こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

初めての英検の試験で、リスニング問題ができるだろうかと心配する子どもは多いです。
保護者の方としても、どのような対策をさせれば良いのかと、疑問に思われているのではないでしょうか。
結論
英検5級のリスニングは対策しやすい問題が多いです。
準備と対策をしっかりと行えば、合格点突破は難しくありません。
今回は、英検5級のリスニング対策について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様がしっかりとリスニングの準備に取り組んで、英検5級に合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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英検5級のリスニングの基本情報



英検5級のリスニング問題の基本情報は、次のようになっています。
基本情報 | |
---|---|
試験時間 | 約20分 |
大問数 | 3大問 |
問題数 | 25問 |
読み上げ回数 | 2回 |
英検5級は何点取れば合格する?
英検5級合格に必要な得点率は、約49%です。
一方で、合格に必要な得点率はあくまでも目安としての参考値になります。
英検の合否はCSEスコアと呼ばれるスコアによって決められ、CSEスコアは「1問何点」と決まっているわけではないからです。
一問一問の配点がわからないため、何問正解すれば合格するかは正解にはわかりませんが、おおよその目安として得点率49%を目指して問題ありません。
英検5級のCSEスコアの配点は、リーディングが425点、リスニングが425点で、合計850点です。
▼この表は横にスクロールできます。
技能 | 満点 | 満点合計 | 合格基準点 | 合格に必要な 得点率 (目安) |
---|---|---|---|---|
リーディング | 425点 | 850点 | 419点 | 約49% |
リスニング | 425点 |
出典:英検CSEスコアとは | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検5級のリスニングの問題内容



英検5級のリスニングでは、次のような問題が出題されます。
▼この表は横にスクロールできます。
大問 | 問題形式 | 問題数 | 問題内容 |
---|---|---|---|
第1部 | 会話の 応答文選択 |
10 | 会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。 (補助イラスト付き) |
第2部 | 会話の 内容一致選択 |
5 | 会話の内容に関する質問に答える。 |
第3部 | イラストの 内容一致選択 |
10 | 短文を聞いて、イラストの動作や状況を表すものを選ぶ。 |
英検5級リスニングで高得点を取るためのコツ



英検5級のリスニングで高得点を取るためのコツは、主に次の5つです。
英検5級のリスニングで高得点を取るためのコツ
コツ1:リスニングの基礎力を身につける
英検5級のリスニングで高得点を取るためには、リスニングの基礎力を身につけることが一番重要です。
リスニングの基礎力が身についていない状態で問題演習に取り組んでも、ほとんど効果がないからです。
リスニング対策として、ただたくさん問題を解こうとする子どもは多いですが、ただ問題を解いているだけでは点数を取れるようにはなりません。
以下のようなリスニング対策は、特によくある誤った対策方法です。
英語リスニングのNG勉強法
- ただリスニングの問題を解く
- ただ英語を聞き流す
- スクリプト(台本)を見ない
- 難しい教材で勉強する
リスニングの基礎力を身につけるためには、フォニックスの勉強や音読が重要です。
リスニング力を伸ばすための勉強法
- フォニックスを勉強する
- 音読をする
- 学校の授業の予習・復習と組み合わせる
- 習慣化して何度も繰り返す
- 英語で会話する
▼あわせて読みたい
>>中学生のリスニング力がグンと伸びる!NG勉強法から抜け出す5つのコツ
▼あわせて読みたい
>>小学生のうちに差がつく!英語リスニング力を伸ばす勉強法とは?
コツ2:問題は先読みする
英検5級のリスニングで高得点を取るためには、問題を先読みしておくことがポイントです。
問題を先に読んでおくことで、何に注目して聞くべきか、予想することができるからです。
たとえば、選択肢に年齢が並んでいるようであれば、誰が何歳なのかに注目して聞けば良いことが予測できます。
リーディングの問題を解いて余った時間や、リスニング問題の説明が放送されている間に、設問の問題文や選択肢を先読みできると有利です。
コツ3:問題用紙にメモを書いておく
英検5級のリスニングで高得点を取るためには、問題用紙にメモを書くようにすると良いです。
メモを書いておくと、先読みした内容を忘れてしまっても対応できるからです。
リスニングは問題数が多いので、先読みした問題や選択肢の内容を、全て覚えておくことはできません。
問題の先読みをするときに、「いつ?」「何歳?」「何時?」などのちょっとしたメモを書いておくと、落ち着いて問題を解くことができます。
コツ4:わからない問題も答えを選んで次に進む
英検5級のリスニングで高得点を取るためには、わからない問題があっても、とにかく答えを選んで次の問題に進むことが大切です。
一つの問題でひっかかってしまうと、次の問題の音声を集中して聞くことができないからです。
わからない問題があっても、音声を聞き直すことはできません。
直感を信じて答えを選び、次の問題の音声に集中したほうが有利です。
コツ5:過去問を解く
英検5級のリスニングで高得点を取るためには、過去問を解いて練習しておくとが重要です。
実戦的な問題演習に取り組んで慣れておくことで、試験本番も練習のときと同じように解くことができるからです。
過去問は解いて丸付けをするだけでなく、先読みの仕方やメモの取り方といった戦略を考え、復習や音読で英語力を伸ばすためにも活用することが大切です。
過去問は最低でも3回分は解き、6回分を目標に頑張ると効果的です。
英検5級リスニングの大問ごとの対策ポイント



ここからは、英検5級の大問ごとの対策ポイントを解説していきます。
英検5級の大問ごとの対策ポイント
第1部の対策ポイント
英検5級のリスニングの第1部は、イラストを参考にしながら英文を聞き、その文の応答として適切なものを選ぶ問題です。
問題も選択肢も音声で流れます。
第1部は、問題にはイラストのみが書かれているので、先読みをする必要はありません。
質問に対する答えを選ぶことが多いので、基本的な疑問文に対する答え方を勉強しておくと有利です。
特に、「what(何)」「where(どこ)」「who(誰)」「whose(誰の)」「how old(何歳)」といった、疑問詞を使った疑問文について学んでおくと良いです。
疑問文は文頭の聞き取りが重要です。
特に放送の最初の部分に集中して聞き取るようにすると良いです。
第2部の対策ポイント
英検5級のリスニングの第2部は、対話を聞き、その質問に対して適切な答えを選ぶ問題です。
対話と質問は音声で流れ、問題に書かれている選択肢から答えを選びます。
第2部の問題は、選択肢を先読みしておくと、質問の内容を予測することができます。
質問の内容を予測してから対話を聞くようにすることが重要です。
第3部の対策ポイント
英検5級のリスニングの第3部は、問題に書かれている絵の内容を最もよく表しているものを、放送される3つの英文の中から一つずつ選ぶ問題です。
第3部の問題は、先にイラストを見て、「誰が」「どこで」「何を」「どうしているのか」を把握しておくと有利です。
英文全体を聞き取れなくても、「名詞」や「動詞」が聞き取れるだけでも正解を選ぶことができます。
単語の知識が重要になる大問でもあるので、特に「名詞」と「動詞」の単語暗記を頑張ると良いです。
▼あわせて読みたい
>>【英単語 覚え方】英語学習の基本!やってはいけない暗記法と正しい勉強法を解説!
まとめ
それでは、英検5級のリスニング対策についての解説をまとめます。
結論
英検5級のリスニングは対策しやすい問題が多いです。
準備と対策をしっかりと行えば、合格点突破は難しくありません。
英検5級のリスニングで高得点を取るためのコツは、主に次の5つです。
英検5級のリスニングで高得点を取るためのコツ
英検5級の大問ごとの対策ポイントを解説しました。
英検5級の大問ごとの対策ポイント
今回の記事が、お子様がしっかりとリスニングの準備に取り組んで、英検5級に合格するきっかけになればとてもうれしいです。