こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
入試本番が近づいてきて、うちの子が焦ってしまっています
入試直前期の焦りで、うちの子が精神的に不安定になってしまっています。どうしてあげればよいでしょうか
入試直前期になると、子どもたちの焦りはピークに達します。
ピリピリしてしまったり、精神的に参ってしまって勉強に集中できないという子どももいます。
そんな時、何をしてあげれば良いのか、なんと声をかけてあげれば良いのか難しく感じてしまう保護者の方も多いと思います。
結論
勉強の悩みは勉強でしか解決できません。
今回は、入試直前期の子どもの焦りについて解説します。
私は以前、塾講師の仕事をしていました。
集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。
かれこれ20年以上、塾業界で働きました。
多くの受験生と接してきた経験を基にお話します。
最後まで読んでいただき、お子様が入試本番まで精一杯勉強に取り組めるようになるための参考としていただければとてもうれしいです。
勉強の悩みは勉強でしか解決できない
勉強の悩みは勉強でしか解決できません。
そもそも、なぜ入試直前期に焦ってしまうのでしょうか。
理由はいくつも考えられますが、多くの場合は次のような理由に集約されるのではないでしょうか。
焦ってしまう理由
- 成績が目標に届いていない
- 過去問が全然解けない
- 入試本番までにやるべきことが終わらない
このような理由から、「不合格になってしまうかもしれない。」と思い、焦ってしまいます。
これらの悩みは、勉強に打ち込んで、自分に自信をつけることでしか解決することはできません。
悩んでないで勉強すべき
勉強の悩みは勉強で解決するしかない以上、悩んでいないで勉強すべきです。
ただでさえ時間が足りない状況で、悩むことに時間を費やしていてはもったいないです。
でも、ここまでを読んで思いましたよね?

そう、それがわかっていても焦ってしまうものです。
わかります。
ですので、子どもに思う存分勉強してもらうために、私たち大人ができることを考えなければなりません。
その具体的な方法をこれから解説をしていきます。
具体的には次の5点を解説します。
子どもの焦りの解決策
- 成績は必ず上がると信じさせる
- 塾や予備校のスタッフに励ましてもらう
- 経験者の話を聞く
- 結果も大事だが、努力と成長こそが重要だと伝える
- 焦りは頑張りの裏返しだと励ます
一つひとつ解説します。
解決策1 成績は必ず上がると信じさせる
成績が順調に上がっていれば、焦りを感じないかもしれません。
しかし、成績というものは思った通りには上がらないものです。
なぜなら、成績というものはかけた努力に対して等差的には伸びないからです。
基礎が全体的に定着するまではなかなか点数は伸びず、基礎が定着してくると一気に点数が伸び始めます。
点数が伸び悩む時期が長く続くため、焦りを感じてしまうのです。
成績は直前期が一番伸びる
したがって、成績は入試本番前の直前期が一番伸びます。
予備校や学校が集計しているデータを分析しても、実際にそのような傾向が見られます。
入試直前期に最も成績が伸びることは、客観的なデータで示されています。
これらのデータを見せながら、

と、励ましてあげてください。
解決策2 塾や予備校のスタッフに励ましてもらう

もし、塾や予備校に通っているようであれば、スタッフの力を借りてください。
親子の関係とは別の切り口から励ましてもらえるでしょう。
また、受験のプロからの言葉には説得力も加わります。
経験やノウハウを活用していろいろな角度から励ますことができる
塾や予備校には、受験に関する経験やデータ、ノウハウが蓄積されています。
そのため、いろいろな切り口から生徒を励ましてあげることができます。
励まされポイントは子どもの性格や特性で異なります。
客観的データを見ることで、「自分もできる!」と信じることができる子どももいます。
周りに応援されていると知ることで、「自分はできる!」と信じることができる子どももいます。
憧れの志望校に合格した先輩も同じように悩んでいたと知ることで、「自分も先輩に続こう!」と思える子どももいます。
背中を押してくれる言葉や応援で、「最後まで頑張ってみよう!」と思える子どももいます。
多くの受験生を送り出してきた経験がある塾や予備校だからこそできる励まし方があります。
遠慮なく相談するべき

このように思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、「ぜひ相談してほしい。」と思っているスタッフは多いです。
塾や予備校のスタッフも、入試前の受験生のメンタルには物凄く気を配ります。
それが入試の結果に直結するからです。
ところが、生徒の細かいメンタルの変化を見抜く力については、子どもと長い時間を一緒に過ごされてこられた保護者の方々には到底力が及びません。
ですので、ちょっとした変化について報告をいただくことは、塾や予備校のスタッフにとってはありがたいことなのです。
解決策3 経験者の話を聞く

なんていう人はほとんどいません。
入試直前期に不安を感じて、焦りを感じた経験を持つ先輩はたくさんいます。
もし、お子様に仲の良い先輩がいるのであれば、その先輩にアドバイスをもらうのも良い手です。
もし、ご近所に憧れの志望校に合格した先輩がいるのであれば、その先輩にアドバイスをもらうのもよいでしょう。
同じように悩んだ経験を話してくれるかもしれません。
より実践的なアドバイスをもらえるかもしれません。
年が近いということが重要
年の近い先輩であれば、保護者や学校の先生、塾や予備校の先生とは異なる信頼関係があります。
年が近い分、より親近感を持って話を聞くことができるでしょう。
また、先輩がつい最近経験したことでもあるので、お互いに共感しながら話ができるかもしれません。
精神的に弱っている時は、この「共感」が力強い味方になってくれることも多いです。
解決策4 結果も大事だが、努力と成長こそが重要だと伝える
受験は人生の通過点でしかありません。
その先に長い長い人生が続いています。
入試で結果を出すことも大事なことですが、受験勉強を通してどれだけ人間として成長できるかの方が重要です。
私は毎年多くの受験生を見てきましたが、受験生としてしっかりと努力した生徒は、1年間で人間として大きく成長していきました。
もし、結果が不合格であったとしても、受験生として一生懸命に努力したことは将来必ず活かされます。
そのことを子ども知っておいてもらえれば、「必ず合格しなければならない」というプレッシャーを感じなくて済むでしょう。
伝え方は難しい
ただ、伝え方とタイミングはよく考えなくてはなりません。


子どもにそのように思われてしまう可能性があります。
一番大事なことは、子どもに「どんなあなたであってもいつでも味方である」ことを伝えることです。
「合格であっても不合格であっても、いつでも応援している。」
「こんなに一生懸命頑張っているあなたを誇りに思う。」
そのようなことが伝わるような言葉で、あまりかしこまらずに日常的に伝え続けるのが良いです。
解決策5 焦りは頑張りの裏返しだと励ます
焦りを感じるのは、頑張っているからです。
頑張っていなければ焦ることはありません。
結果に涙するのは、頑張ってきたからです。
頑張らなければ泣くほど感情が動くことはありません。
ですので、焦りを感じることは本当は良いことなのです。

と、励ましてあげてください。
そして、できれば「合格」という結果に嬉し涙できると良いですね!
まとめ
それでは、入試直前期の子どもの焦りについてをまとめます。
結論
勉強の悩みは勉強でしか解決できません。
悩んでいないで勉強すべきです。
ですが、受験直前期は誰でも焦りで受験勉強に集中できなくなってしまうものです。
ですので、子どもが受験勉強に集中できるよう、大人が受験生にしてあげられることを考えなくてはなりません。
子どもの焦りの解決策
- 成績は必ず上がると信じさせる
- 塾や予備校のスタッフに励ましてもらう
- 経験者の話を聞く
- 結果も大事だが、努力と成長こそが重要だと伝える
- 焦りは頑張りの裏返しだと励ます
焦りは、一生懸命に頑張っていることの証明です。
今回の記事が、お子様が入試本番まで思う存分に集中して勉強に取り組めるようにするための参考となればとてもうれしいです。