こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
大学受験に向けての英語の勉強について悩む高校生は多いです。
保護者の方としても、どのように対策させれば志望校合格につながるのかと、疑問に思われているのではないでしょうか。
結論
大学受験で英語は最重要科目のひとつですが、保護者の方が細かな勉強まで管理する必要はありません。
必要なのは「何を・どの順で・いつまでに仕上げ、どこを家庭で支え、どこを外部に任せるか」という全体像です。
今回は、保護者の方向けに、大学受験の英語勉強法について解説します。
最後までお読みになり、お子様が戦略的に英語の勉強に取り組み、志望校に合格できるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
なぜ英語が大学受験の合否を分けるのか
なぜ英語が大学受験の合否を分けるのか
理由1:ほとんどの学部で英語は必須・配点も大きい
大学受験において英語が重要なのは、英語がほとんどの大学・学部の試験で必須の教科となっており、配点も大きい場合が多いからです。
英語を使わずに済む条件で絞って志望校を選ぶと、選択肢はかなり狭まってしまいます。
文系・理解を問わず、志望校の選択肢を広く持てるようにするためにも、英語の勉強にしっかりと取り組むべきです。
理由2:英語は積み上げ型|早くはじめるほど有利になる
大学受験において英語が重要なのは、英語が積み上げ式の教科だからです。
英語は過去の学習内容を土台として、その上に新しい学習内容を積み上げていく必要があるため、試験直前期に詰め込もうとしても効果がありません。
逆に、早期から英語の対策に本気で取り組み、英語の力を積み上げておくことができると有利になります。
英語は、「いつから本気で向き合うか」がそのまま合否につながる教科です。
大学受験英語の全体像|4つの土台とやるべき順番
大学受験英語の全体像
単語・文法・英文解釈・長文読解の関係
大学受験の英語は、大きく「英単語」「英文法」「英文解釈」「長文読解」という4つの土台で組み立てられています。
取り組む順序は「英単語→英文法→英文解釈→長文読解」の順番です。
英単語の知識が曖昧だと英文法の勉強に取り組めませんし、英文法の理解が曖昧なら一文を正確に読むことができません。
さらに、一文を正確に読むことができなければ、長文を正しく読み取ることはできません。
「完璧にしてから次」ではなく並行して積む
大学受験の英語は、基礎から順に取り組んでいくことが重要にはなりますが、「一つを完璧にしてから次へ」と、ひとつずつ完璧に仕上げていく必要はありません。
ひとつがある程度進んだら、複数を並行して取り組んでいくのが現実的です。
一つひとつを完璧にしながら進めていくと時間が足りなくなってしまうということもありますが、英語は一つひとつの分野が切れているのではなく、すべての分野が継ぎ目なくつながっている点も重要な視点です。
英語学習を分野で区切るのではなく、グラデーションのようになっていると考え、複数の分野を並行して積み上げていくと良いです。
英単語や英文法の具体的な勉強については別の記事でも詳しく解説しています。
ぜひそちらも参考にしてください。
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大学受験の英単語はどう進める?必要な量と戦略・タイミングを解説
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大学受験の英文法の勉強法とは?土台を固める進め方を解説
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いつ何をやるか|受験本番までの時間の使い方
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高1〜高2|土台づくりの時期
高1~高2の時期は、英語は「英単語」と「英文法」の土台づくりを進める時期です。
難しいことをできるようにすることよりも、苦手を徹底的に潰し、抜けや漏れなく定着させていくことが重要です。
難関大学合格を目指すようであれば先取り学習も重要な要素になりますが、苦手を残さずに土台を積み上げていくことが優先です。
定期テストレベルでは毎回高得点を取れるよう、基礎固めに取り組んでいくべきです。
▼あわせて読みたい
>>高校英語の先取りは難関大学合格に必須!勉強法9つのポイントとおすすめの参考書
高3前半(〜夏)|基礎を仕上げ「正確に読める」へ
高3の前半は、基礎基本の学習を仕上げ、英文解釈で「一文一文を正確に読める」状態へ持っていく時期です。
英文法学習を一通り終えた後に、すぐに長文読解演習に取り組む高校生は多いのですが、英文解釈の勉強を飛ばしてしまうとあとで苦労します。
一文を正確に読み取れなければ、文章全体の意味を正確に読み取ることはできないからです。
英文解釈中心の勉強からはじめ、少しずつ長文読解演習の量を増やしていくと効果的です。
高3後半(夏〜)・直前期|演習で「解ける」へ
高3の後半からは、共通テストや志望校の過去問を中心に取り組み、「時間内に解ける」状態へ仕上げていく時期です。
これまでに取り組んだ勉強の復習に取り組んで、基礎基本の振り返りを行いつつ、入試レベルの演習問題を繰り返していくと効果的です。
入試直前期は、新しいことを広げるよりも、得点精度と時間配分を仕上げるのに集中する時期です。
力を保つための勉強と、得点を伸ばすための勉強のバランスを意識することが重要です。
なお、ここで挙げた時期はあくまでも目安で、子どもの学習状況や志望校によって前後します。
現在の学習状況で具体的に何をすべきかという見極めについては、別の記事でも詳しく解説しています。
ぜひそちらも参考にしてください。
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志望校やレベルで変わること
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共通テスト中心|スピードと情報処理
共通テスト対策では、時間内に大量の英文を読み切るスピードと、複雑な情報を適切に処理していく力が必要になります。
共通テストは全問が長文読解問題ですが、複雑な構文や専門的な英単語が並ぶわけではありません。
一方で、読まなければならない英文の総語数は5,000語を超え、これを80分という限られた時間の中で読み切り、解答まで終える必要があります。
また、共通テストはリスニングの配点も大きいため、リスニング対策も重要な要素になります。
▼この表は横にスクロールできます。
| 項目 | センター試験(旧) | 共通テスト(現行) |
|---|---|---|
| 配点 (リーディング:リスニング) |
4:1 | 1:1 |
| 出題形式 (リーディング) |
発音・文法・読解が混在 | 全問が読解・資料問題 |
| 総単語数の目安 (リーディング) |
約4200語 | 約5600語 |
| 試験時間 (リーディング) |
80分 | 80分 |
共通テストの英語対策については、『共通テスト英語の対策とは?傾向と勉強法・時間配分を解説』で詳しく解説しています。
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共通テスト英語の対策とは?傾向と勉強法・時間配分を解説
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難関大・記述型|解釈の精度と記述力
難関大学では、英文解釈の精度が問われるケースが多いです。
私立の難関大学では複雑な構文の英文や難単語が出てきやすく、英文解釈の精度が特に重要になる一方、国公立大学では記述や和訳、英作文などの問題が問われやすいです。
長文読解問題では、各学部に関係するテーマの文章が出題されやすく、志望学部に関係する話題に興味を持って触れておくことも大切になります。
志望大学や志望学部別の英語については、別記事でも詳しく解説しています。
ぜひそちらも参考にしてください。
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英検・外部検定の活用|計画への組み込み
英検などの外部検定を利用する場合は、級やスコアの取得を受験戦略全体の計画に組み込んでおくことが重要です。
計画的に取り組んでいくことで、受験勉強との相乗効果を得られるからです。
英検の勉強と大学受験の勉強はつながっています。
別々の勉強と考えるのではなく、同じ道を進んでいく中で別々の試験を受けていくと考えるようにすると良いです。
大学受験における英検・外部検定利用については、『大学受験で英検は有利?外部検定の使い方と狙う級・戦略を解説』で詳しく解説しています。
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独学でどこまでできる?どこを頼るべき?
英単語や英文法といったインプット中心の技能は教材の反復で進めやすく、家庭学習と相性が良い領域です。
一方で、英作文や記述の添削、弱点の発見、そして勉強を継続するためのモチベーション管理や学習計画の管理といった部分は、予備校や塾などの力を頼ると効果的な部分です。
「全部を独学にするか、全部を外部に任せるか」の二択ではなく、「どこを独学にして、どこを外部に頼るのが良いか」というハイブリッド型の発想が重要です。
家庭でできるサポートは、学習環境づくりと継続の見守りであり、学習内容の指導まで抱え込む必要はありません。
大学受験英語の独学については、『大学受験の英語は独学できる?向いている人・難しい範囲を解説』で詳しく解説しています。
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タイプ別|家庭での支え方と頼り先の選び方
大学受験の英語学習で外部の力を利用するのであれば、次のようなものを活用することをおすすめします。
タイプ別|家庭での支え方と頼り先の選び方
伴走・受験戦略まで任せたい →予備校・塾
モチベーション管理や学習管理を講師に伴走してもらいながら、受験戦略まで任せたい場合は、塾や予備校がおすすめです。
塾・予備校では、勉強を教えてもらうだけではなく、大学受験や勉強全体を総合的にサポートしてもらうことができます。
自習室などの学習環境が整っていることも大きなメリットです。
幅広くサポートしてもらいたい場合は、塾や予備校の利用を検討すると良いです。
高校生向けの英語塾・予備校については、『高校生におすすめの英語塾9選|大学受験・英検対策まで徹底比較』で詳しく解説しています。
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高校生におすすめの英語塾9選|大学受験・英検対策まで徹底比較
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自分のペースで計画的に →通信教育・映像授業
コストを安く抑えながら自宅で計画的取り組みたい場合には、通信教育教材や映像授業がおすすめです。
通信教育であれば、現在の学年にとらわれずに、自由に英語の勉強に取り組むことができるからです。
最近の通信教育教材はAI等を活用して、効率的に演習に取り組めるものも増えてきています。
高校生向けの通信教育教材・映像授業については、『高校生におすすめの英語通信教育6選|大学受験につながる選び方を解説』で詳しく解説しています。
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大学受験の英語の勉強に関するよくある質問
ここからは、大学受験の英語の勉強に関するよくある質問にお答えしていきます。
大学受験の英語の勉強に関するよくある質問
質問1:高3からでも英語は間に合いますか?
現状の学習状況にもよりますが、間に合います。
カギは残り時間からの逆算で、単語・文法の土台を先に固め、そこから英文解釈・長文読解演習へ進む順番を守ることです。
焦って演習から入るのが最も避けたい失敗です。
▼あわせて読みたい
>>大学受験の英語で偏差値を上げるには?偏差値帯別の伸ばし方を解説
質問2:学校の授業と定期テスト対策だけで受験英語は足りますか?
土台づくりには有効ですが、それだけでは足りないことが多いです。
志望校レベルの演習・弱点補強・逆算した計画管理までは、学校の学習だけでは補いきれません。
まとめ
それでは、大学受験の英語の勉強法についての解説をまとめます。
結論
大学受験で英語は最重要科目のひとつですが、保護者の方が細かな勉強まで管理する必要はありません。
必要なのは「何を・どの順で・いつまでに仕上げ、どこを家庭で支え、どこを外部に任せるか」という全体像です。
なぜ英語が大学受験の合否を分けるのか
大学受験英語の全体像|4つの土台とやるべき順番
いつ何をやるか|受験本番までの時間の使い方
志望校やレベルで変わること
タイプ別|家庭での支え方と頼り先の選び方
大学受験の英語の勉強に関するよくある質問
今回の記事が、お子様が戦略的に英語の勉強に取り組み、志望校合格へ近づくためのきっかけになればとてもうれしいです。
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