こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

子どもが受験で失敗してしまい、何をしてあげれば良いのかと悩んでしまう保護者の方は多いです。
頑張っている姿を見てきただけに、なんとかしてあげたいと悩まれているのではないでしょうか。
結論
もし、子どもが受験に失敗してしまったときは、まずは子どもの気持ちに寄り添ってあげることが重要です。
保護者の方は、今回の失敗を次の成功のためのステップにできるように、子どもを導いてあげられると良いです。
今回は、もしも子どもが受験に落ちてしまったら親はどうするべきかについて解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が受験の失敗という困難を乗り越え、次のステージで飛躍していくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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子どもが受験に落ちたときに親がすべきこと



子どもが志望校に合格できなかったときに保護者の方がすべきことは、主に次の4つです。
受験に落ちたときに保護者の方がすべきこと
すべきこと1:子どもに寄り添う
子どもが志望校に合格できなかったときには、保護者の方は子どもに寄り添ってあげることが一番重要です。
不合格になって一番落ち込んでいるのでは、他でもない子ども自身だからです。
保護者の方にも考えがあるとは思いますが、まずは子どもの考えや想いを尊重して、物理的にも精神的にも寄り添ってあげることが大切です。
一人で落ち込みたいようであれば、一人にさせてあげることも必要ですし、話を聞いてほしいようであれば、思う存分話をさせてあげることも必要です。
子どもの気持ちに寄り添い、いつでも側にいて、いつでも味方であり続けるというメッセージを、言葉や態度で伝え続けてください。
すべきこと2:子どもが努力したことを称える
たとえ子どもが志望校に不合格になってしまったとしても、子どもが目標に向かって努力したことを認めて、称えてあげてください。
努力し、挑戦したこと自体が素晴らしいことだからです。
受験の結果も確かに大事なのですが、その後の長い人生を考えれば、過程のほうこそが大切です。
受験勉強を通して一生懸命に努力してきたことは、今回の結果にはつながらなかったかもしれませんが、これからの人生で必ず役に立ちます。
落ち込んだり、悔しさを感じるということは、それだけ努力をしてきたことの証明でもあります。
失敗しないための最善の方法は、挑戦しないことです。
失敗する可能性があったのにも関わらず、果敢に挑戦したことは本当に素晴らしいことです。
すべきこと3:受験は人生の通過点でしかないことを確認する
子どもが志望校に合格できなかったときは、受験が人生の通過点に過ぎないことを、改めて確認できると良いです。
受験は、子どもにとっては人生初めての大きな挑戦だったかもしれませんが、長い目で見れば、これからたくさんある挑戦のうちの一つに過ぎません。
今回の受験が人生を決定づけるわけではありませんし、これからも挑戦できる機会は何度だってあります。
受験はゴールではありません。
今すぐには無理かもしれませんが、時間をかけながら、次の挑戦に立ち向かえるよう子どもを導いてあげることが重要です。
すべきこと4:安心できる環境を作る
子どもが志望校に合格できなかったときは、保護者の方が安心できる環境を作ってあげることも重要です。
落ち込んでしまっている子どもには、安心して落ち込める場所が必要だからです。
安心して落ち込める場、安心して眠れる場所、それに美味しいご飯が必要です。
子どもにとって、これまでの人生で最大の挑戦での失敗です。
立ち直るためには時間が必要です。
立ち直るための時間や、安心して過ごせる場や空間を作ってあげられると良いです。
子どもが受験に落ちたときのNGな対応
子どもが受験に失敗してしまったとしても、その失敗を、これからの成功のステップにすることができます。
世の中の多くの成功者も、多くの失敗を経験しています。
一方で、失敗をしてしまったあとの保護者の方の対応によっては、子どもが次のステップに踏み出せなくなってしまう可能性もあります。
子どもが受験に落ちたときの、保護者の方のNGな対応は主に次の3つです。
子どもが受験に落ちたときのNGな対応
NG1:親が落ち込み続ける
子どもが受験に失敗したときに、保護者の方が落ち込み続けていてはいけません。
保護者の方が落ち込んでいては、子どもを励ますことができないからです。
子どもに共感し、子どもに寄り添うことは良いことですが、あくまでも励ます立場として寄り添うことが大切です。
受験は子どもにとっての挑戦であったと同時に、保護者の方にとっても大きな挑戦であったと思います。
保護者の方にとってもショックであったとは思いますが、子どもが気持ちよく次のステップに踏み出せるよう、励ましながら伴奏してあげてください。
NG2:ネガティブな言葉をかける
子どもが受験に失敗したときは、ネガティブな言葉をかけるのもNGです。
落ち込んでいるときのネガティブな言葉は、大きな心の傷として刻まれてしまうことがあるからです。
同じことを伝えていても、選ぶ言葉によって子どもが受ける印象は大きく異なります。
ネガティブな単語を使わないように注意し、できるだけポジティブな言葉を選ぶように気をつける必要があります。
「残念」「失敗」「滑り止めの学校」「リベンジ」などの言葉はネガティブな印象を与えるため、別の言葉に言い換えたほうが良いです。
言い換え例
- 残念・失敗 → 頑張ったね・頑張ってるね
- 滑り止めの学校 → 具体的な学校名
- リベンジ → 次の挑戦に向けて頑張ろう
子どもの落ち込みの状態によって、適切な言葉は異なります。
子どもの様子や表情をよく見て、慎重に言葉を選べると良いです。
NG3:今後の進路を親が決める
子どもが受験に失敗したときに、今後の進路が親が決めてしまってはいけません。
子ども自身が決めて、子ども自身が努力することで、次の挑戦をより良いものにできるからです。
子どもがなかなか立ち直れず、次の進路を決めなければならない期限が迫ってくると、保護者の方も焦ってしまうと思います。
それでも、子どもに寄り添い、子どもとの対話を重ね、親子で一緒に今後の進路を決めるべきです。
自分で自分のことを決めることも、子どもの成長には必要ですし、子どもが納得できていない選択では、これから前向きに頑張ることができなくなってしまいます。
次のステップを有意義なものにするためにも、辛抱強く寄り添い、親子で対話をしながら次の進路を決定していくことが重要です。
失敗を成功につなげられる子どもにするために親ができること
一度の失敗を引きずってしまう子どもがいる一方で、失敗を糧にして、次の挑戦での成功につなげられる子どももいます。
世の中の多くの成功者も、たくさんの失敗を糧にして、挑戦を続けてきた人たちです。
失敗を失敗で終わらせずに、失敗を成功につなげられるように、子どもを導いていくことが大切です。
失敗を成功につなげられる子どもにするために、保護者の方ができることは、主に次の3つです。
成功につなげられる子どもにするためにできること
できること1:「結果」よりも「過程」を承認する
失敗を成功につなげられる子どもにするためには、保護者の方は「結果」ではなく、「過程」を承認するようにすることが大切です。
「過程」にこそ、成功につなげるためのヒントがたくさん隠されているからです。
結果だけが認められ、努力を認められないと、結果が出なかったときに、子どもは自分自身のすべてを否定されたことになってしまいます。
一方で、正しい方法で努力ができていれば、たとえ今回の挑戦では結果を出せなかったとしても、次の挑戦で結果を出すための力になります。
努力した「過程」を認め、次の挑戦でも努力できるように促してあげられると良いです。
もちろん結果を出すことも大切なことではありますが、結果を出すためのチャンスは今後の人生でも何度も訪れます。
失敗をしても何度も挑戦し、結果を分析して努力の仕方を改善し、次の挑戦で結果を出すための力を育てていくことが重要です。
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できること2:ミスや間違えを責めない
失敗を成功につなげられる子どもにするためには、保護者の方は、ミスや間違えを責めないようにすることが大切です。
ミスや間違えを責めると、子どもはミスや間違えを恐れて、新たな挑戦ができなくなってしまうからです。
挑戦をしなければ、成功することもありません。
問題を解くときでも、間違えることは大切です。
間違えを直して、できなかったことをできるようにすることが勉強だからです。
間違えたときには、次はどのようにすれば間違えずに済むのかを考え、対策していくことが大切です。
子どもがミスや間違えをしたときには、保護者の方は子どもを責めるのではなく、どのようにしたらミスや間違えを正せるのか、子どもに寄り添いながら一緒に解決策を探していけると良いです。
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できること3:普段から子どもの将来について対話する
失敗を成功につなげられる子どもにするためには、普段から子どもの将来について、親子で対話することが大切です。
テストや受験よりも先の目標が見えていれば、先の目標に向かう過程での失敗は、重大なものではないと感じることができるからです。
受験もテストも人生の通過点に過ぎません。
通過点での失敗は、その先の成功にたどり着くための一つのステップです。
また、将来のことを意識できると、子どもは前向きに勉強に取り組めるようになります。
学歴や就職のためではなく、自分の夢のために努力ができると有意義です。
子どもの将来の夢の見つけ方については、『将来の夢が決まらない?夢の見つけ方11のポイント』で詳しく解説しています。
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将来の夢が決まらない?夢の見つけ方11のポイント
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受験勉強は早期スタートが大事
受験対策は早期スタートが重要です。
受験勉強において一番重要なことは、準備のための時間を確保することだからです。
受験での失敗を次の成功につなげるためには、次の挑戦への準備を早くからはじめることが大切です。
受験に落ちてすぐの時期には子どもの気持ちに寄り添い、子どもの気持ちが落ち着いてきたら、次の挑戦へのスタートへと導いてあげられると良いです。
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まとめ
それでは、もしも子どもが受験に落ちてしまったら親はどうするべきかについての解説をまとめます。
結論
もし、子どもが受験に失敗してしまったときは、まずは子どもの気持ちに寄り添ってあげることが重要です。
保護者の方は、今回の失敗を次の成功のためのステップにできるように、子どもを導いてあげられると良いです。
子どもが志望校に合格できなかったときに保護者の方がすべきことは、主に次の4つです。
受験に落ちたときに保護者の方がすべきこと
子どもが受験に落ちたときの、保護者の方のNGな対応は主に次の3つです。
子どもが受験に落ちたときのNGな対応
失敗を成功につなげられる子どもにするために、保護者の方ができることは、主に次の3つです。
成功につなげられる子どもにするためにできること
今回の記事が、お子様が受験の失敗という困難を乗り越え、次のステージで飛躍していくきっかけとなればとてもうれしいです。
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