こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
中学受験の塾は、入塾してから6年生の入試まで、長い期間にわたって通い続けることが多いです。
保護者の方としては、受験まで通い続けられる塾を選びたいと思われているのではないでしょうか。
結論
中学受験の塾は、難関校を目指すか公立中高一貫校を目指すかによって、比べるべきポイントが異なります。
目的に合った授業を受けられるかを事前に確認し、6年生までの通い方や家庭の役割も入塾前に聞いておけると、受験まで通い続けられる塾を選べます。
今回は、中学受験の塾の選び方について解説します。
最後までお読みになり、お子様に合う塾を選ぶための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
目指す学校ごとに確かめること
目指す学校ごとに確かめるべきポイント
目指す学校が決まっていない場合
入塾の時点では、まだ目指す学校が決まっていないご家庭も多いです。
まだ目指す学校が決まっていない場合は、入塾してから志望校の相談ができる塾を選ぶと、学びながら決めていくことができます。
既に目指す学校を決めている場合であっても、入塾してから学校説明会に参加したり、テストの結果を見たりしながら、目指す学校がだんだんと変化していくことも多いです。
たとえば、4年生のうちは私立を考えていた家庭が、学校説明会をきっかけに公立中高一貫校を目指すようになることもあります。
塾の説明会に参加するときは、入塾後に志望校を相談できる機会が設けられているかどうかを聞いておくと良いです。
私立向けと公立中高一貫校向けでコースが分かれている塾では、途中でコースを移ることができるかどうかも確認しておくと安心です。
難関校を目指す場合
私立・国立の難関校を目指す場合は、応用問題に取り組む授業と、6年生で志望校ごとの対策がある塾を選ぶと、入試で求められる力を積み上げやすくなります。
難関校の入試では、学校ごとに特徴のある、難度の高い応用問題を解く力が求められるからです。
学校ごとに出題傾向が大きく異なるため、6年生では志望校に合わせた対策が必須になります。
たとえば、中学受験特有の問題に解き慣れている子どもであっても、入試レベルの応用問題では、何から手をつければ良いのかわからずに止まってしまうことも多いです。
説明会では、難関校を目指すクラスでどのような授業を行うかや、6年生で志望校別講座があるかを聞いておくと良いです。
中堅校を目指す場合
私立の中堅校を目指す場合は、基礎から標準的な問題を確実に解けるまで教えてもらえる塾を選ぶと、合格に必要な力を固めやすくなります。
中堅校の入試では、基礎から標準的な問題を確実に解く力が求められるからです。
難しい問題に時間をかけるよりも、解ける問題を落とさずに確実に正解することが合格につながります。
たとえば、難しい問題ばかりを扱うクラスで授業を受け、解説を聞いてもわからないまま次の単元へと進んでいくうちに、基本の問題にもで自信をなくしてしまう子どももいます。
説明会や面談では、学力に合わせたクラスがあるかどうかや、志望校選びや併願の相談に載ってもらえるかどうかを確認しておくと安心です。
公立中高一貫校を目指す場合
公立中高一貫校を目指す場合は、適性検査と作文の対策をしてもらえる塾を選ぶと、入試の形式に合わせた力を身につけることができます。
公立中高一貫校は、教科ごとの学力テストではなく、適性検査などで入学者を選ぶからです。
適性検査では、資料を読み取り、自分の考えを文章で表現する力が求められます。
たとえば、私立向けの応用問題では高い点数を取れる子どもでも、適性検査の問題では資料のどこをどのように使えば良いのかがわからず、作文をまったく書けないようなケースもあります。
説明会では、公立中高一貫校向けのコースがあるかどうかや、作文を添削してもらえるかどうかを聞いておくと良いです。
私立と併願する場合は、どちらのコースで学ぶのかも相談しておくと安心です。
大手と地域の受験塾・個別・オンラインの違い
中学受験の塾の形態は、主に次の4つです。
それぞれ、次のような子どもや家庭に合います。
中学受験の塾の形態
- 大手の受験塾
同じ学年の生徒とクラスで授業を受ける集団授業の塾です。
入試までのカリキュラムがしっかりと作られていて、学校の情報も多く、テストの成績でクラスが決まるケースが多いです。
仲間と競い合うと力を出せる子どもや、受験までの学習の流れを塾に任せたい家庭に合います。 - 地域の受験塾
地元で中学受験の対策をしている塾です。
少人数のクラスが多く、家から近い教室に通えることもあります。
近所の塾を候補にするときは、学校の授業の補習が中心の塾ではないか、中学受験のコースがあるかを確かめておく必要があります。 - 個別指導
講師1人が、1人から数人の生徒を教える形です。
集団塾に通いながら苦手な単元を補いたい家庭や、習い事を続けながら個別指導を中心に受験対策に取り組む家庭に合います。 - オンライン
自宅で講師の授業を受ける形です。
近くに受験塾がない家庭や、通塾の時間を取れない家庭に合います。
中学受験の個別指導とオンライン塾は、次の記事で紹介しています。
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個別指導と集団指導の違いや、塾の種類は、次の記事で詳しく解説しています。
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6年生までに変わっていくこと
6年生までに変わっていくこと
クラス分けとテスト
塾のクラス分けの仕組みを入塾前に聞いておくと、子どもに合った授業を受け続けられる塾かを判断することができます。
中学受験の塾の多くは、定期的なテストの成績でクラスを入れ替えており、クラスはその時の学力に合った授業を受けるための仕組みになっているからです。
入塾したときのクラスのまま受験まで通うとは限らず、テストの結果でクラスが変わり、授業の進み方や担当の先生が変わることもあります。
クラスが上がった下がったより、今のクラスの授業をしっかりと理解できているかどうかが大切です。
説明会では、クラス分けのテストの間隔と、クラスによって授業の内容がどのように違うのかを聞いておくと良いです。
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>>塾のクラス分けの仕組みは?上位クラスを目指す意味と対策方法!
6年生の通塾日と終わる時間
6年生の通塾日と授業が終わる時間を入塾前に確認しておくと、送り迎えや習い事を続けられるかどうかを、家族で早めに考えておくことができます。
中学受験の塾は、学年が上がるにつれて、通う日や授業の時間が増えることが多いからです。
たとえば、4年生の間は続けられていた習い事が、5年生の後半から塾の日と重なるようになり、どちらを続けるかで悩む家庭もあります。
夜の授業を終えてから帰宅し、夕食の時間が遅くなってしまう子どもも多いです。
説明会や面談では、6年生の通塾日と授業が終わる時間、お弁当が必要かどうかを確認しておくと良いです。
そのうえで、送り迎えが必要な日に誰が行けるかを、家族で話し合っておくと良いです。
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家庭が受け持つこと
宿題の丸つけや予定の管理など、家庭が受け持つことを入塾前に聞いておくと、無理なく続けられる塾かどうかを判断できます。
中学受験の塾では、授業で習ったことを家で復習したり、次の授業に向けて予習したりする時間が必要になるからです。
予習を前提にしている塾もあれば、復習を中心にしている塾もあります。
宿題の丸つけやプリントの整理、1週間の予定づくりを家庭に任せる塾もあります。
たとえば、配られた学習プリントが机の上やカバンの中にたまってしまい、どれが今週の宿題なのかわからなくなってしまい、授業の前日に慌てて取り組む子どもも多いです(プリントが見つからなくて毎回大騒ぎしたり!)。
面談では、宿題の量や丸つけを誰がするのか、家庭には何を任せるのかを具体的に聞いておくと良いです。
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説明会と体験授業で確かめること
説明会と体験授業で確かめること
2〜3の塾で比べる
説明会や体験授業は、2~3の塾で受けて比べると、子どもと家庭に合う塾を選びやすくなります。
1つの塾だけでは、授業の進め方や家庭が受け持つことを、他の塾と比較することができないからです。
中学受験の塾では、入塾テストの結果で最初のクラスが決まることも多いですが、テストの点数そのものよりも、入るクラスの授業が子どもに合っているかどうかも確認することが大切です。
たとえば、入塾テストで上位のクラスに入れたことを喜んで入塾したものの、授業のスピードについていけず、毎回の宿題に追われてしまう子どももいます。
志望校のタイプと塾の形が決まったら、候補を2~3に絞って説明会と体験授業に申し込むと良いです。
候補にする塾については、中学受験におすすめの塾を比べた記事で紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてください。
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子どもの様子で見ること
体験授業のあとは、子どもにその日の授業を説明してもらうと、授業の内容がわかったかどうかを確かめることができます。
子どもが自分の口で授業内容を説明できるということは、学習内容がしっかりと身についているということだからです。
体験授業を受けて「楽しかった」という感想を話していても、どのようなことを習ったのかを聞いてみると答えられない子どももいます。
反対に、帰り道に体験授業で解いた問題の解き方を、自分から楽しそうに話してくれる子どももいます。
体験授業後は、帰り道や帰宅後に、授業で何を習ったか、先生にわからないところを聞けたかどうかなどを聞いてみると良いです。
入塾テストやクラスの雰囲気をどのように感じたかもあわせて聞いておくと、入塾した後の様子をイメージしやすくなります。
保護者が説明会や面談で聞くこと
説明会や面談では、6年生までの通い方を具体的に確認しておくと良いです。
入塾したあとのことを具体的に話せる塾は、入塾したあとも家庭と相談しながら進めてくれる可能性が高いからです。
たとえば、「5年生の後半から通う日が増え、6年生では週末に志望校別の講座があります」のように、学年ごとの違いを具体的に説明してくれる塾もあります。
一方で、どのような質問にも「一人ひとりに合わせて対応します」のようなフワッとした答えしか返ってこない場合は、入塾したあとのイメージがつきにくいです。
あわせて、季節講習や特別講習、模試を含めた学年ごとの費用の目安と、面談や連絡の頻度も聞いておくと安心です。
中学受験塾のよくある決め方を見直す
中学受験の塾選びでよくある決め方は、次の3つです。
合格実績が高い
合格実績は、グループ全体の人数よりも、通う校舎から子どもが志望している学校に近いレベル帯の学校へ合格しているかどうかを見ると、塾選びの参考になります。
塾全体の合格者数は、校舎や生徒の数が多いほど大きくなるためです。
同じ塾でも、校舎によって通っている生徒の学力や目指す学校は異なります。
たとえば、難関校の合格者が多い塾でも、通う予定の校舎では中高一貫校を目指す生徒が中心になっているということもあります。
説明会では、通う予定の校舎から、子どもが志望している学校に似通った学校にどれくらい合格しているかを聞いてみると良いです。
大手で有名
大手の塾かどうかよりも、6年生までの通い方と家庭の役割が合うかどうかで塾を選ぶと、受験まで通い続けやすくなります。
大手の塾でも地域の塾でも、子どもと家庭に合わない塾に通い続けると、負担になってしまうからです。
中学受験の塾は、地域によって人気のある塾の顔ぶれも大きく異なります。
たとえば、名前を知っている塾だからと思って入塾したものの、予習を前提とした授業に家庭のサポートが追いつかず、宿題が終わらないまま授業の日をむかえてしまう子どももいます。
地元の受験塾も、大手の塾と同じ見方で比べてみると良いです。
友達が通っている
友達が通っている塾は通いはじめやすい一方で、それだけで決めてしまうのは危険です。
友達と本人では、志望校も今の学力も違うことが多いからです。
たとえば、仲の良い友達と同じ塾に入ったものの、クラス分けで別々のクラスになり、友達と自分を比べて落ち込んでしまう子どももいます。
友達が通っている塾も、他の塾と同じように、説明会や体験授業で確かめてから決めるようにすると良いです。
中学受験の塾選びに関するよくある質問
ここからは、中学受験の塾選びに関するよくある質問にお答えしていきます。
中学受験の塾選びに関するよくある質問
質問1:中学受験の塾には何年生から通えば良いですか?
中学受験の塾の多くは、新学年の授業を2月からはじめるため、3年生の2月が通いはじめる目安です。
5年生からでも間に合いますが、学習状況によっては、入れる塾やクラス、志望校の選択肢が狭まります。
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質問2:中学受験の塾の費用はどのくらいかかりますか?
中学受験の塾の費用は、集団指導か個別指導か、どの講座を受けるかなどによって大きく異なるため、一概にいくらとは言えません。
6年生は授業料に加えて、季節講習や志望校別の講座、模試の費用もかかるため、ほかの学年より高くなることが多いです。
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質問3:苦手な教科だけ見てもらうことはできますか?
苦手な教科は、教科を絞って教える塾や個別指導で補うこともできます。
算数・国語のほか、入試で英語を使う場合は、英語にも中学受験の対策に力を入れる塾があります。
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質問4:通っている塾が合わないときは塾を替えても良いですか?
塾によってカリキュラムの進み方が違うため、基本的には転塾はおすすめしません。
塾を替える前に、今の塾に相談したり、個別指導を併用して補ったりする方法も考えてみると良いです。
塾を替える場合は、替える先の塾にどこまで習ったかを伝え、習っていない単元を補ってもらえるかどうかを確かめておくと安心です。
まとめ
それでは、中学受験の塾の選び方についての解説をまとめます。
結論
中学受験の塾は、難関校を目指すか公立中高一貫校を目指すかによって、比べるべきポイントが異なります。
目的に合った授業を受けられるかを事前に確認し、6年生までの通い方や家庭の役割も入塾前に聞いておけると、受験まで通い続けられる塾を選べます。
目指す学校ごとに確かめること
大手と地域の受験塾・個別・オンラインの違い
- 大手の受験塾
- 地域の受験塾
- 個別指導
- オンライン
6年生までに変わっていくこと
説明会と体験授業で確かめること
中学受験の塾選びに関するよくある質問
今回の記事が、お子様に合う塾を選ぶための参考になればとてもうれしいです。





