高校生

【元塾教室長が解説】大学受験の第一志望校は諦めるな!最後まで戦うべき5つの理由

諦めない

こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

 

うちの子はもう受験直前なのに、模試の第一志望校の判定がE判定です。志望校を変更すべきでしょうか。

うちの子は勉強しても勉強しても成績が上がりません。第一志望校を変更すべきでしょうか。

 

子どもの成績がなかなか伸びず、第一志望の大学を変更させたほうが良いのではないかと悩まれている保護者の方は多いと思います。

直前の模試でもE判定だと、不安や焦りが募ってくると思います。

結論

第一志望校は諦めるな!

 

今回は、大学の第一志望校は最後まで諦めるべきではないというお話を、その理由と共に解説します。

しかし、夢を追うだけでは解決できないこともあります。

記事の後半では、現実的な対処法も解説します。

私は以前、塾講師の仕事をしていました。

集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。

かれこれ20年以上、塾業界で働きました。

これまでの経験を基にお話します。

最後まで読んでいただき、お子様の受験を成功させるための参考としていただければとてもうれしいです。

第一志望校を諦めるべきではない5つの理由

挑戦

さっそく、私が「大学の第一志望校は諦めるべきではない」と考える5つの理由を書きます。

志望校を諦めるべきではない5つの理由

  • 不安になるのは当たり前
  • 成績は直前期が一番伸びる
  • 目標を下げれば成績も伸び悩む
  • 大学入試は一発勝負ではない
  • 本気でやり切れば後悔はしない

 

一つ一つ解説します。

理由1 不安になるのは当たり前

不安

入試本番が近づくに連れて、本人も保護者も不安になってきます。

どんなに成績が良くても、既にA判定が出ていても、必ず不安になります。

特に、勉強を頑張っている子どもは不安を感じやすいです。

努力をしているからこそ、結果を見るのが怖いのです。

努力をしていなければ、結果にはそれほど興味はありません。

入試直前期は、その不安と上手に付き合っていくことも大切です。

>>【元塾教室長が解説】受験勉強で焦りを感じている子どもにしてあげられること

大学受験は高校受験とは異なる

プラスマイナス

これまでに高校受験しか経験していないご家庭は、現状の模試の成績のあまりの悪さに驚いているかもしれません。

大学受験は高校受験とは大きく異なります。

 

保護者
高校受験のときは夏休みから受験勉強をはじめて、それから成績が伸びていったのに・・・

 

保護者
高校受験のときは志望校判定が少しずつ上っていったのに、こんな直前期になってもE判定しか出ないなんて・・・

 

高校受験のときの感覚を、大学受験に当てはめるべきではありません

 

勉強内容が難しい

難しい

高校に入ると、勉強する内容がグッと難しくなります。

そのうえ、学習しなければならない量もグッと増えます。

それらの基礎がある程度定着するまでは、模試で100点満点中の10点や20点を取ってくることはザラです。

「学校の授業をちゃんと受けていれば50点くらいは取れる」という試験ではありません。

点数が上がりはじめるまでには、かなりの時間がかかります

その代わり、基礎の内容がしっかりと定着してくると、点数がぐんぐん伸びはじめます。

 

不合格のほうが多い試験

バランス

2022年度の国公立大学の志願倍率は4.3倍でした。

40人受験したら、合格するのは約9人です。

他の約31人は不合格です。

2022年の早稲田大学商学部の一般選抜の倍率は9.3倍でした。

40人受験したら、合格するのは約4人です。

他の36人は不合格です。

不合格になる人のほうが多い試験を受けに行くのです

不安になるのは当然です。

 

第一志望校は挑戦校

挑戦

第一志望校ということは、挑戦校として受験しにいくことになります。

不合格になる人のほうが多い試験を、背伸びをして挑戦することになります。

そのため、受験をするほぼ全ての人たちが、「不合格になるかもしれない!」と思って受けに行くことになります。

そういうものです。

「現状で成績が万全!」という状況で受けに行くのは、滑り止めとして受けに行く人たちだけです。

ちょっとやそっと成績が足りないだけで、第一志望校を諦める理由にはなりません

理由2 成績は直前期が一番伸びる

成績の伸び

先程も少し解説しましたが、基礎が全体的に定着してくるまでは、模試の点数は低空飛行を続けます。

基礎がある程度固まってくると点数が伸びはじめ、そこから伸びるペースが上がっていきます。

高校生
どんなにどんなに勉強しても点数が激低でつらい!!

 

このような時期を、誰しもが経験するのです。

それでも諦めずに第一志望校を目指して努力をした人だけが、合格の切符を手に入れることになります

ずっとE判定でも諦めない!

判定

高3の12月の模試までずっとE判定だった学校に合格した生徒は何人もいました。

E判定からの逆転合格は少なくありません。

受ける模試にもよるのですが、ほとんどの模試では「E判定は合格可能性20%以下」としています。

E判定でも、D判定に近いE判定もあれば、D判定からは程遠いE判定もあります。

ですので、一概には言えないのですが、E判定でも合格可能性が最大20%近くあるということです。

不合格になる人のほうが多い試験を受けに行くのです。

20%という数字は、それほど絶望する数字ではないはずです。

理由3 目標を下げれば成績も伸び悩む

伸び悩み

目標を下げた瞬間から視座が下がります

本人は今まで通りの努力を続けている気でも、心のどこかで「がむしゃらな努力をしなくても合格できるだろう」という思いが生まれ、努力にブレーキがかかります。

見る間に努力量が減り、成績が伸び悩みます。

直前期に伸びるはずだった成績も伸び悩みます。

成績が下がっていくこともよくあります。

必要な努力を続けるためにも、第一志望校を諦めるべきではありません

理由4 大学入試は一発勝負ではない

一発勝負

保護者
そうは言っても、無謀な挑戦をして不合格になってしまっては大変です!

 

理想は理想です。

第一志望校は諦めるべきではありませんが、目の前の現実もしっかりと見なければ、受験全体が失敗となってしまいます

確かに国公立の大学入試はほぼ一発勝負です。

前期試験、中期試験、後期試験と、学校によっては最大で3回チャンスがありますが、募集定員や倍率のことを考えれば、実質前期試験一発勝負と考えていたほうが良いでしょう。

しかし、大学受験全体を見れば、一発勝負の試験とは言えません

私立大学で複数校受験

選択肢

魅力的な大学はたくさんあります。

そして、私立大学は試験の日程が被らなければ、複数校を受験することができます。

もし仮に第一志望校が不合格になってしまったとしても、第一志望校と同じくらい魅力的な大学に合格することができれば、大学受験全体としては成功したと言えます

そもそも、不合格になる人のほうが多い試験です。

「夢の第一志望校に合格して大学受験は大成功!」と、なる人のほうが少数派なのです。

しっかりと出願プランを練って、魅力的に感じる大学に1つでも合格できれば、「大学入試は成功」と言えるでしょう。

>>【安心!】大学の出願校選びで失敗しないための6つのポイント

大学リサーチは慎重に

調査

第一志望校以外の受験校を、偏差値で決めるのは構いません。

ただし、受験する学校については必ずしっかりとリサーチを行い、本当に行きたい学校かどうかを見極めてから受験すべきです。

そうでなければ、もし仮にその大学に通うことになった際に、「第一志望校が不合格だったから仕方なく通う大学」という意識で通うことになってしまいます。

そうなれば、本人の中で「大学入試は失敗した。」という気持ちが強くなってしまいます。

しかし、第一志望校以外の学校についてもちゃんと「魅力的だから通ってみたい!」と思って受験すれば、たとえ第二志望や第三志望の大学に通うことになったとしても、「第一志望校には届かなかったけど、大学入試は成功だった。」と思えます。

ですので、受験の直前期ではなく、早い時期からいろいろな学校のリサーチを行っておくことは非常に大切なことです。

とはいえ、国公立の出願校はシビアな問題

シビア

私立大学は複数校の受験が可能ですが、国公立大学については実質一発勝負です。

これはシビアな問題です。

このシビアな問題の現実的な解決方法は、「共通テストの自己採点の結果で最終決定をする」です。

共通テストを受験する前から、「共通テスト本番で〇〇○点以上取れたら□□大学に出願、〇〇○点未満だったら△△大学に出願する。」と決めておきましょう。

 

配点は考える

配点

大学によって、共通テストと個別試験の配点バランスが異なります。

共通テストの配点が高い大学を受験する場合は、共通テストの自己採点の結果はシビアに受け止めるべきです。

共通テストの配点が低い大学を受験する場合は、共通テストの自己採点はやや楽観的に受け止め、二次試験での逆転を目指すべきです。

いずれいしても、共通テストから国公立大学の前期試験までは1ヶ月以上あります。

これは、受験の天王山と言われる夏休みとほぼ同じ期間です。

直前期が一番成績が伸びることを考えて、やや挑戦的に出願校を決定することをおすすめします

 

大学リサーチはしっかりと!

検索

国公立大学こそ、当初からの第一志望校ばかりに注目してしまいがちですが、受験する可能性がある学校についてはしっかりとリサーチしておくべきです。

理由は、先程私立大学のところで解説した通りです。

大学入試の成否は、大学リサーチからはじまっていると言っても過言ではありません

理由5 本気でやり切れば後悔はしない

本気

後悔するかどうかは、第一志望校に合格したかどうかよりも、受験勉強を本気でやり切ったかどうかにかかっています。

残念ながら第一志望校に不合格になってしまったとしても、しっかりと大学リサーチを行って、本気で受験勉強勉強をやり切って、魅力を感じる大学に進学すれば後悔はしません。

見事第一志望校に合格したとしても、なんとなく偏差値的に行けそうな大学を受験して、受験勉強の頑張りがそれなりだった場合は後悔することが多いです。

18歳、大学入試を通して子どもたちは大きく成長します。

人間として大きく成長するためにも、第一志望校を諦めるべきではありません

もちろん例外はある

例外

ここまで、第一志望校を諦めるべきではないというお話をしてきましたが、当然例外はあります。

続けては、例外を2つ紹介します。

具体的には次の2点になります。

2つの例外

  • 偏差値のギャップが途方もない
  • 超絶苦手科目がある

 

一つひとつ解説します。

例外1 偏差値のギャップが途方もない

ギャップ

目標の偏差値までにある程度のギャップがあったとしても、第一志望校を諦めるべきではありません。

ですが、入試直前期に偏差値が30台の状態で、東京大学に挑戦するのはさすがに無謀です。

偏差値のギャップが途方もない場合は、志望校を考え直すべきです。

ここで、具体的な目安となる数字を提示したいところなのですが、それは個々の状況によるので難しいです。

たとえば、高校3年生の12月の模試で、目標偏差値とのギャップが5~10であれば、確率は低いですが、逆転合格を十分に狙えます。

 

早期であればいくらでも挽回できる

逆転

高校生
今、高校1年生で、偏差値30台の高校に通っています。今から頑張れば、東大に合格できますか?

 

今までは全然勉強をしてこなかったけれでも、何かのきっかけで、「東大に行きたい!」「慶應に行きたい!」「ハーバード大に行きたい!」と、本気で考えはじめる高校生もいます。

そのタイミングが高校3年生であれば、現役での合格は諦めるしかありません。

ですが、高校1年生や高校2年生のタイミングであれば、勇気を持って挑戦すべきです。

実際に私の生徒の中にも、偏差値40台の高校から国立大学や早慶に合格した生徒がいます。

偏差値30台から東大に合格した生徒がいなかったのは、おそらく私の力不足です。

受験勉強の早期スタートというものは、大きな可能性を秘めているものです。

>>大学入試の勉強はいつから?高校入試はヌルゲー。意識を変えなければ失敗する!

 

地頭の良さよりも努力量

努力

保護者
でも、逆転合格をした子どもたちって、いままで勉強をしていなかっただけで、じつは地頭が良かっただけなんじゃないですか?

 

逆転合格の話題となると、必ず出てくるのが「地頭が良かっただけ」という意見です。

たしかに、ちょっと勉強をしただけでグングン成績を伸ばしてしまう例外的な子どもたちもいます。

しかし、私が見てきた中では、例外的ではない子どもたちの逆転合格のほうが遥かに多かったです。

天才的な子どもと出会う確率が、そもそも少ないですからね。

大丈夫です。

地頭の良し悪しは、難関大学に合格できるかどうかという尺度では、努力量でいくらでもカバーできます。

>>勉強は地頭なのか。地頭の良さは才能ではなく努力である

 

夢と目標は異なる

目標

高校生
とりあえず、早慶かMARCHに行きたいです!

 

高校生
慶應義塾大学に行って、卒業後は会社を立ち上げて経営者になりたいです!

 

高校生ともなれば、夢は見るだけのものではなく、本当に実現することができるものとなります

しかし、多くの高校生は軽い気持ちで大きな夢を語り、実際には行動を起こすことができません。

実現へのハードルの高さがわかっていないか、本気で達成したいとは思っていないかのどちらかです。

「東大に行きたい!」と思っているだけでは東大に合格することはできません。

本気で勉強に取り組むから東大に合格することができます。

ただの「夢」だったものを、早期に具体的な「目標」とすることが、逆転合格のための鍵となります

>>将来の夢がない!子どもの将来を考える際に大切なこと

>>将来の夢がない子どもに見てほしい動画5選【保護者の方にも見てほしい】

例外2 超絶苦手科目がある

苦手教科

入試というシステムは、得意を伸ばすよりも、苦手を潰したほうが有利になるようにできています

既に80点取れている教科を伸ばしても、あと20点しか伸ばせません。

しかし、まだ30点しか取れていない教科は伸びしろが大きいです。

特に、受験科目数の多い国公立大学の入試では、いかにオールマイティーにこなせるかが重要になってきます。

そのため、極端に苦手な科目がある場合は、その科目が受験に必要ない学校を受験するという選択肢も考えるべきです。

 

苦手で勝負する必要はない

苦手

私は、子どもたちには得意なことで勝負してほしいと思っています。

社会に出れば、苦手が少ないオールマイティー型よりも、絶対的な得意がある一点集中型のほうが活躍の場が多いからです。

苦手を克服することも大切ですが、人によっては努力量に対して結果が伴わない分野もあります。

受験の教科でいうと、特に現代文や数学は得意不得意に依存する部分が大きいと感じます。

2年や3年では状況をひっくり返せない場合も多いです。

努力せずに諦めてしまうのは問題外ですが、精一杯努力しても一向に成績が伸びないようであれば、その科目が必要ない大学を受験することを考えるべきです。

 

普通の苦手なら諦めないでほしい

チャレンジ

国公立大学は受験科目数が多いので、1つや2つ苦手科目があっても大丈夫です。

苦手科目でもある程度得点できるまでは頑張って、得意科目でしっかりと得点できれば十分に戦えるからです。

「どんなに努力しても、定期テストでいつも赤点前後。」ということでなければ、第一志望校を諦める理由にはなりません

保険は必要

保険

大学受験は最後まで第一志望校を諦めるべきではありません。

ですが、現実的な保険は絶対に必要です。

先程も解説しましたが、以下の3つは保険として考慮しておくべきです。

保険として考慮すべきこと

  • 出願プランをしっかりと練る
  • 受験する大学のリサーチはしっかりと
  • 最後は共通テストの自己採点で決める

 

まとめ

それでは、大学の第一志望校は最後まで諦めるべきではないというお話をまとめます。

結論

第一志望校は諦めるな!

 

第一志望校を諦めるべきではない理由

  • 不安になるのは当たり前
  • 成績は直前期が一番伸びる
  • 目標を下げれば成績も伸び悩む
  • 大学入試は一発勝負ではない
  • 本気でやり切れば後悔はしない

 

最後まで諦めずに第一志望校にこだわることで成績が伸び、人間的にも大きく成長します。

ですが、もちろん例外もあります。

2つの例外

  • 偏差値のギャップが途方もない
  • 超絶苦手科目がある

 

理想を追い続けることは大切ですが、現実的なリスクマネージメントも必要です。

保険として考慮すべきこと

  • 出願プランをしっかりと練る
  • 受験する大学のリサーチはしっかりと
  • 最後は共通テストの自己採点で決める

 

今回の記事が、お子様が最後まで第一志望校を諦めずに戦い、大学受験を成功させるための参考となればとても嬉しいです。

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