こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
どの塾に通うかは、子どもの成長や学力向上に大きな影響を与えます。
どの塾に通わせるのが子どもにとって一番良いのかと、悩んでしまいますよね。
結論
集団指導の塾を選ぶときは、塾に通う目的をしっかりと考えておくと良いです。
多くの生徒に対して一斉に授業を行う集団指導では、子ども一人ひとりに合わせて授業を行うことができないので、子どもに合った授業が行われている塾を選ぶ必要があります。
今回は、集団指導の塾の選び方について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様にピッタリの塾を見つけ、楽しく通いながら学力を上げていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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メリットを活かし、デメリットを埋める
集団指導の塾を選ぶときは、まず集団指導のメリットとデメリットを確認しておくと良いです。
集団指導のメリットをしっかり活かせているかどうかや、デメリットをどれだけ埋められているかに注目しならが塾のリサーチをすると、塾の良し悪しの判断をつけやすいです。
集団指導塾のメリット
- 仲間と切磋琢磨できる
- 競争の中で成長することができる
- カリキュラムが遅れることがない
- 料金が比較的安い
集団指導塾のデメリット
- 競争についていけないと辛い
- 理解できていなくても授業が進む
- 時間に融通が利かない
集団指導のメリットをしっかりと活かすことができると、学力が伸びるだけでなく、人間的にも大きく成長することができます。
集団指導と個別指導の違いについては別記事で詳しく解説してしますので、ぜひそちらも参考にしてください。
>>個別と集団を徹底比較!子どもに向いている塾はどちらか【元塾教室長が解説!】
集団指導の塾を選ぶときの15のポイント
ここからは、集団指導の塾を選ぶときのポイントを解説していきます。
集団指導の塾を選ぶときのポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:塾に通う目的を考える
子どもに最適の集団指導塾を選ぶために、塾に通う目的をしっかりと考えておくことが大切です。
このうな、目の前にある問題解決することも大切ですが、もっと先の目的も考えてみてください。
具体例としては、次のようなものがあげられます。
塾に通う目的
- 定期テストで80点平均を目指したい
- 勉強を習慣化したい
- 難関校に合格したい
- 公立高校に合格したい
- 難関私立校に挑戦したい
- 苦手な数学で平均点を超えたい
このように、塾に通うことで手に入れたい結果を考えておくと、塾選びで失敗する可能性を大きく減らすことができます。
なぜ、塾に通う目的を考えることが大切なのでしょうか。
授業は子どもに合わせてくれない
集団指導の塾では、子どもに合った授業が行われている塾を選ぶ必要があります。
集団塾の授業では、多くの生徒に向かって一斉授業を行うため、生徒一人ひとりに合わせて授業をカスタマイズすることができないからです。
たとえば、「定期テストで平均点以上を取れるようにしたい」と思っている子どもが、「難関校に合格するための授業」に参加したとしても、期待通りの成果を得ることはできないでしょう。
同様にして、「難関校合格を目指して勉強を頑張りたい」と思っている子どもが、「学校の定期テスト対策ばかりの授業」に参加したとしても、ガッカリしてしまうでしょう。
集団指導の塾を選ぶときは、塾の授業のコンセプトを確認することが大切です。
コンセプトが異なれば、授業カリキュラムもまったく異なるものになります。
塾のコンセプトは、塾の公式サイトを確認するとわかりやすいです。
また、合格実績を確認すると、難関校の対策に強いのか、私立校の対策に強いのかなどがわかります。
一例ではありますが、次のようなコンセプトの集団指導塾が多いです。
集団指導塾の塾ごとの特色
難関校合格を目指す
「地域で勉強が特にできる子どもは、だいたいあの塾に通っているな。」というタイプの塾です。
基本的には受験対策を行っていて、学校のテスト対策はあまり行ってくれません。
中学受験向けの塾であれば、基礎基本から難関校過去問対策までミッチリ行ってもらえます。
中学生や高校生向けの塾であれば、定期テストの1週間前の授業が定期テスト対策の授業になったり、普段の授業とは別に「特別授業」として定期テスト対策授業を設けたりする塾もあります。
難関校合格を目指す塾では、合格実績を上げるために、授業がどんどん進んでいきます。
成績下位層が通うと、授業についていけなくなってしまう可能性が高いです。
中堅校合格を目指す
「受験を頑張りたいと思っている子どもがたくさん通っているな」というタイプの塾です。
中学受験向けの塾であれば、基礎の学習を徹底的に対策してくれます。
中堅校の合格を目指すのであれば、基礎基本を徹底的に定着させることが、合格への近道だからです。
中学生や高校生向けの塾であれば、受験対策と学校のテスト対策をバンランス良く行ってくれます。
中堅校の合格を目指すのであれば、学校の定期テストで毎回高得点を取れるように勉強していくことが、合格への近道だからです。
普段は学校の授業よりも少し進んだ内容を学習し、定期テスト2週間程度前からは定期テストに向けての対策に力を入れていきます。
また、学校の定期テストの分析をしっかりと行っている塾も多いです。
各学年の教科の担当の先生や、テストを作問する先生の特徴、地域の学校の定期テストの過去問のデータを大量に集めていたりします。
「定期テストのレベルであれば楽勝!」という子どもには物足りない授業に感じてしまいます。
学校の定期テストの得点アップを目指す
地域に密着したタイプの塾では、学校の定期テスト対策が得意な塾もあります。
学校の授業の進度に合わせて授業を進めるだけでなく、定期テスト対策が充実しています。
上手に活用すれば、定期テストでは毎回80点以上を狙えます。
ただし、学校の定期テストで点数が取れれば入試でも点数が取れるというわけではありません。
しっかりと受験対策をしてほしいという子どもには合いません。
勉強の苦手克服を目指す
テストの点数よりも、まずは正しい勉強習慣をつけて、勉強の苦手克服を目指すようなコンセプトの塾もあります。
国語を徹底的に対策することで、勉強の苦手克服を目指すような塾もあります。
特別な暗記法を身につけることで、勉強の苦手克服を目指すような塾もあります。
探してみると、まだまだいろいろなコンセプトの塾があります。
ポイント2:ブランドイメージで選ばない
集団指導の塾を選ぶ際は、塾の名前で選ばないでください。
同じ名前の塾でも、各教室によって雰囲気がまったく異なるからです。
マクドナルドやセブンイレブンであれば、どこのお店に入っても同じですが、塾はそんなことはありません。
教室長や講師によって良し悪しはまったく異なりますし、地域によっても塾の活気や雰囲気がまったく異なります。
このような理由で塾を選んでしまうと失敗します。
塾のブランドイメージではなく、実際に通おうと思っている教室をリサーチして選ぶべきです。
では、教室をリサーチする際はどのように調べれば良いでしょうか。
ポイント3:生の口コミを複数集める
実際に通っている生徒、または、その保護者の口コミは貴重です。
塾のチラシやWebサイトには、塾がアピールしたいことしか書いていないからです。
「本当のところどうなの?」を知りたいときは、生の口コミが一番信頼できます。
知り合いやご近所さんに心当たりがあれば、ぜひ尋ねてみてください。
また、一人の口コミではなく、できるだけ複数の人からの口コミを集めてください。
これは私の経験上のお話ですが、塾には「信者」のように塾を盲信するお客様や、「アンチ」のようにケチョンケチョンにけなそうとするお客様がいらっしゃいました。
そのため、一人からの口コミだけでは信用できません。
複数の口コミを集めて総合的に評価して、通う塾を選んでください。
また、ネットの口コミは参考にならないわけではありませんが、極端な意見が多いため、話半分程度の参考にとどめるのがよいでしょう。
では、口コミを集める際は、特にどのようなことに注目すれば良いでしょうか。
ポイント4:塾の雰囲気を聞いておく
入学を検討している塾に実際に通っている生徒や、その生徒の保護者から塾の雰囲気を聞いておけると良いです。
塾には、教室ごとの雰囲気があるからです。
規則がしっかりしている塾、自由度が高い塾、静かな塾、にぎやかな塾、厳粛な雰囲気の塾、カジュアルな雰囲気の塾。
良い悪いではなく、その塾の雰囲気が子どもに合いそうかどうかを考えると良いです。
たとえば、勉強が得意ではなく、勉強習慣をこれからつける必要があるようであれば、「規則がしっかりしている、にぎやか、カジュアル」タイプの塾が良いでしょう。
とにかく厳しく指導してくれる塾に通わせたいと思われる保護者の方もいらっしゃいますが、子どもが長く続けられるかどうかも大切な判断ポイントです。
子どもが楽しく通える塾を選んだほうが、良い結果を得られることが多いです。
ポイント5:どんな講師がいるのか聞いておく
入学を検討している塾に通っている生徒や、その保護者から塾について聞くときは、講師のことも必ず聞いておきましょう。
塾の質は、講師の質に大きく依存するからです。
正社員の講師が良い講師とは限りません。
東大出身の講師が良い講師とも限りません。
実際に塾を利用している人の生の声を聞くことが大切です。
授業のわかりやすさだけがポイントではない
講師については、「授業がわかりやすいかどうか」をチェックする方が多いですが、一番注目したいのは、「生徒をやる気にさせることができるかどうか」です。
良い授業を受ければ勉強ができるようになるわけではありません。
結局は、子ども自身が取り組んだ勉強量が、そのままテストの成績につながります。
つまり、生徒がやる気になって、自ら勉強に取り組むことができるようになれば、テストの成績はどんどん上がっていきます。
ですので、「生徒をやる気にさせることができる講師かどうか」は、大切なチェックポイントです。
講師については、実際に授業を受けている生徒の話を聞いてみるのが一番良いでしょう。
講師と生徒との相性の問題もあるので、どんな雰囲気の先生なのかもリサーチしておくと良いです。
ここまで、口コミでのリサーチについて解説しましたが、口コミだけでは集められない情報もあります。
ポイント6:塾で話を聞いてみる
入学を検討している塾には必ず足を運んで、塾のスタッフに話を聞いてみてください。
実際に自分の目で見て、雰囲気を肌で感じて、集めた口コミ情報と自分が実際に受けた印象を比べてみてください。
塾に足を運ぶ際は、飛び込みで塾に行くのではなく、必ずアポイントを取ってから行きましょう。
アポイントを取っておくと、しっかりと時間を取って説明してもらえますし、必要な資料も準備しておいてもらえます。
塾には保護者対応の専属の担当がいることはほとんどありません。
教室長であっても、自ら授業を担当していることが多いです。
授業の時間割によっては、しっかりと時間を割いてもらえないこともあるので、必ずアポイントを取ってから訪問するようにしましょう。
では、塾ではどんなことをチェックすれば良いでしょうか。
ポイント7:授業のスケジュールやカリキュラムも確認
塾で話を聞くときには、まずは授業のスケジュールやカリキュラムを確認すると良いです。
授業の曜日や時間によってはそもそも通えないこともありますし、カリキュラムによっては塾に通う目的を達成できない可能性もあるからです。
授業のスケジュールについては、学年が変わったあとのスケジュールも確認しておくと良いです。
今年は通えるスケジュールであっても、来年は他の用事や習い事の関係でスケジュールが合わなくなってしまう可能性もあります。
また、宿題の量なども確認できると良いです。
宿題があまりに少なすぎれば学力を上げられないかもしれませんし、宿題があまりに多すぎれば睡眠時間などに影響してしまう可能性があります。
ポイント8:質問対応や補習について聞く
塾で話を聞くときには、質問対応や補習の有無がどうなっているのかを確認しておくと良いです。
集団指導の塾では、理解できていなくても授業が進んでしまうので、授業が理解できなかったときの対応がどうなっているのかは非常に重要です。
子どもが塾の授業についていけなくなってしまうと、学習効果は期待できませんし、何よりも本人が辛いです。
塾によっては、曜日や時間を指定して自習に来させるような仕組みを作っている場合もあります。
また、集団指導の塾は、生徒の人数に対して講師の数が少ないので、質問に対応してもらえる時間を満足に取ってもらえない場合もあります。
「質問待ちの列」ができる塾もあります。
補習に関しては、短い授業を行ってもらえる塾もありますし、各自で自習に取り組んで、わからない所があれば質問ができるというスタイルにしている塾もあります。
授業後の確認テストで合格できなかった場合のみ補習をするといった仕組みを作っている塾もあります。
いずれにしても、もしも塾の授業で理解が不十分だったときに、どのような対策をしてもらえるのか確認してください。
ポイント9:クラス分けについて聞く
塾で話を聞くときには、クラス分けがどのようになっているかも確認しておくと良いです。
多くの集団指導塾は、学力によってクラス分けが行われています。
クラス分けについては、次の2点について確認しておきましょう。
クラス分けについて
1クラスの人数
1クラスの人数が多すぎれば一人ひとりの生徒に目が行き届かなくなりますし、少なすぎれば競争意識が芽生えにくいです。
一概には言えませんが、1クラス10人から20人くらいが良いです。
1クラスの人数が少ないほど仲間意識が強くなります。
1クラスの人数が多いほど競争意識が強くなります。
子どもの性格によって、少人数が良いか、大人数が良いか考えてみてください。
何クラスに分かれているか
クラス分けが細かくされていればいるほど、子どもにピッタリのレベルの授業を受けられる可能性が高いです。
クラスが細かく分かれているほど、生徒の学力層も細かく分かれているからです。
1つのクラスに幅広い学力層の生徒を入れてしまうと、クラスの中でよく理解できている生徒は授業が簡単すぎて退屈してしまいますし、あまり理解できていない生徒は授業が難しすぎて辛くなってしまいます。
なお、クラス分けは、模試の成績だけでシビアに行われる場合や、本人が勉強に取り組む姿勢や目指している志望校が加味されて判断される場合もあります。
クラス分けの頻度や選抜方法も、子どものやる気につながることがあるのでチェックしておきましょう。
ポイント10:教室の掲示物を確認する
塾に話を聞きに行くときは、掲示物も確認できると良いです。
掲示物を見ると、教室の質や雰囲気を知ることができるからです。
塾の受付や面談ルームには、多くの掲示物が貼られていると思います。
受付や面談ルームは保護者の目に触れる機会の多い場所なので、塾のアピールの場でもあります。
チェックしておくと良い掲示物は、次の4点です。
合格実績
志望校合格を目的として塾に通うのであれば、合格実績は必ずチェックしましょう。
合格実績は、塾の入り口や、入り口につながる廊下に貼ってあることが多いです。
塾が一番アピールしたいポイントなので、保護者が一番見るであろう場所に掲示されています。
掲示されている合格実績が、塾グループ全体のものか、その教室単体のものか確認しましょう。
先ほど解説した通り、同じ名前の塾であっても、教室によってまったく異なる塾になります。
グループ全体で良い実績を上げていても、その教室では実績を上げていない可能性もあります。
必ずその教室単体での合格実績も見るようにしてください。
また、難関校に多くの生徒が合格しているかどうかだけではなく、子どもが実際に行きたいと思っている志望校の合格実績も探してみましょう。
超難関校に合格させることが得意な場合や、中堅校に合格させることが得意な場合など、塾によって様々です。
定期テスト実績
定期テストの点数を上げることを目的として塾に通うのであれば、定期テストの実績をチェックしましょう。
中学生向け、高校生向けの塾には掲示してあることが多いです。
実際にその塾に通っていた生徒の、定期テストの点数の変化を紹介しています。
もちろん生徒の名前は伏せてあります。
そのように思われるかもしれませんが、嘘を書くことはまずありません。
ただ、特に点数が上がった生徒をピックアップしているのは確かです。
そのため、一つの参考としてチェックするのが良いでしょう。
「その生徒が実際にどのように勉強して成績を上げたのか」まで書いてある掲示物がある場合があるので、これについては大いに参考にしてください。
塾をどのように活用すると良いのかのヒントになります。
受験情報
塾に通う大きなメリットの1つ、それは「受験情報」が豊富であるということです。
掲示物の中に、有益な受験情報があるかどうかをチェックしましょう。
保護者の目に触れる部分に受験情報があるということは、「うちは受験情報が多いですよ」ということをアピールしているということです。
ただし、中にはただ貼ってあるだけという塾もありますので、掲示されている情報が最新のものであるかどうかを必ずチェックしましょう。
もし、何年も前に貼られた掲示物が貼ってあるようであれば、受験情報は期待できません。
また、塾スタッフとの面談のときに、受験情報を直接聞いてみるのも良いでしょう。
面談のアポイントを取る電話をする際に志望校を言っておけば、デキる教室長ならば資料を用意しておいてくれたりします。
このようなデキるスタッフがいる塾は期待できます。
競争を促す掲示物
集団指導の塾では、仲間やライバル同士が切磋琢磨して成長できるよう、競争を促す掲示物を作成することが多いです。
集団指導の塾の大きなメリットの1つは、「競争の中で成長することができる」ということだからです。
もしかすると、保護者の目が届くところには掲示されていないかもしれません。
教室の中や、教室前の廊下を見る機会があればチェックしてみてください。
主には、次のような掲示物が作られることが多いです。
競争を促す掲示物
- 模試得点上位者ランキング
- 小テストランキング
- 長期課題進捗表
- 自由課題進捗表
主には、ランキング表や進捗表です。
自分の状況とライバルたちの状況を一目で比べられるため、負けず嫌いの子どもや競争心の強い子どもには勉強のモチベーションにつながります。
ただし、過度に競争をあおるのは良くないことです。
頑張っている子が称えられ、できなかった子がおとしめられないような掲示物になっているかチェックしてください。
ポイント11:自習室の雰囲気を確認する
もし、生徒が教室に来ている時間帯に塾に話を聞きに行くのであれば、自習室の雰囲気をチェックできるとより良いです。
自習室の雰囲気を見ると、通っている生徒の勉強に対する姿勢がわかるからです。
黙々と自習に取り組んでいる生徒が多ければ、努力している生徒が多いということです。
特に受験期は、授業を受けている時間よりも、自習室で過ごす時間のほうが長くなることが多いです。
自習室はチェックできると良いです。
自習に関しては、空いている教室を自習室として利用している塾もあれば、自習室専用の教室を持っている塾もあります。
どちらでも特に違いはありませんが、何時から何時まで自習室として使えるのかは確認しておいたほうが良いです。
ポイント12:立地や周辺の治安を確認する
塾に話を聞きに行くときは、立地や周辺の治安も確認すべきです。
受験期は毎日塾に行くことになります。
毎日通える距離かどうか、実際に足を運んで確認することはとても大切です。
また、塾帰りは夜遅くなることが多いです。
塾から家までのルートに暗い道はないか、危ないところはないかを必ずチェックしておいてください。
どんなに学力が上がったとしても、危険な目にあってしまっては元も子もありません。
周囲の治安状況によっては、塾帰りは毎日迎えに行くことも検討すべきでしょう。
ポイント13:仲の良い友達が通っているか確認する
一生懸命何かに取り組むときには、友達の存在は大きな支えになります。
勉強の合間の友達との楽しい時間が、勉強へのモチベーションアップにつながることもあります。
仲の良い友達が頑張っている姿を見て、「自分も頑張ろう!」と思うこともあるでしょう。
友達と将来のことを語り合うことで、夢の実現のために頑張れることもあります。
「友達が通っているから」という安易な理由で塾を選ぶことはおすすめしませんが、塾を選ぶときのポイントに「友達の存在」も入れておくと良いでしょう。
ポイント14:料金を確認する
地域の周りの塾と比べて極端に高い場合を除いては、料金はそれほど考慮する必要はありません。
集団指導の塾は、塾ごとに料金が極端に異なるということは少ないからです。
月額料金の2,000円や3,000円の違いであれば、気に入った塾を選んだ方が後々の満足度は絶対に高いです。
お金に関しては家庭ごとに事情があるので、最後は家庭の判断となります。
ですが、金額そのものではなく、提供されるサービスの価値と金額を天秤にかけて判断するようにしてください。
月謝の目安
大手塾の授業料から、1ヶ月のだいたいの授業料の相場は次の表のようになります。
授業料は大まかな目安です。
授業料は学年や地域によっても異なります。
同じ地域・学年であっても、塾によって授業料が異なるので、実際に通う前に必ず塾に問い合わせて確認してください。
教科数 | 個別指導塾 | 集団指導塾 | 個別と集団の 授業料の差 |
1教科 | 10,000円~ 15,000円 |
5,000円~ 10,000円 |
約5,000円 |
2教科 | 20,000円~ 30,000円 |
18,000円~ 22,000円 |
約5,000円 |
3教科 | 35,000円~ 40,000円 |
20,000円~ 25,000円 |
約15,000円 |
4教科 | ー | ー | ー |
5教科 | 40,000円~ 50,000円 |
25,000円~ 35,000円 |
約15,000円 |
※参考
臨海セミナー
興学社学園グループ
国大Qゼミ
Z会進学教室
あすなろ学院
クセジュ
臨海セレクト
明光義塾
ナビ個別指導学院
ITTO個別指導学院
個別指導塾スタンダード
個太郎塾
ポイント15:体験授業は必ず受ける
塾への入学を決める前に、必ず体験授業を受けてください。
塾の授業が子どもに合っているかどうかは、実際に授業を受けてみないことにはわからないからです。
どんなに周りの評判が良くても、自分には合ってないということもありえます。
塾からの説明がどんなに魅力的であっても、実際の授業が説明されたとおりに行われるとも限りません。
複数の塾の体験授業に参加して、比較検討してみるべきです。
長く通うことになる塾ですので、子どもとの相性をしっかりと見極めてください。
大手集団指導塾の紹介
大手の集団指導塾をいくつか紹介します。
近所にあるようであれば、まずは資料請求や体験授業などの問い合わせをしてみると良いです。
ただし、大手の塾が良い塾とは限りません。
同じ名前の塾でも、教室によって雰囲気も質もまったく違います。
地元の小さな塾も含めて情報を集めて、必ず体験授業を受けてから入塾を決めるようにしてください。
※料金は地域や校舎によっても異なります。詳細は必ず公式サイトを確認してください。
▼この表は横にスクロールできます。
塾名 | 公式サイト | エリア | 料金 | 特徴 | 体験授業 |
湘南ゼミナール | 湘南ゼミナール | 東京 神奈川 千葉 埼玉 大阪 |
税込み
|
|
▼無料 >>体験授業に申込む |
臨海セミナー | 臨海セミナー | 東京 神奈川 千葉 埼玉 大阪 |
税込み
|
|
▼無料 >>体験授業に申込む |
栄光ゼミナール | 栄光ゼミナール | 東京 神奈川 千葉 埼玉 茨城 栃木 宮城 京都 |
教室によって異なる |
|
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Z会進学教室 | Z会進学教室 | 東京 神奈川 埼玉 大阪 兵庫 京都 奈良 静岡 宮城 |
コースによって異なる |
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まとめ
それでは、集団指導の塾の選び方についての解説をまとめます。
結論
集団指導の塾を選ぶときは、塾に通う目的をしっかりと考えておくと良いです。
多くの生徒に対して一斉に授業を行う集団指導では、子ども一人ひとりに合わせて授業を行うことができないので、子どもに合った授業が行われている塾を選ぶ必要があります。
集団指導のメリットをしっかり活かせているかどうかや、デメリットをどれだけ埋められているかに注目しならが塾のリサーチをすると、塾の良し悪しの判断をつけやすいです。
集団指導塾のメリット
- 仲間と切磋琢磨できる
- 競争の中で成長することができる
- カリキュラムが遅れることがない
- 料金が比較的安い
集団指導塾のデメリット
- 競争についていけないと辛い
- 理解できていなくても授業が進む
- 時間に融通が利かない
集団指導の塾を選ぶときのポイントは、主に次の15個です。
集団指導の塾を選ぶときのポイント
- 塾に通う目的を考える
- ブランドイメージで選ばない
- 生の口コミを複数集める
- 塾の雰囲気を聞いておく
- どんな講師がいるのか聞いておく
- 塾で話を聞いてみる
- 授業のスケジュールやカリキュラムも確認
- 質問対応や補習について聞く
- クラス分けについて聞く
- 教室の掲示物を確認する
- 自習室の雰囲気を確認する
- 立地や周辺の治安を確認する
- 仲の良い友達が通っているか確認する
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