こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
定期テストが終わると、テストの振り返りシートを書く宿題が出される学校も多いです。
保護者の方としては、どのようなことを書かせれば良いのかと、疑問に思われているのではないでしょうか。
結論
テストの振り返りシートが宿題に出たときは、適当に書いて提出するのではなく、しっかりと考えて書いたほうが良いです。
目的意識を持って取り組むことができると、学力を大きく伸ばすことができます。
今回は、定期テストの振り返りシートについて解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が定期テストの振り返りシートをしっかりと書き、学力と成績を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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テストの振り返りシートをしっかりと書くメリット
テストの振り返りシートはやっつけ仕事で書くのではなく、しっかりと考えて書けるととても良いです。
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリットは、主に次の4つです。
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリット
メリット1:テストの振り返りそのものにメリットが多い
テストの振り返りシートをしっかりと書くべきなのは、テストの振り返りそのものにメリットが多いからです。
定期テストの振り返りをすべき理由
- 苦手を残さないようにするため
- 正しい勉強方法を身につけるため
- 受験勉強を有利に進めるため
- 物事を改善できる力を育てるため
テストの振り返りができるかどうかで、その後の成績の伸びが大きく変わります。
また、物事の結果から改善点を見つけ出し、改善策を考えていく力は、大人になってからも活用できる力になります。
定期テストの振り返りは、必ず取り組むべきです。
▼あわせて読みたい
>>定期テストの振り返り完全ガイド!苦手克服と効率学習のポイント
メリット2:記録に残すことができる
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリットは、記録に残すことができることです。
テスト後に「もっとこうしとけば良かった・・・」と反省しても、数日後には忘れてしまうものです。
一方で、記録に残しておくと、次の定期テスト対策に取り組む前に読み返して、勉強方法を具体的に改善することができます。
反省点を忘れないようにし、具体的な行動に移せるようにするために、テストの振り返りシートを書いて記録に残しておけると良いです。
メリット3:内申点(通知表の評定)アップにつながる
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリットは、内申点(通知表の評定)アップにつながる点です。
通知表では、学習に取り組む態度そのものも評価されるからです。
学習指導要領でも、重視すべき学力の3要素として「①知識・技能」「②思考力・判断力・表現力」「③主体的に学習に取り組む態度」が明記されています。
特に、高校受験では内申点が重要になるので、テストの振り返りシートはしっかりと書いて提出すべきです。
▼あわせて読みたい
>>高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
メリット4:先生・保護者からのフィードバックがある
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリットは、子どもが考えた内容に対して、先生からフィードバックをもらえる点にあります。
分析した内容や、次に向けての勉強についてのアドバイスを受けられると、子どもが自分の力だけで振り返りに取り組むよりも効果的だからです。
保護者の記入欄がある場合は、保護者からフィードバックしてあげることもできます。
課題の分析や、対策方法を考えることが苦手な子どもは多く、まったく的外れなことを考えている子どもも多いです。
正しく定期テストの振り返りができるようになるために、振り返りの内容を先生と保護者の方が確認し、子どもにアドバイスしてあげられると良いです。
テストの振り返りシートを書くときのポイント
テストの振り返りシートを書くときのポイントは、主に次の4つです。
振り返りシートを書くときのポイント
ポイント1:努力面と結果面の両方について書く
テストの振り返りシートを書くときは、努力面と結果面の両方について書くようにすると良いです。
結果の分析も大切ですが、どのようなことに努力したのかも大切なことだからです。
努力面・結果面の例
- 努力面
前回よりもたくさん勉強できた
英単語暗記に毎日30分取り組めた
数学のワークが終わらなかった - 結果面
英単語の問題で満点を取れた
理科は前回より点数が上がった
数学の計算問題でたくさんミスをしてしまった
ポイント2:良かった点を書く
テストの振り返りシートを書くときは、良くできた点を書くことも重要です。
良かった点は、次の定期テスト対策のときにも活かせるからです。
振り返りシートでは悪かった点ばかりを書いてしまいがちですが、良かった点もしっかりと見つけて書くようにしましょう。
良かった点をたくさん見つけられると、次回のテストに向けてのやる気もアップします。
▼あわせて読みたい
>>勉強のやる気を出す26のテクニックとモチベーションの上げ方
ポイント3:良くなかった点・反省点を書く
テストの振り返りシートを書くときは、良くなかった点や反省点を、具体的に書くことが大切です。
良くなかった点や反省点を見つけて具体的な改善策を考えることができると、次のテストで成績アップできる可能性が上がるからです。
勉強に限らず、何かを改善するためにはPDCAサイクルを回すことが大切です。
PDCAサイクルとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(対策・改善)」の4つのプロセスをぐるぐると循環させることで、改善と効率化を目指すというものです。
定期テストの振り返りを通して対策方法を改善していくことで、PDCAサイクルを回す練習をすることができます。
ポイント4:改善点を具体的に書く
テストの振り返りシートを書くときは、次の定期テストに向けての、具体的な改善点を書きます。
「できるだけ頑張る」や「やれるだけやる」というようなぼんやりとしたものではなく、具体的に考えるべきです。
具体的に書けると、取り組みやすいからです。
「英単語暗記をできるだけ頑張る」だと取り組めませんが、「毎日寝る前の30分に英単語暗記に取り組む」とすると取り組みやすいです。
「数学の学校ワークをもっとやる」だと取り組めませんが、「テスト3週間前から数学の学校ワークに取り組みはじめて、テスト10日前までに1周目、テスト3日前までに2周目、テスト前日までに3周目を終わらせる」とすると取り組みやすいです。
具体的な数字を入れることを意識できると良いです。
テスト振り返りシートの書き方例
テストの振り返りシートの書き方を、具体例として紹介します。
生徒本人が書く場合
振り返りシート記入例
◯良かった点
- 前回は準備期間が短く学校ワークを1周しかできなかったが、今回は早めに解きはじめたので2周できた。
- 方程式の文章題が結構解けた。学校のワークと似た問題が出たので良かった。
◯反省点
- 計算問題でケアレスミスをしてしまった。
- 方式の文章題は基本問題はほとんど解けたが、応用問題は解けなかった。
- 時間が足りず、最後まで解き終わらなかった。
◯改善点
- 計算問題では符号のミスが多かったので、学校ワークの13ページ~16ページの計算問題を今週中に復習する。
- もっと速く問題を解けるようにするために、定期テスト3週間前から学校ワークに取り組みはじめ、3周できるようにする。
- 応用問題を解けるようにするために、少し難しい問題集の問題も解く。
保護者が書く場合
振り返りシート記入例
毎日英語の教科書の音読を頑張っていました。テストでも教科書本文の内容が問われる問題は良くできていたようです。今回は部活の試合もあったため、テスト勉強の開始が遅れました。英語と数学の結果は良かったですが、理科と社会の勉強が間に合わなかったようで、前回よりも下がってしまいました。部活も勉強も頑張ってほしいので、テスト前だけでなく、普段からコツコツと勉強を頑張ってほしいです。
今後の定期テストで点数を伸ばしていくための対策
中学校の定期テストは、普段の勉強からしっかりと取り組むことが、今後更に点数を伸ばしていくためのポイントになります。
定期テストの振り返りシートを書いたら、次のテストに向けて学習習慣を維持していくことが大切です。
中学生の定期テスト対策については、『中学生の定期テスト対策完全まとめ!点数アップのための全ガイド』に詳しくまとめてあります。
ぜひチェックして、定期テストの成績アップを目指してください。
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まとめ
それでは、定期テストの振り返りシートについての解説をまとめます。
結論
テストの振り返りシートが宿題に出たときは、適当に書いて提出するのではなく、しっかりと考えて書いたほうが良いです。
目的意識を持って取り組むことができると、学力を大きく伸ばすことができます。
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリットは、主に次の4つです。
テストの振り返りシートをしっかりと書くメリット
テストの振り返りシートを書くときのポイントは、主に次の4つです。
振り返りシートを書くときのポイント
今回の記事が、お子様が定期テストの振り返りシートをしっかりと書き、学力と成績を伸ばしていくきっかけとなればとてもうれしいです。
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中学生の定期テスト対策完全まとめ!点数アップのための全ガイド
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