こんにちは。エデュサポ（@edsuppor）です。
高校生の英語は、基本的にはコツコツと基礎を固めていけば成績を上げることができますが、あるところで成績の伸びが止まってしまうことがあります。
保護者の方としても、どうすれば更に英語の成績を伸ばせるのかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
学校の授業や受験対策中心に英語の勉強に取り組む高校生は多いのですが、英会話を習うことでプラスアルファの力を身につけることができます。
特に、難関国公立大学合格や英検準1級以上合格を目指すのであれば英会話はおすすめです。
今回は、高校生の成績アップに英会話がおすすめというお話をします。
最後まで読んでいただき、お子様が英語の成績をさらに上げるための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
（@edsuppor）
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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高校生の英会話が有意義な理由
高校生の英語の勉強は、コツコツと基礎を積み上げていけば必ず成績は伸びていきます。
一方で、偏差値50後半辺りから、なかなか成績が伸びなくなってしまうことも多いです。
そのような、成績が伸び悩んでしまっている高校生には、英会話が有意義です。
高校生の英会話が有意義な理由は、主に次の5つです。
高校生の英会話が有意義な理由
理由1：バランス良く勉強できる
高校生の英会話が有意義なのは、英語4技能をバランス良く勉強できるからです。
英語4技能とは、「聞く（リスニング）」「話す（スピーキング）」「読む（リーディング）」「書く（ライティング）」の4つの力のことです。
学校の勉強や受験勉強では、「読む」「書く」の勉強に偏ってしまう傾向がありますが、英語は4技能をバランス良く学習したほうが効率よく身につけていくことができます。
英会話の勉強で「聞く」「話す」の勉強にも取り組むことができると、英語の力を伸ばしやすいです。
理由2：英語のアウトプットができる
高校生の英会話が有意義なのは、英語を言葉としてアウトプットする練習ができるからです。
勉強は、知識を頭に入れていくインプット学習と、身につけた知識を演習などで外に出していくアウトプット学習のバランスが大切です。
インプット学習に偏りがちな普段の英語の勉強に加えて、英会話でアウトプット学習に取り組めると効果的です。
頭の中のイメージを言葉にする
普段の英語の勉強では、日本語を英語に訳すような「和文英訳問題」の演習をすることも多いです。
一方で、頭の中のイメージを直接英語にして話す練習はあまりしません。
英会話の勉強を通して、頭の中のイメージを英語にすることができると英語の力を大きく伸ばすことができます。
イメージの言語化は入試でも必要
難関大学の入試では、イメージを言語化する力を問われることもあります。
具体例として、2022年度の一橋大学の英語の入試問題を見てみましょう。
3つの写真の中から1つを選んで、英語で説明する問題です。
日本語を英語に訳すのではなく、イメージを直接英語にする力が必要になります。
理由3：多様な価値観に触れることができる
高校生の英会話が有意義なのは、多様な価値観に触れることができるからです。
英会話を通して、海外の人たちと話をすることができるからです。
グローバル化はどんどん進んでいて、世界の様々な国の人達と、仕事やプライベートでコミュニケーションを取る場面が増えていくことが予測されます。
いろいろな国の人たちと話をすると、日本という狭い世界の中だけで生きていては絶対に出会うことのなかった、様々な価値観と出会うことができます。
高校生という多感な時期に、いろいろな価値観に触れておけると有意義です。
読解力強化にもつながる
大学入試の英語や国語の読解問題には、様々な考えや意見が登場します。
様々な文化や思想が紹介されることもあるため、普段からいろいろな価値観に触れておくと、スムーズに文章の内容を理解することができます。
大学入試レベルの読解問題では、単純な英語力や国語力だけでは理解することが難しい問題が出題されることが多いです。
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理由4：意見を発信する力が身につく
高校生の英会話が有意義なのは、意見を発信する力が身につくからです。
難関大学の入試や英検の上位級では、自分の意見を英語で発信する力も問われます。
英検のライティング（英作文）の試験や二次試験（面接・スピーキングテスト）では、英語の力は十分に足りているのに、自分の意見を発信する力が足りずに不合格となってしまう高校生は非常に多いです。
そもそも、自分の意見を持つことすらできない高校生も多いです。
レベルの高い意見が求められる
実際の入試問題や英検の問題では、日本語で答えるのも難しいような、かなりレベルの高いテーマでの意見が求められます。
具体例を見てみましょう。
まずは大阪大学の2022年の英語の入試問題です。
近年の社会問題に対する意見を問う、オーソドックスな英作文問題です。
難関大学の英作文の問題では、社会問題や社会課題に対して、自分の意見を英語で表現する問題が多く出題されます。
続いて、英検準1級の英作文の問題を見てみましょう。
問題のポイント
- 指定されたトピックについて小論文を書く
- 自分の回答の裏付けとして、下記の「POINTS」から2つ選んで使う
- 構成は、序論、本論、結論の順にする。
- 語数の目安は120語～150語
- 解答欄の外に書かれたものは採点されない
TOPICの和訳
都市部では、空き地を農業に使えるように政府が奨励すべきでしょうか。
POINTの和訳
- コスト
- 汚染
- 人口
- テクノロジー
英検準1級からは、身の回りの話題よりも、社会問題や時事問題がトピックになることが多いです。
社会的なトピックについて、自分の意見とその意見を補強するための論拠を書く必要があるため、社会に関する基礎知識や、複雑な意見を言語化する力が求められます。
ニュースに触れることも大事
自分の意見を発信するためには、普段からテレビや新聞、インターネットなどで、でニュースに触れるようにすることが大切です。
自分の意見を持つためには、まずは意見を持つための前提知識が必要だからです。
特に国際情勢や先端技術、自然環境に関する話題には常にアンテナを張っておくと良いです。
中高生向け新聞
』は、未来を生きる10代のための情報を発信する新聞です。
理由5：興味を広げることができる
高校生の英会話が有意義なのは、興味の幅を広げることができるからです。
いろいろな価値観を持った海外の人たちと話をすることで、新しい分野に興味が広がる可能性が上がります。
先程の「多様な価値観」の部分でも解説した通り、大学入試レベルの英語や国語の読解問題は、単純な英語力や国語力だけでは問題を解けません。
いろいろなことに興味を持ち、幅広い分野の知識を持っておくことで、読解問題をより一層理解できるようになります。
試験対策ばかりに気を取られていると、学校の教科の勉強ばかりに偏ってしまい、幅広い基礎知識を身につけることがおろそかになってしまうことが多いです。
このことが、英語の成績の伸び悩みの原因になっている可能性は高いです。
興味のない話題にも参加してみる
英会話に限らず、人と会話していると興味のない話題にぶつかることがあります。
そんなときに「興味がないから」と話題を打ち切ってしまわず、聞き役に徹して聞いてみると良いです。
思ったよりも面白い話であることも多いですし、何よりも自分の興味の幅が広がる可能性があります。
友人と話すときも、英会話の先生と話すときも、いろいろな話題に飛び込んでみることをおすすめします。
高校生が英会話を習うデメリット
高校生が英会話教室に通うことにはデメリットもあります。
高校生が英会話教室に通うデメリットは、主に次の3つです。
高校生が英会話教室に通うデメリット
デメリット1：費用がかかる
高校生が英会話に通うデメリットは、費用がかかることです。
英語の力を伸ばすためには、ある程度の時間と期間が必要になります。
英会話教室には長期間通い続けることになる場合が多いので、金銭的な負担が大きいです。
デメリット2：細かな英文法の勉強には向かない
高校生が英会話に通うデメリットは、英会話教室が細かな英文法の勉強には向かない点です。
英会話教室では、実際に話して英語を学ぶ時間が長く、英文法に関する細かな解説をしないのが一般的です。
英文法をしっかりと勉強したいのであれば、学校や塾の授業を活用したほうが良いです。
また、英文法学習には映像授業もおすすめです。
映像授業を活用すると、必要なときに必要な授業をいつでも受けることができます。
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デメリット3：英会話教室だけでは英語の勉強は完結しない
高校生が英会話に通うデメリットは、英会話教室だけでは英語の勉強は完結しないという点です。
学校の英語の授業には学校の授業の良いところがあり、塾の授業には塾の授業の良いところがあり、英会話教室には英会話教室の良いところがあります。
また、どのような形態であれ、授業を受けるだけでは英語の力は伸びません。
英語の力を伸ばすためには、自分で勉強をする家庭学習も非常に重要です。
「英会話教室に通わせたら英語の成績は心配ない。」というわけではありません。
高校生が英会話教室を選ぶときのポイント
高校生が英会話教室で効果を得るために、英会話教室選びは非常に大切です。
高校生の英会話教室選びのポイントは、主に次の7つです。
高校生の英会話教室選びのポイント
ポイント1：英会話を習う目的をよく考える
高校生が英会話教室で効果を得るためには、英会話を習う目的をよく考えることが大切です。
目的をはっきりさせなければ、どの教室に通うのが良いのか判断できないからです。
英会話教室はたくさんあり、それぞれ教室によって得意な指導・不得意な指導があります。
目的に合った英会話教室に通うことができると、英語の力を効率よく伸ばすことができます。
ポイント2：高校生向けや大人向けのスクールを選ぶ
高校生が英会話教室で効果を得るためには、高校生向けや大人向けのスクールを選ぶと良いです。
特に、難関大学の受験や英検準1級以上への挑戦を考えているようであれば、大人向けのスクールがおすすめです。
社会問題や社会課題などの、レベルの高い話題やテーマで話ができるようにするためです。
高校生向けの英会話教室であっても、社会的なトピックで議論ができるような教室を選べると良いです。
ポイント3：料金や時間を確認する
高校生が英会話教室で効果を得るためには、料金と時間を確認すべきです。
英会話は、英語に触れている時間の長さが非常に重要だからです。
予算をよくよく考え、無理なく続けられる料金の教室を選ぶことが大切です。
質を重視して高額なスクールに通っても、月に数十分しか授業がないようであればあまり効果はありません。
英語に触れる時間をしっかりと確保できる予算を組むべきです。
英会話教室の料金システムは多彩
英会話教室は、教室によって料金システムが異なります。
一般的には、週1回50分の授業で5,000円～25,000円程度の月謝制となっているところが多いです。
他には、月8回分のチケットをいつでも使えるというシステムのスクールもあります。
また、1回25分の授業を毎日受けられる（1日1回）というスクールもあります。
子どもの生活スタイルに合わせて、一番合うものを選ぶと良いでしょう。
ポイント4：学習できるコースを確認する
高校生が英会話教室で効果を得るためには、学習できるコースを確認することが大切です。
英会話教室に通う目的を達成するためには、適切なコースで学習することが大切だからです。
高校生であれば、最近のニュースや社会問題について対話できるコースを選べると良いです。
フリートークのようなレッスンで、毎回ニュースについての話題を話すのも良いでしょう。
様々な話題に対応できる、教養のある講師が多数在籍するスクールを選ぶべきです。
ポイント5：講師と子どもの相性を見る
高校生の英会話教室を選ぶときのポイントは、講師と子どもの相性をよく見ることです。
英会話に限らず、子どもの学習において、講師との相性は非常に大切です。
相性の良い講師の授業を受けることができると、子どもが前向きに学べるようになり、力を伸ばしていくことができるからです。
体験レッスンを受けて、子どもが前向きに取り組めそうかどうか確認できると良いです。
その他、講師については次の3点に注目できると良いです。
講師についてチェックポイント
チェック1：講師の管理体制
講師については、教室による講師管理がしっかりされているかどうかが最重要のチェック事項です。
どこの国の人たちも、日本人と同じようにキッチリと働くわけではないからです。
遅刻や欠勤に対しておおらかな国もありますし、プロとしての自覚が足りない講師もいます。
教室全体として、講師の品質管理をしっかりと行っているかどうかは、重要なチェックポイントです。
チェック2：ネイティブ、またはバイリンガル
講師はネイティブのほうが好ましいですが、バイリンガル講師でもまったく問題ありません。
少なくとも、日本以外の国に数年単位で住んだことがある講師が良いです。
「言葉」そのものだけではなく、多様な文化や価値観に触れることも、英会話教室の大切な要素だからです。
講師が日本語を話せても話せなくてもどちらでも大丈夫ですが、レッスン中は日本語がほとんどない状態が良いです。
レッスン中に日本語が飛び交うと、子どもはついつい甘えて日本語を話してしまうからです。
チェック3：アクセント
英会話教室の講師の出身国は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、フィリピン、南アメリカ等が多いですが、出身がどこの国であっても問題ありません。
アクセントの違いは多少ありますが、よっぽどクセが強くなければ大丈夫です。
実際に英語を話すときは、様々なバックグラウンドの人達と話すことが多いからです。
グループで会話している際に、全員異なるアクセントで話していることも多いですので、普段からいろいろなアクセントに触れておけると良いです。
大学入学共通テスト（旧センター試験）のリスニング問題でも、アメリカ系、イギリス系、アジア系なでの話者が入り混じった問題が出題されています。
ポイント6：オンラインレッスンか対面レッスンか
高校生の英会話教室を選ぶときは、オンラインの教室にするか、対面の教室にするかもよく検討すべきです。
子どもの学習状況や性格にもよりますが、高校生の英会話教室にはオンラインがおすすめです。
オンラインであれば、実際に海外に住んでいる講師に授業をしてもらうこともできますし、多くの講師から子どもに合う講師を選ぶこともできるからです。
通塾の手間がかからないのも、オンラインの大きなメリットです。
高校生は学校や部活、塾・予備校などで忙しいので、オンラインのスクールを活用して時間を上手に使えると良いです。
ポイント7：体験レッスンを必ず受ける
高校生の英会話教室を選ぶときのポイントは、必ず複数の教室の体験レッスンを受けることです。
どの英会話教室が子どもに合っているかは、実際に授業を受けてみなければわからないからです。
ほとんどの英会話教室は、無料で体験レッスンを受けることができます。
気になる英会話教室を見つけたら、まずは体験レッスンを受けてみることを強くおすすめします。
おすすめの英会話スクール
高校生におすすめのオンライン英会話スクールを5つ紹介します。
ウイングオンライン英会話
| ウイングオンライン英会話 | |
| 料金 |
1回25分
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| 講師 |
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| 学習内容 |
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ウイングオンライン英会話は、英語講師派遣会社が運営しているオンライン英会話スクールです。
講師は、教育機関で教える現役の講師または元講師です。
学校教育現場に精通した講師が授業を行うので、高校生にも安心です。
中学・高校生クラスであっても、SDGｓ（持続可能な開発目標）をテーマに学んでいくので、重要なテーマで自分の意見を発信できる力を育てることができます。
英検2次試験対策のコースもあるので、英検対策も同時に行うことができます。
＼体験レッスン1回無料！／ウイング
※時間と講師を選べます。
QQ English（QQイングリッシュ）
| QQ English（QQイングリッシュ） | |
| 料金 |
1回25分
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| 講師 |
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| 学習内容 |
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▼無料
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QQ English（QQイングリッシュ）は、全員正社員講師のオンライン英会話スクールです。
オンライン英会話スクールでは、授業ごとに講師に報酬が支払われることが多く、正社員講師のみで構成されているスクールは非常に少ないです。
それだけ、講師の質にこだわっているスクールです。
トピックカンバセーションコースでは、いろいろなトピックに対するディスカッションを通して英語を学びます。
また、SDGsトピックカンバセーションコースのような、高校生必須のテーマのトピックのコースもあります。
一般的な英会話コースも、時事系テーマのコースも充実しているスクールです。
＼体験レッスン2回無料！／QQ English ＞
※日本人のサポート付き
ENC/GNA
| ENC/GNA | |
| 料金 |
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| 講師 |
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まとめ
それでは、高校生の成績アップに英会話がおすすめというお話をまとめます。
結論
学校の授業や受験対策中心に英語の勉強に取り組む高校生は多いのですが、英会話を習うことでプラスアルファの力を身につけることができます。
特に、難関国公立大学合格や英検準1級以上合格を目指すのであれば英会話はおすすめです。
高校生の英会話が有意義な理由は、主に次の5つです。
高校生の英会話が有意義な理由
- バランス良く勉強できる
- 英語のアウトプットができる
- 多様な価値観に触れることができる
- 意見を発信する力が身につく
- 興味を広げることができる
高校生が英会話教室に通うデメリットは、おもに次の3つです。
高校生が英会話教室に通うデメリット
高校生の英会話教室選びのポイントは、主に次の7つです。
高校生の英会話教室選びのポイント
- 英会話を習う目的をよく考える
- 高校生向けや大人向けのスクールを選ぶ
- 料金や時間を確認する
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今回の記事が、お子様が英語の成績をさらに上げるための参考となればとてもうれしいです。
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