こんにちは。エデュサポです。
大学受験対策は予備校や塾もいいけど、通信教育教材やタブレット教材はどうなんだろう
高校生の子どもにディアロオンラインを考えているが、実際のところどうなんだろう
と、考えられている保護者の方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は高校生へのディアロオンライン(Dialo online)のおすすめの活用法等を紹介します。
今回お話する内容は次の4点です。
ディアロオンラインについての4点
- ディアロオンラインのおすすめの活用法
- ディアロオンラインの料金
- ディアロオンラインの勉強に取り組ませるための工夫
- ディアロオンラインのメリット・デメリットまとめ
私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。
これまでの経験を基に解説します。高校生のお子様に、ディアロオンラインを活用すべきかどうかの判断の参考としていただけたらとても嬉しいです。
ディアロオンラインのおすすめの活用法
ディアロオンラインのコンテンツ
ディアロオンラインは、映像授業と、オンラインでの個別指導をかけ合わせた、通信教育と個別指導のハイブリッド型のサービスです。
ディアロオンラインには、2つの本科コース(メインのコース)と、2つのオプションコースがあります。
本科コースは次の2つのコースから選択できます。
本科コース
- 本科「合格指導」
- 本科「1:1対話式トレーニング@online」
本科「合格指導」では、合格トレーナーによる学習進捗管理と進路指導を週に1回受けながら、Z会の映像授業を受講していきます。
本科「1:1対話式トレーニング@online」では、Z会の映像授業を受講してインプット学習を行い、1:1の対話式トレーニング(個別指導)を通してアウトプットのトレーニングを行います。
1:1対話式トレーニングは、映像授業で学習した内容を自分の言葉で講師に向かって説明するという面白いスタイルです。
オプションコースには次の2つのコースがあります。
オプションコース
- 本科オプション「atama+@online」
- 専科「選抜対策ゼミ」
「atama+@online」は、AIを活用した効率的な演習に取り組めるコースです。本科の講座に追加することができます。
「選抜対策ゼミ」は、学校推薦型入試(旧推薦入試)や、総合型選抜(旧AO入試)の対策を行うコースです。志望理由書対策や面接対策を行います。「選抜対策ゼミ」のみでも申込みができます。
それでは、ここからは学力層ごとにZ会のおすすめの活用法を紹介します。
学力層は次の3つに分けて解説します。
3つの学力層
- 難関・上位国公立大学や、早慶上理・GMARCH・関関同立以上を目指す子ども
- 地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指す子ども
- 学校の定期テストで平均点を目指す子ども
難関・上位国公立大学や、早慶上理・GMARCH・関関同立以上を目指す子ども
難関・上位国公立大学や、早慶上理・GMARCH・関関同立以上を目指すようであれば、入試に必要な科目をディアロオンラインでやり込むことをおすすめします。
志望校の目安としては、偏差値60以上です。
国公立大学志望なら
特に、記述や論述で高度な力が問われる国公立大学の2次試験対策としては、「1:1対話式トレーニング@online」がおすすめです。
知識をインプットするだけでなく、相手に伝わるようにアウトプットするトレーニングを日常的に行えるのは、非常に魅力的です。
予算次第とはなりますが、国公立の2次試験に必要な科目は「1:1対話式トレーニング@online」、共通テストのみで必要な科目は「合格指導」のコースにすると良いでしょう。
可能であれば、「atama+@online」のオプションはつけた方が良いです。授業を受けるだけでは絶対に学力は上がらないからです。基礎演習は絶対に必要です。
私立大学志望なら
私立大学の対策であれば、基本的には「合格指導」のコースがおすすめです。
志望校の過去問を確認して、記述問題がある科目だけ「1:1対話式トレーニング@online」のコースにするのが良いでしょう。
私立大学の対策についても、可能であれば「atama+@online」のオプションはつけた方が良いです。
費用がネック
ただ、「1:1対話式トレーニング@online」と「atama+@online」をセットにしてしまうと、1科目1ヵ月あたりの費用が44,000円と高額になってしまうのがネックです。
予算に応じて、ディアロオンラインで勉強する科目と、他社の通信教育教材で勉強する科目に分けて活用するのが現実的です。
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映像×個別【大学受験ディアロオンライン】
地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指す子ども
地方国公立大学や日東駒専・産近甲龍を目指すようであれば、メインの勉強としてディアロオンラインを利用することをおすすめします。
志望校の目安としては、偏差値45~60くらいです。
よっぽどこだわりがないかぎり、「合格指導」のコースをおすすめします。このあたりの偏差値帯の大学であれば、入試で高度な記述や論述の力が求められることはないからです。
可能であれば、「atama+@online」のオプションはつけた方が良いです。
「合格指導」のコースと「atama+@online」のオプションを組み合わせれば、週に1回合格トレーナーによる学習進捗管理と進路指導を受けながら、Z会の映像授業を受講し、効率的な基礎演習までをこなすことができます。
使いこなすことができれば、入試で問われる学力を確実に身につけることができます。
ただ、「合格指導」と「atama+@online」を組み合わせると、1教科1ヵ月あたりの費用が30,850円と高額になります。
この金額であれば、予備校に通うという選択肢も考慮に入れることになるでしょう。
「どうしてもオンラインで学びたい」、「予備校が近くにない」などの理由がなければ、ディアロオンラインを選ぶメリットはあまりなさそうです。
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学校の定期テストで平均点を目指す子ども
通っている高校にもよりますが、いわゆる普通の公立高校の学校の定期テストで平均点を目指すようであれば、選択肢の一つとしてディアロオンラインを検討してみることをおすすめします。
勉強の苦手を克服するという用途であれば、他の通信教育教材とあまり変わらないわりには料金が割高です。
唯一、「合格指導」のコースを選ぶと、「週に1回合格トレーナーによる学習進捗管理と進路指導を受けられる」ことが大きな魅力です。
勉強が苦手な子どもは、自力で学習進捗管理ができないことが多いので、この部分をトレーナーにサポートしてもらえるメリットは大きいです。
「atama+@online」を活用すれば、AIが判断した、子ども一人ひとりに合わせた演習に取り組むことができます。苦手克服に活用できるのですが、他社通信教育教材でも似たようなサービスを安価で提供しています。
予備校が近くになく、トレーナーに学習進捗管理をお願いしたいということでなければ、ディアロオンラインを選ぶメリットは少ないです。
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ディアロオンラインの料金
料金に関しては、2022年2月時点でのものになります。すべて税込み価格です。
本科受講料
コース | 受講料 1科目/月 |
科目追加 1科目増える毎/月 |
合格指導 | 8,580円/月 | +7,700円/月 |
1:1対話式トレーニング @online |
22,000円/月 | +22,000円/月 |
atama+ @online |
22,000円/月 | +22,000円/月 |
専科「選抜対策ゼミ」受講料
コース | 受講料 |
セット料金 |
志望理由書対策編 (全4回×1コマ40分) |
13,200円 | 22,000円 |
面接対策編 (全4回×1コマ40分) |
13,200円 |
入会金
0円
初回登録料
3,300円(入会時のみ)
システム費
1,100円/月
タブレット料金
パソコンやタブレット、スマートフォンは、各自で用意する必要があります。
料金詳細
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ディアロオンラインの料金について
ディアロオンラインの料金は、通信教育教材としては割高です。オンライン個別指導塾としてはやや割高です。
ただ、科目毎に活用方法を細かく設定できるので、必要な科目の必要なサービスだけを選ぶことができます。
科目やサービスを増やしていくと、予備校に通うよりも費用が高くなってしまいます。他社サービスと組み合わせて、予算内でコースを選ぶと良いでしょう。
初回登録料やシステム費等、少額ですが見落としがちな費用があるので注意してください。
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ディアロオンラインの勉強に取り組ませるための工夫
通信教育教材やタブレット教材の最大のデメリットは、子どもに勉強に取り組ませ続けることが難しいことです。そのため、各社は様々な工夫をしています。
ディアロオンラインの工夫
- 合格トレーナーによる学習進捗管理
合格トレーナーによる学習進捗管理
週1回、1回20分、しっかりと時間を取って、オンラインでコーチングを受けることができます。
学習の進捗管理、進路指導、課題のチェック、現状の課題と対策など、勉強を進めるうえで必要なアドバイスはほとんど受けることができます。
この「合格トレーナーによるコーチング」は、他社通信教育のサービスにはない大きな強みです。
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ディアロオンラインのメリット・デメリットまとめ
ディアロオンラインのメリット
- 合格トレーナーによるコーチング
- 1:1の対話式トレーニング
- AIを活用した効率的な学習ができる
ディアロオンラインのデメリット
- 通信教育教材としては料金が高い
- サービスを増やすと予備校に通うよりも費用が高い
- 知名度が低い
私が思うディアロオンラインのおすすめの活用法は、「合格トレーナーによるコーチングを活用しながら、1:1の対話式トレーニングで論述の力を鍛えて難関大学の合格を目指す」という使い方です。
合格トレーナーの存在は、どの学力層の子どもにとっても非常に心強いです。
勉強といえば「わかりやすさ」「質問対応」に注目しがちですが、実は「学習進捗の管理」の方が遥かに重要です。ここにしっかりと時間を割いてもらえるのは大きなメリットです。
そして、1:1の対話式トレーニング形式の授業はとても魅力的です。
映像授業というインプットに強い授業形式と、対話式の個別指導というアウトプットに強い授業形式を上手く使い分けています。
特に、記述や論述で高度な力が要求される難関国公立大学や医学部を目指す子どもにはおすすめです。
一方で、サービスを充実させようと思うと費用が高くなってしまうことが大きなデメリットです。
予算と相談の上、安価な他社サービスと組み合わせて、必要なサービスを選んで受講することをおすすめします。
もう一つ、知名度が低いこともデメリットです。私も口コミを探しましたが、見つかりませんでした。
受講を決める前に、まずは無料相談に申込むのが良いでしょう。
難関国公立大学合格を目指して、ディアロオンラインを検討してみてはいかがでしょうか。