こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
受験用の時計選びに悩む保護者の方は多いです。
子どもが入試本番でできる限り力を発揮できるような時計を持たせてあげたいと、思われているのではないでしょうか。
結論
入試本番では時間配分が非常に重要です。
入試本番で力を発揮できるよう、受験にピッタリの時計を選べると良いです。
今回は、受験用の時計を選ぶときのポイントについて解説します。
また、記事の後半ではおすすめの時計を紹介します。
最後まで読んでいただき、お子様が入試本番で力を発揮できるようにするための、受験用にピッタリの時計を選ぶための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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そもそも受験に時計は必要か
受験に時計が必要な理由は、主に次の3つです。
理由1:時計が設置されてない試験会場もある
稀にではありますが、時計が設置されていない部屋で試験を受けなければならないこともあります。
試験会場に時計が設置されていないことほとんどありませんが、実際のところは会場に行ってみないことにはわかりません。
大事な入試本番を、時計無しで試験を受けることになるリスクをわざわざ負う必要はありません。
理由2:席の配置によっては時計が見づらいことがある
座席配置によっては、角度的に時計が見づらいこともあります。
照明の光の反射の角度によっては、時計の針が見づらいこともあります。
時計が遠くの壁にかかっていて見えにくいこともあります。
入試本番はいつもとは精神状態が異なりますので、ちょっと時計が見えづらいというだけでも大きな焦りやストレスになります。
理由3:手元で時間を確認できるので試験に集中しやすい
手元に時計があると、あまり視線を移動させずに時間を確認することができるため、試験問題に集中しやすいです。
受験に持っていってはダメな時計
入試本番時に机の上に置けるものには、必ず規定があります。
時計に関しても規定が設けられています。
正確な情報は各学校の入試要項や募集要項、受験票などを確認する必要がありますが、多くの入試では次のような時計は使用禁止になっています。
受験に持っていってはダメな時計
- 計算機能つきの時計
- 辞書機能つきの時計
- スマートウォッチ
- 秒針音のする時計
- 大型の時計
大学入学共通テスト(旧センター試験)の規定は次のとおりです。
時計(辞書,電卓,端末等の機能があるものや,それらの機能の有無が判別しづらいもの・秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものは不可。)
スマートウォッチ等も普及してきましたし、時計にはいろいろな機能がついているものも多いです。
ですが、上記のような時計は入試本番では使用できません。
受験用の時計は、機能面ではできる限りシンプルなものを選ぶと良いです。
受験用の時計を選ぶときのポイント
受験用の時計を選ぶポイントはたくさんありますが、主に次の8点に注目すると良いです。
受験用の時計を選ぶポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:腕時計
受験用の時計は、腕時計が良いです。
機能的にも大きさ的にも、試験で使い勝手が良いからです。
よっぽどな理由がない限りは腕時計を購入すべきです。
置き時計の方が安定しますし見やすいですが、机の上は意外と狭いので邪魔になります。
「大型の時計は不可」という規定に抵触する可能性もあります。
腕時計を机の上に置いておくというスタイルが最適です。
懐中時計でもOK
受験用の時計は懐中時計でも大丈夫です。
懐中時計を使っている人は少ないと思いますが、腕時計と同様に、試験での使い勝手が良いです。
コンパクトで小さなもののほうが良いです。
ポイント2:アナログ時計
受験用の時計は、デジタル表示の時計よりも、アナログ表示の時計をおすすめします。
アナログ表示の方が、時間配分を直感的に計算できるからです。
パッと時計を見て、正確に何時何分かを読み取らなくても、「この針の位置で大問2まで解けていれば大丈夫だ!」と、直感的に時間配分を把握することができます。
ですので、特別な理由がない限りはアナログ時計を購入するべきです。
一方で、少ないですが、デジタル表示のほうが直感的に時間配分を計算できるという子どももいます。
最後は子どもの得意・不得意で判断できると良いです。
ポイント3:シンプルなもの
受験用の時計は、機能やデザインがシンプルなものの方が良いです。
試験中は、できる限り試験問題に集中したいからです。
試験に関係のないような余計な情報は少なければ少ないほど良いです。
機能の面で言えば、試験監督に「辞書,電卓,端末等がついている」という疑いをかけられようのないシンプルなものが良いです。
ポイント4:音が出ないもの
受験用の時計は、音が出ないものが良いです。
そもそも秒針音のする時計は規定で禁止されていることが多いですが、その他の機能でも音が出ないものが良いです。
入試本番時はいつもとは精神状態が大きく異なりますので、うっかり音を鳴らしてしまうと、思った以上に動揺してしまうからです。
3時ぴったりになると音で知らせてくれるものや、アラーム機能がついている時計は避けた方が良いです。
リスクを減らすために、もともと音が出ない時計を持っていくと良いです。
ポイント5:パッと見て時間を読み取れるもの
「アナログ時計」の所でも少し書きましたが、受験用の時計はパッと見て直感的に時間がわかる時計が良いです。
できる限り試験問題に集中できるようにするためです。
そのため、次にあげるような時計は好ましくありません。
NGな時計
- 目盛りが5分おきになっていて、1分ごとの目盛りがない
- 秒針がない
- 秒針が変な所についてる
- デザイン重視になっていて文字盤が読みにくい
入試本番の時間配分は、1分、1秒が大切になることもあります。
時間を読むのにできるだけストレスがかからないようにするべきです。
ポイント6 :時間合わせが簡単なもの
受験用の時計は、時間合わせが簡単にできるものがおすすめです。
試験管の「はじめ!」の合図に時計を合わせられるようにするためです。
試験本番は、試験官が「はじめ!」と言った時刻が試験開始0分0秒です。
電波時計はありか
電波時計は自動で正確な時間に合わせてくれるので便利ですが、受験用の時計としてはあまりおすすめしません。
ほとんどの試験会場では時計はピッタリ正確に合わせられてありますので、電波時計でもほぼ問題はありませんが、それでも、試験官が「はじめ!」といった瞬間が「0分0秒」です。
柔軟に時間を合わせられるよう、手動で時間を合わせられる時計をおすすめします。
また、電波時計は時間合わせの際に針がグルグル回ることがあります。
試験中にタイミング悪くグルグル回りはじめると焦ってしまいます。
ポイント7:壊れにくいもの
受験用の時計は、壊れにくいものが良いです。
最近はすぐに壊れてしまう腕時計は少なくなりましたが、壊れにくさも考慮しておくと良いでしょう。
そのように思って、100均で売っているような超激安時計を買うと、試験中に止まってしまったり、ちょっと机から落とした時に壊れてしまったりする可能性もあります(受験本番に「落とす」のは縁起が悪いですね!)。
耐久性についても考慮できると良いです。
ポイント8:電池切れになりにくいもの
受験用の時計は、電池切れになりにくいものを選べると良いです。
可能性は低いですが、試験本番中に時計が電池切れになってしまうこともあるからです。
電池切れになってしまうと、それ以降の試験が全滅になりかねません。
本番前に電池交換をしておくなど、対策をしておくと良いです。
また、電池切れになりにくい時計を購入しておくというのも良いでしょう。
ソーラー電池がついた時計や、ゼンマイ式の時計も選択肢に入れておくと良いです。
受験用の時計を買うときのよくある質問
ここからは、受験用の時計を選ぶ時によく相談される質問にお答えしていきます。
以下の4つの質問にお答えします。
質問1:受験用の時計はいつ頃買えば良いですか?
受験用の時計は、なるべく早く用意することをおすすめします。
遅くとも入試本番の半年ほど前には買っておくと良いです。
入試本番にいつもとは異なる時計を使うのは危険です。
そのため、受験用の時計は模試でも使って、使い慣れておくようにしておくと良いです。
何度か模試で使っているうちに、
と、いろいろ試行錯誤をしながら練習することができます。
入試本番でいつもと異なることを急にやろうと思うと失敗するので、模試で練習しておくと良いです。
また、普段の受験勉強のときや過去問演習をするときにも、受験用の時計を使って時間を計るなどして使い慣れておくと良いです。
質問2:いくらくらいの値段の時計を買えば良いですか?
受験の時にしか使わないようであれば、2,000円ほどの時計を購入する方が多いです。
受験が終わったあとも長く使うことを考慮して、5,000円~30,000円の価格帯の時計を購入する方も多いです。
受験用の時計は長く付き合うことになることも多いので、良いものを買ってもよいでしょう。
受験用と割り切って買うのであれば、1,000円程度以上の価格帯であれば安心して使うことができます。
100均の時計はNG
受験用と割り切って時計を買う場合でも、100均で売っているような格安の時計は買わないほうが良いです。
最近は安い時計でも信頼できるものが多くなりましたが、人生の大きな勝負どころでわざわざ耐久性の低い格安時計を選ぶ必要はありません。
500円程度以下の時計は避けたほうが良いです。
質問3:オシャレな時計は買わないほうが良いですか?
時計のデザインはシンプルなものが良いです。
シンプルなデザインであれば、自分が気に入ったデザインの時計を購入すると良いです。
デザインが気に入っている時計を使うとハッピーですし、勉強する時のテンションも上がります。
試験のときに使いやすいシンプルなデザインであることが大前提ですが、好みのデザインの時計を選べると良いです。
質問4:予備の時計も用意したほうが良いですか?
予備の時計は必須ではありませんが、持っていったほうが安心です。
確率は低いですが、入試本番中に急に時計が壊れてしまったり、電池が切れて止まってしまったりする可能性もあります。
予備の時計を1つ持っていくと安心です。
受験用の時計おすすめ5選
ここからは受験用の時計おすすめ5選を紹介していきます。
受験用の時計おすすめ5選
CITIZEN REGUNO RS25-0033B
シンプルな文字盤にソーラー駆動。
ソーラー駆動のため、電池交換の必要はほとんどありません。
文字盤もシンプルで見やすいです。
受験の時だけ使うのであれば、十分に力を発揮してくれます。
シチズン Q&Q VS20-002
シンプルで安い。必要十分。
シンプルで余計な機能が全くついていない、受験のみで使うのであれば必要十分な時計です。
価格が安いですが、耐久性は十分です。
電池も長持ちするので、受験用にのみ使うのであれば、電池交換なしで十分に活躍してくれる時計です。
ただ、見た目に安っぽさがあるので、受験後も使うことを考えているようであればあまりおすすめしません。
セイコー SNZG09J1
自動巻きのため、手動でのゼンマイの巻き上げは不要。電池交換も不要。進学後も長く使えます。
腕の動きを利用してゼンマイが自動的に巻き上げられるので、手動でゼンマイを巻き上げる必要がありません。
機械式ですので電池も必要ありません。
シンプルなデザインで、普段使いの時計として進学先の学校へも着けていけます。
エンジェルハート Twinkle Time
中学や高校の制服にも合わせられるデザイン。
ソーラー電池なので、電池交換の必要はほとんどありません。
中学や高校の制服にも合わせられるかわいいデザインですが、文字盤はシンプルで読みやすいです。
ウィッカ KP3-619-12
派手すぎず地味すぎず、ちょうどいい。
あまりに地味だったり安っぽすぎるのはイヤ。
でも受験用だから目立ちすぎるのもイヤ。
そんな人にちょうどよいデザインの時計です。
文字盤はシンプルで読みやすいです。
ソーラー駆動なので、電池交換の必要はほとんどありません。
まとめ
それでは、受験用の時計を選ぶときのポイントについての解説をまとめます。
結論
入試本番では時間配分が非常に重要です。
入試本番で力を発揮できるよう、受験にピッタリの時計を選べると良いです。
受験に時計が必要な理由は、主に次の3つです。
受験に時計が必要な理由
- 時計が設置されてない試験会場もある
- 席の配置によっては時計が見づらいことがある
- 手元で時間を確認できるので試験に集中しやすい
正確な情報は各学校の入試要項や募集要項、受験票などを確認する必要がありますが、多くの入試では次のような時計は使用禁止になっています。
受験に持っていってはダメな時計
- 計算機能つきの時計
- 辞書機能つきの時計
- スマートウォッチ
- 秒針音のする時計
- 大型の時計
受験用の時計を選ぶポイントはたくさんありますが、主に次の8点を考慮すると良いです。
受験用の時計を選ぶポイント
- 腕時計
- アナログ時計
- シンプルなもの
- 音が出ないもの
- パッと見て時間を読み取れるもの
- 時間合わせが簡単なもの
- 壊れにくいもの
- 電池切れになりにくいもの
受験用の時計を選ぶ時によく相談される質問にお答えしました。
受験用の時計おすすめ5選を紹介しました。
受験用の時計おすすめ5選
今回の記事が、受験用にピッタリの時計を選んで、お子様が入試本番で力を発揮するための参考となればとてもうれしいです。