必要があります。
ポイント3:無料の範囲と課金の形を確かめる
算数アプリを選ぶときは、どこまで無料で使えるのかを確かめることが大切です。
アプリによって無料の範囲が異なるからです。
1日に取り組める回数が決まっているものや、一部の内容だけが無料のもの、広告が入るものなど、いくつかのパターンがあります。
保護者の方が事前に無料の範囲を把握しておくと、勉強が中途半端になってしまうことを防ぐことができます。
目的別のおすすめ算数アプリ6選
目的別のおすすめ算数アプリ
目的1:計算練習を反復したいとき
算数忍者〜たし算ひき算の巻〜
| 対象学年 | 小1~小2が目安 |
| 無料の範囲 | 無料ではじめられます。 学習の記録を増やす場合などにアプリ内課金あり。 買い切りの「完全版」も用意されています。 |
『算数忍者〜たし算ひき算の巻〜』は、忍者と修行を進めながら、足し算と引き算をテンポよく反復できるアプリです。
同じ計算の繰り返しは飽きやすいですが、目と耳と指を使う形式にすることで飽きずに続けやすくなっています。
成績表機能がついているため、どこが苦手なのかを保護者の方が確認することができます。
時間制限のオン・オフを切り替えられるので、急かされると取り組めない子どもでも安心です。
ステージをクリアするとカードをもらえる仕組みで、カードを集める楽しさが、勉強を続けるモチベーションになります。
算数忍者〜九九の巻〜
| 対象学年 | 小2が目安 |
| 無料の範囲 | 無料ではじめられます。 先へ進むと課金が必要。 買い切りの「完全版」も用意されています。 |
『算数忍者〜九九の巻〜』は、『算数忍者〜たし算ひき算の巻〜』の九九版です。
段ごとに修行の「先生」が設定されていて、ボス先生を倒す頃にはその段がほぼ身についている状態になっています。
成績表機能がついているため、苦手な段を保護者の方が確認することもできます。
九九は段ごとに定着度の差が出ますが、正答率や解答時間の記録を見ると苦手ポイントを見つけやすく、子どもへの具体的な声掛けを行うことができます。
▼あわせて読みたい
>>九九の覚え方|つまずいている段の見つけ方と家庭でできる教え方5ステップ
さんすうアプリで計算ドリル ハンター算数
| 対象学年 | 小1~小3 |
| 無料の範囲 | 無料。 広告が表示されます(課金で広告削除)。 |
『さんすうアプリで計算ドリル ハンター算数』は、小学1年生から3年生までに習う計算を幅広く収録しています。
足し算・引き算・九九・割り算から単位の計算や筆算まで取り組むことができます。
わからないときには問題に応じたヒントが出るため、保護者の方がそばで見ていないくても取り組みやすい設計になっています。
高得点を取るとモンスターが手に入り、計算の正確さと速さに応じてモンスターが成長していきます。
目的2:低学年までの算数を一通り学びたいとき
トドさんすう
| 対象学年 | 小1~小3 |
| 無料の範囲 | 無料体験あり。 無料版は1日に取り組める数と使える内容に制限があります。 有料コースが基本です。 |
『トドさんすう』は、数の数え方がはじまり、計算、時計の読み方、図形などを一通り扱います。
レベルが細かく分かれており、割り算や分数の概念まで学ぶことができます。
取り組める勉強の種類が多く、同じ内容を違う形で何度も練習できるため、飽きずに取り組むことができます。
算数につまずいた子どもが、同じドリルを繰り返して嫌になってしまうというパターンを防ぐことができます。
対応範囲が広い代わりに、課金が基本の設計になっています。
目的3:学年の内容にそって練習したいとき
楽しい 小学校◯年生 算数シリーズ
| 対象学年 | 小1~小6 |
| 無料の範囲 | 無料。 広告が表示されます(課金で広告削除)。 |
『楽しい 小学校◯年生 算数』シリーズは、文部科学省の課程を参考に作られたシリーズで、学校の授業進度に合わせた学習に取り組むことができます。
解説がついているため、子どもの「なんで?」に保護者が答えやすいのが便利な点です。
練習問題には難易度が設定されており、理解度や進み具合に合わせて難易度を上げることができます。
高学年まで対応している数少ないアプリで、小4以降で算数アプリを探している場合は最有力候補になります。
目的4:数の感覚と図形を伸ばしたいとき
シンクシンク
| 対象学年 | 4歳~10歳が目安 |
| 無料の範囲 | 無料コースは1日に取り組める回数、選べる問題などの制限あり。 有料コースが基本です。 |
『シンクシンク』は、パズルや迷路、図形の問題を通して考える力を育てる知育アプリです。
空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理の5分野にわたって、多くの問題が収録されています。
画面の上で立体のイメージを見られるため、紙では伝わりにくい立体のイメージをつかむことができます。
1日の上限も決まっているので、やりすぎを防ぐこともできます。
一方で、学校の算数を直接練習するものではなく、テストの点数をすぐに上げたい場合には向きません。
図形や数のイメージをつかみ、算数の土台をつくる目的で活用するのがおすすめです。
アプリを使わせるときに家庭で決めておくこと
アプリを使わせるときに家庭で決めておくこと
注意1:時間と場所を先に決める
算数アプリを活用する場合は、時間と場所を先にルールとして決めておくことが大切です。
アプリは勉強と遊びの境目があいまいなりやすく、「使いすぎ」になってしまう可能性があるからです。
後から取り上げると子ども不満が強くなるので、事前にルール化しておけるとスムーズです。
注意2:結果の画面を一緒に見る
算数アプリには正解数や苦手分野を確認できる機能がついているものが多いですが、このような結果画面を親子で一緒に見る時間を作ることが大切です。
一緒に「できているところ」「課題になっているところ」を見ることで、何に取り組めば良いかを一緒に考えることができるからです。
勉強の効率化という意味でも、子どもに勉強の取り組み方を教えるという意味でも、結果画面を一緒に見ることはとても有意義です。
注意3:答えを写して調べるアプリは慎重に扱う
算数アプリに中には、問題の写真を撮ると、その答えと解き方が表示されるものもあります。
このようなアプリは、子どもに自由に使わせるべきではありません。
考える前に答えを見るクセがついてしまうからです。
使う場合は保護者の方の端末にインストールして、丸つけの補助に限って活用するといった形で、線を引いて利用するのが安全です。
アプリでは物足りなくなったときは
冒頭で解説した通り、アプリで伸ばせる力には限りがあります。
加えて、小4以降の学習内容に対応しているアプリは少なく、いずれアプリでは物足りなくなります。
算数アプリが物足りなくなったときは、学年の内容を体系的に扱い、つまずいた場所を教材側が見つけてくれる「タブレット学習教材・通信教育教材」に切り替えるのが現実的です。
丸つけと解説を教材が引き受けてくれるため、保護者の方の負担が少なく取り組むことができます。
デジタル教材から、紙のドリルや塾に切り替える選択肢を検討しても良いでしょう。
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算数アプリに関するよくある質問
ここからは、算数アプリに関するよくある質問にお答えしていきます。
算数アプリに関するよくある質問
質問1:無料の算数アプリだけで十分ですか?
計算の練習が目的なら十分です。
文章題や高学年の内容まで求める場合は、有料の教材が必要になります。
質問2:何歳から使わせて良いですか?
アプリごとに対象年齢が示されているので、それに従ってください。
多くは4歳前後からです。
ただし時間と場所のルールは、年齢にかかわらず先に決めたほうが良いです。
質問3:1日どのくらいが適切ですか?
10分から15分を目安にしているアプリが多く、その範囲で十分です。
長く使わせるより、毎日短く続けるほうが定着します。
まとめ
それでは、小学生の算数アプリの選び方と目的別の使い分けについての解説をまとめます。
結論
算数アプリは無料のものだけでも十分に役立ちますが、伸ばせる力は限られています。
計算の速さと数の感覚をアプリに任せ、思考力を別の方法で補えると効果的です。
算数アプリで伸ばせる力とアプリだけでは伸びにくい力
算数アプリの選び方
目的別のおすすめ算数アプリ6選
アプリを使わせるときに家庭で決めておくこと
算数アプリに関するよくある質問
今回の記事が、お子様にピッタリの算数アプリを見つけ、算数の力を伸ばしていくきっかけになればとてもうれしいです。






