こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
中学受験を目指す子どもの中でも、国語の成績がなかなか伸びないと悩む子どもは多いです。
保護者の方としても、国語の勉強はどのように取り組ませれば良いのかと、悩まれているのではないでしょうか。
結論
中学受験の国語は、センスに頼るのではなく、正しい勉強法で取り組むことが大切です。
入試で問われる力をよく理解したうえで、正しい取り組み方を学んでいくことで成績を伸ばすことができます。
今回は、中学受験の国語の勉強法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が正しい勉強法で中学受験の国語対策に取り組み、国語を得意教科にしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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中学受験の国語の特徴
学校の国語の勉強とは異なる、中学受験の国語の特徴は、主に次の2つです。
中学受験の国語の特徴
特徴1:難易度が高い
中学受験の国語は、難易度が高いです。
学校のカラーテストでは当たり前のように100点を取れる力があっても、中学受験向けの模試や学力テストを受けると、50点も取れないということは少なくありません。
説明文や論説文は、大人が読んでも難しく感じる文章が出題されることも多く、小学生の力で正しく読解するのはとても難しいです。
慣用句や四字熟語も、大人でも答えられないような言葉が出題されることも多いです。
中学受験の国語は全体的に難易度が高く、学校の授業を受けているだけでは高得点を狙うことはできません。
特徴2:思考力や発想力を問う問題が増加傾向
最近の中学受験の国語は、思考力や発想力を問う問題が増えています。
子どもたちに求められている力が、社会の移り変わりと共に変化してきているからです。
現代の社会では、知識や情報を正しく活用し、課題を解決していく力が求められています。
国語に限らず、すべての教科で、課題を解決するための思考力や発想力を問う問題が増加する傾向にあります。
国語では、自分の意見や主張を記述する問題や、図表やデータから正しく情報を読み取っていく問題など、今までとは異なる傾向の問題が出題されています。
知識やテクニックだけに頼らない、本質的な思考力を育てていくことも大切になります。
中学受験の国語の成績が悪い子どもの特徴
中学受験の国語でひどい成績を取ってしまう理由、次のようなものであることが多いです。
中学受験の国語でひどい成績を取ってしまう理由
- 漢字や言葉を知らない
- 内容ではなく文字だけを追っている
- 読解問題の解き方を理解していない(勘や自分の考えを解答している)
- 日常会話が充実していない
- 読書習慣がない
特に、語彙や文法に課題があると、文字だけを追ってしまい、文章の意味を読み取れていない場合が多いです。
日常会話の量が足りなかったり、読書習慣がなかったりと、普段から言葉に触れる機会が少ないことも、国語が苦手になってしまう原因になります。
中学受験の国語ができない理由については、『【中学受験】国語ができない理由は?ひどい成績を脱出するための勉強法!』で詳しく解説しています。
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【中学受験】国語ができない理由は?ひどい成績を脱出するための勉強法!
続きを見る
中学受験の国語で求められる力
中学受験の国語では、次のような力が求められます。
中学受験の国語で求められる力
- 漢字や語彙などの基礎知識
- 国語文法の知識
- 説明文・論説文の読解力
- 物語文の読解力
- 記述力
国語力の土台となる基礎知識と、文章を正しく読解するための力を伸ばしていくことが重要です。
記述問題を出題する中学校も多いので、選択問題に答えられるようにするだけでなく、採点者に伝わる記述解答を作る力も育てていく必要があります。
中学受験国語についてのよくある勘違い
中学受験の国語についてのよくある勘違いは、主に次の3つです。
中学受験の国語についてのよくある勘違い
勘違い1:国語の成績はセンス次第
中学受験の国語では、成績はセンス次第で決まると勘違いしている人が多いです。
日本語の文章は、勉強していない人でもなんとなく読めてしまうからです。
文章を読めるのに問題には正解できないので、「センスがないと解けない」と勘違いしてしまう場合が多いです。
国語は、正しく勉強すれば、センスに関係なく成績を伸ばせます。
下のグラフは大学受験のデータにはなりますが、入試直前期に多くの受験生が気合いを入れて国語の勉強に取り組むことで、「現代文」「古文」「漢文」の、どの分野も平均点が伸びていることがわかります。
国語の読解問題も、しっかりと勉強すれば誰でも成績を伸ばすことができることがわかります。
勘違い2:本をたくさん読ませれば国語の成績が伸びる
中学受験の国語では、子どもに本をたくさん読ませれば成績が伸びると勘違いされている人も多いです。
読書が好きな子どもの中には、国語を得意としている子どもも多いからです。
実際に、読書好きは国語が得意になる場合が多いです。
一方で、本をたくさん読むだけで国語の成績が伸びるわけではありません。
特に、勉強のためと思って、子どもが読みたくない本を無理やり読ませるのはNGです。
国語の成績を伸ばすために子どもに読書に取り組ませるのであれば、子どもが読書を楽しめるようにするなどの工夫が必要になります。
勘違い3:読解問題は練習問題をたくさん解いて慣れることが大切
中学受験の国語では、読解問題の演習をたくさん解いて慣れることが大切だと勘違いされている人が多いです。
たた練習問題を解くだけでは読解力は育ちません。
練習問題を使ってアウトプット学習に取り組む前に、必要な知識を身につけるためのインプット学習に取り組まなければ意味がありません。
ある程度の基礎力が身についたあとであれば、練習問題をたくさん解いて慣れることも大切なのですが、その前に取り組まなければならないことはたくさんあります。
中学受験の国語の成績を伸ばす方法
中学受験の国語の成績を伸ばす方法は、主に次の8つです。
中学受験の国語の成績を伸ばす方法
勉強法1:漢字や語彙の知識を身につける
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、漢字や語彙の知識を身につけていくことが一番重要です。
語彙は国語の力の土台だからです。
中学入試では、漢字の読み・書きの問題の配点は決して高くはありません。
一方で、漢字の知識は言葉の知識と結びついているため、文章を正確に読解できるようにするためにも漢字の勉強は重要です。
小学生におすすめの漢字勉強法は、主に次の5つです。
小学生におすすめの漢字勉強法
- 読み方は音読して覚える
- 漢字の意味を解説する
- 部首をチェックする
- 書き取りは3回~5回
- 覚えているかテストする
がむしゃらに漢字の書き取りをしても、漢字を効率的に覚えることはできません。
正しい方法で取り組むことが大切です。
中学受験の漢字対策についての詳細は、『中学受験の漢字対策!効率的な暗記法とやってはいけないNG勉強法』で解説しています。
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中学受験の漢字対策!効率的な暗記法とやってはいけないNG勉強法
続きを見る
勉強法2:音読する
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、文章を黙読するだけでなく、声に出して音読してみると効果的です。
国語はあくまでも言葉なので、声に出すことで効率よく定着させることができるからです。
音読をするときは、ただ声に出して読むだけでなく、新しく覚えた漢字や言葉の意味、授業で先生が言っていたことなどを考えながら取り組むと効果的です。
音読とは少し異なりますが、「歌」も効果的です。
歌の歌詞には、普段は使わない言葉が使われていることも多いので、新しい言葉を覚えるきっかけにすることもできます。
勉強法3:文章を論理的に読めるようにする
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、文章を論理的に読めるようにするトレーニングをすることが重要です。
文章を論理的に読解できるようになると、勘やセンスに頼らずに、どのような文章が出題されても同じように考えて正解を導き出すことができるからです。
特に、接続詞などの、論理マーカー(ディスコースマーカー)を意識しながら読めるようになると、文章の流れを予測・分析しながら読み取れるようになります。
論理マーカー(ディスコースマーカー)とは、「そして」や「しかし」などのつなぎ言葉のように、文章などでの論理的な流れを示す表現のことです。
たとえば、「たとえば」という言葉を見つけたら、「この後に具体例が書かれているはずだ」と、前もって準備しながら読み進めることができます(この文も「たとえば、」を用いて具体例を示しています)。
論理マーカー(ディスコースマーカー)の例
- 言い換え、まとめ
要するに、つまり、すなわち、 - 具体例
たとえば、具体的には、特に、 - 話題の転換
さて、ところで、それはそうと、 - 対比(何かと何かを比べる)
しかし、一方、他方では、逆に、反面、そのかわりに、 - 添加・累加(付け加える)
そして、さらに、加えて、そのうえで、おまけに、しかも、 - 理由
だから、なので、そのため、そういうわけで、 - 結論
したがって、ゆえに、これらのことから、
論説文や説明文を解くときに、自分の考えや世の中の常識を根拠にして問題を解いてしまう小学生は多いです。
しかし、読解問題を解くときには、読者や世間がどう考えているのかではなく、筆者がどのように考えているのかを正確に読み取ることが重要です。
文章を論理的に読めるようにすることで、先入観にとらわれずに、筆者の意見や主張を正しく読み取ることができるようになります。
勉強法4:心情や情景の描写を読み取れるようにする
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、心情や情景の描写を正しく読み取れるようにすることが重要です。
特に、「変化」に注目して読めるようになると効果的です。
物語文や随筆文では、心情の変化、意見の変化、時間の変化、場面の変化、情景の変化を読み取ることがポイントになるからです。
文章の内容を頭の中で映像としてイメージし、それがどのように変化していくのかを意識しながら読めるようになる必要があります。
そのような変化を、自分の思い込みではなく、文章表現を正しく読み取ることで感じられるようにすることが重要です。
勉強法5:読書を楽しむ
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、読書を楽しむことが重要です。
読書が好きになると、前向きな気持ちで文章を読めるようになりますし、文章に書かれている内容を正確に理解したいという気持ちも育つからです。
子どもが興味のあるジャンルの本を用意したり、子どもが好きそうなストーリーの小説を用意したりと、読書の楽しさを知ることができる機会を作れると良いです。
読書を「する」ことではなく、読書を「楽しむ」ことが重要です。
子どもが前向きに読書に取り組めるよう、工夫できると良いです。
▼あわせて読みたい
>>読書をして国語の成績を上げよう!ただし読むだけではダメです
勉強法6:読んだ文章について話してみる
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、読んだ文章について話してみると効果的です。
対話をすると、子どもが文章を正しく読み取れているかどうかを確認することができますし、子どもが他の人の解釈を知ることで、新たな気づきにもつなげることができるからです。
読解問題の練習で解いた文章について親子で話してみたり、親子で同じ本を読んで、感想を言い合ったりできると良いです。
読んだ文章について話すときは、間違いを指摘するような場にするのではなく、楽しく語り合える場にすることが重要です。
勉強法7:相手に伝わる会話を心がける
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、相手に伝わる会話を心がけることが重要です。
普段の会話の質が、子どもの文章力に直結するからです。
親子間の会話や、親しい友達との会話であれば、ある程度適当に省略して話しても会話が成り立ちます。
文章にしなくても、「お昼ごはん」や「醤油」などの単語を言うだけでも、何となく相手が言いたいことを感じ取ることができます。
お互いがお互いのことをよくわかっているからです。
一方で、会話の相手がまったく知らない人であれば、正確な日本語で、必要な情報を盛り込まなければ円滑なコミュニケーションは取れません。
たとえ親しい間柄であったとしても、相手のことをよく考え、相手に正確に伝わる会話を心がけさせることが大切です。
まずは親子の会話から、お互いの顔を見ながら、相手に伝わりやすい、正確な文章で物事を伝え合えるように努力できると良いです。
勉強法8:作文を書く
中学受験の国語の成績を伸ばすためには、作文を書くことも有効です。
勉強は知識を頭に入れていくインプット学習と、頭の中にある知識を外に出すアウトプット学習のバランスが大切だからです。
特に、しっかりとした文章を作らなければならない作文は、アウトプット学習としてとても効果的です。
文章としてアウトプットすることができる作文は、記述問題の対策としても効果的です。
一方で、作文が苦手な小学生に、いきなり作文を書かせるのは良くありません。
なかなか作文を書くことができず、作文を書くことが嫌になってしまうからです。
どのような文章を、どのような構成で書くか親子で話し合いながら考えるなど、作文の勉強をサポートしてあげることが大切です。
▼あわせて読みたい
>>小学生の作文の書き方!親子でできる5つのステップと練習法
家庭学習だけで対策が難しい場合は塾の活用も検討する
中学受験の対策は、家庭学習だけで成果を出すのが難しい場合が多いです。
家庭学習だけで成果を出すのが難しい理由
- 正しい読み方・解き方は、講師からのフィードバックを受けたほうが身につきやすい
- 読解方法の誤りは自分では気づきにくい
- 記述問題の添削をしてもらえない
- 家庭学習は習慣化が難しい
中学受験に対応した塾には、集団指導塾・個別指導塾・オンライン塾・国語専門塾など、さまざまな選択肢があり、子どもの学習状況や家庭の方針に合った塾を選ぶことが大切です。
中学受験の国語に強い塾の比較や選び方については、以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもぜひ参考にしてください。
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中学受験の国語に強い塾比較|失敗しない選び方とおすすめ一覧
続きを見る
まとめ
それでは、中学受験国語の勉強法についての解説をまとめます。
結論
中学受験の国語は、センスに頼るのではなく、正しい勉強法で取り組むことが大切です。
入試で問われる力をよく理解したうえで、正しい取り組み方を学んでいくことで成績を伸ばすことができます。
学校の国語の勉強とは異なる、中学受験の国語の特徴は、主に次の2つです。
中学受験の国語の特徴
中学受験の国語でひどい成績を取ってしまう理由、次のようなものであることが多いです。
中学受験の国語でひどい成績を取ってしまう理由
- 漢字や言葉を知らない
- 内容ではなく文字だけを追っている
- 読解問題の解き方を理解していない(勘や自分の考えを解答している)
- 日常会話が充実していない
- 読書習慣がない
中学受験の国語では、次のような力が求められます。
中学受験の国語で求められる力
- 漢字や語彙などの基礎知識
- 国語文法の知識
- 説明文・論説文の読解力
- 物語文の読解力
- 記述力
中学受験の国語についてのよくある勘違いは、主に次の3つです。
中学受験の国語についてのよくある勘違い
中学受験の国語の成績を伸ばす方法は、主に次の8つです。
中学受験の国語の成績を伸ばす方法
中学受験の対策は、家庭学習だけで成果を出すのが難しい場合が多いです。
家庭学習だけで成果を出すのが難しい理由
- 正しい読み方・解き方は、講師からのフィードバックを受けたほうが身につきやすい
- 読解方法の誤りは自分では気づきにくい
- 記述問題の添削をしてもらえない
- 家庭学習は習慣化が難しい
今回の記事が、お子様が正しい勉強法で中学受験の国語対策に取り組み、国語を得意教科にしていくきっかけになればとてもうれしいです。
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