こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
大学受験に向けて、子どもに英語の先取り学習をさせるべきかと迷われている保護者の方は多いです。
学校の授業や定期テストに支障は出ないか、先取り学習に取り組むのであればどのように取り組めばよいか、いろいろと悩まれているのではないでしょうか。
結論
難関大学合格を目指すのであれば、英語の先取り学習は必須です。
学校の勉強と先取り学習を両立させることで、定期テストでも入試でも高得点を取れる英語力を育てることができます。
今回は、高校生向けに英語の先取り学習について解説します。
英語の先取り学習の勉強法のポイントや、おすすめの教材についても解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が英語の先取り学習を頑張って、難関大学に現役合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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高校生が英語の先取り学習に取り組むメリット
先取り学習に取り組むとなると、受験勉強と学校の勉強のバランスが難しいのではと心配される方は多いです。
しかし、英語の先取り学習には積極的に取り組むべきです。
受験勉強と学校の勉強を二者択一にする必要はありませんし、先取り学習に取り組むメリットは大きいからです。
高校生が英語の先取り学習に取り組むメリットは、主に次の4つです。
英語の先取りに取り組むメリット
一つひとつ解説します。
メリット1:難関大学合格を目指せる
高校英語の先取り学習に取り組むメリットは、難関大学への現役合格を目指せることです。
高校英語の学習範囲を早期に習得することで、習得した知識を活用して、英語を高いレベルで運用するための力を育てる期間を確保することができるからです。
難関大学の入試問題は非常にレベルが高く、高校英語の基礎を身につけたあとに、それらの基礎をしっかりと運営できるようにするための高度な英語力を育てていかなければなりません。
大学入試の問題で高得点を取るためには、ただ英単語や英文法の知識を積み上げるだけでは不十分です。
積み上げた知識を活用して、難易度の高い英語の文章を読解したり、英文の中に散りばめられた情報を素早く処理したり、自分の意見や考えを英語で表現したりできるようにする必要があります。
たとえば、2024年の一橋大学の入試では、次のような問題が出題されました。
問題文の和訳
下の質問から一つ選び、英語で答えなさい。答えは100語から140語で書きなさい。選んだ質問の番号を書きなさい。作文の最後に、あなたが書いた作文の語数を正しく書きなさい。
1,本を読んだり映画を見たりするとき、あなたはストーリーにフォーカスしますか。キャラクターにフォーカスしますか。それとも、雰囲気にフォーカスしますか。
2,外国語を話すとき、「正確さ」「想像力」「スピード」のうちの、どの側面に注意すべきでしょうか。
3,リーダーにとって最も貴重な資質は、「知性」「野心」「誠実さ」のうちのどれだとあなたは思いますか。
このように、難関大学の入試問題では、高校英語の基礎は当然理解できているとして、それらの知識を高いレベルで運用できるかどうかが問われます。
英語の先取り学習に取り組んで基礎部分を早期に習得することで、難関大学に出題されるような入試問題にも対応できる力を育てていく時間を確保することができます。
難関大学の現役合格者は中高一貫校が多い
難関大学の現役合格者は、中高一貫校に通っている高校生が多いです。
中高一貫校は授業の進度が速く、高校範囲の学習内容を早期に終わらせてしまうからです。
参考として、2023年の東京大学現役合格者数のランキングを見てみましょう。
▼この表は横にスクロールできます。
高校名 | 東京大学 現役合格者数 |
中高一貫か 高校受験か |
公立か 私立か |
1位 開成高等学校 | 118名 | 中高一貫 | 私立 |
2位 筑波大学附属駒場高等学校 | 73名 | 中高一貫 | 国立 |
3位 聖光学院高等学校 | 70名 | 中高一貫 | 私立 |
4位 桜蔭高等学校 | 67名 | 中高一貫 | 私立 |
5位 灘高等学校 | 66名 | 中高一貫 | 私立 |
6位 渋谷教育学園幕張高等学校 | 59名 | 中高一貫 | 私立 |
7位 駒場東邦高等学校 | 55名 | 中高一貫 | 私立 |
8位 麻布高等学校 | 53名 | 中高一貫 | 私立 |
9位 西大和学園高等学校 | 50名 | 中高一貫 | 私立 |
10位 浅野高等学校 | 39名 | 中高一貫 | 私立 |
11位 栄光学園高等学校 | 38名 | 中高一貫 | 私立 |
12位 神奈川県立横浜翠嵐高等学校 | 35名 | 高校受験 | 公立 |
12位 渋谷教育学園渋谷高等学校 | 35名 | 中高一貫 | 私立 |
14位 東京都立日比谷高等学校 | 33名 | 高校受験 | 公立 |
15位 久留米大学附設高等学校 | 32名 | 中高一貫 | 私立 |
16位 海城高等学校 | 31名 | 中高一貫 | 私立 |
16位 早稲田高等学校 | 31名 | 中高一貫 | 私立 |
18位 甲陽学院高等学校 | 29名 | 中高一貫 | 私立 |
19位 ラ・サール高等学校 | 26名 | 中高一貫 | 私立 |
20位 筑波大学附属高等学校 | 22名 | 中高一貫 | 国立 |
20位 女子学院高等学校 | 22名 | 中高一貫 | 私立 |
データから読み取れること
- 東京大学現役合格者数トップ10はすべて中高一貫校
- トップ21のうちの19校は中高一貫校
このデータから、中高一貫校のように早期に大学受験対策をスタートさせて、ハイスピードなカリキュラムをこなしていくことが難関大学合格につながることがわかります。
メリット2:学校の授業を効率化できる
高校英語の先取り学習に取り組むと、学校の英語の授業を効率化することができます。
先取り学習に取り組めていれば、学校の授業は「復習」になるからです。
高校の英語の授業内容はレベルが高いので、普通であれば、授業の予習にかなり時間がかかってしまいます。
また、授業内容を1回でしっかりと理解するのは難しいです。
しかし、先取り学習に取り組んでいれば、事前に知識が入っている状態で学校の授業の予習に取り組めるので、短い時間で予習を終わらせることができます。
また、先取り学習で学んだことを学校の授業で復習することができるので、学習内容の理解を深めることができます。
同じ学習内容に繰り返し取り組むことで、学習内容を定着させることもできます。
受験勉強も学校の勉強も、進むべき道は同じですし、身につけるべき学力も同じです。
どちらも取り組むことで、理解を深め、より定着させることができます。
メリット3:定期テストで高得点を狙える
高校英語の先取り学習に取り組むと、学校の定期テストで高得点を狙うことができます。
先取り学習に取り組んで、それから学校の授業を受けることで、学習内容を深く理解し、定着させることができるからです。
定期テスト前の勉強をスタートさせる時点で、学習内容が既に定着しているので、あとは仕上げていくだけになります。
そのため、あまり時間をかけずに高得点を狙うことができます。
余った時間は他の教科の勉強に使うこともできます。
特に国公立大学の受験を考えているようであれば、理科や社会等の選択科目も含めて、定期テストでしっかりと点数を取れるように仕上げておくと、入試直前期に主要科目の勉強に集中することができます。
英語の先取り学習は、定期テストにも大学受験にもメリットが大きいです。
メリット4:他の教科の勉強にも時間を使える
高校英語の先取り学習に取り組むと、他の教科の勉強に使える時間を確保することができます。
先取り学習に取り組むことで、学校の英語の勉強も、大学受験対策の勉強も、効率的に取り組むことができるからです。
高校3年生に上がるまでに、共通テスト(旧センター試験)レベルで英語をある程度仕上げられていると有利です。
直前期に詰め込んでなんとかしようとする勉強方法はとても危険です。
入試直前期こそやるべきことが多くて時間は足りませんし、詰め込みや丸暗記でどうにかなる試験でもありません。
選択科目こそ、普段の学校の勉強や定期テストでしっかりと仕上げておけると、大学受験でとても有利です。
高校英語の先取り学習でやるべきこと
ここからは、高校の英語の先取り学習で取り組むべき学習内容を解説します。
高校3年生に上がるまでに、次の4つに取り組めると良いです。
先取り学習でやる学習内容
一つひとつ解説します。
勉強1:英単語・英熟語の暗記
高校の英語の先取り学習でまず最初に取り組むべき勉強は、英単語・英熟語の暗記です。
外国語学習は、語彙にはじまり語彙に終わります。
英語の先取り学習でまず取り組むべきは英単語・英熟語の暗記ですし、入試本番に試験会場に持っていくべきものは英単語帳です。
語彙は英語学習の基本中の基本ですので、初期に最優先で取り組むべきです。
勉強2:英文法の理解
英単語・英熟語の暗記と並行して、英文法の勉強にも取り組みます。
英単語・英熟語・英文法は、英語学習の土台の3点セットなので、しっかりと固める必要があります。
大学の入試問題では、持っている英語の知識を運用する力が問われる問題が多く、知識そのものを問う問題はあまり出題されなくなりました(文法などの知識問題を出題する大学も少ないわけではありません)。
つまり、英文法などの基礎知識は持っていてあたりまえという前提で入試問題が作られるようになりました。
文法の知識があやふやな状態では解けないような問題が出題されますし、知識を思い出すのに時間がかかってしまうと、時間内に問題が解き終わらないように作られています。
近年の大学入試では、英文法を早期に理解しておくことが重要になっています。
>>大学受験に英文法はいらないのか(いや、いるに決まっている)
勉強3:構文の理解
英単語・英熟語・英文法の3点セットがある程度完成してきたら、続けて英語の構文(文の構造)を勉強していきます。
構文を正しく理解できなければ、難易度の高い英文を正しく読解することができないからです。
例題
Some people say that reading English is not difficult.
英文の構文理解は、長文読解をするうえで非常に重要です。
構文を分析せずにフィーリングで読み取ろうとする高校生は多いのですが、フィーリングで読むのとても危険です。
先程の例題のような短くて単純な文章であればフィーリングで読んでも問題ありませんが、長い文や複雑な構造の文の場合は、フィーリングでは正しく読み取ることができません。
長文読解の途中で誤訳をしてしまうと文章全体を理解することができませんし、長い文や複雑な構造の文こそ入試問題では狙われます。
構文理解をおろそかにせず、しっかりと理解することはとても大切なことです。
勉強4:長文読解演習
英語の構文の理解が進んできたら、長文読解問題の演習に取り組んでいきます。
難関大学の入試問題では、長文読解の比重が大きいです。
長文の中で、基礎知識を正しく運用する力を伸ばしていくことが大切です。
高校英語先取りの勉強法のポイント
ここからは、高校の英語の先取り学習の勉強法のポイントを解説します。
がむしゃらに先に先に進めるだけでは、効果的に英語の力をつけていくことができません。
正しく先取り学習に取り組むことで、大学受験でも学校の定期テストでも高得点を取ることができます。
高校英語先取りの勉強のポイントは、主に次の9つです。
高校英語先取りの勉強のポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:英検をペースメーカーにする
高校の英語の先取り学習に取り組むときは、英検をペースメーカーにして取り組むことをおすすめします。
英検対策の勉強は受験対策の勉強につながりますし、英検は大学入試でも活用できるからです。
高校2年生の冬か、または高校3年生の春に英検準1級合格を目指せるよう、目標を持って先取り学習に取り組めると良いです。
英検は学習理解度の確認にも活用することができます。
英検に合格できれば、これまでの学習内容を理解できているということですし、英検に合格できなければ理解が不十分だったということになります。
先取り学習に取り組んでいると、ついつい早く早く先に先にと焦って取り組んでしまいますが、学習内容をしっかりと理解できていなければ先に進んでも意味がありません。
英検を活用して理解度を測りながら前に進んでいけると、勉強の抜け漏れを防ぐことができます。
>>大学受験で英検は超有利なわけではないがきっちり取っておくべき
ポイント2:学校の授業や定期テストをおろそかにしない
高校の英語の先取り学習に取り組むときは、学校の授業や定期テストをおろそかにしてはいけません。
先程も解説した通り、先取り学習と学校の勉強を組み合わせることで、効率的に英語の力を伸ばしていけるからです。
先取り学習に取り組んでいると、学校の授業が簡単すぎると感じてしまうこともあります。
それでも、学校の授業をサボるべきではありません。
同じ学習内容を繰り返すことは大事ですし、基礎の基礎を深くまで理解することはとても大切だからです。
わかったつもりになっている状態が一番危険です。
学校の授業や定期テストもフル活用して、先取りした学習内容をより深く理解し、より定着させられると良いです。
ポイント3:単語暗記は一気に取り組んでコツコツ継続
高校の英語の先取り学習では、英単語・英熟語の暗記は最初に一気に取り組んでしまうことをおすすめします。
最初に語彙の知識を入れられると、その他の勉強を効率化できるからです。
たとえば、英文法の勉強中に知らない単語が出てきたら、単語の意味を調べて、その場で単語暗記にも取り組む必要があります。
一方で、英単語暗記に一通り取り組んでおけば、英文法の勉強中に英単語を調べる回数を減らせますし、忘れてしまっている単語に出会ったとしても、調べればすぐに思い出すことができます。
特に、長文読解の演習では、英単語を調べる回数が少なければ少ないほど効率的に学習できます。
英単語・英熟語の暗記は、1週間に100個ずつというように小分けにするよりも、最初に時間をかけて一気に取り組んでしまうのが良いです。
まずはザックリ、それからコツコツ
英単語・英熟語の暗記は、最初はザックリと覚えて、それからコツコツと継続して取り組みながら細かく覚えていけると良いです。
暗記は繰り返すことが大事ですし、一度忘れてから思い出すことで定着していくからです。
新高校1年生でも、1週間程度で2000個近い英単語を1周終わらせてしまう高校生もいます。
ザックリ1周であれば、実はそれほど難しくありません。
一方で、ザックリ1周したあとも、何度も何度も繰り返して取り組まなければどんどん忘れていってしまいます。
まずはザックリ暗記して、それからコツコツと継続していくことで、語彙力を高めることができます。
>>効率的な暗記方法!長期記憶にするための19のコツ【元塾教室長が解説!】
英熟語も忘れずに
英単語の暗記は頑張っているのに、英熟語の暗記をおろそかにしてしまう高校生は多いです。
特に長文読解問題では、英熟語暗記が非常に重要です。
英熟語を正しく覚えていないと、まったく見当違いの読解をしてしまう可能性が高いからです。
たとえば、「run out of ~」という英熟語には、「~を使い果たす」「(物などを)切らす」という意味があります。
「runという動詞が入っているから走るっぽい意味かな。」と、思って英文を読んでしまうと、全然違う意味で解釈してしまうことになります。
意外な意味の英熟語例
- look for → 探す
- go on → 続ける
- drop in → 立ち寄る
英単語・英熟語暗記におすすめの教材
英単語・英熟語に取り組むのであれば、『mikan』というアプリがおすすめです。
英語学習者に圧倒的な人気を誇る英単語アプリです。
有料プランもありますが、無料版でも十分に学習できます。
まずは無料版で使ってみて、物足りないようであれば有料プランを検討すると良いでしょう。
mikanの特徴
- カードめくり学習でサクサクできる
- ネイティブの発音が聞ける
- 教材カテゴリーを選べる
- 間違えた問題を優先して表示
- 制限時間を設定できる
紙の教材であれば、『英単語ターゲット1900』や『システム英単語』、『速読英単語』、『鉄緑会東大英単語熟語』のような、大学受験向けの一般的な単語帳であればどれでも大丈夫です。
発音が書いてあり、例文がついているものが良いです。
中をパラパラとめくってみて、使いやすそうなものを選ぶと良いです。
英単語アプリ mikan
mikan Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
ポイント4:英文法の先取りは中学の復習も同時に取り組む
英文法の先取り学習は、中学英語の復習も同時に取り組むと効率的です。
中学の時に学習した英文法と、高校で学習する英文法はつながっているからです。
高校英語の英文法を勉強していて苦手を発見したら、必要なところまで戻って復習に取り組めると良いです。
英語は積み上げ式の教科なので、以前の学習内容に苦手を残してしまうと、これから学習する内容が理解できないからです。
必要であれば、中学の時に学習した内容まで戻って復習に取り組んだほうが近道になります。
中学英語が苦手でも大丈夫
高校で学習する英文法の内容は、中学の学習内容の延長線上にあります。
そのため、高校で学習する英文法の単元は、中学で学習する単元とほとんど変わりません。
参考として、大学受験向けの英文法教材として人気が高い『POWER STAGE』の目次を確認してみましょう。
このように、学習する文法項目は中学のものとほとんど変わりません。
ですので、たとえば高校英文法の「不定詞」を勉強しながら、復習の必要があれば中学範囲の「不定詞」の復習に取り組むと効率的です。
中学の英文法を丸々一周復習するよりも、文法事項ごとに必要に応じて中学の復習に取り組めると良いです。
ポイント5:英文法は授業と参考書を活用
英文法の先取り学習に取り組むときは、参考書などの書籍だけを利用して取り組むのではなく、授業を活用することを強くおすすめします。
英文法は概念的な理解が重要なので、わかりやすい先生のわかりやすい授業を受けたほうが理解しやすいからです。
また、英語は言葉なので、文字情報だけでなく、音情報も交えながら学ぶことが大切です。
英語の先取り学習では、映像授業がおすすめです。
映像授業であれば、自分のペースでどんどん受講を進めることができるからです。
また、映像授業であれば、人気講師のわかりやすい授業を、どこに住んでいて受けることができます。
費用が安いのも大きなメリットです。
映像授業の特徴
- 料金が格安
- 自分のペースでどんどん受講できる
- 保護者による手厚いサポート、または子ども自身によるマネージメントが必要
- 担当コーチがつくサービスもある
おすすめは『スタディサプリ』
英文法の先取りに映像授業を活用するのであれば、スタディサプリがおすすめです。
スタディサプリであれば、小学校から高校までの全授業をいつでも見放題だからです。
高校の英文法の先取りを進めながら、いつでも中学の学習内容の復習に取り組むことができます。
スタディサプリには、担当コーチがつく「合格特訓コース」というものもあります。
少し費用は高くなってしまいますが、「合格特訓コース」であれば、担当コーチに学習計画を立ててもらったり、学習進捗をチェックしてもらったりすることができます。
担当コーチがつくと、サボらず前向きに、計画的に先取り学習を進めていくことができます。
スタディサプリについては、『スタディサプリは勉強したい高校生の強い味方!活用法・料金・口コミは?』で詳しく解説しています。
▼スタディサプリ(高校・大学 受験講座)の公式サイトはこちらから
【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服
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スタサプ高校・大学受験講座は、勉強したい高校生の強い味方です。自由度が高いので、工夫すれば苦手克服から難関大学受験対策まで幅広く活用できます。この記事では、スタサプ高校・大学受験講座について詳しく解説しています。
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参考書や問題集も併用すべき
英文法の先取り学習に取り組むときは、授業を受けるだけでなく、参考書や問題集も併用して取り組むべきです。
英語は「わかる」だけではなく、「使えるようにする」ことが大切だからです。
授業を受けて概念を理解したら、細かい文法の決まり事を参考書で確認し、問題演習を通して定着させる必要があります。
英文法の先取りであれば、難しい参考書や問題集よりも、基礎にしっかりと取り組めるものを選べると良いです。
ポイント6:構文理解は精読で鍛える
高校英語の構文理解は、精読をしながら鍛えていけると良いです。
精読とは、文章を一文ずつ丁寧に読んでいく読み方のことです。
ただゆっくり読めば良いというわけではなく、英単語や英文法、文構造などをしっかりと把握しながら読んでいきます。
精読は、できるだけ多くの文章を読もうとする「多読」や、できるだけ速く読もうとする「速読」とは正反対の読み方です。
長文読解問題を、読んで、解いて、答え合わせをして終わりにしてしまう高校生は多いのですが、そこで終わらせてしまうと英語の力は伸びません。
答え合わせをしたあとに、読んだ文章を一文一文しっかりと分析して、文構造を理解するところまで取り組めると、長文を読む力を大きく伸ばすことができます。
長文読解問題集は構文解説があるものを
問題を解いたあとに精読をすることを考えると、長文読解の問題集は構文までしっかりと解説してあるものを購入すると良いです。
大学受験向けの長文読解問題集には、全文和訳や全文の構文解説が載っているものも多いです。
問題集を選ぶときは、問題のレベルだけではなく、解説部分をチェックして購入できると良いです。
英文の精読については、『英語の長文読解を速く正確に読むためのコツとおすすめの問題集』で詳しく解説しています。
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ポイント7:音読で定着させる
先取り学習に関わらず、英語を勉強するときは音読することを強くおすすめします。
英語はあくまでも言葉ですので、声に出して話すことで効果的に身につけることができるからです。
噛まずに、詰まらずに、スラスラと読めるようになるまで音読を繰り返します。
音読はただ声に出して英文を読めば良いというわけではありません。
音読した英語を自分のものにするために、いろいろなことを意識しながら音読する必要があります。
音読のときに気をつけること
- 普段話す時の声量で音読
- 英文の意味を意識する
- どんな文法が使われているか意識する
- 構文を意識する
- 感情を込める
- 何度も繰り返し音読
正しい発音を聞きながら音読
音読をする際は、正しい発音を聞きながら取り組むようにすると良いです。
正しい発音を聞きながら音読することで、正しい発音を身につけられると同時に、リスニングの力も育てることができるからです。
音読するときは、お手本のあとに続けて音読するのではなく、お手本の音声に重ねて音読します(オーバーラッピング)。
スラスラと音読できるまで繰り返し練習したら、今度は本文を見ずに、お手本の音だけを頼りに音読してみます(シャドーイング)。
シャドーイングまでできれば完璧ですが、シャドーイングは非常に難しいので、まずはオーバーラッピングでスラスラと音読できる状態を目指すのが良いでしょう。
本気でシャドーイングをするなら添削してもらうと良い
本気で正しい発音を身につけたい場合や、本気でリスニング力アップを目指したい場合は、シャドーイングを添削してもらうと良いです。
添削してもらうと、自分では気付けない発音の苦手を見つけることできるからです。
シャドーイングの添削には英会話教室もおすすめですが、アプリもおすすめです。
たとえば、『シャドテン』というアプリが便利です。
シャドテンの特徴
- 毎日シャドーイングで学習した内容を、英語のプロに添削してもらえる
- 1000以上の多くの教材からレベルや興味に合った教材が見つかるので、英語が苦手な高校生でも取り組める
- ニュースやビジネスなどのコンテンツが多く、英語以外の知識も身につけることができる
料金は安くないので、本気でシャドーイングに取り組みたい場合に利用すると良いでしょう。
▼シャドテンの無料体験を試してみる
シャドテン
ポイント8:普段からニュース記事やコラムを読んでおく
英語の先取り学習に取り組むと同時に、日本語のもので大丈夫ですので、普段からニュース記事やコラムを読んでおけると良いです。
大学入試で出題される英文は、専門的な文章であることが多いからです。
「法律」「歴史」「言語」「自然科学」「医療」「社会」「経済」等の、専門的な文章を読まされることは少なくありません。
出典も、権威性の高い新聞や雑誌だったりすることも多いです。
英語を母国語とする社会人が普通に読むような文章なので、読者にある程度のバックグラウンド的知識があることを前提に書かれている文章が多いです。
どんなに英文を正確に読めたとしても、社会常識的な知識が不足しているために文章の内容を理解できないことも多いです。
直接的な英語の勉強ではありませんが、普段からニュースやコラムに触れておくことはとても大切です。
中高生向け新聞
ポイント9:英会話にも挑戦してみる
英語の先取り学習では、英会話に挑戦してみるのもおすすめです。
実践的な英語は社会に出てからも役に立ちますし、学校教育でも英語4技能をバランス良く身につけていくことが重視されてきているからです。
英語4技能とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの力のことです。
高校の英語の授業では「読む」「書く」に偏ってしまうことが多いので、英会話で「聞く」「話す」の対策もできると、効果的に英語の力を育てることができます。
また、大学共通テスト(旧センター試験)のリスニングはかなりレベルが高いですし、大学入試では先程紹介した一橋大学の入試問題のような高度な英作文問題も出題されます。
英語を聞き取りながら情報を処理する力や、自分の意見や考えを英語で表現する力を伸ばしていく必要があります。
2023年大学入学共通テスト・リスニング
音声は1回しか流れません。
大学入試レベルで運用できる英語力をつけるためにも、英会話スクールはおすすめです。
また、英会話を通して様々な国の人たちと会話をすることで、多様な文化や価値観に触れることもできます。
多感な時期に、多様な価値観に触れることができると、視野を広げることができます。
なお、高校生であれば、フリートークやトピックカンバセーション(1つのトピックについてお互いの意見や考えを交わす会話)ができる英会話スクールや、オンラインの英会話スクールがおすすめです。
オンラインであれば時間の制約も少ないですし、通学の必要もないので短時間で取り組むことができます。
高校生におすすめの英会話スクール
- QQ English(QQイングリッシュ)
※全員正社員講師!SDGs等の高校生必須テーマのトピックコース! - ウイング
※学校教育現場に精通した講師による授業!SDGsで学ぶ英会話コースがある! - 【ENC/GNA】
※英検対策特化!4つのセクションを総合対策!
高校生の英会話については、『高校生の英会話は効果が大きい!メリット・デメリットと英会話教室選びのポイント』で詳しく解説しています。
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高校生の英会話は効果が大きい!メリット・デメリットと英会話教室選びのポイント
高校生の英語は、偏差値60前後で成績の伸びが止まってしまうことがあります。英会話学習がその壁を越えるきっかけになる可能性があります。この記事では、高校生の英語と英会話について解説しています。
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高校英語の先取りは独学でもできるか
高校英語の先取り学習に、独学で取り組む高校生は多いです。
実際に独学でどんどん先取り学習を進め、難関大学に現役で合格する学生もたくさんいます。
一方で、高校生が一人で英語の先取り学習に継続的に取り組むのは非常に難しいです。
高校生が一人で学習計画を立てて、学習進捗をチェックしながら計画を修正していくのは難易度が高いからです。
独学でも英語の先取り学習に取り組むことは可能ですが、予備校や学習塾などの学習サービスを活用することを強くおすすめします。
予備校や学習塾に通えば、担当者や講師が学習目標を立ててくれたり、進捗を管理してくれたりと、手厚くサポートしてもらえるからです。
保護者が子どもの目標設定や学習管理を手伝ってあげる方法もありますが、専門家に任せるのが一番確実です。
先取り学習ができる予備校
『東進ハイスクール・東進衛星予備校』は、一流講師による映像授業を活用している大手大学受験予備校です。
映像授業を活用すれば、先取り学習に取り組むことができます。
映像授業だけではなく、AIを活用した演習講座などもあり、効率よく勉強に取り組むことができます。
東進ハイスクール・東進衛星予備校 は、将来の夢や志を考える「夢・志を育む指導」に取り組んでいるので、勉強する目的と向き合うこともできます。
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費用を抑えるならスタディサプリ
予備校や学習塾は、勉強面でも受験面でも手厚くサポートしてもらえる一方、費用が高額になるというデメリットもあります。
費用を抑えるのであれば、先程紹介した『スタディサプリ』がおすすめです。
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まとめ
それでは、高校生の英語の先取り学習についての解説をまとめます。
結論
難関大学合格を目指すのであれば、英語の先取り学習は必須です。
学校の勉強と先取り学習を両立させることで、定期テストでも入試でも高得点を取れる英語力を育てることができます。
高校生が英語の先取り学習に取り組むメリットは、主に次の4つです。
英語の先取りに取り組むメリット
- 難関大学合格を目指せる
- 学校の授業を効率化できる
- 定期テストで高得点を狙える
- 他の教科の勉強にも時間を使える
高校の英語の先取り学習で取り組むべき学習内容は、主に次の4つです。
先取り学習でやる学習内容
- 英単語・英熟語の暗記
- 英文法の理解
- 構文の理解
- 長文読解演習
高校英語先取りの勉強のポイントは、主に次の9つです。
高校英語先取りの勉強のポイント
- 英検をペースメーカーにする
- 学校の授業や定期テストをおろそかにしない
- 単語暗記は一気に取り組んでコツコツ継続
- 英文法の先取りは中学の復習も同時に取り組む
- 英文法は授業と参考書を活用
- 構文理解は精読で鍛える
- 音読で定着させる
- 普段からニュース記事やコラムを読んでおく
- 英会話にも挑戦してみる
高校の英語の先取り学習は独学で取り組むことも可能ですが、予備校や学習塾にサポートしてもらうことをおすすめします。
費用を抑えたい場合は、『スタディサプリ』のような映像授業サービスを利用すると良いです。
今回はの記事が、お子様が英語の先取り学習を頑張って、難関大学に見事現役合格するきっかけとなればとてもうれしいです。
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