高校生

【高校生】Z会のおすすめの活用法。費用・口コミは?

2022年1月9日

Z会高校

こんにちは。エデュサポです。

大学受験対策は予備校や塾もいいけど、通信教育教材やタブレット教材はどうなんだろう

高校生の子どもにZ会の通信教育教材を考えているが、実際のところどうなんだろう

と、考えられている保護者の方もいらっしゃると思います。

そこで、今回は高校生へのZ会のおすすめの活用法等を紹介します

今回お話する内容は次の5点です。

Z会についての5点

  • Z会のおすすめの活用法
  • Z会の料金
  • Z会の勉強に取り組ませるための工夫
  • Z会の評判・口コミ
  • Z会のメリット・デメリットまとめ

 

私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。

これまでの経験を基に解説します。高校生のお子様に、Z会を活用すべきかどうかの判断の参考としていただけたらとても嬉しいです。

 

 

Z会のおすすめの活用法

活用

Z会には、紙の教材で学習する「高校生テキストコース」と、タブレットの教材を中心に学習する「高校生タブレットコース」が用意されています。

特別な理由がない限りは、高校生タブレットコースにすることをおすすめします。紙よりもタブレットの方ができることが多いということもありますが、高校生タブレットコースが優秀すぎて、紙の教材では太刀打ちできません。

また、Z会全体としても、軸足を紙からタブレットへと移しています。

ただ、高3生の大学受験生向けコースには、紙の教材を中心に学習するコースしかありません。

コースについて

教材レベルは志望大学によって分かれています。志望大学に合わせたコースを選択してください。志望校が決まっていない場合は、難易度の低いレベルを選ぶことをおすすめします

はじめから難しいレベルを選んでしまい、挫折しまってはもったいないからです。選んだレベルが簡単すぎるようであれば、あとで難しい方に変更しましょう。

それでは、ここからは学力層ごとにZ会のおすすめの活用法を紹介します。

学力層は次の3つに分けて解説します。

3つの学力層

  • 難関・上位国公立大学や、早慶・GMARCH・関関同立以上を目指す子ども
  • 地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指す子ども
  • 学校の定期テストで平均点を目指す子ども

難関・上位国公立大学や、早慶上理・GMARCH・関関同立以上を目指す子ども

東京大学

難関・上位国公立大学や、早慶上理・GMARCH・関関同立以上を目指すようであれば、メイン教材としてZ会をやりこみ、サポートとして塾や家庭教師を利用することをおすすめします

志望校の目安としては、偏差値60以上です。

教材レベルを見ても、演習量を見ても、Z会は最難関大学を狙える教材です。東大、京大、旧帝大国公立大学、医学部、早慶上理など、偏差値65を超えるような最難関大学であっても、Z会をメイン教材として活用することができます

それでも、塾や家庭教師の併用をおすすめする理由は3つあります。この3つを保護者や子ども自身でできるようであれば、塾や家庭教師は必要ありません。

塾や家庭教師を併用する理由

  • 学習進捗の管理
  • 模試の結果の分析
  • 入試情報の収集

 

学習進捗の管理

Z会の高校生タブレットコースは、高校3年間の学習を自由に取り組むことができます。

現役で難関大学の合格を目指すようであれば、高校3年生になる前に高校3年間の学習を可能な限り定着させ、高校3年生のラスト1年間で徹底的に入試対策を行なう必要があります

つまり、高校3年生になるまでに、高校3年間分の勉強の基礎基本をどれだけ徹底的にやり込めたかが、現役での合否を大きく左右します。

これは、難関大学の現役合格者を大量に輩出する中高一貫校のカリキュラムを見てみれば明らかです。

しかし、2年間で3年分の学習をやり込む計画を自分で立て、それを実際に自分で実行することは難しいです。

学習進捗の管理に関しては、塾の先生や家庭教師にお願いし、励ましてもらいながら勉強を進められると良いです

模試の結果分析

入試へ向けての学習計画は、模試を受験して、その結果を分析しながら都度修正をしていきます。

模試の結果から学習の習熟度を分析し、どこの苦手を潰して、どこの得意を伸ばすべきかを考えて学習計画を修正します。

自分でも模試の分析はできますが、客観的な意見も重要です。

模試の分析については、経験豊富な塾の先生はとても頼りになります

入試情報の収集

入試は情報戦でもあります

特に、大学入試はシステム自体が複雑です。更に、大学ごとに試験方式や受験に必要な科目、配点、共通テストの利用方法、出題される問題の傾向や特徴などが異なります。

これらの膨大な情報を自力で集めるのは大変ですし、時間がかかります。

正直、大学入試を専門に扱っている塾や予備校の職員であっても、すべてを把握することはできません。

それでも、情報が集まる塾や予備校を頼れば、情報収集に必要な多大な時間と労力を節約することができます

質問対応について

塾や家庭教師の利点として、気軽に質問ができるというものがありますが、今回は塾や家庭教師の併用をおすすめする理由のリストに入れませんでした。

気軽に質問をしているようであれば、難関大学合格は目指せないからです

問題にぶつかったときに、何が問題であるかを自ら見極め、どのように解決するかを自力で考えられなければ、特に最難関大学で出題されるような問題には対応できません。

とはいえ、勉強をしていればどうしても解決できない問題にぶつかることがあります。その場合は、Z会にもオンライン上で質問できるシステムがあるので活用しましょう。

気軽に質問とはいきませんが、気軽すぎないのが良いところです。

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難関大学の受験対策なら Z会の通信教育

地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指す子ども

日本大学

地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指すようであれば、メイン教材としてZ会をできる範囲で取り組み、サポートとして塾や家庭教師を利用することをおすすめします

志望校の目安としては、偏差値45~60くらいです。

このあたりの偏差値帯の大学であれば、教科書レベルの学習内容をどれだけ定着させられるかが重要になります。

ですので、学校の定期テストで高得点を狙うだけでなく、定期テストが終わったあとも学習内容が頭に残っているようにすることを目指すと良いです。

そのために、「Z会で学校の授業の先取り⇒学校の授業⇒Z会で学校の授業の復習」のサイクルを作りましょう。

これだけで、同じ学習内容を3回繰り返すことができます。

仕上げとして定期テスト前の勉強にしっかり取り組めば、定期テスト後にも学習内容をしっかりと頭に残すことができます。

大切なことは、定期テストで点数を取るだけの、その場限りの勉強にならないように意識して取り組むことです。

Z会の高校生タブレットコースは、高校3年間の学習を自由に取り組むことができます。

そのため、先取りも復習も定期テスト対策も、いつでも単元を行ったり来たりして対策できます。上手に活用すれば、基礎基本を何度でも復習することができます

それでは、先取り学習はどれくらい先取りすれば良いでしょうか。

先取りのペース

学校の授業の先取りは、進められれば進められるだけ良いです

あんまり進めてしまうと、定期テストの時には忘れてしまうのではないかと思われるかもしれませんが、そこは心配する必要はありません。

忘れてしまったら復習をすればよいのです。復習の回数が多ければ多いほど、内容が頭に定着します

一旦忘れて、もう一度思い出すというのはとては大事なことです。前述の通り、定期テストで点数を取るだけの、その場限りの勉強にしてはいけません。何度でも繰り返して定着させましょう。

逆に、学校のちょっとだけ先に取り組むような先取りでは効果は薄いです。

目安として、高校3年生の夏休みに入る前に、少なくとも高校3年間分の勉強はすべて一通り終えるようにしましょう

そうすることで、大事な大事な高校3年生の夏休み期間を、3年間の学習の復習に目一杯当てることができます。

うまくいけば、高3の夏休みから共通テストやセンター試験の過去問を使って演習することもできます。

共通テストやセンター試験は本番の入試問題ではありますが、基礎基本がしっかりと定着していれば解ける問題ばかりなので、早期から本番を想定した質の高い演習に取り組むことができます。

ぜひ、高3の夏休みに過去問に挑戦できるように、先取りが学習を頑張ってみてください。

ただ、先取り学習を高校生が一人で取り組むのはとても難しいです。

そのため、塾や家庭教師を併用することを強くおすすめします。

塾や家庭教師を活用する理由

塾や家庭教師を利用する理由については、このページの少し上の方の「国公立大学やGMARCH・関関同立以上を目指す子ども」の章で詳しく解説しました。詳細は、そちらをお読みください。

地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指す子どもにフォーカスするのであれば、塾や家庭教師を利用する理由は「学習進捗の管理」に集約されます

教科書レベルの学習内容の定着を目指すという学習理解度の場合、しっかりと勉強を習慣化できていないことが多いです。

その状態で、自力で学習計画を立て、それを実行することは至難の業です。

プロに学習進捗の管理を任せるべきです。

もしも、塾や家庭教師に頼らずにZ会のみで取り組む場合は、保護者が子どもの学習進捗の管理を手厚くサポートしてあげてください。

教材を与えるだけでは絶対に続きません。勉強の取り組みを決して子ども任せにしないでください

逆に、学習進捗をしっかりと管理できれば、学力上位層をごぼう抜きにすることも可能です。

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高校生のためのZ会

学校の定期テストで平均点を目指す子ども

通っている高校にもよりますが、いわゆる普通の公立高校の学校の定期テストで平均点を目指すようであれば、メインの教材として、できる範囲で取り組むことをおすすめします

いきなりすべてやり込もうと思うと心が折れてしまうと思うので、まずはできる範囲で、気負いすぎずに取り組むと良いでしょう。

勉強が苦手な子どもは、これまでの学習でつまずいてしまっていることが多いので、つまずきポイントを埋めることに重点を置いて取り組むと良いです

Z会の高校生タブレットコースは、高校1年生から3年生までの内容をいつでも勉強することができます。

高校2年生や3年生の子どもが、苦手分野の克服のために高1や高2の範囲にさかのぼって取り組むという使い方がおすすめです。

ただ、極端に勉強が苦手な高校生の場合、中学の学習内容からつまずいてしまっている可能性もあります。

状況によっては、勇気を持って中学タブレットコースを申し込んでください。

中学タブレットコースも、中学1年生から3年生までの内容をいつでも勉強することができます。無理をして全然わからない高校内容に取り組むよりは、中学の学習内容をおさらいした方がずっと有意義です。

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難問よりも基礎基本

定期テストで平均点を目指すようであれば、とにかく基礎基本の問題をたくさん解きましょう

はじめに「できる範囲で取り組む」と書いたのは、難しい問題には取り組む必要がないということです。

学校の定期テストは、難しい問題よりも、基本的な問題をどれだけ確実に得点できるかで勝負が決まります

ですので、何度も徹底的に基本問題に取り組むようにしてください。

基礎基本を定着させ、学校の定期テストで確実に80点以上取れるようになってから難しい問題にチャレンジすると良いでしょう。

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Z会の料金

料金

料金に関しては、2022年1月時点でのものになります。すべて税込み価格です。基本的には「12カ月一括払い」の料金を表示しています。

高1・高2生 受講会費

コース 英・数・国
理科基礎
理科
地歴公民
Asteria
英語
小論文
高校生
タブレットコース
1教科1カ月あたり
3,650円~
1教科1カ月あたり
2,800円~
1カ月あたり2,422円~
高校生
テキストコース
1教科1カ月あたり
4,500円~
1教科1カ月あたり
3,400円~
1カ月あたり4,500円~

大学受験生向けコース(高3生) 受講会費

本科
コース 受講会費
東大コース
京大コース
医学科コース
難関国公立コース
早慶コース
難関私大コース
1教科1カ月あたり
5,082円~
標準国公私大コース 1教科1カ月あたり
4,530円~
専科(オプション)
講座 受講会費
共通テスト攻略演習 6教科セット
1カ月あたり2,975円~
受験小論文コース 1カ月あたり5,082円~
東大即応演習
京大即応演習
英数国3教科セット
1カ月あたり5,082円~
分野別攻略コース 1講座1カ月あたり
2,533円~
ハイグレード実践演習
(高卒生対象)
1講座1カ月あたり
2,533円~

入会金

0円

タブレット料金

専用タブレット
19,800円(セット受講12カ月一括払いなら実質0円)

または、各自でiPadを用意

セット割

コース セット割引
高校生タブレットコース
高校生テキストコース
本科・専科3講座以上で
1カ月あたり1,000円割引
大学受験生向けコース 本科3講座以上で
1カ月あたり500円割引

料金詳細

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Z会 高校生向け

Z会の料金について

Z会の料金は、「毎月払い」「6カ月一括払い」「12カ月一括払い」の3種類から選ぶことができます。

料金だけを見れば、12カ月一括払いが最もお得になります。長く続けるようであれば、12カ月一括払いでの申込みをおすすめします。

受講会費に関しては、通信教育教材の中では非常に高いと言えます。それでも、塾や予備校に比べれば安いです。

専用タブレットは安く購入することができますが、少し高くてもiPadを購入してしまうことをおすすめします。

タブレットやスマートフォンは、勉強に活用できれば非常に効率的な学習ができます。高校生の勉強にタブレットやスマートフォンはマストアイテムです。性能の高いiPadを持っておくことを強くおすすめします。

iPadを既に持っている場合は、タブレット費用の問題はクリアできます。

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Z会の勉強に取り組ませるための工夫

タブレット教材

通信教育教材やタブレット教材の最大のデメリットは、子どもに勉強に取り組ませ続けることが難しいことです。そのため、各社は様々な工夫をしています。

Z会の工夫

  • AIが学習到達度を判定
  • AIが今解くべき問題を出題
  • 丁寧な添削指導
  • 映像授業付き

AIが学習到達度を判定

子どもの学習履歴を蓄積させることで、AIが学習の到達度を判定します。

取り組んだ問題の正誤やミスの傾向からAIが到達度を判定して、その到達度を単元ごとにグラフにすることで、現在の学習状況を視覚的に把握することができます

そのため、子ども自身が自分の得意・不得意を理解しながら、効率的に苦手を潰していくことができます。

学校の定期テスト対策をする際には、試験範囲の各単元の習熟度がひと目で分かるため、効率的に対策をすることができます。

AIが今解くべき問題を出題

蓄積された学習履歴から、子どもが今解くべき問題を自動で出題してくれます。

そのため、簡単すぎる問題ばかりで飽きてしまったり、難しい問題ばかりで挫折してしまうということになりにくいです。

模試の分析で自分の苦手分野が見つかった場合、AIが自動で出題する問題に取り組むことで、その苦手分野でのつまずきポイントを効率的に埋めていくことができます

丁寧な添削指導

国公立大学や難関私立大学の入試では、記述問題の対策が必要不可欠です

そのため、添削指導に力を入れているZ会は、難関大学受験には非常に有利です。

Z会の添削指導は昔から丁寧ですが、タブレットでも同様の丁寧な添削を受けることができます。

タブレットコースの場合は、タブレットに記述して解答し、そのままタブレットで提出できます。

添削答案もタブレットで確認することができます。

先取り学習やさかのぼり学習でも添削課題を提出できるので、幅広く活用することができます。

映像授業付き

タブレットコースには映像授業がついてきます。

知識や概念は精鋭講師の質の高い映像授業で効率的にインプットし、その後、演習等のアウトプットにしっかりと時間をかけられます。

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Z会の評判・口コミ

感想

良い口コミ

 

悪い口コミ

Z会のメリット・デメリットまとめ

メリット・デメリット

Z会のメリット

  • 塾や予備校に比べると料金が安い
  • 高校3年分の学習を自由に取り組める
  • AIを活用した効率的な学習ができる

Z会のデメリット

  • 通信教育教材としては料金が非常に高い
  • タブレット購入に費用がかかる
  • 学習進捗の管理は難しい

私が思うZ会のおすすめの活用法は、「高校3年分の学習に自由に取り組めることを利用して、志望大学に合わせて先取りやおさらいを取り入れながら合格を目指す」という使い方です。

Z会の高校生向けコースは、保護者が子どもの学習管理をするための仕組みがありません。

代わりに、AI等を活用して、今取り組むべき勉強を子ども自身が判断しやすいような仕組みになっています。

そのため、学習習慣が確立していない子どもが勉強に取り組み続けるのは非常に難しいです。

学習習慣がついていなければ、塾や保護者による手厚いサポートが絶対に必要になります。

逆に、ある程度学習習慣がついていて、勉強のやり方がわかってきている子どもにとっては、自主的に好きなだけ努力ができる作りになっています

また、高校3年間の学習をいつでも横断できることは大きな魅力と言えるでしょう。

早期から本気で努力をして先取り学習に取り組めば、絶対に手が届かないと思っていた大学に逆転合格することもできます。

自由度の高い教材を使って、1ランク、2ランク上の大学合格を目指して、Z会の高校生向けコースを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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