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英検準1級ライティング問題の書き方と合格するためにすべき対策

2024年9月11日

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英語 英検 ライティング 英作文

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

 

保護者
保護者
子どもに英検準1級を受けさせる予定なのですが、準1級も2級のときと同じようにライティングの対策をさせれば大丈夫でしょうか。

 

英検のライティング問題に苦手意識を持っている子どもは多いです。

保護者の方としては、子どもが英検準1級レベルの英作文に対応できるのだろうかと心配されているのではないでしょうか。

結論

英検準1級のライティング問題は、2級までの級よりも遥かに高度な文章力が求められます。

英語の知識だけでなく、社会問題や時事問題などの基礎知識も身につけておく必要があります。

 

今回は、英検準1級のライティング問題について解説します。

最後まで読んでいただき、お子様が正しく英作文対策に取り組み、英検準1級に合格するための参考としていただければとてもうれしいです。

この記事の筆者

エデュサポ

エデュサポ
@edsuppor

  • 元塾教室長
  • 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
  • 塾業界勤務経験は20年以上
  • 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設

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英検準1級ライティングってどんな問題?

課題解決 問題解決

英検は毎回の出題傾向が固定されているので、大問構成や出題内容が決まっていて、対策しやすい試験です。

英検準1級のライティングは2題出題され、大問4と大問5がライティング技能のセクションになっています。

出題される問題の種類も決まっていて、次の2種類の問題が出題されます。

英検準1級ライティング問題の種類

種類1:英文要約問題

英検準1級のライティング問題の大問4は、英文要約問題です。

英文を読んで、その内容を英語で要約する問題です。

英検の公式サイトには、次のような出題例が掲載されています。

英検準1級ライティング 大問4 英文要約問題

引用:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

問題のポイント

  • 英文を読んで、その内容を可能な限り自分の言葉で要約する
  • 語数の目安は60語~70語
  • 解答欄の外に書かれたものは採点されない

 

英文の和訳

1980年代から2000年代初頭まで、英国の多くの国立博物館が、来館者から入館料を取っていました。しかしながら、新たに選出された政府はアートを支持しました。その政府は、博物館が入館料を値下げできるように経済的援助を行うという、画期的な政策を導入しました。結果として、ロンドン自然史博物館を含む多くの博物館で、入館料が無料になりました。

この政策の支持者は、政策が国立博物館への間口を広げることになるので、重要なメリットがあると訴えました。人々は、教養や収入にかかわらず、美術館の膨大な美術作品コレクションを見る機会を得られますし、国の文化史について学ぶこともできます。

政策の導入後、無料になった国立博物館への来館者が平均70%増えたという調査結果があるにもかかわらず、批評家はその政策が完全に成功しているとは言えないと主張しました。今回の来館者の増加は、同じ人が何度も博物館を訪れていることが原因であると彼らは主張しました。加えて、入館料を取っている独立経営の博物館の中には、政策によって悪影響を受けたと主張する博物館もありました。人々が入館料を払うことを避けるために国立博物館に訪れるようになったために、独立経営の博物館への来館者が減少し、経済的に苦しくなりました。

 

英検2級までのライティング問題に比べると、文章のテーマも、文章自体も難しくなっています。

一方で、要約に関しては英検2級の問題と手順がほとんど変わらないので、文章がしっかりと読み取れれば難しい問題ではありません。

 

模範解答

この問題の模範解答は、次のようになっています。

The British government implemented a policy that would help national museums to provide free admission to the public. Supporters believed this would encourage people from various backgrounds to visit museums. However, while visitors increased, some critics of the policy pointed out the increase was largely due to repeated visits from the same people. Moreover, some independent museums with admission fees stated the policy let to a drop in their revenues.

引用:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

 

模範解答の和訳

英国政府は、国立博物館が民衆への入館料を無料にすることを手助けする政策を施行しました。政策への支持者は、この政策が様々なバックグラウンドを持つ人々に博物館を訪れることを促すと信じていました。しかしながら、入館者が増えた一方、その増加は同じ人々が繰り返し博物館を訪れたことが原因であると指摘する批評家もいました。さらに、入館料を課している独立経営の博物館の中には、その政策が収益の減少につながったと述べる博物館もありました。

種類2:意見論述問題

英検準1級のライティング問題の大問5は、意見論述問題です。

指定されたトピックについて、小論文を英語で書く問題です。

過去の英検では、次のような問題が出題されています。

英検準1級ライティング過去問 大問5 2024年第1回

引用:準1級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

問題のポイント

  • 指定されたトピックについて小論文を書く
  • 自分の回答の裏付けとして、下記の「POINTS」から2つ選んで使う
  • 構成は、序論、本論、結論の順にする。
  • 語数の目安は120語~150語
  • 解答欄の外に書かれたものは採点されない

 

TOPICの和訳

都市部では、空き地を農業に使えるように政府が奨励すべきでしょうか。

POINTの和訳

  • コスト
  • 汚染
  • 人口
  • テクノロジー

 

英検準1級からは、身の回りの話題よりも、社会問題や時事問題がトピックになることが多いです。

社会的なトピックについて、自分の意見とその意見を補強するための論拠を書く必要があるため、社会に関する基礎知識を身につけておく必要があり、複雑な意見を言語化する力も求められます。

 

模範解答

この問題の模範解答は、次のようになっています。

The government should encourage the use of vacant land in urban areas for farming. The reasons for this are related to costs and population.

First, urban farming can reduce costs for urban residents. Food prices in cities can be high due to the fees required to transport produce from faraway farms. However, growing crops on urban land can bring such costs down. Fresh food can be sold locally at cheaper prices, lowering the expenses associated with urban life.

Additionally, reusing empty land in urban areas for farming can help with population increases. As populations in such areas expand, the need for food becomes urgent. Farming in cities, thankfully, can provide a solution, as the crops cultivated can help satisfy rising food demands.

In conclusion, the government should ensure empty land in cities is used for farming because it can lower living costs for urban residents and feed growing city populations.

引用:準1級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

模範解答の和訳

政府は、都市部の空き地を農地として使用することを奨励すべきです。その理由は、コストと人口に関連しています。

まず、都市部の農業は、都市部の居住者のコストを削減します。都市の食品の価格は、遠方の農地から商品を輸送するための輸送費のせいで高くなりやすいです。しかしながら、都市部で生産された作物であれば、そのようなコストを削減することができます。新鮮な野菜を地元で安く販売することができるので、都市生活に関わる支出を減らすことができます。

さらに、都市部の空き地を農業のために再利用することは、人口増加への対策として役立ちます。そのような地域の人口が増えるにつれ、食料需要が緊急の課題になります。幸いなことに、栽培された作物が増大する食料需要を満たす手助けをすることで、都市での農業がこの課題への解決策を提供することができます。

結論として、都市部の居住者の生活コストを下げ、増加する都市の人口の食料需要を満たすことができるので、政府は都市の空き地を農地として利用することを推進すべきです。

英検準1級ライティングの書き方【英文要約問題】

英検準1級のライティングの英文要約問題は、次のような流れで書くようにすると良いです

英文要約問題の書き方

  • 文章全体を読んで、文全体の段落構成を把握する
  • 第1段落から、文章全体のテーマを見つけて要約する
  • 第2段落の要旨をつかんで要約する
  • 第3段落の要旨をつかんで要約する

 

先ほど紹介したサンプル問題の解答を見ながら、具体的に解説します。

The British government implemented a policy that would help national museums to provide free admission to the public. Supporters believed this would encourage people from various backgrounds to visit museums. However, while visitors increased, some critics of the policy pointed out the increase was largely due to repeated visits from the same people. Moreover, some independent museums with admission fees stated the policy let to a drop in their revenues.

引用:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

解答の分析

①第1段落の要約(文全体のテーマ)
The British government implemented a policy that would help national museums to provide free admission to the public.
(英国政府は、国立博物館が民衆への入館料を無料にすることを手助けする政策を施行しました。)

②第2段落の要約(政策への賛成意見)
Supporters believed this would encourage people from various backgrounds to visit museums.
(政策への支持者は、この政策が様々なバックグラウンドを持つ人々に博物館を訪れることを促すと信じていました。)

③第3段落の要約(政策への反対意見)
However, while visitors increased, some critics of the policy pointed out the increase was largely due to repeated visits from the same people. Moreover, some independent museums with admission fees stated the policy let to a drop in their revenues.
(しかしながら、入館者が増えた一方、その増加は同じ人々が繰り返し博物館を訪れたことが原因であると指摘する批評家もいました。さらに、入館料を課している独立経営の博物館の中には、その政策が収益の減少につながったと述べる博物館もありました。)

 

段落構成を把握することが大事

英文要約問題は、いきなり作文を書きはじめるのではなく、まずは英文全体を読みながら段落構成を把握することが大切です。

各段落の役割りを把握することができれば、要約できたも同然だからです。

サンプル問題であれば、第一段落で文章全体の導入として、話題のテーマを提示しています。

そして、第2段落で政策への賛成意見が書かれていて、第3段落で政策への反対意見が書かれています。

ここまで把握できてしまえば、あとは文章を少し肉付けすればできあがりです。

 

要約は各段落1~2文ずつ

要約は、各段落1~2文ずつで書くと語数がちょうど良くなります

逆に、要約を書かない段落はありません。

すべての段落を、1~2文ずつの要約文にまとめるようにします。

 

抽象化が重要

英検準1級の英文要約では、表現の抽象化が重要です。

たとえば、「人種や性別、学歴、職業、年収の異なる人々」という具体例が書かれているようであれば、「様々なバックグラウンドをもつ人々」のように抽象化します。

 

英文から引用しつつ言い換える

要約は、元の英文から一部を引用したり、一部修正して引用したりできると良いです。

上手に引用しながら作文ができると、ゼロから英作文をする必要がなく、書きやすいです。

本文の丸写しにならないよう、単語や文構造を一部変更して、パラフレーズを作れると良いです。

 

パラフレーズとは、文の意味や内容を変えずに、表現を言い換えることです。

 

英検準1級ライティングの書き方【意見論述問題】

どのように how 方法

英検準1級ライティングの意見論述問題は、次のような流れで書くようにすると良いです

意見論述問題の書き方

  • 結論(自分の意見)を書く(序論)
  • POINTSから選んだ2つの項目をテーマに、自分の意見を裏付ける(本論)
  • 結論を再度書く(結論)

 

先ほど紹介した過去問の解答を見ながら、具体的に解説します。

The government should encourage the use of vacant land in urban areas for farming. The reasons for this are related to costs and population.

First, urban farming can reduce costs for urban residents. Food prices in cities can be high due to the fees required to transport produce from faraway farms. However, growing crops on urban land can bring such costs down. Fresh food can be sold locally at cheaper prices, lowering the expenses associated with urban life.

Additionally, reusing empty land in urban areas for farming can help with population increases. As populations in such areas expand, the need for food becomes urgent. Farming in cities, thankfully, can provide a solution, as the crops cultivated can help satisfy rising food demands.

In conclusion, the government should ensure empty land in cities is used for farming because it can lower living costs for urban residents and feed growing city populations.

引用:準1級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

解答の分析

①結論(自分の意見)
The government should encourage the use of vacant land in urban areas for farming.
(政府は、都市部の空き地を農地として使用することを奨励すべきです。)

②2つの観点から自分の意見を裏付けること宣言する(選んだ2つのPOINTSを書く)
The reasons for this are related to costs and population.
(その理由は、コストと人口に関連しています。)

③POINTSから選んだ1つ目のテーマについて書く
First, urban farming can reduce costs for urban residents.
(まず、都市部の農業は、都市部の居住者のコストを削減します。)

④1つ目のテーマを補足する
Food prices in cities can be high due to the fees required to transport produce from faraway farms. However, growing crops on urban land can bring such costs down. Fresh food can be sold locally at cheaper prices, lowering the expenses associated with urban life.
(都市の食品の価格は、遠方の農地から商品を輸送するための輸送費のせいで高くなりやすいです。しかしながら、都市部で生産された作物であれば、そのようなコストを削減することができます。新鮮な野菜を地元で安く販売することができるので、都市生活に関わる支出を減らすことができます。)

⑤POINTSから選んだ2つ目のテーマについて書く
Additionally, reusing empty land in urban areas for farming can help with population increases.
(さらに、都市部の空き地を農業のために再利用することは、人口増加への対策として役立ちます。)

⑥2つ目のテーマを補足する
As populations in such areas expand, the need for food becomes urgent. Farming in cities, thankfully, can provide a solution, as the crops cultivated can help satisfy rising food demands.
(そのような地域の人口が増えるにつれ、食料需要が緊急の課題になります。幸いなことに、栽培された作物が増大する食料需要を満たす手助けをすることで、都市での農業がこの課題への解決策を提供することができます。)

⑦結論を再度書く
In conclusion, the government should ensure empty land in cities is used for farming because it can lower living costs for urban residents and feed growing city populations.
(結論として、都市部の居住者の生活コストを下げ、増加する都市の人口の食料需要を満たすことができるので、政府は都市の空き地を農地として利用することを推進すべきです。)

 

序論と結論は質問文から引用する

序論や結論の部分は、質問文から引用して書くと良いです。

ほぼ丸写しで大丈夫ですが、必要に応じて一部を変えて引用します。

パラフレーズを使って言い換えられると更に良いです。

序論と結論は、それぞれ1文~2文程度で書くと良いです。

 

2つのPOINTSについて(本論)はそれぞれ2文~4文で書く

2つのPOINTSについては、要旨を書くだけだなく、補足情報を付け加えます

要旨について詳しく書かなければ語数が足りなくなってしまいますし、説得力のある文章を書けないからです。

それぞれ2文~4文を目安に書けると良いです。

補足情報は、要旨について詳しく説明するか、具体例を書くと良いです。

 

テンプレート化してしまうと良い

英検準1級の意見論述問題は、120語~150語というかなり長い文章を書かなければならないので、難しく感じるかもしれません。

一方で、出題される問題は毎回似通っていますので、書き方をテンプレート化してしまうと書きやすいです。

解答のテンプレート化

The government should encourage the use of vacant land in urban areas for farming. The reasons for this are related to costs and population.

First, urban farming can reduce costs for urban residents. Food prices in cities can be high due to the fees required to transport produce from faraway farms. However, growing crops on urban land can bring such costs down. Fresh food can be sold locally at cheaper prices, lowering the expenses associated with urban life.

Additionally, reusing empty land in urban areas for farming can help with population increases. As populations in such areas expand, the need for food becomes urgent. Farming in cities, thankfully, can provide a solution, as the crops cultivated can help satisfy rising food demands.

In conclusion, the government should ensure empty land in cities is used for farming because it can lower living costs for urban residents and feed growing city populations.

赤字の部分はほぼテンプレート化できるので、黒字の部分だけを自分の言葉で書きます。

英検準1級では自分で考えなければならない部分も多いですが、全体の構造をテンプレート化しておくとそれほど難しくありません。

英検準1級ライティングの評価ポイント

評価

試験で良い点数を取るためには、その試験の評価のポイントを知ることも大切です。

どのような部分が点数として評価されるのかを知ることができれば、どのような対策をすれば良いかがわかるからです。

英検準1級のライティング問題では、主に次の4点が評価されます。

英検準1級ライティングの評価ポイント

  • 内容
    課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか
  • 構成
    英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
  • 語彙
    課題に相応しい語彙を正しく使えているか
  • 文法
    文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

英検準1級ライティングの配点

英検準1級のライティング問題は、大問4の英文要約問題が16点満点、大問5の意見論述問題が16点満点になっています

 

英文要約問題の配点

▼この表は横にスクロールできます。

観点 配点 満点
内容 0点~4点 16点
構成 0点~4点
語彙 0点~4点
文法 0点~4点

 

意見論述問題の配点

▼この表は横にスクロールできます。

観点 配点 満点
内容 0点~4点 16点
構成 0点~4点
語彙 0点~4点
文法 0点~4点

 

CSEスコアは750点

英検の合否はCSEスコアで決められます

英検準1級のCSEスコアは、各技能セクションの問題数に関係なく均等に配分されます。

英検準1級の場合は、各技能セクションの満点スコアはそれぞれ750点です。

▼この表は横にスクロールできます。

技能 満点CSEスコア
(配点)
リーディング 750点
リスニング 750点
ライティング 750点
スピーキング 750点

 

ライティングの技能セクションは、英文問題と意見論述問題の点数(32点満点)がCSEスコアに変換されて合否判定されます。

英検準1級ライティング対策のコツ

ポイント

ここからは、英検準1級のライティング問題の対策をするときのコツを解説していきます

コツ1:英単語・英熟語を覚える

ライティング問題を解けるようにするためには、英単語・英熟語の暗記が重要です。

英単語や英熟語を知らなければ、書きたいことを書くことができないからです。

一方で、ライティング問題ではそれほど難しい単語を使う必要はありません。

英検対策として英単語・英熟語暗記に取り組むときに、英単語を見て意味がわかるようにするだけでなく、スペルを覚える努力ができると良いです。

▼あわせて読みたい
>>【英単語 覚え方】英語学習の基本!やってはいけない暗記法と正しい勉強法を解説!

 

類義語のバリエーションが重要

英検準1級のライティング対策としては、類義語をたくさん知っておくことが重要です。

文章を抽象化したり、パラフレーズを作ったりするときに、類義語を多く知っているとスムーズだからです。

 

論理マーカー(ディスコースマーカー)も重要

英検準1級のライティング対策としては、論理マーカー(ディスコースマーカー)をたくさん知っておくと便利です。

論理マーカー(ディスコースマーカー)についての知識は、文章を論理的に読解するときにも、論理的な文章を書くときにも、必ず必要になるからです。

 

論理マーカー(ディスコースマーカー)とは、「そして」や「しかし」などのつなぎ言葉のように、文章などでの論理的な流れを示す表現のことです。

 

論理マーカー(ディスコースマーカー)の使い方に慣れておくと、文章の読み書きが上手になります。

順接・追加の論理マーカー(ディスコースマーカー)

  • therefore(したがって)
  • as a result(結果として)
  • in conclusion(結論として)
  • in addition(さらに)
  • additionally(さらに)
  • moreover(さらに)
  • what is more(加えて)

 

逆説の論理マーカー(ディスコースマーカー)

  • however(しかし)
  • yet(にも関わらず)
  • although(にも関わらず)

 

対比の論理マーカー(ディスコースマーカー)

  • on the other hand(一方で)
  • meanwhile(一方で)
  • while(一方で)

 

例示の論理マーカー(ディスコースマーカー)

  • for example(たとえば)
  • for instance(たとえば)
  • such as(~のような)

コツ2:基本的な英文法の理解を深める

ライティング問題を解けるようにするためには、基本的な英文法の理解を深めることが大切です。

英文法を理解していないと、相手に伝わる文を書くことができないからです。

ライティング問題では難しい文法を使う必要はない一方で、文章を丸々自分で書く必要があるので、文法に対する深い理解が必要になります。

カッコを埋める問題を解けるようにするだけでなく、ゼロから英文を書けるようにする練習を普段からする必要があります。

 

パラフレーズを作る練習をする

英検準1級の対策としては、パラフレーズを作る練習をすると良いです。

同じ意味の文を、使う英単語や英文法、構文を変えて、別の言い回しに変える練習が有効です。

自然にパラフレーズを作れるようになると、英文要約のライティング問題で自然な解答を作れるようになります。

コツ3:本やニュース記事を読む

ライティング問題を解けるようにするためには、普段から本やニュース記事を読む習慣を身につけられると良いです。

自分の意見や考えを持つためには、社会問題や時事問題についての基礎知識が必要になるからです。

たとえば、「都市部の空き地の農地化」をテーマに自分の意見を書くときには、前提として都市部の人口問題や環境問題、最先端技術、ビジネスについての基礎知識が必要になります。

また、普段から本やニュース記事を読んでいると、論理的な文章に触れる機会を増やすことができます。

自分で論理的な文章を書けるようにするためには、まずは論理的な文章を読むようにすると良いです。

本やネット記事、新聞などを通して、論理的文章に触れながら社会についての知識を増やしていけると良いです。

中高生向け新聞

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原則毎日配信で、料金は月額480円です。

読解力を身につけながら、毎日様々なニュースに触れることができます。

※すべての機能をお試しできます。

コツ4:英語で意見交換をする練習をする

ライティング問題を解けるようにするためには、普段から英語で意見交換をする練習ができると良いです。

英検では、自分の意見を、自分の言葉で伝える力が求められるからです。

英検準1級のライティング問題では、社会問題や時事問題について、自分の意見を英語で表現し、理由も添えて自分の意見に説得力を持たせる必要があります。

普段から意見交換をする習慣が身についていないと、何を書くべきか、なかなか思いつきません。

英検の英作文を苦手に感じてしまっている子どもの中には、英語で文章を書く以前に、日本語でも文章を書けない子どもも多いです。

そもそも「自分の意見」や「自分の考え」を持っていないからです。

英検のライティングやスピーキングの試験では、自分の意見を自分の言葉で発信する力も求められます。

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>>高校生の英会話は効果が大きい!メリット・デメリットと英会話教室選びのポイント

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コツ5:書き方のテンプレートを決めておく

ライティング問題を解けるようにするためには、解答の書き方のテンプレートを決めてしまうと良いです。

英検は出題傾向が固定されていて、毎回似たような問題が出題されるからです。

先ほども解説したとおり、書き方のテンプレートを事前に決めて練習しておくと、ゼロから英作文をする必要がなくなるため、書きやすいです。

コツ6:単語数を意識する

英検のライティング問題を解けるようにするためには、文章全体の単語数を意識するようにすると良いです。

英検のライティング問題は、語数の目安が決められているからです。

どれくらい書くと、どれくらいの語数になるのか、把握できるようにしておくと、試験本番も焦らずに書くことができます。

 

字数オーバーに気をつける

英検準1級のライティング問題は、字数オーバーになってしまわないように気をつけるべきです。

複雑なテーマについて英作文をする必要があるので、文章が長くなってしまう傾向があるからです。

指定の語数を数語オーバーした程度では大きな減点になることはないと思いますが、せっかくであれば指定の語数に収めて確実に点数を稼ぎたいです。

少ない語数に絞って書けるよう、普段から練習しておけると良いです。

コツ7:使える表現を覚えておく

英検のライティング問題を解けるようにするためには、よく使う表現は丸暗記してしまうと良いです。

英語は文法を意識しながら丁寧に考えることも大切ですが、ある程度丸暗記してしまうことも大切です。

よく使う表現を、ほとんど頭を使わずにスラスラ言えるように(書けるように)練習しておくと良いです。

英検準1級では、先ほど解説した論理マーカー(ディスコースマーカー)を使った表現を覚えておくと良いです。

論理マーカー(ディスコースマーカー)のバリエーションが多いと、いろいろな論理展開に活用することができます。

コツ8:解答用紙に慣れておく

英検のライティング問題を解けるようにするために、本番の問題の解答用紙に慣れておくと良いです。

答えを解答欄の外に書いても採点されないので、どれくらいの文字の大きさで、どれくらいの間隔で書くべきか、練習して慣れておくと良いでしょう。

コツ9:添削してもらう

英検のライティング問題を練習するときは、誰かに添削してもらう必要があります

英作文は答えが一つではないので、自分では丸つけができないからです。

特に、英検準1級以上のライティング問題であれば、英語に相当詳しい人に添削してもらう必要があります。

ChatGPT (チャットGPT)などのAIに添削してもらうこともできますが、AIは間違った回答をすることも少なくないので、100%信用することはできません。

コツ10:練習時は完璧を目指し、本番は完璧を目指さない

英検のライティング問題で点数を取れるようにするためには、練習するときには完璧を目指して英語を書いて、本番の試験では完璧を目指さずにできる範囲で英語を書くことが重要です。

試験中に完璧を目指して英語を書こうとすると、試験時間が足りなくなってしまう可能性があるからです。

英語のスペルや英文法が多少間違っていても、しっかりと点数を取ることができます。

大事なことは、自分の意見を、自分の言葉で相手に伝えようとする態度です。

問題を解いているときに、わからない英単語があったり、文法的に正しい言い回しがわからなかったりしたときは、言い回しを変えて簡単な文章にしてしまっても大丈夫です。

冠詞や時制、単数形や複数形が多少間違っていても大丈夫です。

完璧を目指してじっくりと英文を作るのではなく、まずは文章全体を書いてしまって、あとで余った時間で直していくと良いです。

一方で、練習中はしっかりと完璧を目指して取り組むべきです。

練習中に完璧に書けるようにしなければ、本番では高得点を狙うことはできません。

英検準1級ライティング対策におすすめの英会話教室・学習塾

勉強 演習

英検準1級のライティング問題対策には、英会話教室や学習塾を利用することをおすすめします

英会話教室や学習塾であれば、現状の学力に合わせた対策に取り組むことができますし、添削指導を受けることもできるからです

英検準1級のライティング対策には、次のような英会話教室・学習塾がおすすめです。

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おすすめ4:個別教室のトライ

英検準1級のライティング対策には、『個別教室のトライ』がおすすめです

個別教室のトライでは、完全マンツーマン授業で英検対策に取り組むことができるからです。

専任講師と教育プランナーが、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作るので、現状の学力に合った授業計画を立ててもらうことができます。

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まとめ

それでは、英検準1級のライティング問題についての解説をまとめます。

結論

英検準1級のライティング問題は、2級までの級よりも遥かに高度な文章力が求められます。

英語の知識だけでなく、社会問題や時事問題などの基礎知識も身につけておく必要があります。

 

英検準1級のライティングでは、次の2種類の問題が出題されます。

英検準1級ライティング問題の種類

 

英検準1級のライティングの英文要約問題は、次のような流れで書くようにすると良いです。

英文要約問題の書き方

  • 文章全体を読んで、文全体の段落構成を把握する
  • 第1段落から、文章全体のテーマを見つけて要約する
  • 第2段落の要旨をつかんで要約する
  • 第3段落の要旨をつかんで要約する

 

英検準1級ライティングの意見論述問題は、次のような流れで書くようにすると良いです。

意見論述問題の書き方

  • 結論(自分の意見)を書く(序論)
  • POINTSから選んだ2つの項目をテーマに、自分の意見を裏付ける(本論)
  • 結論を再度書く(結論)

 

英検準1級のライティング問題の対策をするときのコツを解説しました。

 

英検準1級のライティング対策には、次のような英会話教室・学習塾がおすすめです。

英検準1級のライティング対策におすすめの英会話教室・学習塾

 

今回の記事が、お子様が正しく英作文対策に取り組み、英検準1級に合格するきっかけになればとてもうれしいです。

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