こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
小学6年生で、算数の授業についていけなくなってきてしまう小学生は多いです。
保護者の方としても、今後の成績と中学校からの数学のことを考えて、心配されているのではないでしょうか。
結論
小学6年生の算数でつまずいたとき、小学校6年分をすべて復習し直すのは難しいです。
中学の数学が土台として使う単元から順に復習できると、限られた時間でも苦手を克服できます。
今回は、小学6年生での算数のつまずきの対策法について解説していきます。
最後までお読みになり、お子様が算数のつまずきを解消して、スムーズに中学数学に進めるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
6年生の算数でつまずいているときのポイント
6年生の算数でつまずいているときのポイント
6年生の単元は、ほとんどが前の学年の続き
6年生の算数の単元には、難しそうなものが並んでいますが、実はそのほとんどが、前の学年で学んだ内容の続きになっています。
そのため、6年生になって急に算数がわからなくなってきてしまったと感じたとしても、その原因は前の学年の学習内容が定着していないことであることが多いです。
▼この表は横にスクロールできます。
| 6年生で習う内容 | 土台となっている内容 |
|---|---|
| 分数の掛け算・割り算 | 分数(小2~小5) 掛け算と割り算の意味(小2~小5) |
| 比 | 割合(小5) |
| 拡大図と縮図 | 比(小6) |
| 円の面積 | 面積(小4・小5) |
| 立体の体積 | 直方体の体積(小5) |
| 文字と式 | □を使った式(小4) |
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6年生だけにある事情
小学6年生は、他の学年とは違い、つまずきを解消するためにかけられる時間に期限があります。
中学に入学すると、数学を習いはじめるからです。
中学数学は、小学算数の理解の上に成り立つため、つまずきは早期に解消する必要があります。
限られた期限の中で、どこから復習し、何をできるようにすべきかを、優先順位をつけて取り組むことが重要になります。
中学の数学が土台として使うもの
中学数学でつまずかないようにするためには、中学数学でよく使う内容を優先して対策すると良いです。
▼この表は横にスクロールできます。
| 土台となる小学算数 | 中学数学で習う内容 | 復習の優先度 |
|---|---|---|
| 分数・小数を含む四則計算 | 正負の数の計算 文字式の計算 |
高 |
| 割合と比 | 方程式 | 高 |
| 速さ 単位量あたりの大きさ 割合と比 |
方程式の文章題 | 高 |
| 比例と反比例 | 比例・反比例 一次関数 |
高 |
| 文字と式 □を使った式 |
文字式 方程式 |
高 |
| 単位 | 図形全般 文字式 方程式 |
高 |
| 面積と体積 | 平面図形 空間図形 |
中 |
| 図形の性質 | 平面図形 相似 |
中 |
| データの見方 | データの活用 | 低 |
| 場合の数 | 確率 | 低 |
優先度が低いから取り組まなくても良いというわけではありませんが、限られた時間の中で取り組むのであれば、優先度が高いものから順に手をつけていくと良いです。
優先度が「中」「低」となっているものは、中学校で改めて解説してもらえる部分が多かったり、習う順番的にまだ期限に余裕があったりする単元です。
優先度が特に高いものだけに集中するのであれば、短い期間でも対策に取り組むことができます。
つまずいている場所の見つけ方
つまずいている場所の見つけ方
分数の掛け算・割り算で手が止まる
小学6年生では分数の掛け算・割り算を含む四則計算を扱いますが、この計算でつまずいてしまう小学生は多いです。
つまずいてしまっているポイントは大きく3つに分かれます。
分数の掛け算・割り算のつまずきポイント
- 分数の計算手順:約分ができない、逆数がわからない、帯分数のまま計算してしまう
→復習するのは小5の分数(通分・約分・大きさの等しい分数) - 計算の順序:掛け算よりも先に足し算をしてしまう、括弧の中を先に計算できない
→復習するのは小4の四則計算 - 式が立てられない:計算はできるのに、文章題になるとかけるのかわるのかわからない
→復習するのは小2・小3の掛け算と割り算の意味
どこでつまずいているのかはテストの答案を見るとわかりやすいです。
ただし、計算ミスについては、どのように計算したのかを子どもの口で説明させる必要があります。
ただミスをしただけなのか、手順や順序を理解していないのかを判断するためです。
「この問題はどうやって計算したの?」「この計算の答えは、もとの数より大きくなると思う?小さくなると思う?」と聞いてみて、どこで間違えてしまっているか、どこの理解が定着していないのかを判断します。
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割合と比がわからない
小学6年生では、「分数で表された割合」や「比と比の値」、「拡大図と縮図」のような学習内容で「割合」や「比」に関する考え方を扱います。
割合の苦手を解決できると、上記のような学習内容のつまずきを一気に解決できる可能性があります。
割合の考え方自体は小学5年生までに学習しているため、つまずきを解消するためには前の学年の学習内容に戻って復習する必要があります。
割合の考え方でつまずいているかどうかを確認するには、問題文を読ませて、「もとにする量」と「くらべられる量」がどれなのかを子どもに聞いてみると良いです。
この問いかけに答えられない場合、問題文の数字を見て適当に割り算を作っている可能性が高いです。
なお、「速さ」の学習内容も、割合と同じように「1あたりの量をもとにする」考え方です。
割合でつまずいている子どもは、速さでもつまずいているケースが多いです。
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面積・体積と単位でつまずく
円の面積、角柱や円柱の体積でつまずいている場合、その原因は大きく2つに分かれます。
面積・体積のつまずきポイント
- 公式が出てこない:円の面積の求め方、角柱の体積の求め方そのものを覚えていない
→復習するのは面積・体積の考え方 - 公式は使えるのに答えが合わない:長さがセンチメートルとメートルで混ざっている、面積の単位を取り違えている
→復習するのは単位
つまずきポイントは、答えが合っているかどうかではなく、式を書けているかどうかをチェックするとわかります。
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文章題の式を立てられない
計算問題は解けるのに、文章題になると途端に式を立てられなくなってしまう小学生は多いです。
小学6年生になると、問題文を読んで場面を想像し、その場面の中にある数量関係を読み取ったうえで式を作る必要があり、単純に公式に数字をあてはめるだけでは解けない問題が多くなります。
そのため、問題文を読んですぐに「わからない」と言ったり、問題文中に出てくる数字を拾って適当に足し算や割り算を作ったりしてしまいます。
このような場合、特定の単元を復習するだけではつまずきは解消できません。
問題文を読んで場面を想像するトレーニングや、数量を図や表にまとめて書き出す練習が必要になります。
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家庭でできる3つの手順
家庭でできる3つの手順
手順1:復習する順番を先に決める
家庭で算数のつまずき解消を目指すのであれば、まずは復習する順番を先に決めてしまうことが重要です。
限られた時間の中で、効果を最大化するためです。
目についたところから手をつけていってしまうと、優先度の低い部分に時間を使いすぎてしまい、あまり効果を得られない可能性があります。
先程解説した優先度の表を参照して、優先度が高いところから取り組んでいくと良いでしょう。
手順2:1日1テーマに絞る
家庭で算数のつまずき解消を目指すのであれば、1日1テーマに絞って取り組むことが重要です。
1日に複数の単元を詰め込むと、どれも中途半端になってしまい、できるようになった実感も残らないからです。
分数の計算に取り組む日は分数だけ、割合をやる日は割合だけにして、一つひとつ着実に定着させていくのが効果的です。
教科書の巻末にある「6年間に習ったことのまとめ」や、市販の「まとめドリル」等を活用すると良いでしょう。
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手順3:できるようになったかは説明で確かめる
家庭で算数のつまずき解消を目指すのであれば、できるようになったかどうかを、子どもの口で説明させて確認することが重要です。
答えが合っているからといって、学習内容を理解できているとは限らないからです。
正解している問題も、手順だけを丸暗記していしまっている可能性があります。
合っている問題でも、必ず「どうしてそうなったの?」「ここはどうやって考えたの?」と聞いてみて、正しく説明できるかどうかを確認する必要があります。
「そう習ったから」「公式だから」とだけしか答えられない場合は、学習内容を正しく理解できていない可能性が高いです。
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どこから手をつけるか決められないとき
限られた期間の中でどれから手をつけるべきか決められないという場合は、家庭で抱え込むのではなく、塾を活用することを検討すると良いです。
塾であれば、子どものつまずきポイントを素早く見つけ出し、中学入学までの期間に何をどの順番で進めるのかを計画してもらうことができるからです。
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一方で、家庭内で算数の対策を完結させたい場合は、タブレット学習教材・通信教育教材の活用もおすすめです。
タブレット学習教材は学年にとらわれずに、前の学年の学習内容に取り組めるものも多く、必要な単元を選んで復習に取り組むことができます。
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>>中学準備の算数は何をすべき?中学数学でつまずかないための復習ポイント
小学6年生の算数に関するよくある質問
ここからは、小学6年生の算数に関するよくある質問にお答えしていきます。
小学6年生の算数に関するよくある質問
質問1:中学の予習と小学校の復習では、どちらを優先すべきですか?
復習が優先です。
中学1年の最初に習う内容は、分数・小数・四則の計算と割合の考え方をそのまま使います。
土台が不安定なまま予習をしても定着しません。
質問2:6年生の3学期からでも間に合いますか?
間に合います。
学校でも3学期は総復習にあてる時間が多く確保されています。
範囲を絞って、優先度の高い内容から順に取り組むことが重要です。
質問3:子どもが復習を嫌がります。
前の学年の内容に取り組むこと自体に抵抗があるケースは多いです
「復習」ではなく「中学の準備」と伝えると受け入れやすくなります。
まとめ
それでは、小学6年生の算数のつまずきの対策法についての解説をまとめます。
結論
小学6年生の算数でつまずいたとき、小学校6年分をすべて復習し直すのは難しいです。
中学の数学が土台として使う単元から順に復習できると、限られた時間でも苦手を克服できます。
6年生の算数でつまずいているときのポイント
つまずいている場所の見つけ方
家庭でできる3つの手順
小学6年生の算数に関するよくある質問
今回の記事が、お子様の算数のつまずきを解消して、スムーズに中学数学に進めていくきっかけになればとてもうれしいです。





