こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
うちの子はテストで全然点数が取れていません。受験に向けて点数が伸びやすい教科を対策したいのですが、どの教科を対策すればよいでしょうか。
入試までもうあまり時間がないので、効率良く点数を上げたいです。どの教科を勉強すれば一番点数が上がりますか?
どの教科が点数が一番伸びやすいかという質問は多いです。
効率良く点数を伸ばしたいと思っている子どもたちも多いです。
結論
点数を取りやすい教科や分野はありますが、コスパやタイパを重視していては高校受験は合格できません。
今回は、高校受験では点数が伸びやすい教科だけを勉強していても合格できないというお話をします。
いきなり厳しい言い方になりましたが、点数が伸びやすい教科を対策することも大切なことです。
公立高校の受験を中心に解説しますが、私立高校の受験でもある程度参考にしていただけると思います。
私は以前、塾講師の仕事をしていました。
集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。
かれこれ20年以上、塾業界で働きました。
これまでの経験を基にお話します。
最後まで読んでいただき、お子様が高校受験で志望校に合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
伸びやすい教科だけを勉強しても合格できない理由
点数を伸ばしやすい教科だけを勉強していても志望校には合格できない理由は、主に次の2つです。
合格できない理由
- 平均点にも届かない
- 受験は苦手教科があると不利
平均点にも届かない
公立高校の入試問題は、基礎基本の理解ができているかどうかを問われるテストになっています。
基礎の基礎も問われるため、少し対策をすれば簡単に得点できる分野もあります。
ただ、そのような基礎の基礎の部分だけを対策しても、全体の40%程度しか得点できません。
平均点にも遠く及びません。
それで合格できる学校を受験するのであれば問題ありませんが、そうでないのであれば、時間をかけてコツコツと本質的な学力を積み上げる必要があります。
受験は苦手教科があると不利
試験には満点があります。
満点以上の点数を取ることはできません。
そのため、受験では得意を伸ばすよりも、苦手を潰すほうが有利です。
逆に、苦手教科で大きく点数を落としてしまうと不利になります。
点数を伸ばしやすい教科ばかりに時間をかけていると、点数を伸ばしにくい苦手教科に足をすくわれることになります。
高校受験は人生の通過点
高校受験はゴールではありません。
ただの人生の通過点です。
小手先のテクニックで高校受験を乗り切ることができたとしても、また高校の勉強で行き詰まります。
その先の人生でもまた行き詰まります。
せっかく頑張って取り組む高校受験です。
可能な限り人生の糧となるように取り組めると良いです。
伸ばしやすい分野を知っておくことは大切
受験は情報戦でもあります。
ですので、伸ばしやすい教科や分野を知っておくことも大切です。
その理由は主に2つです。
知っておくべき理由
- 出題傾向を把握できる
- 入試直前期には有効
出題傾向を把握できる
伸ばしやすい教科や分野を知ることで、入試でどのような問題が出題されるのかを知ることができます。
受験は(受験に限らずどの試験でも)、出題傾向を知ることが大事です。
どんな問題が出題されるのかを知らなければ、見当違いの勉強に時間を使ってしまう可能性があるからです。
どんな問題に、どれくらいの配点があるのか、傾向を知ることが大切です。
入試直前期には有効
一生懸命に受験勉強を頑張ってきても、入試直前期になってもどうしてもあと少し点数が足りないという状況になる受験生は多いです。
第一志望校は挑戦校になることが多いので、余裕を持って合格点を取れている受験生は少ないのです。
入試直前期は時間がないので、少しでも効率良く点数を上げる必要があります。
そのようなときに、点数を伸ばしやすい教科や分野を対策すると非常に有効です。
今まで積み上げてきた基礎学力のプラスαとして取り組めば、合格する可能性を一気に引き寄せることができます。
点数を伸ばしやすい分野
点数を伸ばしやすい「教科」ではなく、点数を伸ばしやすい「分野」としました。
5教科で考えるよりも、より細い分野で考えたほうがピンポイントで点数を伸ばすことができるからです。
次の8個の分野について解説します。
点数を伸ばしやすい分野
- 計算問題(数学)
- 生物(理科)
- 公民(社会)
- 地学(理科)
- 地理(社会)
- 漢字(国語)
- 作文(国語)
- 化学(理科)
一つひとつ解説します。
計算問題(数学)
公立高校の数学では、単純な計算問題が出題されます。
たとえとして、東京都公立高校の2022年度の数学の入試問題と、大阪府公立高校の2022年度の数学B(標準レベル)の入試問問題を見てみましょう。
東京都公立高校は最初の6問が単純な計算問題で、配点は100点満点中の30点(30%)です。
大阪府公立高校は最初の7問が単純な計算問題で、配点は90点満点中の21点(23.3%)です。
難しい計算問題は出題されない
東京都と大阪府を例にしましたが、どこの都道府県でも基本的な計算問題が出題されます。
しかも、配点も全体の20%~40%を占めることが多く、重要度が高いです。
そのため、中学で学習する計算の基礎の基礎を対策すれば、比較的簡単に点数を大きく伸ばすことができます。
むしろ計算で失点しないことが大事
多くの都道府県では、基礎的な計算問題と複雑な発展問題の配点が同じです。
簡単な問題を解いても5点、難しい問題を解いても5点と設定されていることが多いです(都道府県によって異なります)。
そのため、公立高校の数学は、難しい問題を1問正解することよりも、簡単な計算問題で1問も間違えないことが大切です。
難問に頭を悩ませて時間を使うよりも、その分の時間を計算問題の見直しに使ったほうが確実に点数を稼ぐことができます。
生物(理科)
理科は数学や英語と異なり、積み上げ式の教科ではありません。
数学は小学生の時に学習した内容を理解できていない場合、もう一度小学生の内容を復習しなければ、中学の学習内容を理解することはできません。
しかし、理科は(特に生物の分野は)小学校で学習した内容があまり頭に入っていなくても、中学の学習内容を理解することができます。
ですので、積み上げ式の教科に比べると、努力がすぐに結果につながりやすいです。
努力した分がすぐに点数になりやすいので、モチベーションも保ちやすいです。
単純な知識問題は少ない
ただ、最近の高校受験の入試問題は、実験問題や観察問題、計算問題、生徒と先生の会話問題等が主流になってきていて、単純な知識を問われるような一問一答式の問題は少なくなっています。
とはいえ、観察問題の中にも基礎知識を問われる問題が混じっているため、用語と基本的な理屈を知っていれば解ける問題もあります。
また、生物の実験問題は、「実験の手順」、「実験の結果」、「なぜそのうような結果になるか」の3点を知っているだけで解ける問題も多いです。
例として、東京都公立高校の2022年の理科の大問4を抜粋します。
思考力や考察力を問われる難しい問題も出題されていますが、問1と問2は基本的な知識問題です。
模試を活用して直前期に得点アップ
生物は、単元ごとに対策が可能です。
たとえば、生物の「根・茎・葉のつくり」の単元の模試の成績が悪ければ、その単元を重点的に復習をしておくと良いです。
模試を受けるたびにこれを繰り返していくと、苦手を一つひとつ潰しながら点数を伸ばすことができます。
公民(社会)
社会の公民の分野は単純記憶で答えられる問題多く、勉強時間を確保できれば確実に点数を上げられる分野です。
たとえとして、千葉県公立高校の2022年の社会の大問6の一部を抜粋します。
図やレポートの形を取っていますが、基本的には一問一答の基礎知識問題です。
この後に資料の読み取り問題が続くので、すべてを単純な知識だけで解けるわけではありませんが、他の教科や分野に比べると解きやすい問題が多いです。
覚えなければならないことは多いですが、頑張れば確実に点数を伸ばすことができます。
授業開始が遅い
公民は中3の6月頃から授業がはじまる中学校が多いです。
歴史や地理の授業が遅れていると、公民の授業の開始がもっと遅くなり、入試本番ギリギリまで授業が終わらないこともあります。
地理や歴史であれば、中3の夏休みに総復習をして理解を深められますが、公民はそれができません。
そのため、せっかく点数を伸ばしやすい分野にも関わらず、準備が間に合わずに大量失点してしまう受験生は多いです。
できるならば、学校の授業より先に教科書を一通り読んでおくことをおすすめします。
塾や、スタディサプリなどの映像授業を利用すると、独学よりも効率良く予習することができます。
>>スタディサプリ中学講座のおすすめの活用法。料金・口コミは?
身近なテーマが多い
公民は人権や政治、経済、国際社会等、身近なテーマを学習します。
そのため、普段からニュース等を見ている子どもにとっては親しみやすい分野です。
学校の授業を受けていなくても、なんとなくニュースで見たことある内容も多いはずです。
ネットでもテレビでも良いのですが、普段からニュースに触れる機会を増やすと、更に公民の点数は伸ばしやすいです。
中高生向け新聞
地学(理科)
地学も、生物と同じように基礎知識を問われる問題が多いです。
ただ、生物よりは数学的な論理的思考を問われることが多いです。
例として、神奈川県公立高校の2022年の理科の問8を抜粋します。
上の問題の(ア)(イ)(ェ)の3題は基本的な知識問題です。
(ゥ)の問題は、知識を持った上で数学的に考えて計算する必要があります。
このように、基礎知識だけで解ける問題も多いので、知識を積み上げていけば点数を確実に伸ばすことができます。
地理(社会)
社会の地理も、基礎知識を積み重ねることで点数を伸ばしやすい分野です。
ただし、公民に比べると総合的な問題が多く、幅広い知識が必要になります。
たとえとして、茨城県公立高校の2022年の社会の大問1の一部を抜粋します。
上の問題は、地理でよく出題される雨温図の問題です。
気候に関する基本的な知識があれば答えられる問題です。
この例のように、世界地図や日本地図上でいくつかの都市の雨温図が示されるのが一般的で、やや総合的な知識が必要になります。
地形図の読み取り問題
地理では地形図の読み取り問題が出題されることも多いです。
例として、神奈川県公立高校の2022年の社会の問2の一部を抜粋します。
上の問題は、地図記号や方位や等高線の知識があり、縮尺の計算ができれば必ず正解できる問題です。
毎年出題されている都道府県であれば、必ず得点が狙える問題なのでお得です。
知識がほとんど必要ない問題も
地理では資料の読み取り問題が出題されることも多いです。
たとえとして、千葉県公立高校の2022年の社会の大問3の一部を抜粋します。
上の問題は、人口密度ということばの意味を知っている必要はありますが、あとは割合の計算ができれば解ける問題です。
専門的な知識は必要ないため、資料を読む練習をしておけば得点することができます。
このように、地理は点数を伸ばすための対策がしやすい分野です。
漢字(国語)
公立高校の受験では、国語で漢字の読み書きが出題されます。
出題される問題も基礎的なものが多いため、対策をすれば必ず得点できる分野です。
例として、東京都公立高校の2022年の国語の大問1と大問2を抜粋します。
上の問題のように、「楽勝」とは言えませんが、しっかりと対策をすれば読み書きできるレベルの漢字が出題されています。
覚えていれば必ず得点できる分野ですので、点数を伸ばしやすいです。
漢検対策をするついでに取り組むこともできるので、取り組みやすい分野でもあります。
>>漢検が高校受験に超絶有利な3つの理由!中学生は漢検を絶対に受けるべき
作文(国語)
公立高校の入試の国語の問題では、作文問題が出題されることが多いです(都道府県によって異なるので、過去問を確認してください)。
作文に苦手意識を持っている子どもは多いですが、公立高校の入試で書かされるレベルのものであれば、必ず書けるようになります。
どうしても苦手なようであれば、部分点だけでも狙う価値があります。
必ず100点満点の作文を書く必要はありません。
はじめからあきらめて白紙で答案を提出してしまう子どもも多いのですが、非常にもったいないです。
作文は少しの対策で必ず点数を伸ばせる問題です。
必ず対策をするべきです。
出題パターンはいくつかある
出題パターンは都道府県によって異なります。
過去問を確認して、どのようの問題が出題されているか見てみましょう。
主な出題パターンは次の3つです。
作文問題の出題パターン
- 読解問題のテーマについて自分の意見を書く
- グラフやデータを読み取って自分の考えを書く
- 身近な社会問題に関する議論を読んで自分の意見を書く
例として、千葉県公立高校の2022年の国語の大問7の一部を抜粋します。
上の問題は、「大人」とはどういう人間かという議論を読んだうえで自分の意見を書く問題です。
出題パターンによって対策のしかたが異なるので、住んでいる都道府県の過去問を確認してから対策をするようにしてください。
構成は「結論→理由→まとめ」
いきなり作文を書くとなると難しいかもしれませんが、出題傾向がわかっていれば対策ができます。
あらかじめ文章構成を決めてしまい、その構成で書く練習をしておけば大丈夫です。
公立高校の入試問題であれば文字数も少ないので、簡単な構成で書くと良いです。
具体的には、次のような構成で作文を書くのが一般的です。
作文の構成
- 結論を書く。基本的には自分の意見や考えを書きます。
- 理由を書く。自分の意見に説得力を持たせるための理由を書きます。基本的には自分の経験を書きます。
- まとめを書く。改めて結論を書くとまとまります。
結論を書く
私は、〇〇だと思う。
理由を書く
なぜなら、〇〇だからだ。私が〇〇のとき、~~(自分の経験を書いて、結論を説明する)。
まとめを書く
この体験から、私は〇〇だと考える。
作文問題で気をつけること
作文問題の対策は、次のようなことに注意しながら取り組むと良いです。
作文問題の対策
- 原稿用紙の使い方を勉強する
- 誤字脱字、漢字間違いは細かくチェックする
- 一文は短くする。一文が2行を超えたら長すぎると思ったほうが良い
- 自分の意見は1つとし、一貫させる
- 「だ。」「です。」調は統一する
- 話し言葉は使わない
- 指定文字数に必ず収める
- 指定文字数が「〇〇○字以内」とある場合は、制限文字数の9割は書くようにする
練習すれば確実に点数が伸びるので、苦手意識があったとしても対策すべき分野です。
意見がなくて書けないことが多い
作文問題で一番問題になるのは、自分の意見を持てないということです。
先程の「大人」とはどういう人間かについて自分の意見を書く問題でも、自分の意見を書けないがために作文を1文字も書けないという子どもがかなりいます。
普段から自分の意見を言う練習をしたり、ニュースを見たり読んだりして、自分の意見を言うための基礎知識を付けておくと良いでしょう。
中高生向け新聞
化学(理科)
確かに化学は複雑な問題が出題されやすいです。
一方で、基礎知識を問われる問題も多いです。
また、実験の手順や注意点を問われる問題も多いので、対策をすれば思ったよりも簡単に点数を伸ばすことができます。
たとえとして、東京都公立高校の2021年の理科の大問5の一部を抜粋します。
上の問題は、化学では超頻出問題である「炭酸水素ナトリウムの分解」の実験問題です。
問1は実験の注意点の問題と、基礎知識を問う問題です。
問2は基礎知識を問う問題です。
これらは、実験の考察や計算を行わなくても、知識として知っていれば解ける問題です。
このように、化学も基礎知識を積み上げていけば点数が伸びやすい分野です。
時間がかかる教科
対策に時間がかかる教科や分野は、それこそ早いうちからコツコツと対策をしておく必要があります。
点数を伸ばすのに時間がかかる教科は、積み上げ式の教科です。
具体的には次の3つになります。
時間がかかる教科
- 数学
- 英語
- 文章読解(国語)
数学
積み上げ式の教科の代表格といえば「数学」です。
数学は苦手な単元だけを対策しても点数は上がりません。
たとえば、一次関数の単元が苦手なようであれば、その前の方程式が理解できていない可能性があります。
方程式が苦手なようであれば、その前の文字式が理解できていない可能性があります。
文字式が苦手なようであれば、正負の数の計算が理解できていない可能性があります。
正負の数の計算が苦手なようであれば、分数や小数、場合によってはかけ算や割り算が理解できていない可能性があります。
子どもの理解状況によっては、遙か小学生の学習内容まで戻らなければならない可能性があるのが数学という教科です。
理解できてしまえばラク
公立高校入試レベルの数学であれば、本質を一度理解できしまえば非常にラクな教科です。
暗記教科のように一つひとつ覚えなくても、一つできるようにしてしまえば他のいろいろな問題もできるようになってしまうからです。
時間はかかるかもしれませんが、得意にして高得点を狙いたい教科でもあります。
>>数学の応用問題が解けない!解き方のコツと勉強法【元塾教室長が解説!】
>>数強塾は数学が苦手な中学生・高校生の強い味方!料金・サービスは?
英語
公立高校の英語の入試問題のトレンドは、リスニングと長文読解です。
英単語や英文法などの単純な知識が問われる問題はほとんど出題されません。
都道府県によっては、英単語や英文法の問題は1題も出題されません。
そのため、英語で点数を伸ばすためには、本質的な英語力を鍛える必要があります。
身につけてしまえば安定する
英語も積み上げ式の教科であるため、苦手を克服するためには大きく遡って復習をする必要があります。
ただ、本格的な英語学習は中学に入ってからですので、小学生の内容まで戻って復習する必要はありません。
英語は長文読解がメインなので、本質的な英語力が鍛えられていれば、どのような文章でも対応できます。
そのため、一度できるようにしてしまえば、安定して高得点を取ることができます。
文章読解(国語)
国語も英語と同様、読解問題が中心になります。
そのため、英語同様に本質的な国語力を鍛えなければ点数を伸ばすことができません。
国語の読解問題の勉強方法がわからないと言う子どもは多いです。
普段から日本語を話せているので、何ができていないのかがわからないのです。
ですが、高校受験レベルの国語の文章は、友達との日常会話よりも遥かにレベルが高いです。
単語(語彙)の暗記からしっかりと取り組まなければ点数は伸ばせません。
>>読書をして国語の成績を上げよう!ただし読むだけではダメです
>>塾の教科選びに迷ったら国語は必ず入れておくべき3つの理由
時間がかかる教科こそ差が生まれる
点数を伸ばしやすい教科や分野の対策は、入試直前期のもう一歩を達成するためには非常に有効です。
一方で、ライバルたちと大きく差をつけるためには、時間がかかる教科こそを伸ばす必要があります。
そのために、早期からコツコツと取り組んでいく必要があります。
中学生になるとやるべきことが急に増え、時間のマネージメントが難しくなってきます。
だからこそ、普段できること、やるべきことを一つひとつこなしていくべきです。
大丈夫です。
正しい努力をすれば、どの教科も必ず成績を伸ばすことができます。
ただがむしゃらに取り組むから時間を浪費してしまうのです。
正しい努力の方法を知ったうえで、がむしゃらな努力ができれば最強です。
ポイントは定期テストと模試です。
詳しくは別の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>定期テストではできるのに模試の点数が取れない!たった1つの理由と3つの対策
まとめ
それでは、高校受験で点数が伸びやすい教科についての話をまとめます。
結論
点数を取りやすい教科や分野はありますが、コスパやタイパを重視していては高校受験は合格できません。
点数を取りやすい教科だけを対策しても合格できない理由は、主に次の2点です。
合格できない理由
- 平均点にも届かない
- 受験は苦手教科があると不利
しかし、どの教科や分野が点数を伸ばしやすいかを知っておくことは大切なことです。
その理由は主に2つです。
知っておくべき理由
- 出題傾向を把握できる
- 入試直前期には有効
特に、入試直前期は時間がないので、少しでも効率良く点数を上げる必要があります。
そのようなときに、点数を伸ばしやすい教科や分野を対策すると非常に有効です。
具体的な点数を伸ばしやすい分野は、次の8つです。
点数を伸ばしやすい分野
- 計算問題(数学)
- 生物(理科)
- 公民(社会)
- 地学(理科)
- 地理(社会)
- 漢字(国語)
- 作文(国語)
- 化学(理科)
逆に、点数を伸ばすのに時間がかかる教科・分野は次の3つです。
時間がかかる教科
- 数学
- 英語
- 文章読解(国語)
ライバルたちと大きく差をつけるためには、時間がかかる教科こそを伸ばす必要があります。
忙しい中学生活の中でコツコツと学力を積み上げるためには、正しい努力の方法を知る必要があります。
正しい努力の方法を知ったうえで、がむしゃらな努力ができれば最強です。
今回の記事が、お子様が高校受験で志望校に合格するための参考になればとてもうれしいです。