こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

英単語の暗記を苦手としている子どもは多いです。
保護者の方も、英単語暗記の苦手を克服しなければ、英語の成績がどんどん下がってしまうのではないかと心配に思われているのではないでしょうか。
結論
英語学習において、英単語暗記は最優先で取り組むべき勉強です。
努力量と効率をかけ合わせて、コツコツと知識を積み上げていくことが重要です。
今回は、英単語の覚え方について解説していきます。
最後まで読んでいただき、お子様が英単語の暗記を得意にして、英語の成績を上げていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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英語学習では英単語暗記が最優先である理由
英語学習においては、英単語暗記は最優先で取り組むべき勉強です。
その理由は、主に次の3つです。
英単語暗記が最優先である理由
理由1:英単語は英語学習の基礎
英語学習において、英単語暗記を最優先にして取り組むべきなのは、英単語の知識が英語学習の土台になるからです。
英文法の勉強も長文読解の勉強も、リスニングの勉強も英作文の勉強も、英単語の力があるからこそ取り組むことができます。
語彙という土台を固めることが、その後の英語学習につながっていきます。
理由2:英語学習の効率が上がる
英単語暗記を最優先にして取り組むことができると、英語学習の効率を上げることができます。
英単語をしっかりと覚えていれば、学びたい英語の勉強に集中することができるからです。
たとえば、長文読解の勉強に取り組んでいるときに知らない英単語がたくさん出てくると、単語を調べることに時間と集中力を割かなければならなくなってしまい、肝心の長文読解の勉強に集中することができません。
予め英単語の力をしっかりと身につけておけば、英文法や長文読解の勉強中に単語を調べる必要がなくなり、時間の節約になります。
英単語を最優先で暗記することで、その後の英語学習の効率アップを目指すことができます。
理由3:英語に自信を持てる
英単語暗記を最優先にして取り組むことができると、英語に自信を持つことができます。
英単語の知識が身についてくると、英語を理解するスピードが速くなっていくからです。
自分の英語力に自信がついてくると、英語の勉強が楽しくなってきて、もっと前向きに勉強に取り組めるようになります。
英単語暗記のNG勉強法



よくある英単語暗記のNG勉強法は、主に次の4つです。
よくある英単語暗記のNG勉強法
NG勉強法1:1回で覚えようとする
英単語を1回で覚えようとしていると、なかなか定着しません。
勉強は、繰り返すことで定着していくからです。
覚えたことを一度忘れることも、暗記学習では大切なことです。
NG勉強法2:勉強を作業にしてしまう
英単語暗記の勉強を「作業」にしてしまうと、なかなか覚えることができません。
勉強は、「何をしたか」ではなく、「何をできるようにしたか」が重要だからです。
特に、小学生や中学生は、英単語を10回書くことを目的に勉強に取り組んでしまい、「英単語を覚える」という本来の目的を忘れてしまいがちです。
「英単語を覚える」という目的を意識しながら、集中して英単語暗記に取り組むことが大切です。
NG勉強法3:スペルと意味だけを覚えようする
英単語暗記をするときに、スペルと意味だけを覚えようとしていると、なかなか覚えることができません。
英単語を覚えるときは、必ず「正しい発音」も覚えることが重要です。
言葉は、「音」と結びつけることで、覚えやすくなるからです。
英単語をローマ字読みで覚えるのもNGです。
必ず「正しい発音」とセットで暗記しなくてはなりません。
NG勉強法4:ラクして覚えようとする
英単語を、ラクして覚えようとすると、なかなか覚えることができません。
英単語暗記で一番重要なのは、努力量だからです。
暗記を効率化できるよう工夫することは大切ですが、ラクをしようとしたり、サボろうとしたりすると上手くいきません。
基本的には努力が重要で、そのうえで効率化を考えていけると良いです。
英単語を効率的に覚えるための勉強法



英単語を効率的に覚えるための勉強法は、主に次の11個です。
英単語を効率的に覚えるための勉強法
勉強法1:勉強時間を確保する
英単語を効率的に覚えるためには、まずは勉強時間を確保することが大切です。
最低限の努力量を確保できなければ、効率化しても結局は覚えられないからです。
英単語暗記はまとまった時間が取れなくても、スキマ時間等を利用して短い時間で取り組むことができます。
ちょっとしたスキマ時間を英単語暗記に活用できないか、アイディアを出してみると良いです。
勉強法2:音読する
英単語を効率的に覚えるためには、音読学習を取り入れることが重要です。
英語はあくまでも言語だからです。
声に出して読むことで、正しい発音を意識することができますし、自分の声を自分の耳で聞くことにもなり、リスニング力も鍛えることができます。
英語学習において音読は、英単語暗記に限らず、どのような勉強に取り組むときでも効果的です。
一方で、ただ英語を声に出して読むだけではあまり効果はありません。
英語の音読を効果的にするためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
英語の音読の効果を上げるためのポイント
- 正しい発音を学習する
- 少し易しめの教材を使う
- ネイティブスピーカーの音声を使う
- スクリプト(台本)は必ず事前にチェックする
- ついていけるまで何度も繰り返す
- 自分の音読を録音して聞いてみる(添削してもらえるとより良い)
- 習慣化する
英語の音読学習についての詳細は、『英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント』で解説しています。
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英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント
続きを見る
勉強法3:書いて覚える(フォニックス)
英単語を効率的に覚えるためには、英単語を発音しながら書くようにすると効果的です。
フォニックスの勉強にもなるからです。
フォニックスとは、英語のスペルと発音のルールのことです。
英語には、「このようなスペルの場合は、このように発音する」というような、スペルと発音の基本的なルールがあります。
フォニックスのルールを覚えることができると、今後の英単語暗記がとてもスムーズになります。
また、英単語を覚えるときは、「スペル」と「意味」だけでなく、「正しい発音」を学ぶことも重要です。
正しい発音の音声を聞きながら、音読とスペル暗記を組み合わせられると効果的です。
▼あわせて読みたい
>>【英語学習】フォニックスを学ぶ4つのメリットとおすすめの勉強法
勉強法4:イメージで覚える
英単語を暗記するときは、「言葉」だけではなく、画像やイラストなどの「イメージ」を覚えるようにすると効果的です。
イメージは印象に残りやすいからです。
また、イメージで英単語を覚えると、長文読解のときにスピーディーに意味を読み取ることができるようになりますし、英作文やスピーキングのときにすぐに頭に思い浮かべることができるようになります。
勉強法5:テストでアウトプットする
英単語を効率的に覚えるためには、テストでアウトプットすることを意識しながら取り組めると良いです。
勉強は、知識を頭に入れていくインプット学習と、テストなどをして頭から知識を引き出していくアウトプット学習とのバランスが重要だからです。
英単語暗記はインプット学習に偏る傾向があるので、アウトプット学習にも取り組むことを意識できると良いです。
アウトプット学習は、本格的なテスト形式でなくても、フラッシュカードや赤シートを使うだけでも効果があります。
勉強法6:何度も繰り返す
英単語を効率的に覚えるためには、何度も繰り返すことが重要です。
勉強は、繰り返すことで頭に定着していくからです。
一つひとつの英単語に時間をかけて完璧に覚えようとするのではなく、サッと覚えて、何回も繰り返したほうが効率的です。
すべての英単語を同じだけ繰り返すのではなく、覚えられていない単語だけに絞って何度も繰り返すと更に効率的です。
勉強法7:例文やフレーズで覚える
英単語を効率的に覚えるためには、例文やフレーズで暗記すると良いです。
英単語は意味だけでなく、文の中でどのように使われているのかを知ることも重要だからです。
たとえば、「remind(思い出させる)」という英単語は、「remind 〈人〉 of ~」で、「〈人〉に~のことを思い出させる」という形で使われます。
英単語は意味だけでなく、使い方も覚えられると効果的です。
勉強法8:関連付けて覚える(接頭語、接尾後、語源)
英単語を効率的に覚えるためには、英単語を関連付けて覚えられると良いです。
関連付けられた記憶は忘れづらく、仮に忘れてしまったとしても、他の語からの連想して思い出すこともできるからです。
たとえば、「able(~することができる)」という英単語から、「enable(可能にする)」や「capable(~できる能力がある)」、「possible(可能な)」といった英単語を関連付けて覚えることができます。
また、「un -」や「in -」が否定を表す言葉であることを知っていれば、「unbelievable(信じられない)」や「informal(非公式の)」などの単語は、たとえ初めて見た単語であっても意味を推測することができます。
このように、単語の後ろにつく接尾語や、単語の前につく接頭語がつく単語のような、同じ語源から派生した英単語をまとめて覚えてしまうと効率的です。
勉強法9:目標を設定する
英単語暗記の効果を上げるためには、目標を設定できると良いです。
目標があると、努力量を増やすことができるからです。
目標は、「7月までに英検3級に合格する」といった、結果や成果についての目標を立てても良いですが、「今月中に英単語帳のセクション3まで取り組む」といった、達成目標にしても良いです。
また、「毎日寝る前に20分、英単語暗記に取り組む」といったような、努力や習慣についての目標でも良いでしょう。
勉強法10:自分に合ったレベルの教材を使う
英単語暗記を効率化するためには、自分に合ったレベルの教材を使うことが大切です。
勉強は、負荷の強さも重要な要素だからです。
簡単すぎず難しすぎず、ちょうど良いレベルの教材を使えると良いです。
勉強法11:継続して取り組む
英単語暗記を効果的にするためには、英単語暗記に継続して取り組むことが重要です。
英単語は、コツコツと積み上げていく必要があるからです。
ある一時に気合いを入れて取り組むよりも、長期間にわたってコツコツと取り組んだほうが効果が高いです。
英単語暗記を習慣化して、継続できると良いです。
小学・中学・高校の英単語暗記のポイント
英単語暗記の取り組み方は、子どもの年齢によってもポイントが異なります。
子どもの学習到達度によってポイントが異なってきますが、大まかには小学生・中学生・高校生の年齢帯に分けて、英単語暗記のポイントを押させられると良いです。
各年齢における英単語暗記のポイント
小学生の英単語暗記のポイント
小学生の英単語暗記では、英語を好きになれるように工夫することが重要です。
英語学習の入口で英語を好きになることができると、英語の勉強に前向きに取り組めるようになり、英語の力をどんどん伸ばしていくことができるからです。
小学生の英語暗記では、特に次のようなポイントを意識できると良いです。
小学生の英単語の勉強法
- 親子で楽しむ
- イラストや画像を活用する
- 歌やリズムで覚える
- 英会話教室を利用する
小学生の英単語の覚え方については、『小学生のための英単語の覚え方!親子で楽しく覚えるコツと効果的な勉強法』で詳しく解説しています。
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小学生のための英単語の覚え方!親子で楽しく覚えるコツと効果的な勉強法
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中学生の英単語暗記のポイント
中学生の英単語暗記では、定期テストや高校入試で活用できるように勉強していくことが重要です。
中学で学習する英語は、小学校の英語の授業で学んできた英語とは方向性が異なるので、勉強の取り組み方を大きく変えていく必要があります。
間違った方法で英単語の勉強に取り組んでいると、テストの点数をなかなか伸ばすことができず、英語を苦手にしてしまいます。
中学生によくある間違った英単語の覚え方は、主に次の3つです。
中学生によくあるNGな英単語暗記法
- ローマ字読みで覚える
- 小テストのためだけの勉強をする
- 英単語の書き取りを作業にしてしまう
中学生の英単語の覚え方については、『英単語の覚え方!【中学生向け】成績アップにつながる効率的な暗記法とは?』で詳しく解説しています。
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英単語の覚え方!【中学生向け】成績アップにつながる効率的な暗記法とは?
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高校生の英単語暗記のポイント
高校生の英単語暗記では、中学生の時の英単語暗記よりも工夫して取り組む必要があります。
高校生は、覚えなければならない英単語の数が多いですし、難易度も高いからです。
部活や学校行事が忙しい中、英単語暗記に取り組む時間を作ることも重要です。
高校生の英単語暗記のポイント
- 勉強時間を確保する
- 関連付けて覚える(接頭語・接尾後・語源)
- コーチをつける
高校生の英単語の覚え方については、『英単語の覚え方!高校生におすすめの効率的な暗記法&単語帳』で詳しく解説しています。
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英単語の覚え方!高校生におすすめの効率的な暗記法&単語帳
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まとめ
それでは、英単語の覚え方についての解説をまとめます。
結論
英語学習において、英単語暗記は最優先で取り組むべき勉強です。
努力量と効率をかけ合わせて、コツコツと知識を積み上げていくことが重要です。
英語学習においては、英単語暗記は最優先で取り組むべき勉強です。
その理由は、主に次の3つです。
英単語暗記が最優先である理由
英単語を効率的に覚えるための勉強法は、主に次の11個です。
英単語を効率的に覚えるための勉強法
子どもの学習到達度によってポイントが異なってきますが、大まかには小学生・中学生・高校生の年齢帯に分けて、英単語暗記のポイントを押させられると良いです。
各年齢における英単語暗記のポイント
今回の記事が、お子様が英単語の暗記を得意にして、英語の成績を上げていくきっかけになればとてもうれしいです。
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