こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

古文が苦手で、模試の成績がなかなか伸びないと悩む高校生は多いです。
保護者の方としても、大学受験のことを見据えて、心配に思われているのではないでしょうか。
結論
古文の大学受験対策を後回しにしてしまう高校生は多いですが、理系・文系を問わず、早期から対策したほうが効率的です。
古文は基礎基本にしっかりと取り組めば点数を伸ばしやすい科目なので、国語の得点源にして、入試を有利にできると良いです。
今回は、古文の大学受験対策の勉強法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が古文の勉強に効率的に取り組み、大学入試の得点源にするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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大学受験において古文の勉強を頑張るメリット



大学受験の勉強において、古文の勉強を頑張るメリットは、大きく次の2つです。
メリット1:点数を伸ばしやすい
大学受験において古文は、最も点数を伸ばしやすい教科の一つです。
実際に、多くの高校生が大学受験対策に取り組む中で古文の点数を伸ばしています。
下のグラフを見ると、入試直前期に「現代文」「古文」「漢文」の、どの分野も平均点が伸びていることがわかります。
古文は短期間で点数を伸ばしやすい科目なので、たとえ苦手であっても、頑張って取り組む価値があります。
理系の高校生にとっても、共通テスト(旧センター試験)の点数を伸ばしやすい科目なので、おろそかにせずに頑張るべきです。
メリット2:配点が高い
大学受験において古文は、対策にかかる時間や労力に対して、配点が高い教科です。
たとえば、共通テストであれば、200点満点中45点が古文の配点になります。
国公立大学の2次試験や私立大学の入試では、古文は4大問中の1大問、または、3大問中の1大問となっている場合が多いです。
多くの試験で古文の配点は、国語全体の配点の25%程度を占めることが多いです。
古文が、現代文や数学よりもずっと点数を伸ばしやすい科目であることを考えると配点が高く、古文は効率よく入試を有利にできる科目といえます。
大学受験の古文の勉強法



古文の大学受験対策の勉強法としては、次のステップで取り組むと効果的です。
【大学受験】古文の勉強法
ステップ1:古文単語を覚える
古文の大学受験対策の勉強では、古文単語を覚えることが最重要です。
言語の勉強は、語彙が一番大事だからです。
大学入試の古文では、単語の意味を問われる問題が出題されることも多いので、古文単語の知識をそのまま点数に直結させることができます。
また、古文を読解するときにも、単語の知識は重要です。
古文単語は文脈によって意味が変わることも多いので、単語帳で丸暗記するだけでなく、読解問題を解きながら、文中でどのように使われているかも学習していくと効果的です。
ステップ2:古文文法を覚える
古文の大学受験対策の勉強では、古文文法を覚えることも、古文単語を覚えることと同様に最重要です。
古文文法がわからなかれば、文の意味を正確に読み取ることができないからです。
特に、助動詞や助詞、敬語は、正確な文章読解のためにとても重要です。
また、品詞の判別のためには、動詞や形容詞、形容動詞、助動詞の活用についての知識も必要になります。
まずは単純な知識としてしっかりと古文文法を暗記して、その後で、実際の文の中で文法知識をどのように利用していくのかといった、実践的な使い方を学んでいけると良いです。
ステップ3:古文常識を覚える
古文の大学受験対策の勉強では、古文常識を覚えることも大切です。
当時の常識や一般的な考え方を理解していなければ、文章の内容を理解することができないからです。
当時の常識は現代の常識とは異なる部分も多いので、現代の常識で考えると、文脈を理解できないことも多いです。
模試、平安時代や鎌倉時代に生きる人が、スマホやパソコンを使うことが常識になっている現代の作家が書いた文章を読んでも、理解することはできないでしょう。
作家が「常識」と感じていることは、文章内でわざわざ説明をしないからです。
作者が書いた当時の「常識」を知っておくことは、文章の内容を正しく理解するためにとても重要です。
ステップ4:長文読解の演習に取り組む
古文の大学受験対策の勉強では、長文読解の演習をたくさん解くことがとても重要です。
古文単語・古文文法・古文常識といった知識をどれだけたくさん持っていても、結局は文章を読解できるようにならなければ、入試で高得点を取ることはできないからです。
古文の読解問題は、たくさん解くことも大切なのですが、一つひとつの文章を、時間をかけて丁寧に精読することも大切です。
品詞分解をして、これまで身につけてきた文法の知識が、文の中でどのように使われているのかを理解していくことで、どのような文が出題されても正確に読解できるようになるからです。
問題を解いて答えが合っているかどうかを確認するだけでなく、一文一文を丁寧に分析して、古文単語・古文文法・古文常識をしっかりと意識することが大切です。
ステップ5:過去問演習に取り組む
古文の大学受験対策の勉強では、過去問演習に取り組むことも重要です。
大学・学部ごとに出題傾向が異なるため、対策すべきポイントも試験ごとに異なるからです。
たとえば、共通テスト(旧センター試験)であれば、限られた時間の中で正解の選択肢を選ぶために、解答に必要な情報を効率的に集める必要があります。
私立大学であれば文法の独立問題の対策が必要なこともありますし、国公立大学の2次試験対策であれば、記述問題の対策が必要になる場合が多いです。
また、入試では制限時間内に問題を解く必要があるので、過去問を解いて時間配分や戦略を練ることも大切です。
第一志望校の過去問であれば最低10年分、併願校の過去問も志望度に応じて1年分~5年分程度は取り組めると良いです。
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためのポイント



大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためのポイントは、主に次の6点です。
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためのポイント
ポイント1:基礎基本を徹底する
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためには、基礎基本を徹底することが最重要です。
勉強は、基礎基本を固めることが一番大切だからです。
古文単語・古文文法・古文常識を妥協せずに徹底的に暗記することで、古文の読解問題を速く正確に読み解けるようにすることができます。



読解問題であっても、古文の基本的な知識があれば簡単に解けてしまう問題も多いです。
また、難易度の高い読解問題こそ、古文の基礎知識を活用して、文章を正確に読み取る必要があります。
回り道のように感じてしまうかもしれませんが、基礎基本を徹底することが、古文の成績を上げるための一番の近道です。
ポイント2:基礎基本の早期習得を目指す
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためには、基礎基本の早期習得を目指すことが大切です。
古文単語・古文文法・古文常識を早期に身につけておくことで、その後に古文の文章を読むたびに基礎基本の復習に取り組むことができ、知識を定着させることができるからです。
たとえば、古文文法が全然身についていない状態で模試を受けても、「難しかった!」だけで終わってしまいます。
一方で、基礎基本を学習した状態で模試を受けることができると、模試の復習に取り組むときに、過去に覚えた単語や文法の復習にも取り組むことができますし、過去に覚えた単語や文法が、文章の中で実際にはどのように使われているのかを学ぶことができます。
入試直前期に焦って古文の勉強に取り組んで点数を伸ばすよりも、高1や高2などの早期に基礎基本を一気に学んでしまい、それから模試やテストを活用して理解を深めていったほうが効率的です。
▼あわせて読みたい
>>模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント
ポイント3:授業を活用する
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためには、授業を活用すると良いです。
参考書などの文字情報だけで学ぶよりも、授業を受けて学んだほうが短時間で理解することができるからです。
最初に授業を受けて学習内容を理解して、それから参考書などを活用して繰り返し取り組んで、暗記・定着を目指すと効率的です。
ポイント4:学校の定期テストを有効活用する
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためには、学校の定期テストを有効活用できると良いです。
大学受験対策の勉強は、学校の勉強の延長線上にあるからです。
定期テスト対策で各範囲の基礎基本を一つひとつ定着させていくことが、入試問題に対応できる力を身につけていくための土台になります。
単純な和訳暗記で点数を稼ぐのはNG
定期テスト対策の勉強では、教科書の本文と、その和訳を丸暗記するのはNGです。
その文章は、入試では出題されないからです。
教科書の本文に出てきた古文単語や古文文法、古文常識をしっかりと定着させて、大学受験でも活用できる力にしていくことが重要です。
ポイント5:音読を取り入れる
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためには、音読をすると良いです。
古文はあくまでも言葉なので、黙読するだけでなく、声に出して読むことで定着しやすくなるからです。
また、古文の暗記はリズムで覚えられる項目も多いので、声に出すことで頭に残りやすくなります。
ポイント6:添削してもらう
大学受験古文の国公立2次試験対策では、自分で書いた解答を添削してもらえると効果的です。
自分では良く書けていると思う記述答案であっても、実際には必要な要素が入っていなかったり、書き方が拙かったりすることも多いからです。
添削をしてもらうことで、自分が書いた記述答案の課題点を洗い出し、ブラッシュアップしていくことができます。
志望校の入試で古文の記述問題が出題される場合は、添削指導をしてもらえると効率的です。
古文の大学受験対策におすすめの予備校・学習塾
古文の勉強は、問題集などを利用して独学で取り組むこともできますが、大学受験対策に取り組むのであれば、予備校や学習塾を利用することをおすすめします。
予備校や学習塾であれば、他の教科も含めて、総合的な大学受験対策に取り組むことができるからです。
古文の大学受験対策におすすめの予備校・学習塾は、次の5つです。
古文の大学受験対策におすすめの予備校・学習塾
おすすめ1:東進ハイスクール・東進衛星予備校
古文の大学受験対策に取り組むのであれば、東進ハイスクール・東進衛星予備校がおすすめです。
東進ハイスクール・東進衛星予備校であれば、映像による授業を活用して、短期集中で古文の基礎基本を学ぶことができるからです。
映像授業なので、実力講師によるわかりやすい授業を、いつでも何度でも受講することができます。
東進ハイスクール・東進衛星予備校は添削指導も充実しているため、入試直前期に記述問題の添削指導を受けることもできます。
先取り学習を推奨している予備校なので、高1や高2からレベルの高い古文対策に挑戦していくこともできます。
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東進ハイスクール・東進衛星予備校
おすすめ2:現論会
古文の大学受験対策に取り組むのであれば、現論会もおすすめです。
現論会であれば、スタディサプリの映像授業や参考書を活用して、コーチの指導を受けながら全科目の対策に定額で取り組むことができるからです。
合格から逆算された全科目のカリキュラムを作ってもらえるので、入試に必要な力を効率的に伸ばしていくことができます。
追加講習などがなく、毎月定額で全科目の対策に取り組めるので安心です。
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おすすめ3:スタディサプリ高校・大学受験講座
古文の大学受験対策に取り組むのであれば、スタディサプリ高校・大学受験講座もおすすめです。
スタディサプリ高校・大学受験講座であれば、一流講師によりわかりやすい授業を、いつでもどこでも受講することができるからです。
古文の授業を、わからないところだけピックアップして受けることも可能です。
スタディサプリは、料金が格安なのも大きなメリットです。
映像授業はなかなか続かないという高校生には、学習管理をしてもらえる『合格特訓コース』がおすすめです。
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スタディサプリ高校・大学受験講座についての詳細は、『スタディサプリは勉強したい高校生の強い味方!活用法・料金・口コミは?』で解説しています。
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【2025年版】スタディサプリは勉強したい高校生の強い味方!活用法・料金・口コミは?
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おすすめ4:オンライン家庭教師マナリンク
古文の大学受験対策に取り組むのであれば、オンライン家庭教師マナリンクもおすすめです。
オンライン家庭教師マナリンクでは、プロ講師の紹介文を読んだり、自己紹介動画を視聴したりして、好きな講師を指名することができるからです。
国語の指導が得意な講師を指名して、プロ講師によるマンツーマン授業を受けることもできます。
記述問題の添削や、過去問演習の添削をお願いすることもできます。
経験豊富なプロ講師の指導を受けることができるので、子どもの理解度に合った、質の高い授業を受けることができます。
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オンライン家庭教師マナリンク
オンライン家庭教師マナリンクについては、『オンライン家庭教師マナリンクはプロ講師を指名できる!料金・口コミは?』で詳しく解説しています。
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【2025年版】オンライン家庭教師マナリンクはプロ講師を指名できる!料金・口コミは?
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おすすめ5:個別教室のトライ
古文の大学受験対策に取り組むのであれば、個別教室のトライもおすすめです。
個別教室のトライは1:1の完全マンツーマン授業なので、しっかりと対話をしながら古文の勉強に取り組むことができるからです。
専任講師と教育プランナーが、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作るので、現状の学力に合った授業計画を立ててもらうことができます。
トライはオンラインのサービスもあるので、近くに教室がない場合でも利用することができます。
▼個別教室のトライの公式サイトはこちらから
【個別教室のトライ】
古文の大学受験対策におすすめの参考書・問題集
古文の大学受験対策では、参考書や問題集も活用することが大切です。
古文の知識は繰り返すことで定着させることができますし、演習問題に取り組むことで点数を取るための実践的な力を身につけていくことができるからです。
古文の大学受験対策におすすめの参考書・問題集は、次の5つです。
古文の大学受験対策におすすめの参考書・問題集
おすすめ1:【単語】読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315
『読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315』は、古文単語・関連語・慣用句を暗記できる、オーソドックスな古文単語帳です。
イラストや例文も掲載されているため、単語の意味を直感的に理解しやすく、文の中での使われ方も学ぶことができます。
特に気をつけて覚えておくべきポイントや、勘違いしやすいポイントなどが解説されているため、ポイントを押さえて古文単語を覚えることができます。
単語の成り立ちなどの背景知識も詳しく解説されているため、一つひとつの古文単語をじっくりと理解していくことができます。
おすすめ2:【単語】新・ゴロゴ古文単語
『新・ゴロゴ古文単語』は、受験生に根強い人気のある、ロングセラーな古文単語帳です。
インパクトのあるゴロやイラストで、古文単語を楽しく暗記することができます。
基礎レベルから応用レベルまで、565語という大量の古文単語をスピーディーに暗記していくことができます。
おすすめ3:【文法】富井の古典文法をはじめからていねいに
『富井の古典文法をはじめからていねいに』は、古文文法を基礎から学べる文法参考書です。
大学受験に必要な文法知識を、基礎から応用まで一通り網羅することができます。
解説が詳しく丁寧なため、特に古文入門者におすすめです。
おすすめ4:【古文常識】マドンナ古文常識217
『マドンナ古文常識217』は、大学受験に必要な古文常識を学べる参考書です。
オールカラーで、イラストや漫画も織り交ぜながら解説されているので、楽しく学べ、イメージを掴みやすいです。
スマホの暗記アプリも付いているため、スキマ時間を活用して取り組むこともできます。
おすすめ5:【文法・読解】古文レベル別問題集シリーズ
『古文レベル別問題集シリーズ』は、自分に合ったレベルから段階的にレベルアップできる、古文の問題集です。
6段階のレベル別に分かれているので、今の自分のレベルから志望校合格レベルまで、スモールステップで力を伸ばしていくことができます。
解説はフルカラーで、問題の解答・解説だけでなく、本文の一文一文に詳細な説明もついているので、精読しながら読解問題に取り組むことができます。
まとめ
それでは、古文の大学受験対策についての解説をまとめます。
結論
古文の大学受験対策を後回しにしてしまう高校生は多いですが、理系・文系を問わず、早期から対策したほうが効率的です。
古文は基礎基本にしっかりと取り組めば点数を伸ばしやすい科目なので、国語の得点源にして、入試を有利にできると良いです。
大学受験の勉強において、古文の勉強を頑張るメリットは、大きく次の2つです。
古文の大学受験対策の勉強法としては、次のステップで取り組むと効果的です。
【大学受験】古文の勉強法
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためのポイントは、主に次の6点です。
大学受験古文の成績を効率よく伸ばすためのポイント
古文の大学受験対策におすすめの予備校・学習塾は、次の5つです。
古文の大学受験対策におすすめの予備校・学習塾
古文の大学受験対策におすすめの参考書・問題集は、次の5つです。
古文の大学受験対策におすすめの参考書・問題集
今回の記事が、お子様が古文の勉強に効率的に取り組み、大学入試の得点源にしていくきっかけになればとてもうれしいです。
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