こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

英語のリスニングが苦手な中学生は多いです。
保護者の方としても、どのような勉強をさせれば英語を聞き取れるようになるのかと、疑問に思われているのではないでしょうか。
結論
英語のリスニング力は、たくさん英語を聞いて、たくさん問題を解いているだけでは伸びません。
学校の勉強と組み合わせて正しい方法でリスニング対策に取り組むことで、英語全体の成績を効率よく伸ばしていくことができます。
今回は、中学生向けの英語リスニングの勉強法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が正しい方法で英語のリスニング学習に取り組んで、英語の力を全般的に伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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リスニングを聞き取れない理由とNG勉強法



英語のリスニングを聞き取れない理由は、主に次の3つです。
英語のリスニングを聞き取れない理由
- 英語の発音がわかっていない
- 英語の音のつながりを理解していない
- 英語の意味を理解するスピードが追いついていない
英単語を「カタカナ英語」の発音で覚えていると、なかなか英語を聞き取れるようになりません。
リスニングをするときは、カタカナ英語とは全然違う音が聞こえてくるからです。
また、リスニングができない理由が、リーディングの勉強不足であることも多いです。
リスニング中は英文を読み返したりじっくり考えたりすることができないので、英文の意味をスピーディーに理解していく力も必要になります。
間違った勉強法に取り組んでいる中学生が多い



リスニングの勉強法はわかりづらいく、あまり意味のない勉強に取り組んでしまっている中学生も多いです。
以下のような勉強法は、特によくある誤った方法です。
英語リスニングのNG勉強法
- ただリスニングの問題を解く
- ただ英語を聞き流す
- スクリプト(台本)を見ない
- 難しい教材で勉強する
間違った勉強法でリスニング対策に取り組んでいても、なかなかリスニングの力は伸びません。
特に、ただただたくさん問題を解いて対策をしようとする中学生が多いので、注意が必要です。
英語リスニングを聞き取れない理由とNG勉強法についてはの詳細は、『英語リスニングは勉強法次第で必ず伸びる!聞こえない3つの原因と解決策を徹底解説』で解説しています。
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英語リスニングは勉強法次第で必ず伸びる!聞こえない3つの原因と解決策を徹底解説
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中学生がリスニング力を伸ばすための勉強法



中学生がリスニング力を伸ばすためには、次のような勉強に取り組むと効果的です。
中学生がリスニング力を伸ばすための勉強法
勉強法1:フォニックスを勉強する
中学生がリスニング力を伸ばすためには、フォニックスの勉強に取り組むことが重要です。
頭の中にある発音のイメージと、実際に聞こえてくる音を一致させることで、英語を正しく聞き取れるようになっていくからです。
フォニックスとは、英語のスペルと発音のルールのことです。
フォニックスを学習して英語の発音の基本的なルールを知っておくと、リスニングだけでなく、英語学習全般において有利になります。
子どもがフォニックスを学ぶメリット
- 発音が良くなる
- 英単語暗記を効率化できる
- リスニング・スピーキング対策にもなる
- 大人になっても役立つ
中学校以降の英語の授業では、フォニックスを学ぶ機会はほとんどありません。
教材や英会話教室などを活用して、自主的に取り組む必要があります。
中学生向けのフォニックスの勉強法については、『フォニックスで英語が得意になる!中学生におすすめの学習法と教材』で解説しています。
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フォニックスで英語が得意になる!中学生におすすめの学習法と教材
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フォニックスを学ぶとどう変わる?英語が身につく4つのメリット
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勉強法2:音読をする
中学生がリスニング力を伸ばすためには、音読学習に取り組むことが重要です。
音読をすることで、頭の中でイメージする音と、実際に聞こえてくる音のイメージを一致させていくことができるからです。
一方で、ただ英語を声に出して読むだけではあまり効果はありません。
音読も、正しい方法で取り組むことが大切です。
英語の音読学習は、次の3ステップで取り組むと良いです。
英語の音読の正しいやり方
- リピーティング
- オーバーラッピング
- シャドーイング
リピーティングとは、流れてくる英語の音声のあとに続いて発音する練習のことです。
オーバーラッピングとは、台本(スクリプト)を見ながら、流れてくる英語の音声と同時に発音する練習のことです。
シャドーイングとは、台本(スクリプト)を見ずに、聞こえてきた音声のすぐあとを追って発音することです。
リスニング学習において一番重要なのは、音読学習です。
正しい方法で音読に取り組めると、リスニングの力を大きく伸ばすことができます。
正しい音読のやり方については、『英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント』で詳しく解説しています。
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英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント
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勉強法3:学校の授業の予習・復習と組み合わせる
中学生がリスニングの勉強に取り組むのであれば、学校の授業の予習・復習と組み合わせて取り組むと効率的です。
リーディングの勉強とリスニングの勉強は、一緒に取り組むと学習効果が高いからです。
学校の授業で「英単語」や「英文法」についてしっかりと学んだ英文を使って音読学習に取り組めば、英文の意味をしっかりと理解しながら音読することができます。
同時に、音読をすることで、学校の授業で扱った内容を思い出すことができ、学習内容を頭に定着させることができます。
普段の授業を一つひとつしっかりと定着させることができれば、定期テストでも高得点を狙うことができます。
結果が出ればやる気も出ます。
学校の予習・復習とリスニング対策の勉強を組み合わせることで、成績アップとやる気アップの良い循環を生み出すことができます。
▼あわせて読みたい
>>中学生の英語定期テスト攻略法!高得点を取るための完全ガイド
英語は前から意味を理解する
リーディングの勉強に取り組むときに、完全な和訳を考えながら取り組む中学生も多いのですが、しっかりと和訳する英語学習はおすすめしません。
日本語と英語は、語順が異なるからです。
英語は、英語の語順のまま意味を理解できるようにするべきです。
英語を英語の語順のままに意味を理解できるようにするためには、リーディングの勉強をするときもリスニングの勉強をするときも、文のまとまりをスラッシュで区切る「スラッシュリーディング」を意識できると良いです。
具体例として、次の文を和訳する場合の考え方と、スラッシュリーディングをする場合の考え方で比較してみます。
I will tell my sister about those events.
(私はそれらの行事について私の妹に話すつもりです。)
和訳の場合
スラッシュリーディングの場合
このように、スラッシュリーディングで読むことができると、英文を前からスムーズに理解することができ、リスニングでもリーディングでもスピーディーに意味を理解することができるようになります。
▼あわせて読みたい
>>英語の長文読解を速く正確に読むためのコツとおすすめの問題集
勉強法4:習慣化して何度も繰り返す
中学生がリスニング力を伸ばすためには、音読学習を習慣化して、同じ英文を何度も繰り返し音読することが重要です。
英語のリスニングは、短期間のトレーニングでは上達しないからです。
テスト直前や思い立ったときにだけリスニングの練習に取り組んでも、成果を得るのは難しいです。
忙しいときは1日10分でも良いので、毎日続けることでだんだんと効果が出てきます。
教材については、いろいろな英文に手を出すのではなく、一つの英文を何度も繰り返して取り組んだほうが効果的です。
途中で詰まることなくスラスラとシャドーイングができるようになるまで、一つの文を何度も繰り返せると良いです。
勉強法5:英語で会話する
中学生がリスニング力を伸ばすためには、実際に英会話ができると有意義です。
実際に英語で会話をすると、「もっとスムーズに会話できるようにするために、リスニングの勉強を頑張りたい!」と思えるからです。
英語を、「テストで点数を取るための勉強」として学ぶのはもったいないです。
世界中の人とスムーズにコミュニケーションを取れるようになって、英語を「言葉」として活用できるようになることを目指してほしいです。
英会話を通して、「言葉」としての英語を楽しめると、リスニング力アップにつながります。
中学生のリスニング対策は高校受験も見据えて取り組むべき



リスニングの勉強は、音読学習でリスニングの基礎力を育てることが一番重要です。
一方で、試験の出題傾向を研究して、その対策を行うことも重要です。
テストで点数を取るためには、土台となる基礎学力だけでなく、点数を取るためのトレーニングも必要だからです。
高校受験のリスニングで高得点を取るためのコツ
- 先に設問と選択肢を読む
- すべて完璧に聞き取ろうとしない
- キーワードをメモする
- 2回目の読み上げを活用する
- 最後まであきらめない
英語リスニングの高校受験対策についての詳細は、『【高校受験】英語リスニング対策!高得点を取るための勉強法とコツとは?』で解説しています。
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【高校受験】英語リスニング対策!高得点を取るための勉強法とコツとは?
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中学生におすすめの英語リスニング教材
中学生の英語リスニング教材としては、次の2つがおすすめです。
おすすめ1:学校の教科書
中学生のリスニングの勉強には、学校の教科書が一番おすすめです。
学校の教科書であれば、授業の予習・復習に取り組めますし、定期テスト対策と同時進行でリスニングの勉強に取り組めるからです。
最近の教科書にはQRコードがついていて、スマートフォン等でQRコードを読み込むと、音声を再生することができます。
昔と違い、手軽に音読学習に取り組むことができるので、使い勝手も良いです。
おすすめ2:英検の過去問
中学生のリスニングの勉強には、英検の過去問がおすすめです。
英検の過去問であれば、英検対策と同時にリスニングの勉強に取り組めるからです。
英検の過去問題集には、基本的にはリスニングのスクリプト(台本)がついているので、問題を解いて練習するだけでなく、音読学習にも取り組むことができます。
英検は高校受験に超有利なので、積極的に対策すべきです。
英検のリスニング対策をしながら、音読にも取り組めると効率的です。
▼あわせて読みたい
>>英検が高校受験に超絶有利な3つの理由!中学生は英検を絶対に受けるべき
中学生のリスニング対策におすすめの英会話教室
中学生のリスニング対策には、次のような英会話教室がおすすめです。
中学生のリスニング対策におすすめの英会話教室
おすすめ1:ボーダーリンク英会話
中学生のリスニング対策には、オンライン英会話教室『ボーダーリンク英会話』がおすすめです。
ボーダーリンク英会話は、教科書準拠の学習に取り組める英会話教室だからです。
実際に英語を話しながら、学校の授業の予習・復習に取り組むことができます。
英検対策や高校受験対策ができるコースもあるので、時期に合わせて必要なレッスンを受けることができます。
▼ボーダーリンク英会話の公式サイトはこちらから
【ボーダーリンク英会話】
おすすめ2:QQ English(QQイングリッシュ)
中学生のリスニング対策には、オンライン英会話教室『QQ English』がおすすめです。
QQ Englishでは、正社員のプロ講師によるレッスンを受けることができるからです。
カリキュラムプランが多様なため、子どもの学習理解度に合わせて、ピッタリのレベルの授業を受けることができます。
フォニックスを専門的に学べるカリキュラムもあります。
リーズナブルな料金になっているので、少ない負担でレッスンの回数を増やすことができ、英語に触れる機会を確保しやすい仕組みになっています。
▼QQ Englishの公式サイトへはこちらから
【QQ English】英会話は「プロの教師」から学ぶのが近道です
おすすめ3:ENC/GNA
中学生のリスニング対策には、英検特化のオンライン英会話教室『ENC/GNA』がおすすめです。
ENC/GNAであれば、英会話を通して英検対策に取り組めるからです。
NC/GNAは英会話スクールなので、学習塾とは異なり、リスニング対策や二次試験のスピーキング対策も充実していて、英語4技能をバランス良く対策していくことができます。
料金もリーズナブルなので、費用を安く抑えることができます。
▼ENC/GNAの公式サイトへはこちらから
【ENC/GNA】
ENC/GNAについての詳細は、『ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?』で解説しています。
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【2025年版】ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?
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おすすめ4:ハッチリンク ジュニア
中学生のリスニング対策には、オンライン英会話教室『ハッチリンク ジュニア』がおすすめです。
ハッチリンク ジュニアのカリキュラムには、子どもの発達段階に応じて「幼児」「小1~小4」「小5~中高生」の3種類の成長ステージがあり、学習到達度に合わせて各成長ステージが10段階のレベルに分かれているので、子ども一人ひとりに最適なレッスンを受けることができるからです。
学校の教科書に準拠したレッスンもあるため、学校の勉強対策に取り組むこともできます。
フォニックス学習や英検対策にも取り組むことができます。
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ハッチリンクジュニア
まとめ
それでは、中学生向け英語リスニングの勉強法についての解説をまとめます。
結論
英語のリスニング力は、たくさん英語を聞いて、たくさん問題を解いているだけでは伸びません。
学校の勉強と組み合わせて正しい方法でリスニング対策に取り組むことで、英語全体の成績を効率よく伸ばしていくことができます。
英語のリスニングを聞き取れない理由は、主に次の3つです。
英語のリスニングを聞き取れない理由
- 英語の発音がわかっていない
- 英語の音のつながりを理解していない
- 英語の意味を理解するスピードが追いついていない
以下のような勉強法は、特によくある誤った方法です。
英語リスニングのNG勉強法
- ただリスニングの問題を解く
- ただ英語を聞き流す
- スクリプト(台本)を見ない
- 難しい教材で勉強する
中学生がリスニング力を伸ばすためには、次のような勉強に取り組むと効果的です。
中学生がリスニング力を伸ばすための勉強法
中学生のリスニング教材としては、次の2つがおすすめです。
中学生のリスニング対策には、次のような英会話教室がおすすめです。
中学生のリスニング対策におすすめの英会話教室
今回の記事が、お子様が正しい方法で英語のリスニング学習に取り組んで、英語の力を全般的に伸ばしていくきっかけとなればとてもうれしいです。
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