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子どもにプログラミング学習は必要!学習するメリットと身につけられる力

2023年2月9日

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プログラミング

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

 

保護者
保護者
最近プログラミング教育が話題ですが、子どものプログラミング学習って本当に必要なのでしょうか。

 

保護者
保護者
プログラミングって難しそうですし、学校の授業についていくためにも子どもをプログラミング教室に通わせたほうが良いのでしょうか。

 

子どものプログラミング学習について、よくわからないと感じている保護者の方は多いです。

プログラミング教育の必要性や具体的な対策について、いろいろと疑問に思われているのではないでしょうか。

結論

子どものプログラミング教育は、直接的にプログラマーを育てるための教育ではありません。

プログラミングを通して、これからの社会を生きていくうえで必要な学力を伸ばしていくことが重要です。

 

今回は、子どものプログラミング学習について解説します。

プログラミングを学習するメリットや、プログミング学習を通して育てられる力についても解説します。

最後まで読んでいただき、お子様がプログラミングの学習を通して、将来有意義に活用できる力を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。

この記事の筆者

エデュサポ

エデュサポ
@edsuppor

  • 元塾教室長
  • 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
  • 塾業界勤務経験は20年以上
  • 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設

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プログラミング教育の目的

目的

学校で行われているプログラミング教育は、直接的にプログラマーを育てるためのものではありません

学校では、プログラムのコードの組み方を覚えることよりも、プログラミング的思考力を育てることが重視されています。

 

プログラミング的思考力とは、課題を発見・解決していく過程で、コンピュータが自分の意図する活動を実現するために、どのような命令を組み合わせたら良いのかを論理的に考える力のことです。

 

文部科学省の資料には次のように記載されています。

プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。

引用:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)教育課程部会 教育課程企画特別部会(第17回) 配付資料:文部科学省

 

まず、学校のプログラミング教育は、プログラムのコードや、コードの組み方を覚えることが目的でないことを理解しておくべきです。

▼合わせて読みたい
>>「子どものプログラミングスクールやめとけ」は嘘!無駄にしないために気をつけること

子どもがプログミングを学習するメリット

メリット

子どものプログラミング学習にはメリットが多いので、おろそかにせず、しっかりと取り組ませるべきです。

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、主に次の7つです。

メリット1:パソコンやネットに慣れ親しむことができる

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、早くからパソコンやインターネットに慣れ親しむことができる点です。

これからの世界で活躍するためには、デジタル機器やインターネットを使いこなせるようになる必要があります。

学校の勉強でさえ、デジタル機器を活用する時代です。

子どものうちからパソコンやインターネットを使いこなせるようにして、その恩恵を受けられると良いです。

 

ネットリテラシーも身につく

インターネットは便利ですが、使い方を誤ると危険です。

大人が近くでしっかりと見ていてあげられる時期からインターネットに触れ、少しずつネットリテラシーを身につけていけると良いです。

ネットリテラシーが身についていない状態で、子どもが大きくなって行動範囲が広がってからインターネットを活用しはじめると、取り返しのつかないような危険に巻き込まれてしまう可能性があります。

保護者の目の届くうちに少しずつ小さな失敗を繰り返して、安全にインターネットを活用できる力を身につけさせていけると安心です。

メリット2:論理的思考力を育てられる

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、論理的思考力を育てられることです。

そもそも、学校のプログラミング教育は、プログラミング的思考力を育てることを重視しています。

プログラミングの学習と思考力の向上は、とても相性が良いです。

プログラミングは人に教わるだけでなく、実際に自分でプログラムを組むことで身につきます。

プログラムを組みながら試行錯誤することで、論理的思考力が育てられます。

メリット3:課題解決力が育つ

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、課題可決能力を育てられることです。

学校のプログラミング教育では、問題を解決するためにコンピュータを活用できるようにする知識・技能を身につけることも重視されています。

先程引用した文部科学省資料には、次のように書かれています。

【知識・技能】

(小)身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。

(中)社会におけるコンピュータの役割や影響を理解するとともに、簡単なプログラムを作成できるようにすること。

(高)コンピュータの働きを科学的に理解するとともに、実際の問題解決にコンピュータを活用できるようにすること。

引用:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)教育課程部会 教育課程企画特別部会(第17回) 配付資料:文部科学省

プログラミングをしっかりと学習することで、問題解決する手段を多く身につけていくことができます。

自ら課題を設定し、問題の解決方法を自ら創造する人材が求めらている現代の社会では、課題解決能力の育成はとても大切です。

メリット4:創造力や表現力を育てられる

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、創造力や表現力を育てられることです。

プログラミングでは、頭の中で思い描いた問題解決の方法を、コンピュータを使って想像・表現していくからです。

表現してみてうまくいかなければ、頭の中で思い描いたように動くよう、試行錯誤しながら改善していきます。

このようなトレーニングを通して、創造力や表現力を育てていくことができます。

メリット5:他教科にも良い影響がある

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、プログラミングを学習することで、他の教科にも良い影響がある点です。

課題を設定し、問題を解決する力を身につけるというコンセプトは、他の教科でも採用されているからです。

教育現場は、今までの知識偏重から、社会に出てからも通用する思考力・判断力を重視する方向に進んでいます。

大学入学共通テスト(旧センター試験)や公立高校入試の問題を見てみても、思考力や判断力、問題解決力を問われる問題が増えています。

プログラミングを通して、プログラミング的思考力や課題解決能力を育てることにより、他の教科にも良い影響を与えることができます。

▼合わせて読みたい
>>数学の応用問題が解けない!解き方のコツと勉強法【元塾教室長が解説!】

メリット6:大学入試対策になる

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、大学入試対策にもなるという点です。

大学入試では、プログラムを実際にコードで表現する力も問われるからです。

大学入学共通テスト(旧センター試験)には「情報Ⅰ」という教科があり、多くの国公立大学がこの「情報Ⅰ」の受験を必須としています。

そして、大学入学共通テストの情報Ⅰでは、プログラミングの問題が出題される予定です。

大学入試センターから公表された「情報Ⅰ」の試作問題では、次のような問題が出題されました。

買い物の際に、客が支払う硬貨の枚数とお釣りとして受け取る硬貨の枚数の合計が、一番少なくなるようにするためのプログラムを組む問題です。

共通テスト情報Ⅰ プログラミング

共通テスト情報Ⅰ プログラミング

共通テスト情報Ⅰ プログラミング

共通テスト情報Ⅰ プログラミング

共通テスト情報Ⅰ プログラミング

共通テスト情報Ⅰ プログラミング

引用:令和7年度試験の問題作成の方向性,試作問題等 | 独立行政法人 大学入試センター

プログラムの組み方を数学的に考える問題や、実際に擬似プログラミング言語でコードを書く問題が出題されています

この問題を時間内に解くためには、実際にプログラムのコードを組む練習をしておく必要があります。

メリット7:大人になっても役立つスキルが身につく

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、大人になっても役立つスキルが身につくことです。

プログラミングを学習することで身につく論理的思考力や課題解決能力は、将来ずっと役に立つからです。

現代の職場ではパソコンやデジタル機器は欠かせません。

プログラミングも、将来の職場では欠かせないものになっていることが予測されます。

プログラミングは、今後生きていくのに必須のスキルになる可能性があります。

学校の授業対策であればプログラミング教室は必要ない

必要不必要

保護者
保護者
「プログラミング」なんて、言葉を聞くだけで難しそうです。私は教えられませんし、塾やプログラミング教室で対策してもらったほうが良いでしょうか・・・。

 

保護者の世代にはプログラミングに馴染みのない方も多いので、プログラミングは難しそうに感じますよね。
エデュサポ
エデュサポ

 

しかし、学校の授業対策ということであれば、わざわざ塾やプログラミング教室に通う必要はありません。
エデュサポ
エデュサポ

 

学校の授業対策のためにプログラミング教室に通う必要がない理由は、主に次の3つです。

理由1:プログラミング単体の授業があるわけではない

プログラミング教育は小学校から組み込まれていますが、「プログラミング」という教科や授業がありわけではありません

プログラミング教育は、算数や理科や社会や総合の授業の中に組み込まれています。

いろいろな教科の学習の中で、必要に応じてプログラミングも活用していきます。

理由2:成績がつくわけではない

「プログラミング」という教科があるわけではないので、プログラミングの成績もつきません

プログラミングができないからといって、通知表の評価が下がるわけではありません。

理由3:プログラミングのコードを書くわけではない

小学校のプログラミングでは、実際にプログラムのコードを書くことはほとんどありません

カラフルで直感的なツールを使ってプログラムを組んでいくので、難しい知識がなくても問題ありません。

小学校では、「Scratch」というツールが使われることが多いです。

スクラッチ

出典:Scratch - Imagine, Program, Share

上の画像のように、左側に並んでいるブロックを選んで真ん中のスペースに組み合わせていくことで、右側のキャラクターを動かすプログラムを作ります。

難しい知識や操作は必要ありません。

それでいて、プログラミングがどのように動いているのかを直感的に学ぶことができます。

Scratchは無料で使えるので、公式サイトにアクセスして試してみてください。

チュートリアルを見ながら5分程触れば、簡単なプログラムをすぐに組むことができます。

子どもがプログラミング教室に通うメリット

教室

保護者
保護者
学校の授業が大丈夫なようであれば、プログラミング教室に通わせる必要はなさそうですね。

 

確かに学校の授業対策であれば、プログラミングを習う必要はありません。
エデュサポ
エデュサポ

 

一方で、プログラミングを学ぶこと自体にはメリットが多いので、教室に通って習うことを検討してみるのも良いです。
エデュサポ
エデュサポ

 

子どもがプログラミング教室に通うメリットは、主に次の3つです

メリット1:プログラミングを学習する環境が整っている

プログラミング教室に通うメリットは、何と言ってもプログラミングを学習する環境が整っていることです。

プログラミングは保護者世代にはあまり馴染みがないため、家庭内で教えるのは難しいと思います。

プログラミングを専門に指導する先生に教えてもらえるのは、教室に通う大きなメリットと言えます。

メリット2:楽しくプログラミングを学ぶことができる

プログラミング教室に通うメリットは、楽しくプログラミングを学ぶことができる点です。

いろいろなプログラミング教室が、ゲームをしながらプログラミングを学べたり、ロボットなどを作りながらプログラミングを学べたりするようなカリキュラムを作っています。

プログラミングは、ゲームやものづくりと相性が良いからです。

子どもが興味を持ちやすいことを題材にして学べるので、楽しく前向きに取り組むことができます。

メリット3:困ったときにすぐに質問できる

プログラミング教室に通うメリットは、困ったときにすぐに質問できることです。

プログラムを組んでいると、うまく動かないことも多いです。

うまくいかない原因を探しながら、どのようにすれば自分の頭の中で描いた通りに動作するのか、課題を一つひとつ解決していくのがプログラミング学習の大切な要素です。

一方で、なかなかうまくいかないときに、サポートしてくれる先生がいると安心です。

困ったときにすぐに質問できて、一緒に解決策を考えてくれる先生がいるのは、プログラミング教室の大きなメリットです。

子どものプログラミング教室を選ぶときのポイント

ポイント

保護者
保護者
プログラミング教室、確かに検討してみても良いかもしれません。通わせるのであれば、どのような教室が良いのでしょうか。

 

プログラミング教室を選ぶ時に考えるべきポイントは、主に次の6点です。

プログラミング教室を選ぶときのポイント

  • 料金
  • 子どもが楽しめるか
  • 基礎だけで終わらないか
  • プログラミング以外も学べるか
  • 通学かオンラインか
  • 体験授業を受けられるか

 

プログラミング教室についての詳細は、「子どもにおすすめのプログラミングスクール7選!料金や特徴を比較」で解説しています。

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まとめ

それでは、子どものプログラミング学習についての解説をまとめます。

結論

子どものプログラミング教育は、直接的にプログラマーを育てるための教育ではありません。

プログラミングを通して、これからの社会を生きていくうえで必要な学力を伸ばしていくことが重要です。

 

学校のプログラミング教育では、プログラムのコードの組み方を覚えることよりも、プログラミング的思考力を育てることが重視されています。

子どもがプログラミング学習に取り組むメリットは、主に次の7つです。

 

学校の授業対策のためにプログラミング教室に通う必要がない理由は、主に次の3つです。

 

子どもがプログラミング教室に通うメリットは、主に次の3つです。

 

プログラミング教室を選ぶ時に考えるべきポイントは、主に次の6点です。

プログラミング教室を選ぶときのポイント

  • 料金
  • 子どもが楽しめるか
  • 基礎だけで終わらないか
  • プログラミング以外も学べるか
  • 通学かオンラインか
  • 体験授業を受けられるか

 

今回の記事が、お子様がプログラミングの学習を通して、将来有意義に活用できる力を伸ばしていくきっかけとなればとてもうれしいです。

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