こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
塾を探しはじめると、塾のサイトやチラシに出てくる呼び方の多さに戸惑ってしまうご家庭は多いです。
保護者の方としては、結局どの種類の塾なら子どもに合うのかと、迷われているのではないでしょうか。
結論
塾の種類は、授業の形・目的・規模の3つで分けられ、子どもに合うかどうかに一番関わるのは授業の形です。
授業の形を絞ったうえで、目的に合うコースがあるかどうかと、通う教室の様子を体験で確かめられると、子どもに合う塾を選べます。
今回は、塾の種類について解説します。
最後までお読みになり、お子様に合う塾を選ぶための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
塾の種類の分け方
塾の種類は、次の3つの分け方で分けられます。
▼この表は横にスクロールできます。
| 分け方 | 何で分けるか | 主な種類 |
|---|---|---|
| 授業の形 | 授業の受け方で分ける |
|
| 目的 | 何のための授業かで分ける |
|
| 規模 | グループの教室数で分ける |
|
3つの分け方で塾を見るときは、次の2つを押さえておくと、塾どうしを比べやすくなります。
塾の種類の分け方
1つの塾は3つの組み合わせ
1つの塾は、3つの分け方を組み合わせて表すことができます。
3つの分け方は、それぞれ別の観点で塾を分類しているからです。
たとえば、「個人塾」はグループの教室数を表す呼び方で、「個別指導」は授業の形を表す呼び方です。
そのため、個人塾の中にも、集団指導の塾と個別指導の塾があります。
呼び方が似ているので、個別指導の塾を探しているつもりで、個人塾ばかりを調べてしまう家庭もあります。
塾の案内を見るときは、授業の形・目的・規模を分けて確かめると、どんな塾なのかがわかりやすくなります。
子どもに合うかどうかは授業の形で変わる
3つの分け方のうち、子どもに合うかかどうかに一番関わるのは授業の形です。
授業の形によって、授業中に子どもがすることや、わからないときの質問の仕方、通う曜日や時間まで変わるためです。
たとえば、同じように学校の勉強の復習をする塾でも、集団指導なら決まった曜日にクラスでみんなと同じ授業を受け、個別指導なら講師に質問しながら自分の理解度に合わせて取り組みます。
塾に通う目的が決まったら、まずは授業の形を1つか2つに絞り、そのうえで目的に合うコースがあるかどうかと、教室の様子を確認すると良いです。
塾選びを進める順番については、次の記事で詳しく解説しています。
▼あわせて読みたい
>>塾の選び方|決める順番と学年ごとに確認すること
授業の形による違い
塾の授業の形は、主に次の5つです。
▼この表は横にスクロールできます。
| 授業の形 | どんな授業か | 合うタイプ |
|---|---|---|
| 集団指導 | 同じくらいの学力の生徒と、クラスで同じ授業を受ける |
|
| 個別指導 | 講師1人が、1人から数人の生徒を教える |
|
| 映像授業 | 収録された授業を、自分の予定に合わせて受ける |
|
| 自立学習型 | 教材を自分のペースで解き進め、先生が採点や声かけ、計画の確認をする |
|
| オンライン | 自宅で講師の授業や指導を受ける |
|
ここからは、それぞれの授業の形で、子どもが塾でどのように過ごすのかと、体験授業で見ておきたいポイントを解説します。
集団指導
集団指導の塾では、受験や定期テストに向けて、いつまでに何を学ぶのかを塾が組み立ててくれます。
授業は決まった曜日と時間に行い、講師の説明を聞いてノートを取ったり、クラス全員で同じ問題に取り組んだりします。
質問は、授業の前後や休み時間にすることが多いです。
集団授業は、わからないことがあっても、授業は予定通り次の単元に進んでしまいます。
手を挙げて質問するのが苦手な子どもは、わからないところを聞けないまま、次の授業を迎えてしまうこともあります。
体験授業では、授業の速さや難易度が子どもに合っているかと、授業の後に質問に行けるかどうかを見ておくと良いです。
集団指導と個別指導の違いについては、次の記事で詳しく解説しています。
▼あわせて読みたい
>>個別指導と集団指導の違い|子どもに合う塾の決め方と確認すること
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>>塾のクラス分けの仕組みは?上位クラスを目指す意味と対策方法!
個別指導
個別指導の塾では、講師がすぐそばにいるので、わからないところをその場で聞きながら勉強を進められます。
講師1人が教える生徒が少なく、一人ひとりの解き方を近くで見られるためです。
授業は、講師の説明を聞いたあとに、問題を解いて丸つけを受ける流れが多いです。
講師1人に対する生徒の数が多くなるほど、生徒が自分で問題を解いている時間が長くなります。
この時間に問題が進まず、講師が来るのを待っているだけになってしまう子どももいます。
体験授業では、講師がそばにいない時間に、子どもが自分で問題を解き進められるかどうかを見ておくと良いです。
個別指導の塾選びについては、次の記事で詳しく解説しています。
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>>個別指導塾の選び方|講師や雰囲気など教室ごとに比べること
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>>個別指導と集団指導の違い|子どもに合う塾の決め方と確認すること
映像授業
映像授業の塾では、1回で理解できなかった説明を、止めたり見直したりしながら何度も見ることができます。
塾のブースや自宅で授業を見たあと、問題演習や確認テストに進む流れが多いです。
大学受験に向けた、高校生向けの塾に多い形です。
映像授業の塾は、授業を見ただけでは問題を解けるようにはなりません。
授業を見ることに時間を取られてしまい、見た内容の問題を自分で解き直す時間が取れていない高校生もいます。
映像授業の授業を選ぶときは、受講の計画を一緒に立て、進み具合や理解度を確かめてくれるかどうかを聞いておくと良いです。
高校生の塾・予備校の選び方や、映像授業で成果を出すためのポイントは、次の記事で詳しく解説しています。
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自立学習型
自立学習型の塾では、塾にいる時間の多くが、子どもが自分で問題を解く時間になります。
タブレット教材やプリント教材で問題を解き、間違えた問題を先生と一緒に確かめる流れが多いです。
塾によっては「自立型」「自習型」とも呼ばれます。
高校生向けの塾では、参考書や映像授業で進める勉強の計画立てと、進み具合を管理する形を、「学習管理型」と呼ぶこともあります。
自立学習型の塾は、自分から勉強に取り組めない状態だと、塾にいても勉強が進みにくいです。
先生に声をかけられるまで、教材を開かずに待ってしまう子どももいます。
体験授業では、先生がどれくらい子どもの様子を見て声かけを行い、進み具合を確かめているかを見ておくと良いです。
オンライン
オンラインの塾を選ぶときは、自宅で受けられることに加えて、中身が個別指導・集団指導・映像授業のどれなのかを確かめることが大切です。
オンラインは受ける場所を表す呼び方で、授業の進み方や中身は形によって変わるからです。
同じオンラインの塾でも、講師と1対1で対話しながら進める塾もあれば、収録された授業を見て進める塾もあります。
体験授業では、画面越しでも子どもが講師に質問できているかどうかを確かめておくと良いです。
学年ごとのオンライン塾については、次の記事で詳しく比べています。
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進学塾・補習塾など目的による違い
進学塾
進学塾では、受験に向けて、学校よりも速いペースで、難しい内容まで学ぶことができます。
入試で求められる力を身につけるために、熟独自のカリキュラムで授業を進めるためです。
クラスはテストの成績で分けられることが多く、同じくらいの学力の生徒と競い合いながら勉強を進めます。
学校の授業があまりわかっていない状態で入ると、授業の速さについていけなくなることもあります。
体験授業や入塾テストの結果をもとに、今の成績で無理なく通えるクラスがあるかどうかを確かめておくと良いです。
受験に向けた塾については、次の記事で詳しく比べています。
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補習塾
補習塾では、学校の教科書や授業の進み方に合わせて、授業の復習や定期テストの対策を進めることができます。
勉強の仕方やノートの取り方から教えてくれる塾も多いです。
何から勉強すれば良いのかわからない子どもでも、通いやすい塾です。
一方で、難関校の受験に向けた対策までは扱わない塾もあります。
受験対策にも取り組みたい場合は、受験に向けたコースがあるかどうかを、入塾前に確かめておくと良いです。
学校の勉強に合わせてくれる塾については、次の記事で詳しく比べています。
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総合塾
総合塾では、学校の勉強と受験の対策の両方を、同じ塾で受けることができます。
目的が変わっても、塾を変えずにコースを切り替えられることが多いです。
たとえば、中1・中2は定期テストの対策を中心にして、中3から受験に向けたコースに切り替える家庭もあります。
個別指導の塾には、総合塾にあたる塾が多いです。
入塾のときに、今の目的に合うコースがあるかどうかと、目的が変わったときにコースを切り替えられるかどうかを聞いておくと良いです。
専門塾
専門塾では、算数・数学や英語など、特定の教科や入試に絞って教わることができます。
苦手な教科を集中して克服したい場合や、得意な教科をさらに伸ばしたい場合に向いています。
一方で、他の教科を教わることはできないので、家庭や他の塾で進めることになります。
専門塾は数が少ないため、近所にない場合は、教科を選んで受けられる個別指導の塾も選択肢になります。
教科ごとの塾は、次の記事で詳しく比べています。
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大手塾と個人塾の違い
大手塾と個人塾には、それぞれに良さがあります。
ただし、子どもに合うかどうかは、大手か個人塾かよりも、通う教室ごとの差のほうが大きく出ます。
同じグループの塾でも、教室長や講師、通っている生徒によって、教室の雰囲気が違うからです。
どちらにしても、体験授業で通う教室の様子を確かめてから決めると良いです。
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大手塾
大手塾では、受験対策や模試、カリキュラムなどが整った環境で勉強に取り組めます。
多くの生徒の成績や合格データを持っていて、進路の相談に生かしている塾も多いです。
自習室や保護者向けの説明会など、授業以外の仕組みが用意されていることもあります。
一方で、教室長や講師が替わり、そのたびに教室の方針や雰囲気が変わることもあります。
入塾前に教室長と話し、その教室でどのように勉強を進めてくれるのかを確かめておくと良いです。
個人塾
個人塾では、地元の学校に合わせた対策を、子どもの事情に合わせて柔軟に受けられることが多いです。
1つか数カ所の教室だけで運営していて、塾長が地元の学校のテストや入試をよく知っていることが多いからです。
たとえば、通っている中学校の定期テストの範囲に合わせて、テスト前の授業を組んでくれる塾もあります。
一方で、授業やサポートの質は、塾長の考え方や教え方によって大きく変わります。
地元での評判を聞いたうえで、体験授業で塾長と話し、指導方針が子どもに合うかどうかを確かめておくと良いです。
塾の種類に関するよくある質問
ここからは、塾の種類に関するよくある質問にお答えしていきます。
塾の種類に関するよくある質問
質問1:公文式や学研教室は塾のどの種類にあたりますか?
文式や学研教室は、授業の形でいえば自立学習型に近いです。
どちらも、教材を自分のペースで解き進め、先生が採点したり、わからないところを教えたりする教室です。
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質問2:塾の種類によって料金は変わりますか?
塾の料金は、地域や学年、通う回数によって変わるので、種類だけで一概には言えません。
1教科あたりで比べると、個別指導は集団指導より高くなりやすいです。
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>>個別指導と集団指導の違い|子どもに合う塾の決め方と確認すること
まとめ
それでは、塾の種類と、子どもに合う塾の見分け方についての解説をまとめます。
結論
塾の種類は、授業の形・目的・規模の3つで分けられ、子どもに合うかどうかに一番関わるのは授業の形です。
授業の形を絞ったうえで、目的に合うコースがあるかどうかと、通う教室の様子を体験で確かめられると、子どもに合う塾を選べます。
塾の種類の分け方
塾の種類に関するよくある質問
今回の記事が、お子様に合う塾を選ぶきっかけになればとてもうれしいです。




