こんにちは。エデュサポです。
通信教育教材やタブレット教材、いろいろあるけどれがいいんだろう
小学生の子どもにZ会の通信教育教材を考えているが、実際のところどうなんだろう
と、考えられている保護者の方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は小学生へのZ会のおすすめの活用法等を紹介します。
今回お話する内容は次の5点です。
Z会についての5点
- Z会のおすすめの活用法
- Z会の料金
- Z会の勉強に取り組ませるための工夫
- Z会の評判・口コミ
- Z会のメリット・デメリットまとめ
私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。
これまでの経験を基に解説します。小学生のお子様に、Z会を活用すべきかどうかの判断の参考としていただけたらとても嬉しいです。
\無料復習ドリルプレゼント!/Z会の通信教育 小学生コース
タップできる目次
Z会のおすすめの活用法
Z会には、紙の教材で学習する「小学生コース」と、タブレットの教材を中心に学習する「小学生タブレットコース」が用意されています。
私は断然タブレットを活用できる小学生タブレットコースをおすすめします。紙よりもタブレットの方ができることが多いからです。
ただし、小学生タブレットコースは全教科セット受講のみなので、教科数を絞って受講したい場合は小学生コースを選ぶしかありません。
もしも、紙かタブレットかで迷われているようであれば、公式サイトの「体験サイト」で体験してから決めると良いでしょう。
紙の教材で学習する小学生コースには、学年や教科によっては「スタンダードレベル」と「ハイレベル」を選択することができます。
レベルに迷った場合は、必ずスタンダードレベルを選択してください。スタンダードレベルで試してみて、簡単すぎるようであればハイレベルに変更しましょう。
スタンダードレベルでも十分に難易度は高いですし、はじめからハイレベルにして挫折してしまってはもったいないです。
▼Z会の公式サイトを見てみる
Z会の通信教育 小学生コース
それでは、ここからは学力層ごとにZ会のおすすめの活用法を紹介します。学力層は次の3つに分けて解説します。
3つの学力層
- 中学受験を目指す子ども
- 平均点前後を取れている子ども
- 平均点を目指す子ども
中学受験を目指す子ども
Z会には中学受験講座が設置されています。中学受験講座を利用すれば、中学受験の対策をすることもできます。
Z会の中学受験講座は、紙とタブレットのハイブリッドです。タブレットのみでの学習はできません。
Z会の中学受験講座は、基本問題から難しい問題まで網羅されており、学習量も多いです。そのため、Z会のみで中学受験を目指すことも可能です。
偏差値60以上の中学を狙う場合でも、副教材として問題集を使いながら、Z会をメイン教材として利用できます。
偏差値70以上の中学を狙う場合は、塾をメインとし、演習量を増やすためにZ会を利用すると良いでしょう。
偏差値はあくまでも目安です。
Z会の中学受験対策としての活用法は、「【中学受験】Z会の活用法!難しい?料金・口コミは?」という記事にまとめていますので、そちらを御覧ください。
平均点前後を取れている子ども
地域の公立小学校に通っていて、学年の平均点前後を取れている子どもには、メインの勉強としてやり込むことをおすすめします。
Z会は、学校の教科書に対応した内容になっています。
基礎基本からはじめて、ハイレベルな問題をしっかりと解けるようになることを目的に作られているので、しっかりとやり込めば学年での成績最上位層を狙うことができます。
塾や家庭教師を利用せずに、Z会だけで十分でしょう。
国語と英語以外は教科書準拠となっているので、Z会で学校の授業の予習をしましょう。そして、学校の授業のあとにZ会で復習をしましょう。
そうすることで、「Z会で学校の予習⇒学校の授業⇒Z会で学校の復習」と、同じ内容を3回学習することができます。3回繰り返せば、その場限りの理解にならずに、深く定着させることができます。
また、Z会は発展的な内容の理解を目指している教材なので、しっかりと予習していけば学校の授業中につまずいてしまうことはまずないでしょう。
その結果として、学校のテストであれば毎回100点を取れる学力は確実につけることができます。
▼【無料】資料請求する
資料請求はこちら
平均点を目指す子ども
勉強が苦手で、これから学年の平均点を目指したいという子どもには、Z会はあまりおすすめしません。
勉強が苦手な子どもは、これまでの学習でつまずいてしまっていることが多いので、このつまずきポイントを埋めることに重点を置く必要があります。
Z会はハイレベルな問題までしっかり解けるようになることを目的に作られているので、これまでの学習につまずきが多いと挫折します。
基礎部分だけ取り組むという利用方法はありますが、そうであれば進研ゼミ小学講座を利用したほうが良いです。
-
-
進研ゼミ小学講座のおすすめの活用法。料金・口コミは?
進研ゼミ小学講座のおすすめの活用法・料金・口コミ・メリット・デメリットをまとめました。
続きを見る
また、学年をさかのぼって復習をする必要がある場合は、無学年式のすららをおすすめします。
-
-
基礎のおさらいに最適の無学年式タブレット学習教材【すらら】。料金は?口コミは?
すららのおすすめの活用法・料金・口コミ・メリット・デメリットをまとめました。
続きを見る
Z会の料金
料金に関しては、2022年1月時点でのものになります。すべて税込み価格です。基本的には「12カ月一括払い」の料金を表示しています。
小学生タブレットコースは全教科セット受講のため、教科数は選べません。
小学1・2年生の受講会費
学年 | 小学生コース | 小学生タブレットコース |
小学1年生 (国・算・英・プログラミング) |
1カ月あたり 4,114円~ |
1カ月あたり 2,992円~ |
小学2年生 (国・算・英・プログラミング) |
1カ月あたり 4,301円~ |
1カ月あたり 3,553円~ |
小学3・4・5・6年生の受講会費
学年 | 小学生コース 1教科 |
小学生コース 2教科 |
小学生コース 3教科 |
小学生コース 4教科 |
小学生コース 4教科+ 英語 or 思考・表現力 |
小学生コース 5教科 |
小学生 タブレットコース |
小学3年生 | 1カ月あたり 1,355円~ |
1カ月あたり 2,710円~ |
1カ月あたり 4,065円~ |
1カ月あたり 4,320円~ |
1カ月あたり 5,909円~ |
ー | 1カ月あたり 4,301円~ |
小学4年生 | 1カ月あたり 1,496円~ |
1カ月あたり 2,992円~ |
1カ月あたり 4,488円~ |
1カ月あたり 4,884円~ |
1カ月あたり 6,473円~ |
ー | 1カ月あたり 6,451円~ |
小学5年生 | 1カ月あたり 1,729円~ |
1カ月あたり 3,458円~ |
1カ月あたり 5,187円~ |
1カ月あたり 6,366円~ |
ー | 1カ月あたり 7,435円~ |
1カ月あたり 7,012円~ |
小学6年生 | 1カ月あたり 1,870円~ |
1カ月あたり 3,740円~ |
1カ月あたり 5,610円~ |
1カ月あたり 6,930円~ |
ー | 1カ月あたり 8,140円~ |
1カ月あたり 7,480円~ |
入会金
0円
タブレット料金
タブレットは各自で用意する必要があります。推奨はiPadです。
Z会経由でiPadを購入すると、少し安くなります。
料金詳細
▼公式ページでチェックする
Z会の通信教育 小学生コース
Z会の料金について
Z会の料金は、「毎月払い」「6カ月一括払い」「12カ月一括払い」の3種類から選ぶことができます。
料金だけを見れば、12カ月一括払いが最もお得になります。長く続けるようであれば、12カ月一括払いでの申込みをおすすめします。
受講会費に関しては格安と言えます。
iPadは安くありませんので、タブレットにかかる費用は高額になってしまいます。
タブレットを既に持っている場合や、Z会以外でもiPadを利用する予定がある場合は、タブレット費用の問題はクリアできます。
▼キャンペーン情報をチェックする
Z会の通信教育 小学生コース
Z会の勉強に取り組ませるための工夫
通信教育教材やタブレット教材の最大のデメリットは、子どもに勉強に取り組ませ続けることが難しいことです。そのため、各社は様々な工夫をしています。
Z会の工夫
- 学習カレンダーの作成
- 保護者アプリ
- 担任指導者制
- 経験学習
- 努力賞制度
学習カレンダー
通信教育教材やタブレット教材は、学習プランを立て、その通りに実行することがとても難しいです。
子どもだけでは無理なので、保護者が積極的にサポートしてあげる必要があります。そのため、保護者の負担は塾や家庭教師に比べるとずっと大きいです。
保護者のサポートがなければ、ほとんどの場合は続きません。続けるためには保護者の手厚いサポートが必要です。
保護者の負担を少しでも減らすために、小学3年生からは「学習カレンダー」の作成をサポートしてもらえます。
紙の教材で学習する「小学生コース」には、毎月、学習カレンダーとシールがついてきます。学校行事や習い事の予定を書き込みながら、シールを貼るだけで月間学習予定を作成できるようになっています。
タブレットの教材を中心に学習する「小学生タブレットコース」では、毎月、学習カレンダーが自動配信されます。配信されたスケジュールを調整・変更して、簡単に月間学習予定を立てることができます。
慣れるまでは子ども一人だけでカレンダーを作るのは難しいですが、0からプランを作るよりは負担は軽くなります。
保護者アプリ
タブレットの教材を中心に学習する「小学生タブレットコース」では、保護者が子どもの学習状況を把握できるようになっています。
小学1年生・2年生のコースでは、子どもの学習状況が、毎週保護者にメール配信されます。
小学3年生からは、保護者アプリで子どもの学習状況を確認することができます。
そのため、子どもの勉強が実際にどこまで進んでいて、どこの単元をどれくらい理解できているかをチェックすることができます。
学習カレンダーと学習履歴を照らし合わせれば、子どもが計画通りに勉強に取り組めているかどうかを確認することができます。
学習が遅れてしまっているようであれば、すぐに手を打つことができます。
担任指導者制
Z会では、1年間同じ担任指導者がつきます。
担任が子どもの学習状況を把握し、添削指導を行います。
添削指導は非常に丁寧です。
ただ、学習進捗の管理という部分では、担任指導者制のメリットを活かしきれていません。
担任指導者が子どもの学習進捗をしっかりと管理してくれれば心強いですが、料金の安さを考えれば、そこまでのサービスを求めるのは贅沢かもしれません。
経験学習
小学1年生・2年生のコースでは、経験学習に力を入れています。
勉強への興味は、体験や経験から生まれます。特に小さい子どもにとっては、経験や体験から学ぶことは非常に重要です。
勉強に本格的に取り組みはじめる時期に、経験を楽しみなながら学べる工夫がされていることは大きな魅力でしょう。
努力賞制度
提出課題を出すとポイントが貯まり、そのポイントを商品に交換することができます。
直接的に勉強のモチベーションを上げるための施策ではないので、あくまでも勉強に取り組むための動機の1つとして利用すると良いでしょう。
▼詳細をチェックする
Z会 小学生向け講座
Z会の評判・口コミ
良い口コミ
Z会の小学一年生の添削先生の字の丁寧さと絵の上手さに、毎月感動している。
あれって、添削先生になるためのテストあるんだろうな。 pic.twitter.com/4Wqzsmu5DM
— はむここ(四児の母) (@hamcocohrk) July 6, 2021
小学5年Z会
毎月算数の終わりにある「算数ものしり教室」
娘に説明しながら驚いた。
なぜなら、さらっとわかりやすく説明してありますが、内容は中学レベルだった。なぜこうなるのか?という根拠がわかりやすく面白くて、私自身勉強になりました😄 pic.twitter.com/QsJll3WPjp
— もみじ (@momiji210320) September 7, 2021
小学4年生
Z会タブレットコース、早くやりたくて仕方がない様子今でもできる副教材や親とのメッセージのやりとりを楽しんでいます
今月までは紙教材。紙には紙の、タブレットにはタブレットのメリットがある。迷う。
でももうiPad買っちゃったから。#Z会#通信教育#家庭学習#タブレット— おかおさん (@x440lDWxlscTuCG) July 8, 2021
悪い口コミ
Z会のタブレット国語は、ほーーん小学1年生難しいことやるじゃないのって内容しててちょっと先取りするにはいいなーって思うのにいかんせんもっさり動作と算数のギミック激ムズでなー
国語、読み上げた声を録画して自分の読んでるの客観的に聞けるのめちゃくちゃいいと思った。もっさり動作だけど…— しょうゆ (@iti_apple) July 20, 2021
小4次男、今年からZ会を始めたんだが(昨年までは小学館のまなびwith)失敗だった気がする…。
教科ごとの1ヶ月の演習量が少なすぎて少しずつでも毎日取り組むという習慣が崩れてしまった上、難易度のレンジが難しい方に偏り過ぎで本人の気持ち的に取り組むハードルも上がってしまった。
— やっこ@3人男児育ててます (@iemonokoto) May 12, 2021
Z会 タブレットコース 小学1年生 が、アプリ対応してない(ブラウザ起動)だからか、UXが非常に悪い状況です。
アプリ対応する3年生までは紙の方がいいのだろうか。イライラして学習効率落ちるから本末転倒。
同じ悩み抱えてる方いらっしゃいませんか?— まいまいネキネ申 (@mymai_PB) April 6, 2021
Z会のメリット・デメリットまとめ
Z会のメリット
- 料金が格安
- 勉強に取り組ませるための工夫がされている
- ハイレベルな学習に取り組める
Z会のデメリット
- 基礎基本のおさらいには向かない
- タブレットを各自で用意する必要がある
- 学習管理については、保護者の負担が大きい
私が思うZ会のおすすめの活用法は、「中学受験を目指す子どもが、メインの教材としてや、塾等との併用として利用する」、または、「平均点前後を取れている子どもが、学年最上位層を目指してメイン教材として利用する」という使い方です。
Z会は、通信教育教材の中では頭一つ分程ハイレベルな内容を提供しています。
そのため、学校の授業にはついていけていて、なおかつ、ある程度学習習慣のついている子どもにおすすめです。
ただ、通信教育教材ですので、学習管理については保護者の負担は大きいです。
保護者が子どもの学習履歴をしっかりと確認し、プラン通りに勉強を進められるようサポートしてあげることができれば、学年最上位層を狙える学習ツールになります。
ハイレベルな学習の深い理解を目指して、Z会を検討してみてはいかがでしょうか。
\無料復習ドリルプレゼント!/Z会の通信教育 小学生コース