小学生

引き算の教え方|繰り下がりの壁を越えるコツ

2026年7月20日

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引き算

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

 

保護者
保護者
子どもに引き算を教えているのですが、繰り下がりでつまずいてしまっています。どのように教えれば良いでしょうか・・・。

 

引き算の繰り下がりでつまずいてしまう小学生は多いです。

保護者の方としては、どのように教えればできるようになるのかと、心配に思われているのではないでしょうか。

結論

引き算のつまずきは、子どもの理解力不足ではなく、教える順序が原因であるケースが多いです。

数の分解から繰り下がりまで段階を踏んで教えられると、混乱せずに引き算を身につけられます。

 

今回は、子どもへの引き算の教え方について解説します。

最後までお読みになり、お子様が引き算のつまずきを解消するための参考としていただければとてもうれしいです。

この記事の筆者

エデュサポ

エデュサポ
@edsuppor

  • 元塾教室長
  • 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
  • 塾業界勤務経験は20年以上
  • 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設

引き算で子どもがつまずく3つの原因

why なぜ 理由

保護者
保護者
引き算でつまずいてしまう原因は何でしょうか・・・。

 

対策するためには原因を探るのが一番です!
エデュサポ
エデュサポ

 

まずは引き算でつまずいてしまう原因を考えてみましょう!
エデュサポ
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原因1:「引く」という言葉のイメージがつかめていない

引き算で子どもがつまずいてしまうのは、「引く」という言葉のイメージをつかめていないことが原因であるケースが多いです

引き算には「残りはいくつ」と「違いはいくつ(どちらが何個多い)」という2つの場面があります。

足し算の「合わせる・増える」に比べてイメージしにくく、式の意味がわからないまま計算だけしている小学生も少なくありません。

「引く」という言葉を、「なくなる」「比べる」といった「生活の言葉」に置き換えて伝えると理解しやすくなります。

原因2:10までの数の分解(いくつといくつ)が定着していない

引き算で子どもがつまずいてしまうのは、足し算の勉強をする時に、「数の分解」の理解が定着しなかったことが原因であるケースが多いです

「10は7と3に分けられる」「8は5と3に分けられる」のように、数を2つに分ける感覚が定着していないと、引き算の繰り下がりを理解することができません。

そもそも数を分ける段階でつまずいてしまっている場合、原因は引き算そのものではなく、その前のステップにあります。

原因3:繰り下がりで「10のまとまり」が見えていない

引き算で子どもがつまずいてしまうのは、「10のまとまり」が見えていないことが原因であるケースが多いです

繰り下がりのある引き算は、小1算数の中でも最大級の壁となる単元です。

「12-7」を1つずつ指で数えて引き算している子どもは、12を「10と2」のまとまりで捉える考え方が身についていません。

指で数えて引き算をしても、小さな数であれば答えを出せてしまうため、つまずきが表面化しにくく苦手の根が深くなりやすい場面です。

引き算の教え方5ステップ

段階

保護者
保護者
具体的には、どのように教えれば良いのでしょうか・・・。

 

算数の勉強は、ステップに分けて一つひとつのできるようにしていくのが近道です!
エデュサポ
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引き算を学ぶときのステップをチェックしてみましょう!
エデュサポ
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ステップ1:「のこりはいくつ」を実物で体感する

引き算を教えるときは、最初は式を書かずに、おはじきやお菓子などの実物を使って「5個から2個食べたら残りはいくつ?」という形で体感させるようにすると良いです

数が減る様子を目で見て確かめることで、「引く=少なくなる」のイメージが言葉と数で結びつきます。

慣れてきたら「どちらが何個多い?」という比べる場面も遊びに混ぜていきます。

ステップ2:いくつといくつ(10までの数の分解)を確認する

引き算のイメージが身についてきたら、数の分解の理解を深めていきます

「10は7といくつ?」「8は3といくつ?」と、クイズのように数の分解を練習できると良いです。

数の分解は足し算の繰り上がりの考え方と同じで、繰り上がりと繰り下がりの理解を大きく分ける最重要ポイントです。

▼あわせて読みたい
>>足し算の教え方|繰り上がりでつまずかせない手順

ステップ3:繰り下がりのない引き算に慣れる

数の分解のイメージが身についてきたら、繰り下がりのない引き算の練習に取り組んでいきます

「9-4」のような10までの数の引き算と、「15-3」のような繰り下がりのない引き算を確実に解けるようにしていきます。

このときに「15は10と5」のように声に出させると、数をまとまりで捉える習慣が身につき、次の繰り下がりのある引き算に進むための橋渡しになります。

答えが合っているかどうかだけでなく、スラスラと出てくるかどうかを目安にします。

ステップ4:「10といくつ」で繰り下がりを乗り越える

繰り下がりのない引き算に慣れてきたら、いよいよ繰り下がりに進みます

繰り下がりの基本は、10のまとまりから引く考え方です。

「12-7」であれば、12を「10と2」に分け、10から7を引いて3、残った2と合わせて5と求めます。

学校の授業で使う「さくらんぼ計算」(下の図を参照)は、この考え方をノートの上で見えるようにしたものです。

引き算 さくらんぼ計算

なお、「12-7」を「12-2-5」のように、2回に分けて引く方法もあり、学校ではどちらも扱われる場合が多いです。

家庭で教えるときは、学校で習っている方法に合わせたるのが混乱を防ぐコツです。

ノートや教科書を見て、子どもがどちらのやり方で習っているかを先に確認しておくと良いです。

ステップ5:毎日の短い練習で定着させる

繰り下がりの計算方法を理解できたら、毎日の短い練習を繰り返して定着させていきます

繰り下がりの引き算は、仕組みがわかってから使いこなせるようになるまでに、かなりの量の練習が必要になるからです。

1回でまとめて練習するよりも、1日5分や10分であっても、毎日取り組んだほうが効果的です。

ポイントは、繰り下がりのない簡単な引き算と、繰り下がりのある難しい引き算を混ぜて取り組むことです。

「解けた!」という成功体験を積みながら、無理なく挑戦できるようにするためです。

間違いが多い場合は間違えたことを責めるのではなく、つまずいているポイントを見極めて、できるところまで戻って練習するほうが効果が高いです。

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>>算数ドリルのおすすめ8選|小学生の学年別・目的別の選び方

家庭で教えるときの心構え

重要 大事 チェック

保護者
保護者
引き算を教える時に気をつけることなどはありますか?

 

算数の力を伸ばすために、いくつか気をつけておくと良いポイントがあります!
エデュサポ
エデュサポ

 

心構え1:前の段階に戻るのは遠回りではない

引き算を教えるときは、つまずいたときに迷わずに前のステップに戻ることが大切です

積み上げ式の教科である算数は、つまずきポイントに戻って定着させたほうが近道になるからです。

戻ることは「遠回り」ではありません。

心構え2:学校のやり方に合わせる

引き算を教えるときは、保護者の方のやり方で教えるのではなく、学校のやり方に合わせて教えたほうが混乱がありません

さくらんぼ計算を見るとわずらわしく感じることもあるとは思いますが、まずは学校のやり方に合わせて定着させ、別解や他の考え方はその後で取り組んだほうが良いです。

心構え3:急がせない・数える段階を認める

引き算を教えるときは、無理に急がせるのではなく、指やブロックを使って数えることを認めることも大切です

数の概念を理解していく段階は、子どもによって時期が異なります。

スモールステップで一つひとつ理解を積み重ねていけば、指やブロックを使うことから自然と卒業していきます。

段階ごとの算数の教え方については、『小学生への算数の教え方|親が教えるコツ完全ガイド』で詳しく解説しています。

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家庭で教えるのが難しいと感じたら

問題集

保護者
保護者
引き算を教えるのって、結構根気がいりそうですね・・・。

 

子どもに勉強を教えるのって難しいですよね・・・。
エデュサポ
エデュサポ

 

保護者の方だけでサポートするのが難しい場合は、教材の力を借りるのもおすすめです!
エデュサポ
エデュサポ

 

「親子だとついつい感情的になってしまう」、「教え方はわかっていても続かない」という場合は、教材の力を借りるのも有効な選択肢です

繰り下がりのような計算の土台は、子どものペースに合わせて反復練習に取り組めるタブレット学習教材と相性が良いです。

たとえば、「RISU算数」というタブレット学習教材では、算数に特化した演習に取り組むことができます。

タブレットを活用した教材なので、図やアニメーションで感覚的に「数」や「量」を捉えることができます。

最初の実力テストで子どもの学力に合った地点からはじまり、学年にとらわれずさかのぼりも先取りもできるため、「どこに戻ればいいか」を親が判断しなくても、つまずきの根本から学び直せます。

RISU算数については、『RISU算数は算数に特化したタブレット学習教材!料金・口コミは?』で詳しく解説しています。

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引き算の教え方に関するよくある質問

質問 答え Q&A

ここからは、引き算の教え方に関するよくある質問にお答えしていきます

質問1:さくらんぼ計算は必ず使わないといけませんか?

さくらんぼ計算は目的ではなく、10のまとまりで数を見るための道具です。

学校で使っている間は合わせるのが基本ですが、頭の中で分解できるようになれば書く必要はありません。

質問2:10から引く方法と、2回に分けて引く方法のどちらで教えればよいですか?

まずは学校で習っている方法に合わせてください。

基本は10から引く方法で、余裕が出てきたらもう一方も知っておくと、問題によって使い分けられるようになります。

質問3:繰り下がりの引き算はいつまでにできるようになればよいですか?

繰り下がりは小1の後半に習い、小2の筆算の土台になります。

小1のうちにすらすら解ける状態を目指します。

遅れていても、数の分解から順に戻ればすぐに追いつけます。

まとめ

それでは、子どもへの引き算の教え方についての解説をまとめます。

結論


引き算のつまずきは、子どもの理解力不足ではなく、教える順序が原因であるケースが多いです。

数の分解から繰り下がりまで段階を踏んで教えられると、混乱せずに引き算を身につけられます。





今回の記事が、お子様の引き算のつまずき解消のきっかけになればとてもうれしいです。

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