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【中高生向け】リスニングをマスターするための4ステップス!英語リスニングの勉強法とコツ

リスニング

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

うちの子は英検の筆記はできるのですが、リスニングが苦手です

リスニングの対策って、何をやらせればいいでしょうか

英検に限らず、入試でも存在感を増し続けている英語のリスニング。対策に悩まれている保護者の方も多いと思います。

そこで、今回は英語のリスニングをマスターするための4つのステップを解説します。

私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。

これまでの経験を基にお話します。最後まで読んでいただき、お子様が英語のリスニングを得点源にできるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。

リスニング力は1日にしてならず

コロッセオ

子ども
明日英検だ!リスニングヤバい!

という状況では、残念ながら手遅れです。

子ども
いや、明日なんだよ!なんとかしてよ!

と、思って検索してこの記事にたどり着いた方にはすみません。

リスニングの力は、コツコツと積み上げて鍛えていくものです。効果を実感するまでに数ヶ月はかかります。

明日が試験の人は、今回のテストは今持てる力をぶつけて挑戦してください。そして、試験が終わったら、次の試験に向けて対策をはじめてください。

それでは、さっそく英語のリスニングをマスターするための4つのステップを解説します。

リスニングマスターへの4ステップス

  • 正しい発音を知る
  • オーバーラッピング
  • ついていけるまで繰り返す
  • シャドーイングに挑戦

一つひとつ解説していきます。

ステップ1 正しい発音を知る

英語を正しく聞き取るためには、正しい英語の発音を知る必要があります

保護者
ネイティブのように発音するのは難しすぎませんか?

と、思われたかもしれません。はじめはそこまで厳密に正しく発音できる必要はありません。

まずは、英語の発音についての基礎だけを勉強しましょう。

現代は多様な英語が話される時代

多様性

共通テスト(旧センター試験)のリスニングでも、いろいろな国の訛りが入った話者が登場しています。

現代では、アメリカやイギリスに限らず、いろいろな国の人達と英語を介してコミュニケーションを取る力が求められています。

そのため、英語の発音においては「正しい」「間違っている」という考え方自体が間違いになりつつあります。

日本語訛りの英語も正しいですし、インド訛りの英語も正しいのです。

そうは言っても、英語の発音の基礎くらいは知っておかなければ、リスニングを得点源とすることは難しいです。

たとえば、笛を意味する「whistle」の発音を「ホイッスル」だと思っていると、いつまで経っても聞き取ることはできません。

カタカナで表記するのは難しいのですが、「whistle」の発音は「ウィッソー」に近いからです。

では、どのように正しい発音を勉強すればよいでしょうか。

正しい英語の発音の勉強法

正しい英語の発音を勉強するのであれば、私はフォニックスをおすすめします。

フォニックスとは、英語のスペルと発音のルールのことです。なぜか学校英語ではほとんど触れられません。

たとえば、アルファベットの「a」は、「ア」と発音されます。厳密には「ア」ではなく、「エ」と「ア」の中間くらいの音になります。

フォニックスを勉強すると、このような正しい発音を知ることができます。

フォニックスに関しては、『【簡単!】英単語を覚えるための3つのコツ』という記事で詳しく解説しています。ぜひ、そちらも参考にしてください。

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ステップ2 オーバーラッピング

英語リスニング

オーバーラッピングは、英語のリスニング力をアップさせるだけではなく、英語全体の力を鍛えることができます。

オーバーラッピングとは、台本(スクリプト)を見ながら、流れてくる英語の音声と同時に発音する練習のことです

音本を聞いてから発音する「リピートアフター」ではなく、音声にかぶせて同時に発音するところがポイントです。

同時に発音することで、聞こえてくる英語の音と、自分が頭の中で考えている英語の音を近づけることができます。

実際に聞こえてくる英語の音と、頭の中でイメージしている音が近づいてくれば、英語を聞き取ることができるようになります。

ただし、ただ音読をすれば良いというわけではありません。

次の5つのポイントを押さえながら音読をしましょう。

オーバーラッピングの5つのポイント

  • ネイティブの音声を使う
  • 台本の英文の単語や文法は事前にチェックしておく
  • 英文の意味を意識する
  • フォニックスの発音を意識する
  • スピードについていけなくてもあきらめない

ポイント1 ネイティブの音声を使う

ものすごく当たり前のことかもしれませんが、オーバーラッピングに利用する音声は、ネイティブスピーカーのものにしましょう

お手本の音声ですので、自分が目指す英語の発音の話者の音声を使ってください。

特にこだわりがないようであれば、アメリカ英語の音声を利用することをおすすめします。

入試や試験の問題ではアメリカ英語の発音で放送されることが多いですし、アメリカ英語の発音を練習しておけば、訛りのある英語にも対応しやすいです。

ポイント2 台本の英文の単語や文法は事前にチェックしておく

英語を「音」として理解するだけでは、英語の力もリスニング力も上がりません。

なぜなら、英語は言葉だからです。言葉は、意味が伝わらなければ意味がありません。

ですので、台本の内容は事前にチェックしておき、単語や熟語、文法を理解している状態にしましょう

ポイント3 英文の意味を意識する

意味

オーバーラッピングで音読をしている間は、英文の意味を意識しながら音読するようにしてください

なぜなら、英語は言葉だからです(2回目)。

自分で話している言葉の意味がわかっていなければ、鼻歌を歌っているのと変わりません。

英文の意味を意識しなければ、オーバーラッピングの効果はほとんどゼロになってしまいます。

ポイント4 フォニックスの発音を意識する

ネイティブのように発音しなければならないというわけではありませんが、正しい発音を意識しながら音読をしなければ練習の効果が薄れてしまいます

すべてを完璧にする必要はありません。はじめはできるところから一つひとつです。でも、しっかりと発音を意識しながら音読しましょう。

慣れてくれば、意識せずとも正しい発音ができるようになってきます。

ポイント5 スピードについていけなくてもあきらめない

子ども
流れてくるネイティブの音声が速すぎて、全然ついていけないよ!

そう思って、早々に挫折してしまう子どもは多いです。

流れてくる音声にはじめからついていけるようにする必要はありません。

詰まってしまったら「ゴニョゴニョ」っとして、また途中から復帰してください。

途中であきらめたり、途中で停止ボタンを押して音声を止めないでください。

詰まってしまっても、追いつけなくても良いので、できる範囲で最後まで音読しましょう

オーバーラッピングの教材は?

英語の本

オーバーラッピングのおすすめ教材第1位は、ズバリ学校の教科書です!

中高生にはこれ以上のおすすめ教材はありません。

学校の授業で単語や文法、英文の意味をすべて勉強しているはずです。そして、本文の意味も授業中にすべて勉強しているはずです。

つまり、授業で扱った教科書の本文を使ってオーバーラッピングの練習をすれば、英文の意味を意識しながら音読ができるはずです。

リスニングの練習にもなるし、学校の授業の復習にもなるため、定期テスト対策にもなります。

さらに、毎回の定期テスト対策をしっかりと行うことは、入試対策にもつながります。まさに一石三鳥です!

QRコードを探す

教科書の本文の音声は、教科書についているQRコードを読み込むと聞くことができます。

昔はCD付きの教材を購入する必要がありましたが、今はスマートフォンがあれば無料で気軽に教科書の本文を流すことができます

これは控えめに言って最高と言えます。

中高生にとっては、学校の教科書こそがオーバーラッピングの神教材です。

教科書以外なら

子ども
教科書は簡単すぎるので、もっとレベルの高いものがいいです
子ども
うちの教科書はQRコードがついてない・・・

このような場合は、入試用長文読解問題集の、音声ダウンロードがついているものを購入すると良いです。

入試レベルの長文読解を解いたあとに、オーバーラッピングの音声としても使えて一石二鳥です。

また、英検を受験するようであれば、英検の過去問を利用しましょう

旺文社から出版されている英検の過去問問題集の解説には、放送されるリスニング問題の台本(スクリプト)が載っています。

もちろんリスニング音声もついているので、オーバーラッピングの教材として利用することができます。

公立高校入試レベルであれば英検3級、共通テスト(旧センター試験)レベルであれば英検2級がちょうど良い教材になります。

ステップ3 ついていけるまで繰り返す

繰り返し

オーバーラッピングは、いろいろな文章に手を出すよりも、1つの文章を何度も何度も繰り返した方が効果的です

はじめはネイティブの音声についていけなかったものも、繰り返し練習をしているとついていけるようになります。

はじめは所々で詰まってしまっていたとしても、繰り返し練習をすれば詰まらずに音読できるようになります。

保護者
それでは本文を暗記してしまうから意味がないのでは?

と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。本文を暗記してしまうほどやり込むのは、とても良いことです。

フレーズの引き出し

実は、英語を話しているときは、「文法」を意識しながら話すよりも、「フレーズ」を意識しながら話すことのほうが多いです。

「こういうことを伝えたいときはこのフレーズを使う」というようなフレーズをたくさん持っていると、英語をスムーズに話すことができます。

オーバーラッピングを行っているときに、英文の意味をしっかりと意識できていれば、頭の中に英文のフレーズの引き出しをたくさん作ることができます。

本文を暗記するまでオーバーラッピングを頑張ると、リスニング力がアップするだけではなく、実践的に使えるスピーキング力もアップさせることができるのです

どこまでやり込むか

オーバーラッピングは、詰まることなく、ネイティブの発音についていけるようになるまで繰り返し練習します。

ここまでやり込んだら、1つの文章がクリアとなります。

続いて、次の文章をやり込みましょう。

次の文章へ行く前に、もう一歩踏み込んで「シャドーイング」に挑戦するのも良いでしょう。

ステップ4 シャドーイングに挑戦

影

オーバーラッピングで詰まらずにネイティブの音声についていけるようになるまで練習したら、同じ文章でシャドーイングに挑戦してみましょう。

シャドーイングとは、台本(スクリプト)を見ずに、聞こえてきた音声のすぐあとを追って発音することです

オーバーラッピングでは台本を見ることができるので、目からの情報に頼ることができます。

しかし、シャドーイングでは台本を見ずに発音するので、耳からの情報だけを頼りに発音しなければなりません

オーバーラッピングよりもシビアなリスニング力が要求されます。

子ども
それならはじめからシャドーイングした方が効率的なんじゃない?

そう思われる方もいらっしゃると思います。しかし、リスニング初級者や中級者が、いきなりシャドーイングからはじめるのはおすすめしません。

発音するだけでは無意味

シャドーイングも、オーバーラッピングと同様に、発音するだけでは意味がありません。

単語の意味や文法、英文の意味を意識しながら発音する必要があります。

シャドーイングでは台本を見ることはできませんし、事前準備をすることもできません。

そのため、初めて聞く音声を聞きながら、単語の意味や文法や英文の意味を意識しながら、さらにフォニックスの発音も意識して、ネイティブの音声についていけるように発音を頑張らなければなりません。

シャドーイングは多くのことを瞬時に処理しなければならないので、非常に高度な練習方法なのです

やり込んだ題材で挑戦

オーバーラッピングで何度も練習したものであれば、シャドーイングも問題なくできます。

既に何度も何度もオーバーラッピングの練習を繰り返しているので、英文の意味はすべてわかっていますし、フォニックスの発音も自然と意識できるようになっていますし、本文もほとんど暗記してしまっている状態です。

あとは、ネイティブの音声を聞きながら、頭に染み付いた英文を発音していくだけです。

これなら、リスニングが苦手な中高生でもスムーズにシャドーイングができるはずです。

初見シャドーイングも大事

とはいえ、何も事前情報がない状態でシャドーイングをすることも大切です。

耳だけの情報を頼りにして英語を理解する練習は、より実践的なリスニング力をアップさせることができるからです。

初見(初聞?)でシャドーイングをする場合は、「少し簡単すぎるかな?」というレベルのものを教材とすると良いです。

たとえば、中学3年生であれば、中学1年生や2年生のときに使っていた教科書を教材とすると良いでしょう。

ここまでやり込めばリスニングマスター

シャドーイングができるようになるまでやり込んでいけば、もうほとんどリスニングマスターです。

1つ1つの題材をやり込んでコツコツと練習を続けていけば、リスニング力は必ず伸びます。

そして、頑張って手に入れた英語のリスニング力は、生涯活用できるスキルとなります。

リスニング力は生涯役立つ

生涯

中高生の場合は、まずは身近な目標として、英検や定期テストの対策としてリスニング力を伸ばしたいと考えている子どもが多いでしょう。

ここまでの解説を読んで、

子ども
リスニングの練習って結構大変かも

と、思ってしまったかもしれません。

確かに大変なのですが、英語のリスニング力は一生活用できるスキルです頑張るだけの価値があります

ほんの一例ですが、英語のリスニング力は次のように役立ちます。

リスニング力は役立つ!

  • 入試に役立つ
  • 就職や転職に役立つ
  • ビジネスに役立つ
  • 豊かな人生にするために役立つ

入試に役立つ

まず直近としては、入試に役立ちます。

英語の入試問題としてリスニングが出題されるということもありますが、英検を取っておくと入試で有利になるということもあります。

英検ではリスニング問題がガッツリと出題されるので、リスニングが得意だと有利です。

就職や転職に役立つ

少し先の未来にはなりますが、就職や転職の際は、TOEICやTOEFLのスコアは大きなアピールポイントになります。

そして、TOEICやTOEFLでは高いリスニング力が要求されます

TOEICやTOEFLで高いスコアを出すためには、筆記試験だけではなく、リスニングでも高得点を狙わなければなりません。

「資格があれば就職できる!」というわけではありませんが、就職や転職の際に有利になるのは確かです。

ビジネスに役立つ

ビジネスがグローバル化している中、英語を使いこなせることは大きなメリットです

英語が使えれば、日本の国内だけでなく、多くの国の人や企業と取引ができるようになるため、ビジネスのチャンスが飛躍的に増えます。

仕事のための英語では、メールや書類によるコミュニケーションだけでなく、会話によってコミュニケーションを取る場面も多いです。

スムーズな会話のためには、確かなリスニング力が必要になります。

かなり先の未来の話にはなりますが、英会話を使いこなせると、会社内で活躍できる場が大きく広がります

また、起業する際にも、グローバルなビジネスを選択肢の中に入れることもできます

豊かな人生にするために役立つ

豊かな実り

英語が話せるようになると、世界中に友人を作るチャンスができます。

世界には本当に多様な価値観があります。いろいろな国の人たちとコミュニケーションを取ることで、多様な価値観に触れ、人としての豊かさを育てることができます

人としての豊かさを育てることで、人生を豊かなものとすることができます。

海外の人たちと話をしているときに自分の中にあった固定観念の壁が壊されていく感覚は、実際に海外の人たちと話しをしてみなければわかりません。

この感覚は、ぜひ子どもたちみんなに体感してほしいと思っています。

まずは英語のリスニング力を伸ばして、英会話ができるように頑張ってみてください。

>>「英検対策」「発音」コースもある!学研のkiminiオンライン英会話

まとめ

それでは、英語のリスニングをマスターするための4つのステップをまとめます。

リスニングマスターへの4ステップス

  • 正しい発音を知る
  • オーバーラッピング
  • ついていけるまで繰り返す
  • シャドーイングに挑戦

英語のリスニング力を伸ばすには、正しい勉強法でコツコツと取り組んでいく必要があります。

頑張ってリスニング力を伸ばした先で、豊かな人生を手に入れられるよう頑張ってください。

今回の記事が、お子様の英語のリスニング力アップに役立てばとてもうれしいです。

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