こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
学校の定期テストでは点数を取れるのに、模試などで初見の長文読解問題が出題されると全然わからないと悩む子どもは多いです。
入試の英語の問題は長文読解問題が重視されるようになっていますし、保護者の方も心配されているのではないでしょうか。
結論
英語の長文読解問題が苦手な場合、ただ長文読解問題をたくさん解いているだけでは苦手は克服できません。
苦手の本当の原因を見つけて対策する必要があります。
今回は、英語の長文読解問題を速く正確に読めるようにするためのコツや勉強方法を解説していきます。
記事の後半では、おすすめの教材や問題集も紹介します。
最後まで読んでいただき、お子様が英語の長文読解を時間内に正確に解けるようにして、社会に出てからも活用できる英語読解力を身につけるための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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英文を速く正確に読む力は入試で必須
英文を速く正確に読む力は、現代の入試問題を解くのであれば必須の力です。
最近の入試問題の英語は、長文読解問題とリスニング問題が中心になっていて、語数も非常に多くなっているからです。
たとえば、大学入学共通テスト(旧センター試験)の英語リーディングは、すべて長文読解問題になっています。
空所を埋めるような文法問題や、単語問題、発音・アクセント問題等は出題されません。
また、総語数は約6000語で、これを80分で解く必要があります。
高校入試(公立高校)は都道府県によって異なりますが、たとえば東京都の公立高校入試ではリスニング(20点)と長文読解問題(80点、一部英作文を含む)となっていて、単純な穴埋めの文法問題等は出題されません。
▼この表は横にスクロールできます。
共通テスト (旧センター試験) |
公立高校入試 (東京都) |
|
配点 | リーディング:100点 リスニング:100点 |
リーディング:80点 リスニング:20点 |
試験時間 | リーディング:80分 リスニング:30分 |
リーディング:40分 リスニング:10分 |
リーディング 総語数 |
約6,000語 | 約2,000語 |
>>大学受験に英文法はいらないのか(いや、いるに決まっている)
実用的な読解力が問われる
最近の英語の長文読解問題は、一文一文を和訳して細かな部分を読解していく力よりも、実用的な読解力のほうが重視されます。
そのため、表やグラフなどのデータを参照しながら英文を読解したり、読み取った英文の内容を表やスライドなどにまとめるような問題も多く出題されます。
受験のための英語ではなく、実生活や大学以降での実際の研究で活用できる英語力が、入試で問われるようになっています。
一昔前と同じように英語の勉強に取り組んでいては、新しい入試には対応できません。
英語の長文読解を速く正確に読むための3つのステップ
英語の長文読解問題は、ただがむしゃらにたくさん読んで解いているだけでは解けるようにはなりません。
英文を速く正確に読めない原因は人それぞれなので、その原因をしっかりと分析して対策する必要があるからです。
この記事では、次の3つのステップで、英語の長文読解を速く正確に読めるようにするためのポイントを解説していきます。
長文読解問題の3ステップス
STEP1:英語の長文の読み方を知る
英語の長文読解問題を速く正確に解けるようにするためには、まずは英文の正しい読み方を知る必要があります。
どんなに一生懸命勉強しても、正しい読み方で読めていなければ、いつまで経っても英文を読めるようにはなりません。
英語の長文読解問題を解けるようにするための基本中の基本ですので、一つひとつマスターしていくと、基本的な英文はスラスラと読めるようになります。
英語の長文の読み方のポイントは、主に次の9つです。
英文の読み方のポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:英単語と英熟語を覚える
英文を読めるようにするためにまず最初に大切なことは、英単語と英熟語を覚えることです。
英単語・英熟語暗記が、英語学習の一番の基礎だからです。
「英語の長文が全然読めません!!」と相談に来る子どもたちのほとんどが、語彙力不足です。
本文中に知らない単語がたくさんあるために、英語の文章が読めていません。
単語の知識が増えるだけで、思った以上に英語の文章が読めるようになります。
必要な英単語の量
小学校に英語の授業が導入されて以来、覚えなければならない英単語の量は増えています。
一般的には高校入試までに2500語程度、大学入試までに5000語程度が目安とされています。
単語量としてはかなり多いので、学校の課題で出されたものに取り組んでいるだけでは勉強不足になってしまいます。
学校の単語テストは毎回満点を目指したうえで、さらに自主的に取り組む必要がある単語量です。
多義語を押さえる
英語の長文を正しく読むためには、辞書の一番目に出てくる意味だけでなく、辞書の二番目以降に表示されている意味も覚えておく必要があります。
たとえば、「run」という英単語には「走る」という意味の他に、「経営する」「(機械などが)動作する」「逃げる」等の意味もあります。
「run 」という英単語を「走る」という意味だけだと思いこんでいると、間違った解釈で英文を読んでしまう可能性があります。
多義語の例
book → 本、予約する
like → 好む、~のような
run → 走る、経営する
right → 右、正しい、権利
英熟語をおろそかにしない
英文読解においては、英熟語も非常に大事です。
ついつい後回しにしてしまいがちな英熟語の勉強ですが、しっかりと取り組んでおくべきです。
英熟語を正しく覚えていないと、まったく見当違いの読解をしてしまう可能性が高いからです。
たとえば、「run out of ~」という英熟語には、「~を使い果たす」「(物などを)切らす」という意味があります。
「runという動詞が入っているから走るっぽい意味かな。」と、思って英文を読んでしまうと、全然違う意味で解釈してしまうことになります。
意外な意味の英熟語例
- look for → 探す
- go on → 続ける
- drop in → 立ち寄る
覚えるだけでは不十分
英単語や英熟語は覚えるだけでは不十分です。
少なくとも、頭の中から一生懸命引っ張り出さずとも意味がわかる状態にしておく必要があります。
英文を速く読むためには、いちいち英単語を思い出している暇はないからです。
このように考えていると、あっという間にタイムオーバーになってしまいます。
また、英単語を思い出すことに思考がそれてしまうと、英文の理解に思考を集中させることができません。
英単語や英熟語の暗記は、何度も何度も繰り返して頭に染み込ませることが大切です。
ポイント2:英文法を理解する
英文を読めるようにするためには、英文法を理解することも非常に大切です。
英文を読むことが苦手な子どもの中には、英文中に出てくる英単語を適当にくっつけて、自分流の理解をしようとする子どもがいます。
これは、国語の読解が苦手な子どもにも多いです。
たとえば、次のような日本語の文章があったとします。
マイクはボブよりも背が高く、ボブはマイクよりも2歳年上である。
読解が苦手な子どもの中には、この文章の「マイク」「ボブ」「背が高い」「年上」という単語を見て、自分勝手に文章を理解します。
たとえば、「マイク」と「ボブ」の名前のイメージで、「ボブの方が背が高いなー」と解釈することがあります。
または、「マイクのほうが背が高いのだから、マイクの方が年上だ」と解釈することもあります。
日本語の文章ですらこのようなことがあるので、英語の文章であればなおさら適当に解釈をしようとする子どもは多いです。
たとえば、次のような英文があったとします。
Mike will play basketball with Rui if it's sunny today.(もし今日晴れたら、マイクはルイと一緒にバスケをするつもりだ。)
この英文から「play 」「basketball」「sunny」「today」という単語を抜き出して、勝手に「マイクは今日晴れてたからバスケをした。」という意味に解釈してしまう子どもも多いです。
日本語においても英語においても、単語のつなぎ合わせではなく、文法のルールに則った文であることを意識する必要があります。
まずは、一文一文、文法のルールに従って英文の意味を理解できるようにする必要があります。
基本的な英文法をしっかりと
英語の長文を読めるようにするためには、基本的な英文法をしっかりとマスターすることが大切です。
マニアックな文法知識をたくさん覚えるよりも、基本的な英文法を何度も練習して完璧にマスターするほうが優先です。
英文を読むときにはマニアックな英文法の知識はあまり必要なく、むしろ基本的な英文法をあまり頭を使うことなくスピーディーに処理することが大事になるからです。
ポイント3:完璧な日本語に訳さない
英語の長文を読むときは、完璧な日本語には訳しません。
一文一文日本語訳をしていたら、時間が足りないからです。
たとえば、次の英文の意味を考えてみましょう。
I love you.
「私はあなたを愛しています。」と、日本語訳にしなくても意味がわかりますよね。
これが、英文のまま理解するという感覚です。
では、なぜ日本語に訳さなくても意味がわかるのでしょうか。
理解だけでは足りない
英文を英語のまま理解するためには、英文法を「理解する」だけでは足りません。
英文法を「頭に染みこませる」ところまで定着させなくてはなりません。
英文法の勉強をするときは、最初はしっかりと文法の規則を考えながら取り組まければなりません。
しかし、何度も何度も繰り返し練習していると英文法のルールが体に染みこんで、自然と英文を理解できるようになります。
たとえば、次の日本語を英語にしてみましょう。
私は牛乳を飲みません。
正解は、「I don't drink milk.」です。
英文法の勉強をはじめた頃は、「一般動詞とbe動詞」のことや「主語の人称」のこと、「一般動詞の否定文」のことなど、たくさんのことを考えなければなりません。
しかし、何度も何度も繰り返し勉強をしていると、細かい文法事項を考えなくても、「I don't drink milk.」という英文を作ることができるようになります。
英文法の勉強もただ理解するだけでなく、頭に染み込むまでやり込むことが大切です。
ポイント4:英語の語順で理解する
英文を読むときは、必ず英語の語順で意味を理解していきます。
昔は「英語は後ろからや訳せ。」と言われていた時期もありましたが、一文一文きっちりと和訳をするクセをつけてしまうと、英語を読むスピードが上がりません。
具体例として、次の英文を見てみましょう。
例題
Some people say that reading English is not difficult.
和訳:英語を読むことは難しくないと言う人もいる。
きっちりとした和訳の方は、最後の「English is not difficult」の部分から訳しているので、文全体を一度読んでから意味を考える必要があります。
一方で、前から順番に意味を理解する方法では、文頭の「Some people say」から順番に意味を考えることができるので、素早く文全体の意味を理解することができます。
はじめは慣れない場合もありますが、英語の語順で意味を理解していく読み方は必ずマスターする必要があります。
ポイント5:文の構造を理解する
英語を英語の語順で理解できるようにするためには、英語の構文(文の構造)をしっかりと理解する必要があります。
簡単な英文では構文を意識しなくても意味が取れてしまいますが、文が複雑になればなるほど構文の理解は大切になります。
先程の具体例を構文分析してみます。
例題
Some people say that reading English is not difficult.
英語の5種類の文型や、主語や動詞や補語や目的語、修飾被修飾の関係などを分析すると、長い文章でも正確に読み取ることができます。
文型や構文については、中学校の英語の授業ではサラッと扱われること多いですが、非常に大切な単元なので、何度も繰り返し復習してしっかりと理解する必要があります。
ポイント6:フレーズで区切りながら読む
英語を英語の語順で理解できるようにするためには、文のまとまりをスラッシュで区切って読み取っていくと良いです。
慣れないうちは、スラッシュを書き込んで目で見える形で残したほうが理解しやすいからです。
文のまとまりをスラッシュで区切るので、スラッシュリーディングと呼ばれます。
具体例として、次の文を和訳する場合の考え方と、スラッシュリーディングをする場合の考え方で比較してみます。
I will tell my sister about those events.(私はそれらの行事について私の妹に話すつもりです。)
和訳の場合
スラッシュリーディングの場合
このように、スラッシュリーディングをすると、英文を前からスムーズに読み進めることができます。
ポイント7:代名詞に注意する
英文を読めるようにするためには、代名詞が何を示しているのかを正確に理解する必要があります。
代名詞とは、人・事物・場所・方向などをその名前を言わずに指し示す語のことです。
例:「私」、「彼ら」、「それ」、「そこ」、「あっち」など
代名詞が指し示すものを勘違いしたまま英文を読み進めてしまうと、文章全体を勘違いしたまま読み進めることになってしまうからです。
特に、英検3級レベルや、高校入試レベルの英語の長文読解問題では、代名詞が指し示すものが何かをしっかり読み取れているかどうかを問う問題が多く出題されます。
ノリで読んでいる中高生は多い
具体例として、次の日本語の指示語が何を指し示しているか考えてみましょう。
向こうにイヌとネコとペンギンがいます。
あなたはそれらの中でどれが一番好きですか。
上の文章の中で下線が引いてある「それら」は、「向こうにいるイヌとネコとペンギン」のことを指し示しています。
したがって、「あなたは向こうにいるイヌとネコとペンギンの中でどれが一番好きですか。」と質問されていることになります。
国語の文章中であっても指示語が何を示すのかがわかっていない中高生は多く、それが英語になるのですから余計に理解できません。
「they」は特に注意
特に「they、their、them、theirs」には、「彼ら、彼女ら、それら」という意味があるので注意です。
複数の「男性、女性、物」を指し示すことができます。
長文を読んでいる時に「they」を「彼ら」と解釈して、ずっと人間のことを指し示していると思ったら、実は「それら」という意味で使われていて、物のことを指し示していたという勘違いはよく見かけます。
その場合は、文章の解釈がすべて間違っていたということになってしまいます。
日本語話者は「they」が「物」を表すことになかなか慣れずに、解釈違いをしてしまうことが多いです。
ポイント8:文脈を理解する
英語の長文読解問題では、一文一文の細かい意味を取っていくだけでなく、文章全体の文脈も意識する必要があります。
試験では細かい部分を問う問題だけでなく、ストーリー展開を問う問題や文章構成を問う問題も出題されますし、そもそも英語を実用的に運用するのであれば、文脈を理解できなければ意味がないからです。
特に英検準2級以上や大学入試レベルの長文読解問題になると、段落構成や段落ごとの要旨をとらえながら読み進めたり、筆者の主張や意図を正確に受け取りながら読む力が必要になります。
木を見て森を見ずの状態にならないように意識すると良いでしょう。
接続詞に注目する
接続詞に注目しながら英文を読むことができると、文脈の理解をしやすくなります。
接続詞に注目すると、その後のストーリー展開を予測しながら読み進めていくことができるからです。
たとえば、「because(なぜなら)」のあとには、理由や原因が説明されるはずです。
「so(だから)」のあとには、結果やまとめが書かれているはずです。
「for example(たとえば)」や「for instance(たとえば)」のあとには、具体例とともに詳しい説明が書かれているはずです。
「but(しかし)」や「however(しかしながら)」のあとには、前の文とは逆のことが書かれるはずです。
接続詞に注目すると
- その後の文章展開を予測しながら読むことができる
- 設問の答えとなる部分を見つけやすくなる
- からない単語が出てきたときに意味を推測できる
ポイント9:一般常識等の基礎知識をつける
英検準2級以上のレベルの長文読解問題や、大学入試の英語の読解問題では、学校の勉強とは関係のない、社会の一般的な知識が成否を大きく分けることがあります。
難易度が高い英語の試験では、専門的な文章が出題されることが多いからです。
「法律」「歴史」「言語」「自然科学」「医療」「社会」「経済」等の、専門的な文章を読まされることは少なくありません。
出典も、権威性の高い新聞や雑誌だったりすることも多いです。
バックグラウンドの知識も大事
難易度が高い英語の試験では、英語を母国語とする社会人が普通に読むような文章が出題されることも多いです。
大人が普通に読む文章なので、ある程度のバックグラウンド的知識があることを前提に書かれていることが多いです。
つまり、社会で今どのようなことが起こっているのかを知らなければ、文章の内容をまったく理解することができないということもありえます。
同様にして、現代社会が抱えている社会的問題点についての知識が少なければ、文章の内容を理解するのに苦労するようなこともありえます。
英作文やスピーキングテストでは自分の意見を求められる
英語力は十分であるにも関わらず、英作文や面接試験で何も答えられなくなってしまう子どもは多いです。
これは、生徒の英語力が不足しているわけではなく、自分の意見を持っていないことが原因です。
おそらく、日本語で問われて、日本語で答える問題だったとしても答えられないでしょう。
どれだけ英語の力をつけたとしても、普段から社会で起こっていることに関心を持ち、それに対して自分の意見を持つよう意識しておかなければ、このような問題には対処できません。
難易度の高い英語の読解問題を解けるようにするためには、学校の勉強だけで満足してはいけないということになります。
普段からニュースに触れる
社会的な知識を得るには、ニュースに触れるのが一番良いです。
メディアは問いません。
テレビでも新聞でもネットニュースでも良いでしょう。
You Tubeなどの動画サイトを活用しても良いです。
ただし、一つのメディアだけでなく、いろいろなメディアを利用したほうが意見が偏りません。
ニュースのジャンルも、一つに偏らないように注意する必要があります。
特に、子どもたちはエンタメ系のニュースに偏りがちです。
子ども向けの新聞を発行しているサービスもあるので、そのようなサービスを利用するとジャンルの偏りなくニュースに触れることができます。
中高生向け新聞
STEP2:時間をかけて精読できるようにする
英語の長文読解問題を速く正確に解けるようにするためには、英文を時間をかけて精読できるようにしていく必要があります。
英文を正確に把握する力を伸ばすことで、英文を読むスピードを上げることができるからです。
精読とは、文章を一文ずつ丁寧に読んでいく読み方のことです。
ただゆっくり読めば良いというわけではなく、英単語や英文法、文構造などをしっかりと把握しながら読んでいきます。
精読は、できるだけ多くの文章を読もうとする「多読」や、できるだけ速く読もうとする「速読」とは正反対の読み方です。
英文を速く読めるようにするために、精読の練習はとても大切です。
英語の精読の勉強方法のポイントは、主に次の5点です。
一つひとつ解説します。
精読勉強法1:時間制限無しで解いてみる
長文読解問題は、まずは時間制限無しでじっくりと読んで解いてみてください。
素早く問題を解くよりも、まずは一文一文を正確に理解することが大切だからです。
精読をしていれば段々と読むスピードは速くなっていきます。
まずは焦らずじっくりと読むことが大切です。
問題に正解することが目的ではない
英語の精読では、設問に正解することが目的ではありません。
英文を正確に読み取れるようにすることが目的です。
そのため、設問にあまり関係がない部分もしっかりと読んで分析する必要があります。
ただ読んで解くだけではダメ
英語精読は、読んで解いたあとの分析が大切です。
解いたときにかかった時間の2倍~3倍の時間をかけて、しっかりと分析していく必要があります。
そのために、必要な部分にチェックを入れながら英文を読んでいきます。
問題に正解することよりも、必要な部分にチェックを入れられるかどうかのほうが重要です。
そして、全文を読んで全ての問題を解いたあとで、チェックした部分を分析していきます。
精読勉強法2:わからない単語はチェック
英語の精読では、英文を読んでいてわからなかった英単語・英熟語はすべてチェックしておきます。
問題を解き終わったあとで、チェックを入れた英単語・英熟語の意味を一つひとつ調べていきます。
英単語の意味は本文に直接書き込むのではなく、別のノートに書いておくとことをおすすめします。
同じ問題をあとでもう一度解いたときに、調べた英単語をちゃんと覚えられたかどうかチェックできるようにするためです。
また、知らなかった英単語をノートに書き溜めておくと、あとで復習するための自分用英単語ノートにすることができます。
精読勉強法3:意味がわからない英文はチェック
精読をしているのにも関わらず、英文の意味を理解できないことがあります。
英単語も英熟語も全て知っているのに、英文の意味が理解できないことがあります。
そのような文をチェックしておきます。
精読をしているのにも関わらず英文の意味を理解できない原因は、主に2つあります。
英文が理解できない理由
- 英文法が理解できていない
- 構文が理解できていない
原因1 英文法が理解できていない
英単語も英熟語も全て知っているのに英文の意味を理解できない場合、まず英文法を理解できていないことを疑います。
理解できなかった文をもう一度じっくりと分析して、あやふやになっている文法事項がないか探します。
必要であれば教科書や参考書やネット検索を使って、文法のおさらいをします。
原因2 構文が理解できていない
文法的にも特に問題ないようであれば、構文が理解できていない可能性が高いです。
もう一度英文をよく読んで、構文を分析してみます。
主語、動詞、目的語、修飾被修飾の関係、文型などを分析し直してみます。
まずは自力で解決
英文の意味が理解できなかった場合は、いきなり解説を見るのではなく、まずはじっくりと時間をかけて一文を自力で分析してみてください。
自分で考えることで、より効果的に英語の力を身につけることができるからです。
解説に頼るクセをつけてしまうと、論理的に考える力を伸ばすことができません。
自分なりの考えを持ったうえで解説を確認して、納得できるまで解説を読みこんでください。
すぐに和訳を見ない
英語の長文読解の問題集には、全文訳が載っていることが多いです。
しかし、英文の意味が理解できなかった場合でも、すぐに和訳を見てはいけません。
先程解説した通り、まずは自分の力で解決する努力をしましょう。
自分なりに文の意味を考えてから、解説の和訳を確認します。
精読勉強法4:前後の文脈と合わない英文はチェック
英文の意味を完全に理解したと思ったとしても、前後の文脈と合っていないと感じた場合はチェックします。
こういった場合は、自分では気づいていない勘違いをしている可能性が高いです。
特に、次のように勘違いをしている可能性があるので、あとで解説を確認して勘違いしていないかチェックする必要があります。
よくある勘違い
- 多義語の誤訳
- 英熟語の見落とし
- 英文法の勘違い
- 構文の分析の勘違い
精読勉強法5:もう一度解いてみる
英語の長文問題を解いて、チェックした部分を全て学習したら、もう一度同じ問題を解きます。
1日か2日ほど間隔を空けてから取り組むと効果的です。
一度解いた問題だから楽勝で読めると思ってしまうかもしれませんが、思った以上に読めないことが多いです。
でも大丈夫です!
そうやって繰り返し学習することで、学習内容がより定着するからです。
STEP3:速く解くためのテクニックを知る
英語の長文読解問題を速く正確に解けるようにするためには、速く解くためのテクニックを知ることも大切です。
速く解くためのテクニックだけを知りたがる子どもも多いですが、テクニックだけを知っていても効果はありません。
英語に限らず、基礎と基本が一番大事だからです。
基礎基本をしっかりと身につけたうえで、速く解くためのテクニックも活用できると、英語の長文読解問題を制限時間内にきっちりと解けるようになります。
英語の長文読解問題を速く解くためのテクニックは、主に次の4つです。
速く読むためのテクニック
一つひとつ解説します。
テクニック1:時間を計って解く
精読の練習がある程度できるようになってきたら、今度は時間を計って長文読解問題を解いていきます。
時間を意識しながら読み進めるクセをつけるためです。
はじめは、余裕を持った制限時間を設定して解くと良いでしょう。
長文読解の問題集には、目安となる解答時間が記載されていることが多いです。
その時間に必ず従う必要はありません。
最初は少し長めに制限時間を設定して、だんだんと短くしていくと良いでしょう。
復習では精読
時間を計って長文読解問題を解いた場合でも、復習のときはしっかりと精読をします。
多くの問題をひたすら解くよりも、一つひとつの問題に時間をかけてしっかりと復習したほうが効率的です。
復習でしっかりと精読をすることで、読む速さはだんだんと上がっていきます。
逆に、復習の精読をおろそかにしてしまうと、どれだけたくさん英文を読んでも、読むスピードはなかなか速くなりません。
テクニック2:本文から読みはじめない
英語の長文読解問題は、本文から読みはじめてしまうとタイムロスになってしまいます。
問題を解くときに、もう一度本文を読み返すことになってしまうからです。
長文読解問題を解くときは、次の順番で考えていくとタイムロスを少なくすることができます。
ポイント
- 本文の設定を確認
- 設問を確認
- 本文を読みながら問題を解く
2021年の東京都の公立高校入試の英語の問題を一部抜粋して、具体的な解く順番を見ていきましょう。
順番1:本文の設定を確認
英語の長文読解問題を解くときは、まずは本文の設定や大まかな内容を確認することが大切です。
ある程度の設定がわかっていると、このあとの準備がしやすくなるからです。
最近の英語の長文読解問題は、冒頭に状況設定が書かれていることが多いです。
上の画像でも「①問題設定」の部分に、状況設定が書かれています。
また、「①注釈」の部分のように、文末に注釈として難しい単語の意味が書いてあることも多いです。
この注釈を事前に確認しておくと、文章のテーマが推測できることがあります。
パッと見て本文の設定がわからない場合は、本文の冒頭2,3行だけ読んでおくのも良いです。
順番2:設問を確認
本文の状況設定を把握したら、設問を読んでいきます。
このときに、何が問われていて、何に答えなければならないのかを把握します。
設問部分や本文の下線部の部分に、設問内容を簡単にメモしておくと、本文を読みながらスムーズに設問の答えを考えることができます。
たとえば、「下線部①のようになるのはなぜですか。」という問題が出ていたら、本文の下線部①のところに「なぜ?」とメモしておきます。
そうすれば、本文を読みながら「なぜ?」の答えを探すことができますし、答えを見つけたらその場で問題を解くことができます。
なお、基本的には選択肢の内容まで読む必要はありません。
問題によっては、選択肢の内容を軽く読んでおいたほうが良い場合や、選択肢中のキーワードを見つけておいたほうが良いこともあります。
そこまで読み込んでおくべきかどうかの判断は、時間配分との兼ね合いもあって最初は難しいので、まずは設問だけ読んで確認しておくのが良いです。
順番3:本文を読みながら問題を解く
本文を全部読んでから設問を読むと、
というように、もう一度本文を読み返す必要があります。
しかし、事前に設問を把握していれば、本文を読んでいる途中で問題を解いていくことができます。
何度も本文を読み返す必要がなくなるので、解くスピードを格段に速くすることができます。
テクニック3:大事な単語にチェックを入れながら読む
英語の長文読解問題を速く解くためには、文章中の重要な単語にチェックを入れながら本文を読み進めることが大切です。
大事な単語にチェックが入っていると、本文を読み返さなければなくなったときに、素早く必要な部分にアクセスできるからです。
登場人物や接続詞、設問を解くキーワードになりそうな英単語などには下線を引いたり丸をつけておくと良いです。
チェックを入れる単語
- 登場人物
- 接続詞
- 設問のキーワード
テクニック4:体に染みこむまで音読する
英語の長文読解を速く解けるようにするためには、演習で解いた問題を体に染み込むまで何度も音読すると良いです。
英語はあくまでも言葉ですので、声に出して話すことで効果的に身につけることができるからです。
噛まずに、詰まらずに、スラスラと読めるようになるまで音読を繰り返します。
音読はただ声に出して英文を読めば良いというわけではありません。
音読した英語を自分のものにするために、いろいろなことを意識しながら音読する必要があります。
音読のときに気をつけること
- 普段話す時の声量で音読
- 英文の意味を意識する
- どんな文法が使われているか意識する
- スラッシュリーディングを意識する
- 感情を込める
- 何度も繰り返し音読
正しい発音を聞きながら音読
音読をする際は、正しい発音を聞きながら取り組むようにすると良いです。
英語は言葉ですので、音として相手に正しく伝わるようにしなければ意味がありません。
そのため、長文読解の教材を選ぶときは、本文の音声が聞けるものを選ぶべきです。
音読するときは、お手本のあとに続けて音読するのではなく、お手本の音声に重ねて音読します(オーバーラッピング)。
スラスラと音読できるまで繰り返し練習したら、今度は本文を見ずに、お手本の音だけを頼りに音読してみます(シャドーイング)。
シャドーイングまでできれば完璧ですが、シャドーイングは非常に難しいので、まずはオーバーラッピングでスラスラと音読できる状態を目指すのが良いでしょう。
人に向かって音読すると良い
音読するときは、人に向かって話すと効果が高いと言われています。
話している英語を相手が聞いていなくても大丈夫です。
音読している内容を相手が理解していなくても大丈夫です。
料理をしている人の背中に向かって音読するだけでも効果があります。
お気に入りのぬいぐるみに向かって音読するだけでも効果があります。
大切なことは、相手に向かって話しかけるつもりで音読に取り組むことです。
英会話スクールの利用もアリ
人に向かって話すという意味では、英会話スクールを利用するのも良いです。
英会話スクールであれば、発音の間違えや不自然な英語を先生に指摘してもらえます。
オンラインのマンツーマンの英会話スクールであれば、カリキュラムに沿った授業だけでなく、こちらの希望通りの授業をしてもらうこともできます(サービスによって異なります)。
また、費用を安く抑えたうえで、実際に海外に住んでいる先生にレッスンをしてもらえるのは魅力的です。
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>>子どもの英会話は意味ない?無駄にしないためのコツと英会話教室のメリット
英文法学習におすすめの学習サービス
英語の長文読解問題を速く正確に読むためには、まずは英文法をしっかりとマスターする必要があります。
英文法の学習教材を選ぶのであれば、次の3点に注目して選ぶと良いです。
英文法教材のポイント
ポイント1:レベルは「少し易しい」もの
英語の長文読解問題を解けるようにすることに注目するのであれば、英文法の教材は「少し易しい」ものを選ぶと良いでしょう。
マニアックな文法の知識を増やすことよりも、基本的な文法事項をしっかりとマスターすることのほうが大事だからです。
ポイント2:解説だけでなく練習問題もついてる
解説がわかりやすい教材を選ぶのは当然ですが、練習問題がたくさんついている教材を選ぶことも大切です。
英文法は理解するだけでなく、実際に使えるようにならなければ意味がないからです。
まずは解説で理解して、それから問題演習を大量にこなして定着させていく必要があります。
ポイント3:授業を受けられると良い
もし可能であれば、動画や映像授業などで授業を受けられると効率的です。
英文法は英語の基本中の基本の部分なので、授業を受けて教えてもらったほうが速く正確に理解することができます。
また、英語は基本部分ほど「文字」だけで学習するのは難しいです。
「音」も聞ける動画コンテンツのほうがおすすめです。
以上3つのポイントをふまえたうえで、英文法学習におすすめの学習サービスは次の3つです。
おすすめの学習サービス
映像授業
英文法学習には、映像授業がおすすめです。
映像授業であれば、人気講師によるわかりやすい授業を、必要なときに必要なだけ受講することができるからです。
わからないところの復習に取り組むこともできますし、まだ習っていないところを先取りすることもできます。
映像授業は料金が格安なのも大きなメリットです。
映像授業の特徴
- 料金が格安
- 人気講師の授業を受けられる
- 先取りをどんどん進められる
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英語対策におすすめの映像授業
- スタサプ(中学講座)
※演習問題も充実!担当コーチをつけられる! - 東進オンライン学校 中学部
※ネイティブ講師+日本人講師の楽しい授業!英検3級対策講座も!
各映像授業サービスについては、『スタディサプリ中学講座は『授業+演習』で理解度アップ!料金・口コミは?』『スタディサプリは勉強したい高校生の強い味方!活用法・料金・口コミは?』『東進オンライン学校中学部は映像授業で「先取り+定期テスト対策」ができる!料金・口コミは?』で詳しく解説しています。
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【2024年版】スタディサプリ中学講座は『授業+演習』で理解度アップ!料金・口コミは?
スタサプ中学講座は、子どもに任せっきりではなかなか続けられません。一方で、上手に活用できれば、映像授業と演習問題で学習内容をしっかりと定着させていくことができます。この記事では、スタサプ中学講座について詳しく説明しています。
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【2024年版】スタディサプリは勉強したい高校生の強い味方!活用法・料金・口コミは?
スタサプ高校・大学受験講座は、勉強したい高校生の強い味方です。自由度が高いので、工夫すれば苦手克服から難関大学受験対策まで幅広く活用できます。この記事では、スタサプ高校・大学受験講座について詳しく解説しています。
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【2024年版】東進オンライン学校中学部は映像授業で「先取り+定期テスト対策」ができる!料金・口コミは?
東進オンライン学校中学部は、授業中心で「先取り学習+定期テスト対策」に取り組める映像授業・通信教育教材です。この記事では、東進オンライン学校中学部について詳しく解説しています。
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タブレット教材・通信教育教材
英文法だけでなく、他の教科も一緒に対策をしたいということであれば、タブレット教材・通信教育教材もおすすめです。
最近のタブレット教材はAIが活用されていることも多く、非常に効率的に勉強に取り組むことができるからです。
タブレット教材というと、練習問題を解き続けるイメージがありますが、最近のタブレット教材には動画授業がついていることも多いです。
タブレット教材は、各社が特徴的なサービスをいろいろと打ち出しているので、子どもの学習状況に合わせて適切なサービスを選べると良いです。
タブレット教材・通信教育教材の特徴
- 学習内容や時間の自由度が高い
- AIの活用で効率化されている
- 費用が安い
- 保護者のサポートが必要
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英語対策におすすめのタブレット教材
- ◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
※書いて学べる!英検対策も充実! - Z会の通信教育 中学生コース
※個別AIプログラムで4技能を鍛える! - 塾に通わず自宅で学習!自分のペースで学習できる!【すらら】
※苦手克服に特化!担当コーチがつく!
タブレット学習教材については、『中学生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!』『高校生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!』で解説しています。
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中学生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!
この記事では、中学生におすすめのタブレット学習教材を徹底比較しています。
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高校生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!
この記事では、高校生におすすめのタブレット学習教材を徹底比較しています。
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個別指導塾
英文法の勉強に取り組むのであれば、個別指導塾に通うのもおすすめです。
個別指導塾であれば、こちらの要望に合わせてカリキュラムを組んでもらうことができるからです。
特に、英語に力を入れている学習塾や、英語に特化した学習塾は多いです。
家の近くにあればそういった学習塾を選ぶのも良いでしょう。
家の近くに良い塾が見つからないようであれば、オンライン個別指導やオンライン家庭教師を利用するのも良いでしょう。
オンラインであれば、住んでいる場所に関係なくいろいろな講師の授業を受けることができるため、子どもにピッタリの先生に出会える可能性が高いです。
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オンライン家庭教師おすすめ12選!元塾教室長が徹底比較!
オンライン家庭教師はわかりやすい授業だけでなく、特徴的なサービスを提供している場合が多いです。料金だけで比較するのではなく、利用目的に合わせて子どもに合ったサービスを選べると、学力を伸ばすことができます。
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大手個別指導塾の紹介
大手の個別指導塾をいくつか紹介します。
近所にあるようであれば、まずは資料請求や体験授業などの問い合わせをしてみると良いです。
ただし、大手の塾が良い塾とは限りません。
同じ名前の塾でも、教室によって雰囲気も質もまったく異なります。
地元の小さな塾も含めて情報を集めて、必ず体験授業を受けてから入塾を決めるようにしてください。
※料金は地域や校舎によっても異なります。詳細は必ず公式サイトを確認してください。
▼この表は横にスクロールできます。
塾名 | 公式サイト | エリア | 講師1人に対する 生徒数 |
料金 | 特徴 | 体験授業 |
森塾 | 【森塾】 | 関東 静岡 新潟 |
1~2人 |
週1回、月3回授業
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▼最大1ヵ月無料の体験授業に申込む 【森塾】 |
個別指導塾WAYS | 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS | 関東 近畿 |
2~5人 |
1コマ120分
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▼120分の無料体験指導に申込む 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS |
個別教室のトライ | 【個別教室のトライ】 | 日本全国 | 1人 |
1コマ120分
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▼無料体験に申込む 【個別教室のトライ】 |
坪田塾 | 個別を超えた「子」別指導【坪田塾】 | 東京 埼玉 千葉 神奈川 愛知 兵庫 大阪 |
個別指導 |
1時間あたり1,530円~2,736円 |
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▼無料体験に申込む 個別を超えた「子」別指導【坪田塾】 |
明光義塾 | 個別指導の明光義塾 | 日本全国 | 1~3人 |
週1回税込み
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▼無料 >>無料体験に申込む |
スクールIE | スクールIE | 日本全国 | 1~2人 |
週1回税込み
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▼無料 >>体験授業に申込む |
東京個別指導学院 | 東京個別指導学院 | 東京 神奈川 埼玉 千葉 愛知 京都 大阪 兵庫 福岡 |
1人~2人 |
1コマ80分
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▼無料 >>体験授業に申込む |
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長文読解におすすめの問題集
英語の長文読解問題の対策の問題集を選ぶときは、次の3点に注目して選べると良いです。
長文読解問題対策問題集のポイント
ポイント1:文構造の解説がついてる
英語の長文読解対策の問題集は、文構造の解説がついているものを選べると良いです。
復習で精読するときに、文構造までしっかりと分析できるようにするためです。
問題集の難易度にもよりますが、難易度の低い基本的な問題集であれば、細かい文構造の解説がついていなくても、スラッシュリーディングができる程度の解説でも十分です。
ポイント2:全文和訳がついてる
英語の長文読解対策の問題集には、本文の全文和訳がついていたほうが使いやすいです。
全文和訳がついていると、復習のときに、自分の解釈が合っていたかどうかを細かく確認することができるからです。
全文和訳は、スラッシュリーディングでざっくり訳されたものでも大丈夫です。
ポイント3:音声データがついてる
英語の長文読解対策の問題集には、音声データがついているとベストです。
音読練習に活用できるからです。
CDがついている問題集でも良いですが、最近はスマートフォンやパソコンから音声を流せる問題集も多いです。
スマートフォンを活用できると気軽に音声を流せるので、CDよりもずっと便利です。
以上3つのポイントをふまえたうえで、英語の長文読解問題対策におすすめの問題集は次の4つです。
おすすめの学習サービス
英語長文レベル別問題集
英語長文レベル別問題集 | |
教材レベル |
|
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | あり |
英語長文レベル別問題集は、細かくレベル分けされている長文読解問題集です。
細かくレベル分けされているので、子どもに合ったレベルからスモールステップで長文読解問題に取り組むことができます。
どんどん次のレベルに進もうとするのではなく、一冊一冊を丁寧にやり込むことをおすすめします。
構文解説や音声データなど、英語精読に必要な要素は全て入っています。
中学 英語長文 標準問題集
中学 英語長文 標準問題集 |
|
教材レベル | 中学定期テストレベル
高校入試基礎レベル |
構文解説 | スラッシュリーディングのみ |
全文和訳 | あり |
音声データ | なし |
中学英語長文標準問題集は、基礎レベルからはじめられるので、長文読解が不安な子どもでも安心して取り組むことができる問題集です。
解説には文法事項の解説もついているので、英文法の復習をしながら長文読解問題に取り組むことができます。
構文についての詳しい解説はついていませんが、スラッシュリーディングについては詳しい解説がついています。
音読用に音声データがあると良いのですが、ついていないようです。
大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス
大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス |
|
教材レベル |
|
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | あり |
大学入試問題集関正生の英語長文ポラリスシリーズは、高校生に圧倒的人気の問題集です。
レベル別に分かれているので、子どもにピッタリのレベルのものを選ぶことができます。
1冊に収録されている問題数は多くありませんが、1冊を音読まで含めてやり込めば、精読に必要な基本的な力が一通り身につきます。
物足りなくなったら、もう一つ上のレベルのものを購入すると良いでしょう。
入門英語長文問題精講
入門英語長文問題精講 | |
教材レベル | 共通テスト基礎レベル |
構文解説 | 全文詳しく解説 |
全文和訳 | あり |
音声データ | あり |
入門英語長文問題精講は、動画で文法事項の復習ができる問題集です。
特に長文読解において重要な英文法に絞って解説されているので、英語の精読に取り組みながら英文法の復習もしたいという場合に最適です。
問題のレベルも難しくなく、全体的に精読初心者に優しい作りになっています。
構文解説や音声データなど、英語精読に必要な要素は全て入っています。
長文読解の勉強は英検の勉強と並行がおすすめ
英語の長文読解の勉強は、英検の勉強と並行して進めていくのがおすすめです。
英検であれば、英語4技能をバランス良くレベル別に勉強していくことができるからです。
英語4技能とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの力のことです。
英検の長文読解問題は、読解の基礎基本の勉強に効果的です。
英検の長文読解問題は読み物としてもおもしろいものが多く、設問も素直な内容理解問題が多いからです。
英語の力を育てながら英検の上位級を取得することができれば、受験を有利に戦うこともでき、一石二鳥です。
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>>小学生が英検3級合格を目指すメリットと合格するための勉強法
英検対策にはオンライン英会話がおすすめ
英検対策に取り組むのであれば、オンライン英会話スクールがおすすめです。
二次試験の面接対策だけでなく、一次試験の対策にも取り組める英会話スクールもあるからです。
子どもが一人で英検対策に取り組むのは難しいですが、英会話スクールなどを利用すると、コーチング等も受けながらモチベーション高く学習に取り組むことができます。
勉強におけるコーチングとは、子どもの目標を達成するために対話を通してモチベートしたり、寄り添いながら目標達成へと導いていくことです。
英会話スクールを英検対策に利用するのであれば、英検特化のスクールがおすすめです。
英検対策におすすめの英会話スクール
- 【ENC/GNA】
※英検対策特化!4つのセクションを総合対策! - KIRIHARA Online Academy
※「教材+英会話」で4技能を総合対策!2ヶ月間短期の英検特化カリキュラム!
各英会話スクールについては、『ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・特徴は?』『KIRIHARA Online Academyは短期集中で英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・特徴は?』で詳しく解説しています。
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【2024年版】ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・特徴は?
ENC/GNAは、英検対策が充実しているオンライン英会話スクールです。二次試験のスピーキング対策はもちろん、英単語学習や英作文のライティング対策も充実しています。
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【2024年版】KIRIHARA Online Academyは短期集中で英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・特徴は?
KIRIHARA Online Academyは、2ヶ月の短期集中カリキュラムで、総合的に英検対策に取り組めるオンライン英会話スクールです。宿題管理や学習指導など、日本人講師によるコーチングも受けることができます。
続きを見る
まとめ
それでは、英語の長文読解問題を速く正確に読めるようにするためのコツや勉強方法についての解説をまとめます。
結論
英語の長文読解問題が苦手な場合、ただ長文読解問題をたくさん解いているだけでは苦手は克服できません。
苦手の本当の原因を見つけて対策する必要があります。
英文を速く正確に読む力は、現代の入試問題を解くのであれば必須の力です。
最近の入試問題の英語は、長文読解問題とリスニング問題が中心になっていて、語数も非常に多くなっているからです。
この記事では、次の3つのステップで、英語の長文読解を速く正確に読めるようになるためのポイントを解説しました。
長文読解問題の3ステップス
- 英語の長文の読み方を知る
- 時間をかけて精読できるようにする
- 速く解くためのテクニックを知る
英語の長文の読み方のポイントは、主に次の9つです。
英文の読み方のポイント
- 英単語と英熟語を覚える
- 英文法を理解する
- 完璧な日本語に訳さない
- 英語の語順で理解する
- 文の構造を理解する
- フレーズで区切りながら読む
- 代名詞に注意する
- 文脈を理解する
- 一般常識等の基礎知識をつける
英語の精読の勉強方法のポイントは、主に次の5点です。
英語精読の勉強法
- 時間制限無しで解いてみる
- わからない単語はチェック
- 意味がわからない英文はチェック
- 前後の文脈と合わない英文はチェック
- もう一度解いてみる
英語の長文読解問題を速く解くためのテクニックは、主に次の4つです。
速く読むためのテクニック
- 時間を計って解く
- 本文から読みはじめない
- 大事な単語にチェックを入れながら読む
- 体に染みこむまで音読する
英文法の学習教材を選ぶのであれば、次の3点に注目して選ぶと良いです。
英文法教材のポイント
- レベルは「少し易しい」もの
- 解説だけでなく練習問題もついてる
- 授業を受けられると良い
以上3つのポイントをふまえたうえで、英文法学習におすすめの学習サービスを3つ紹介しました。
おすすめの学習サービス
英語の長文読解問題の対策の問題集を選ぶときは、次の3点に注目して選べると良いです。
長文読解問題対策問題集のポイント
- 文構造の解説がついてる
- 全文和訳がついてる
- 音声データがついてる
以上3つのポイントをふまえたうえで、英語の長文読解問題対策におすすめの問題集を4つ紹介しました。
おすすめの学習サービス
英語の長文読解の勉強は、英検の勉強と並行して進めていくのがおすすめです。
英検であれば、英語4技能をバランス良くレベル別に勉強していくことができるからです。
今回の記事が、お子様が英語の長文読解を時間内に正確に解けるようになり、社会に出てからも活用できる英語読解力を身につけていくきっかけとなればとてもうれしいです。
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KIRIHARA Online Academyは、2ヶ月の短期集中カリキュラムで、総合的に英検対策に取り組めるオンライン英会話スクールです。宿題管理や学習指導など、日本人講師によるコーチングも受けることができます。
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