こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
受験生の子どもを冬期講習に参加させるべきかどうか、迷われているご家庭は多いです。
入試直前期ということで、心配と焦りで不安に思われているのではないでしょうか。
結論
入試直前期の受験生は、基本的には冬期講習を受けるべきです。
一方で、子どもの学習状況や学習習慣によっては、冬期講習を受けないほうが良い場合もあります。
今回は、受験生にとっての冬期講習について解説します。
冬期講習を受ける必要がないパターンや、冬期講習に参加すべきかどうか迷うポイントについても解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が志望校に合格するために、最良の選択をするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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塾の冬期講習を受けるメリット
塾の冬期講習は、積極的に利用することをおすすめします。
塾の冬期講習にはメリットが多いからです。
冬期講習を受けるメリットは、主に次の6つです。
冬期講習を受けるメリット
- 学習習慣を維持できる
- これまでの勉強の復習ができる
- 3学期の勉強の先取りができる(非受験学年)
- 入試直前の対策ができる(受験学年)
- 自習室を利用できる
- 特典やキャンペーンがある場合も多い
塾の冬期講習に参加するメリット・デメリットについての詳細は、『塾の冬期講習は行くべき?メリット・デメリットを解説!』で詳しく解説しています。
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塾の冬期講習は行くべき?メリット・デメリットを解説!
塾の冬期講習にはメリットが多いので、参加することをおすすめします。一方で、子どもの学習状況や学習習慣によっては、参加する必要がないパターンもあります。この記事では、塾の冬期講習に行くべきかどうかについて解説しています。
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受験生にとっての冬期講習のデメリット
受験生にとっては、冬期講習を受けることにデメリットがある場合もあります。
受験生が冬期講習に参加することのデメリットは、主に次の3つです。
受験生が冬期講習を受けるデメリット
デメリット1:料金が高い
受験生にとっての冬期講習のデメリットは、料金が高いことです。
受験直前期は授業回数が多くなるため、授業料が高くなります。
特に、個別指導は高額になる傾向があります。
▼この表は横にスクロールできます。
集団指導塾 | 個別指導塾 | |
小学1~3年生 | ~2万円 | ~3万円 |
小学4~6年生 (非中学受験生) |
1万円~5万円 | 2万円~6万円 |
小学4年生 (中学受験) |
2万円~5万円 | 3万円~10万円 |
小学5年生 (中学受験) |
2万円~5万円 | 3万円~10万円 |
小学6年生 (中学受験) |
5万円~10万円 | 5万円~20万円 |
中学1年生 | 2万円~4万円 | 4万円~7万円 |
中学2年生 | 2万円~4万円 | 4万円~7万円 |
中学3年生 | 4万円~8万円 | 8万円~20万円 |
高校1年生 | 3万円~6万円 | 4万円~7万円 |
高校2年生 | 3万円~6万円 | 4万円~7万円 |
高校3年生 | 5万円~15万円 | 8万円~20万円 |
冬期講習では、授業料以外にも費用がかかることがあります。
授業料以外の費用
- 入学金
- 教材費
- 合宿費・オプション講座費
- 設備維持費
冬期講習の料金の詳細については、『冬期講習の料金は?学年別の相場と安く抑えるためのポイント』で解説しています。
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冬期講習の料金は?学年別の相場と安く抑えるためのポイント
塾の冬期講習の料金は、受験学年は高額になることが多いです。冬期講習の料金を安く抑えることもできますが、子どもにとってどうするのがベストなのかをよく考えて受講を決められると良いです。
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デメリット2:自分に最適化された勉強に取り組めない
受験生にとっての冬期講習のデメリットは、自分に最適化された勉強に取り組めないことです。
塾のカリキュラムや授業内容が、生徒全員にとって最適なものとは言えないからです。
特に集団指導塾の場合は、一人ひとりに最適な授業を提供することはできません。
個別指導塾や映像授業塾の場合は、生徒一人ひとりに合った授業が提供されることが多いです。
一方で、個別指導塾や映像授業塾であっても塾全体の方針があり、完全に最適化された勉強には取り組めないことも多いです。
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>>塾の種類を解説!それぞれの特徴とメリット・デメリット
デメリット3:過去問演習の時間を確保できない
受験生にとっての冬期講習のデメリットは、過去問演習の時間を十分に確保できない場合があることです。
塾の授業や宿題に時間が取られてしまい、過去問演習に取り組む時間が削られてしまう場合があるからです。
一方で、冬期講習中は、授業も宿題も過去問演習中心に取り組む方針になっている塾も多いです。
塾の方針やカリキュラム等を確認してから、冬期講習に参加すべきかどうか判断できると良いです。
冬期講習を受ける必要のない受験生のパターン
子どもの学習状況によっては、冬期講習を受ける必要がないパターンや、冬期講習を受けないほうが良いパターンもあります。
先程解説したように、塾の冬期講習にもデメリットがあるからです。
冬期講習を受ける必要のない受験生は、主に次の3つのパターンです。
冬期講習を受ける必要がないパターン
パターン1:取り組むべきことが明確になっている
冬期講習を受ける必要がない受験生は、これから取り組むべきことが明確になっている場合です。
何をするべきかがわかっていれば、あとは何が何でもやり切れば良いからです。
一方で、自分では「これをやるべき」と思っていても、実際にはそれがあまり意味のない勉強であることも多いです。
「なんとなく」や「直感」でやるべきことを決めるのではなく、客観的な情報やデータからやるべきことを決めるべきです。
そういった意味では、冬期講習に参加せずに成果を出すためには、情報収集が得意である必要があります。
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パターン2:自分の力で1日10時間以上勉強できる
冬期講習を受ける必要がない受験生は、自分だけの力で1日10時間以上勉強に取り組める場合です。
入試直前期は、圧倒的な努力と勉強量が必要になるからです。
塾の冬期講習に参加していれば、授業で約5時間、宿題で約5時間の勉強に取り組むことになるので、自然と1日10時間以上勉強に取り組むことになります。
そのようなライバルたちに、努力量で負けていては志望校合格は難しいです。
一方で、塾で指示された内容を受け身で取り組んでいては、学習効率が低いです。
自分でやるべきことを決めて、目的を持って勉強に取り組めると、効果的に学力を伸ばしていくことができます。
パターン3:勉強する環境が整っている
冬期講習を受ける必要がない受験生は、勉強する環境が整っている場合です。
塾に行かなければ、自習室を利用できないからです。
塾の自習室は勉強しやすい環境であるだけでなく、勉強のモチベーションアップにも役立ちます。
塾の自習室に行くと、勉強を頑張っている仲間たちの姿も見えるからです。
自習室を利用したいがために塾に通う受験生も多いです。
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受験生が冬期講習を受けるべきか迷うポイント
本当に冬期講習を受けて意味があるのかどうか、不安に思われている方も多いです。
入試直前期は子どもも保護者の方も不安になり、このままではダメなのではないかと思ってしまうからです。
冬期講習を受けるべきかどうか迷う点について、次の3つのポイントで解説します。
冬期講習を受けるべきかどうか迷うポイント
ポイント1:このままで志望校に合格できるか不安なとき
模試の成績が思ったように伸びず、このままで本当に志望校に合格できるのかと不安に感じて、このまま塾の冬期講習に参加すべきかどう迷ってしまうことは多いです。
志望校に合格できるかどうか不安な場合は、通っている塾を信じて冬期講習に参加したほうが良いです。
成績は、入試直前期に一番伸びるからです。
勉強は、基礎基本が固まるまでは伸び悩み、基礎基本が固まるとグッと伸びていきます。
成績が伸びることを信じて、やるべきことを愚直にやり続けることが重要です。
成績が伸び悩んでいるからといって、新しいことをはじめようとする受験生も多いのですが、目的もなく新しいことに手を出しても成績は伸びません。
成績が伸びはじめる前に、入試本番を迎えてしまうからです。
不安なときこそ、愚直に努力を積み重ねることが大切です。
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ポイント2:授業よりも過去問演習に時間を使うべきではないかと思っているとき
塾の授業や宿題に追われてしまい、過去問演習に取り組む時間が確保できない場合、冬期講習に参加すべきかどうか迷ってしまうことは多いです。
子どもの学習習得度にもよりますが、過去問に取り組む時間を確保できない場合は、冬期講習を受けないことを検討すべきです。
入試直前期は、演習によるアウトプット学習に大きく時間を割くべきだからです。
入試直前期に過去問や入試予想問題を解いて、得点力を高めることは重要です。
どれだけ知識や思考力があっても、入試の傾向を把握してしっかりと対策しなければ、実力を発揮することはできません。
一方で、十分な知識や思考力が育っていない状態で、がむしゃらに過去問演習に取り組んでも意味がありません。
過去問を解いてもまだ全然解けないような状態であれば、しっかりと冬期講習の授業を受けて、実力を蓄えたほうが良いです。
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ポイント3:入試レベルの演習よりも基礎固めをすべきではないかと思っているとき
過去問や入試予想問題を解いてもほとんど理解できず、まずはしっかりと基礎固めに取り組むべきなのではないかと思って、冬期講習に参加すべきかどうか迷ってしまうことは多いです。
塾の方針やカリキュラムによりますが、過去問や入試予想問題を解いてもほとんど理解できない場合は、冬期講習を受けないことを検討すべきです。
基礎基本が固まっていない状態で、過去問や入試予想問題を解いてもあまり意味がないからです。
塾の授業や宿題のレベルが高すぎて内容を全然理解できないようであれば、冬期講習を受けずに、自分で基礎基本の復習に取り組んだほうが良いです。
一方で、過去問演習も重要です。
頑張れるようであれば、塾の冬期講習の勉強の他に、自分で基礎基本の復習に取り組めると良いです。
また、個別指導塾であれば、入試直前機でも授業で基礎基本の復習を行ってくれる場合も多いです。
困ったら、通っている塾に一度相談してみると良いです。
ピンポイントの対策に冬期講習を利用するのもおすすめ
ここまでは、「冬期講習を受けるか受けないか」の二択で考えていましたが、その中間を取るという選択肢もあります。
ピンポイントの対策に冬期講習を利用して、あとは自分で自分の勉強を進めるというパターンです。
たとえば、「数学は苦手なので、数学だけは過去問の前に基礎基本の復習をしたい」や、「基本的には自分で過去問演習に取り組み、わからないところの解説や、添削指導だけ塾を利用したい」など、ピンポイントの対策に冬期講習を利用することもできます。
一方で、入試直前期の冬期講習は、生徒の募集を行っていないことも多いです。
オンライン家庭教師やオンライ個別指導塾など、比較的自由に活用できるサービスを利用するとよいでしょう。
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まとめ
それでは、受験生にとっての冬期講習についての解説をまとめます。
結論
入試直前期の受験生は、基本的には冬期講習を受けるべきです。
一方で、子どもの学習状況や学習習慣によっては、冬期講習を受けないほうが良い場合もあります。
冬期講習を受けるメリットは、主に次の6つです。
冬期講習を受けるメリット
- 学習習慣を維持できる
- これまでの勉強の復習ができる
- 3学期の勉強の先取りができる(非受験学年)
- 入試直前の対策ができる(受験学年)
- 自習室を利用できる
- 特典やキャンペーンがある場合も多い
受験生が冬期講習に参加することのデメリットは、主に次の3つです。
受験生が冬期講習を受けるデメリット
冬期講習を受ける必要のない受験生は、主に次の3つのパターンです。
冬期講習を受ける必要がないパターン
冬期講習を受けるべきかどうか迷う点について、3つのポイントで解説しました。
冬期講習を受けるべきかどうか迷うポイント
ピンポイントの対策に冬期講習を利用して、あとは自分で自分の勉強を進めるというパターンもアリです。
今回の記事が、お子様がが志望校に合格するための、最良の選択をするための参考となればとてもうれしいです。
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