こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

英単語をなかなか覚えられずに、英語を苦手教科にしてしまう中学生は多いです。
保護者の方としても、定期テストの成績や高校受験のことを考えて、心配に思われているのではないでしょうか。
結論
中学生にとって、英単語暗記はとても重要です。
音読・例文・反復を意識した効率的な暗記法で英単語の力を伸ばすことができると、英語全体の成績を伸ばすことができます。
今回は、中学生向けに効率的な英単語の暗記法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が英単語暗記に効率的に取り組み、英語の成績を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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中学生にとって英単語を覚えることは重要!



中学生にとって英単語を覚えることが重要や理由は、主に次の2つです。
中学生にとって英単語を覚えることが重要や理由
理由1:英単語は英語学習の土台
中学生にとって英単語を覚えることが重要なのは、英単語が、すべての英語学習の土台になるからです。
最近の高校入試は、長文読解問題やリスニング問題の配点が高い傾向がありますが、長文を読むときにも、リスニングを聞くときにも、英単語の知識量がとても重要な要素になります。
知らない英単語が出てくれば、文全体の意味を理解することができないからです。
英語に苦手意識がある中学生であっても、英単語暗記を頑張るだけで英語の苦手を克服することができる場合も多いです。
語彙は言語学習の基礎です。
英単語暗記こそ、英語学習において最優先で取り組むべき勉強です。
理由2:覚えるべき英単語の数が多い
中学生にとって英単語を覚えることが重要なのは、高校入試までに覚えなければならない英単語の数がとても多いからです。
以前は中学校で覚えなければならない英単語は、1200語程度と言われていました。
今では、小学校・中学校で学習する英単語は2200語~2500語程と言われています。
高校入試までに覚えるべき英単語数
以前は1200語⇒今では2500語
多くの英単語を覚えるのには時間がかかります。
普段からコツコツと英単語暗記に取り組んで、知識を積み上げていくことが重要です。
中学生のNGな英単語の覚え方



中学生によくある間違った英単語の覚え方は、主に次の3つです。
中学生によくあるNGな英単語暗記法
NG暗記法1:ローマ字読みで覚える
「take」を「タケ」、「hide」を「ヒデ」のように、ローマ字読みで英単語を覚えるのは非効率です。
ローマ字読みでの暗記では、英単語の正しい発音を学ぶことができないからです。



今の英語学習では、英語4技能をバランス良く学ぶことが重視されています。
英語4技能とは、「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」の4つの力のことです。
昔の試験では、英文の意味を理解できて、英単語の正確なスペルを書くことができれば点数を取れました。
一方、今の試験では、英語を正しく聞き取る力も必要です。
また、英検3級以上の試験では、2次試験でスピーキング試験もありますので、英語を正しく発音する力も必要になります。
英単語暗記では、意味やスペルを覚えるだけでなく、正しい発音についても学習する必要があります。
▼あわせて読みたい
>>英検の面接試験に合格するための11のポイント!【二次試験・スピーキング】
フォニックスの勉強が重要



英単語のスペル暗記を効率化するために、フォニックスを勉強することを強くおすすめします。
フォニックスとは、英語のスペルと発音のルールのことです。
英語には、「このようなスペルの場合は、このように発音する」というような、スペルと発音の基本的なルールがあります。
基本的なルールを覚えてしまえば、いろいろな英単語に応用することができるので、一つひとつの英単語のスペルをローマ字読みで覚える必要がなくなります。
フォニックスを勉強すると、単純暗記をしなければならないものが減るため、英単語暗記を効率化することができます。
▼あわせて読みたい
>>【英語学習】フォニックスを学ぶ4つのメリットとおすすめの勉強法
NG暗記法2:小テストのためだけの勉強をする
中学生によくある間違った英単語の覚え方は、小テストで点数を取るためだけの勉強に取り組むことです。
小テストが終わったらすぐに忘れてしまうような勉強方法では、知識を積み上げていくことができないからです。
たとえば、小テスト直前にだけ英単語暗記に取り組んで、その場限りの短期記憶で小テストの点数を稼いでも、英単語の力が身についたとは言えません。
また、英単語の意味だけを覚えても、その単語が文の中でどのように使われているのかを知らなければ、長文読解や英作文では活用できません。
「何のために英単語を暗記するのか」という目的を意識できるようになると、英単語暗記を効率化することができます。
NG暗記法3:英単語の書き取りを作業にしてしまう
中学校では、「教科書○ページの英単語を10回ずつノートに書いてくる」というような、英単語の書き取りが宿題に出ることがありますが、英単語の書き取りを「作業」として取り組んでしまうと、英単語を暗記することができません。
勉強では、「何をしたか」ではなく、「何をできるようにしたか」が重要だからです。
英単語の書き取りを、テレビや動画を見ながら取り組んだり、音楽を聞きながら取り組んだりする中学生も多いですが、そのような勉強は無意味です。
「何のために英単語の書き取りをするのか」という目的を意識できるようになると、英単語暗記を効率化することができます。
中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方



中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、主に次の6つです。
暗記法1:音読する
中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、音読です。
英語はあくまでも言語だからです。
声に出して読むことで、正しい発音を意識することができますし、自分の声を自分の耳で聞くことにもなり、リスニング力も鍛えることができます。
音読は、英単語暗記に限らず、どのような英語の勉強に取り組むときでも効果的です。
一方で、ただ声に出して読むだけではあまり効果はありません。
英語の音読を効果的にするためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
英語の音読の効果を上げるためのポイント
- 正しい発音を学習する
- 少し易しめの教材を使う
- ネイティブスピーカーの音声を使う
- スクリプト(台本)は必ず事前にチェックする
- ついていけるまで何度も繰り返す
- 自分の音読を録音して聞いてみる(添削してもらえるとより良い)
- 習慣化する
英語の音読学習についての詳細は、『英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント』で解説しています。
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英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント
続きを見る
暗記法2:書いて覚える
中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、英単語を書いて覚えることです。
書くことで正しいスペルを効率的に覚えることができるからです。
音読しながらスペルを書くと、英語のスペルと発音の関係を意識することができ、フォニックスの勉強にもなります。
暗記法3:テストでアウトプットする
中学生が英単語暗記に取り組むときは、テストをしてアウトプット学習に取り組むことも大切です。
勉強は、知識を頭に入れていくインプット学習と、テストなどをして頭から知識を引き出していくアウトプット学習とのバランスが重要だからです。
ある程度覚えられたと思ったら、本当に覚えられているかテストをすると良いです。
テストは、小テストのように問題形式にしても良いですが、単語帳を活用して、赤シートなどで答えを隠しながらテストをするだけでも十分です。
英単語暗記用のフラッシュカードを作ってテストをするのも効果的です。
暗記法4:何度も繰り返す
中学生が英単語を効率的に暗記するためには、何度も繰り返して覚えることが重要です。
勉強は、繰り返すことで頭に定着していくからです。
例えば、一つの単語を20回書いて覚えていくよりも、5回書いて軽く覚えて、それを4周したほうが効果的です。
また、すべての単語を同じように時間をかけるのではなく、覚えられていない単語に時間をかけたほうが効率的です。
テストでアウトプットする際に覚えられていない単語をチェックして、その単語を重点的に繰り返して暗記するようにすると良いです。
暗記法5:例文で覚える
中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、例文を暗記してしまう方法です。
例文を暗記することで、英単語だけでなく、英文法の勉強にも同時に取り組むことができるからです。
英文法の勉強は、仕組みや概念を理解していくことも大切ですが、例文で暗記していくことも大切です。
また、英単語を例文で覚えておくと、その英単語が文の中でどのように使われているのかを知ることもできます。
例文が掲載されている単語帳も多いので、活用すると良いです。
暗記法6:学習塾に通う
中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、学習塾を利用することです。
塾に通えば、英単語暗記の宿題が毎週出ますし、毎週英単語の小テストをしてもらうこともできるからです。
英単語の勉強は継続してコツコツと積み上げていくことが大切なので、塾の宿題はとても効果的です。
学習塾を利用しながら、音読や例文暗記などの勉強法を取り入れて、効率的な英単語暗記に取り組めると良いです。
中学生におすすめの塾
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中学生におすすめの英単語帳
ここからは、中学生におすすめの英単語帳を紹介します。
中学生におすすめの英単語帳
おすすめ1:高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800
『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』は、高校入試で頻出の英単語を覚えられる単語帳です。
5つのレベルに分かれているので、基礎的な単語から難易度の高い単語まで、必要な英単語を効率よく暗記していくことができます。
無料で音声アプリを利用できるので、発音も学ぶことができます。
おすすめ2:英検 でる順パス単シリーズ
『英検 でる順パス単シリーズ』は、英検の各級ごとに対策ができる英単語帳です。
英検の語彙関係の暗記は、この一冊があれば十分です。
単語の読み方が発音記号やカタカナで書かれているだけでなく、音声アプリを使って音声で聞くこともできます。
おすすめ3:高校入試 中学うんこ英単語1900
『高校入試 中学うんこ英単語1900』は、楽しい例文で英単語を覚えられる英単語帳です。
すべての例文に「うんこ」という言葉が使われているので、飽きずに英単語学習に取り組むことができます。
高校入試までに覚えておきたい英単語が網羅されているので、必要な英単語をしっかりと覚えることができます。
おすすめ4:英語勉強アプリmikan
『英語勉強アプリmikan』は、英語学習者に圧倒的な人気を誇る英単語アプリです。
カードめくり学習でサクサク取り組めるうえに、ネイティブの発音も聞けるため、正しい発音とセットで英単語を暗記していくことができます。
有料プランもありますが、無料版でも十分に学習できます。
まずは無料版で使ってみて、物足りないようであれば有料プランを検討すると良いでしょう。
まとめ
それでは、中学生向けの効率的な英単語暗記法についての解説をまとめます。
結論
中学生にとって、英単語暗記はとても重要です。
音読・例文・反復を意識した効率的な暗記法で英単語の力を伸ばすことができると、英語全体の成績を伸ばすことができます。
中学生にとって英単語を覚えることが重要や理由は、主に次の2つです。
中学生にとって英単語を覚えることが重要や理由
中学生によくある間違った英単語の覚え方は、主に次の3つです。
中学生によくあるNGな英単語暗記法
中学生におすすめの効率的な英単語の覚え方は、主に次の6つです。
中学生におすすめの英単語帳を紹介しました。
中学生におすすめの英単語帳
今回の記事が、お子様が英単語暗記に効率的に取り組み、英語の成績を伸ばしていくきっかけになればとてもうれしいです。
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