こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
小学4年生から算数でつまずきはじめる小学生は多いです。
保護者の方としても、今後の成績のことを考えて心配されているのではないでしょうか。
結論
小学4年生の算数でつまずいたとき、テストの点数だけを見ても原因はわかりません。
正解・不正解だけでなく、どうしてそうなるのかを聞いてみると、対策すべきポイントが決まります。
今回は、小学4年生での算数のつまずき対策について解説していきます。
最後までお読みになり、お子様が算数のつまずきを解消して、成績を伸ばしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
テストの点数だけではつまずきポイントはわからない
小学4年生の子どもに、「苦手な単元を復習しましょう」とアドバイスしても、取り組むことができません。
テストの正解・不正解を見るだけでは、どこでつまずいてしまっているのかを判断することができないからです。
学習内容を理解していなくても、やり方を丸暗記してしまえば正解してしまう問題もありますし、逆に、学習内容をしっかり理解できていても、手順を1つ間違えると不正解になってしまうこともあります。
「学習内容の意味がわかっていない」のか、「手順がズレている」のか、テストのマルバツを見るだけでは区別することができません。
まずはこの2点だけでも、原因を切り分けられると良いです。
「なぜそうなるのか」を聞いてみる
子どもの算数のつまずきが、「学習内容がわかっていないこと」にあるのか「手順がズレていること」にあるのかは、「どうしてそうなるの?」という問いかけで切り分けることができます。
正解・不正解に関わらず、同じ問いかけをしてみます。
子どもの返答は大きく3パターンに分かれます。
子どもの返答パターン
- 自分の言葉で説明できる
学習内容を正しく理解できています。手順のズレや演習不足が課題です。 - 「そう習ったから」「そういう公式だから」
やり方を丸暗記してしまっています。その単元の意味や内容の振り返りが必要です。 - 何も答えられない
その単元より前の内容でつまずいてしまっている可能性が高いです。
責める口調で「どうしてそうなるの?」と聞いてしまうと、子どもは叱られていると思って、素直な返答ができなくなってしまいます。
自然な問いかけ・疑問として投げかけることが重要です。
子どもがじっくり考えて答えられるように返答を待ってあげることも大切ですが、あまりに長い沈黙が続くと、次以降も沈黙するようになります。
逆に、すぐに答えを教えてしまうと、「黙っていれば答えを教えてもらえる」と思ってしまいます。
子どもの返答を待つ時間は30秒~1分程度を目処とし、それでも答えられない場合は、より基礎的な問いかけをして子どもの返答を引き出すように工夫すると効果的です。
小学4年生でつまずきが集中する5つのポイント
小学4年生でつまずきが集中する5つのポイント
小数の大きさ|「0.7と0.25、どっちが大きい?」
小数でつまずいている場合は、まず「0.7と0.25、どっちが大きい?」という問いかけをしてみると良いです。
「0.25」と答えるようであれば、小数の意味がわかっていません。
数字を見たイメージから「7」と「25」を連想して、「0.25」のほうが大きく見えてしまっている可能性が高いです。
また、「0.25は0.01がいくつ分?」という問いかけも有効です。
この質問に正しく答えられない場合も、小数の大きさをイメージできていません。
まずは、小学3年生で学習した「0.1は1を10等分した大きさ」という、小数の意味から確認すると良いです。
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何倍かを求める|「6メートルは2メートルの何倍?」
割り算の文章題や割合でつまずいてしまっている場合は、まず「6メートルは2メートルの何倍?」という問いかけをしてみると良いです。
答えられない場合は、「何倍かを求める場合は割り算を使う」ということが理解できていません。
「2メートルの3倍は?」に対しては「6メートル」と答えられる小学生は多いですが、逆に「6メートルは2メートルの何倍?」と聞くと途端に答えられなくなってしまうケースは多いです。
まずは、小学3年生で学習した「割り算の意味」を復習すると良いです。
割り算を使って何倍かを求める考え方は、小学5年生で学習する割合の考え方の土台となります。
ここでしっかりとマスターしておくと、割合の単元でつまずきにくくなります。
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面積の意味|「たて3センチ、よこ4センチの長方形の面積は?どうして12なの?」
面積でつまずいてしまっている場合は、まず「たて3センチ、よこ4センチの長方形の面積は?」と聞いてみます。
おそらく答えは求められると思いますので、続けて「どうして12なの?」と、理由を聞いてみます。
「たて✕よこだから」としか答えられない場合は、公式を丸暗記しているだけで、面積の意味を理解できていない可能性があります。
「1平方センチメートルの正方形が12個分ある」という、面積の意味を理解しているかどうかを、見極めることが重要です。
もう1つ重要なのは、単位です。
「12センチ」と答える場合も、面積の意味を理解できていない可能性が高いです。
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九九を逆から使う|「93÷3は?」
割り算の計算でつまずいてしまっている場合は、九九が本当に定着しているかどうかを確かめる必要があります。
割り算では、九九を答えから逆算するような計算をたくさんするからです。
たとえば、「6÷3」を計算するときは、3に何をかければ6になるのかを考える必要があります。
九九の計算に時間がかかってしまうと、桁の多い割り算でつまずきます。
「93÷3」のような、桁は多いけれども簡単に割り切れる割り算を暗算させて、スムーズに計算できるかどうかを確かめてみると良いです。
九九が定着していない場合、暗算ができないか、できてもすごく時間がかかってしまいます。
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文章題で式を作る|「この問題、何算を使う?どうして?」
文章題でつまずいてしまっている場合は、「この問題はどうして掛け算を使うの?」というように、その計算式を作った理由を聞くと良いです。
たとえば、「違いを聞かれているから引き算」や、「1Lの重さを聞かれているから割り算」のように、式を作った理由を正しく説明できるようであれば、問題文の内容を正しくイメージしながら式を作れています。
一方で、問題文に出てくる数字を使って適当に式を作っている場合も多く、「意味はわかっていないのに、テストでは点数を取れている」という子どもも多いです。
そのような場合は、「なんとなく」や、「今は掛け算の単元をやっているから」といった、合理的ではない返答をします。
この先の勉強でつまずかないようにするためには、テストで正解していてもいなくても、その式を作った理由を説明させることが重要です。
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家庭でできる3つの手順
家庭でできる3つの手順
手順1:復習する場所を1つに絞る
算数のつまずきを解消するためには、まず復習する場所を1つに絞ることが重要です。
全部をいっぺんに扱おうとすると、子どもにも家庭にも大きな負担になってしまうからです。
子どもへの問いかけと返答を通して、つまずきポイントを1つに絞り、まずはそこから対策をはじめていきます。
1つに絞るのが難しい場合は、理解の土台となる「意味」「概念」の部分を優先すると良いです。
たとえば小数でつまずいているようであれば、小数の計算からはじめるのではなく、「小数とは何か」という意味の部分からはじめると効果的です。
手順2:その1か所だけをやり直す
取り組む場所を1つに絞ったら、その1か所を集中的に練習します。
練習する場所は、今の学年に絞らず、前の学年の教材を活用しても良いです。
練習は1日10分程度を目安として、学校の授業や宿題と並行して進めていきます。
週末にまとめて取り組むよりも、1日10分を毎日続けたほうが定着しやすいです。
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手順3:1週間後にもう一度同じことを聞いてみる
練習をしてつまずきポイントを復習できたら、1週間後にもう一度問いかけをしてみます。
「どうしてそうなるの?」という問いかけに、自分の口で説明できるようになっていれば、理解が深まっています。
家庭でつまずきポイントを見つけられないときは
家庭でつまずきポイントを見つけられないときは
その場で質問できる環境をつくる
「塾」を利用する一番のメリットは、授業を受けられることではなく、どこでつまずいているのかを分析してもらえる点にあります。
多くの子どもたちを見てきた塾の講師であれば、問題を数問解かせて、いくつかの問いかけを行うことで、子どものつまずきポイントを見分けることができます。
わからない時にその場で質問できる環境を作れるのも、塾の大きなメリットのひとつです。
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学年にとらわれず復習できる環境をつくる
学年のとらわれず、自由に復習できる環境をつくりたい場合は、「タブレット学習教材・通信教育教材」がおすすめです。
タブレット学習教材には学年の区切りがないものも多く、2年生の九九や3年生の小数など、必要なところまで戻って必要な部分の学習に取り組むことができます。
正答率に応じて出題内容が変わる教材も多く、どこに弱点があるかを教材が判断してくれます。
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小学4年生の算数に関するよくある質問
ここからは、小学4年生の算数に関するよくある質問にお答えしていきます。
小学4年生の算数に関するよくある質問
質問1:学校の授業と前の学年の復習は、どちらを先にやるべきですか?
両方を並行させます。
学校の授業は待ってくれないためです。
復習は1か所に絞り、短時間に絞るようにすると両立させやすいです。
質問2:小学4年生で苦手になった場合、5年生までに間に合いますか?
間に合います。
小学4年生で扱う内容の多くは、小学5年生でもう一段難しくなって出てきます。
いま確かめて埋めた分は、そのまま次の学年の土台になります。
まとめ
それでは、小学4年生の算数のつまずき対策についての解説をまとめます。
結論
小学4年生の算数でつまずいたとき、テストの点数だけを見ても原因はわかりません。
正解・不正解だけでなく、どうしてそうなるのかを聞いてみると、対策すべきポイントが決まります。
小学4年生でつまずきが集中する5つのポイント
家庭でできる3つの手順
家庭でつまずきポイントを見つけられないときは
小学4年生の算数に関するよくある質問
今回の記事が、お子様が算数のつまずきを解消して、成績を伸ばしていくきっかけになればとてもうれしいです。





