小学生の塾費用は？学年や種類ごとの相場とお得に通うためのポイント

こんにちは。エデュサポ（@edsuppor）です。

 

 

小学生の子どもを塾に通わせようと検討されている保護者の方は多いです。

子どものために良い学習環境を用意してあげたいと思いつつも、通塾にかかる費用については心配されているのではないでしょうか。

 

今回は、小学生の塾にかかる費用について解説します。

相場や具体的なモデルケースにおける費用、安く抑えるためのポイントについて解説していきます。

最後まで読んでいただき、子どもの塾にかかる予算を考えるための参考にしていただき、お子様に合った塾を選んでいただければとてもうれしいです。

小学生の塾における年間費用の平均は？

小学生の子どもを持つ家庭が学習塾にかける年間費用の平均は、次のようになっています。

小学生の塾における年間費用の分布

平均値には、塾を利用していない家庭の数値も含まれているため、実情を反映した金額とは言えません。

平均値以外のデータも参考する必要があります。

小学生の子どもを持つ家庭が学習塾にかける年間費用の分布も参考にすると、実情が見えてきます。

出典：結果の概要-令和3年度子供の学習費調査：文部科学省

まず、そもそも塾に通っていない小学生（学習塾費が0円の家庭）も多いことがわかります。

さらに、学習塾年間費用が10万円～20万円になる家庭が多い中、年間40万円以上かける家庭もかなり多く、二極化構造になっていることもわかります。

小学生の塾費用は『指導方針』と『授業形態』で異なる

小学生の学習塾年間費用が二極化構造になっているのは、塾費用が、塾の『指導方針』と『授業形態』によって大きく異なるためです。

 

補習塾は、学校の授業の予習・復習やテスト対策中心に取り組む塾で、中学受験対策塾は、その名の通り、中学受験対策中心に取り組む塾です。

一般的には、補習塾は費用が安く、中学受験対策塾は費用が高額になることが多いです。

集団指導は、講師1人に対して多人数の生徒が一斉に授業を受ける授業形態で、個別指導は、講師1人に対して1人～5名程度の生徒が別々に授業を受ける授業形態です。

一般的には、集団指導や自立型指導の費用が安く、個別指導の費用が高くなることが多いです。

大手塾の授業料から、個別指導塾と集団指導塾の1ヶ月のだいたいの授業料の相場を比べると次の表のようになります。

授業料は大まかな目安です。

授業料は塾によっても大きく異なるので、実際に通う前に必ず塾に問い合わせて確認してください。

※参考
臨海セミナー
興学社学園グループ
国大Ｑゼミ
Ｚ会進学教室
あすなろ学院
クセジュ
臨海セレクト
明光義塾
ナビ個別指導学院
ITTO個別指導学院
個別指導塾スタンダード
個太郎塾

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小学生向け補習塾の費用相場

ここからは、小学生向けの補習塾の費用相場について解説していきます。

下の表は、小学生が補習塾で算数と国語の2教科を受講する場合の月謝相場です。

授業料は大まかな目安です。

授業料は塾によっても大きく異なるので、実際に通う前に必ず塾に問い合わせて確認してください。

補習塾は、学年が上がっても月謝がそれほど上がりません。

英語などの教科を追加すると、費用が高くなります。

小学生向け中学受験対策塾の費用相場

ここからは、小学生向けの中学受験対策塾の費用相場について解説していきます。

下の表は、小学生の中学受験対策塾の月謝相場です。

小学1年生、小学2年生は算数と国語の2教科、小学3年生～小学6年生までは算数・国語・理科・社会の4教科を受講する場合の相場を記載しています。

授業料は大まかな目安です。

授業料は塾によっても大きく異なるので、実際に通う前に必ず塾に問い合わせて確認してください。

中学受験対策塾は、学年が上がるごとに月謝も上がっていく傾向があります。

個別指導では、教科数が多いと高額になります。

4教科すべてを個別指導で対策する場合は、月謝が10万円を超えることも少なくありません。

塾の費用は月謝だけじゃない

塾の費用は月謝（授業料）以外にもかかります。

月謝だけを参考にして通いはじめると、思わぬ出費になってしまう可能性が高いです。

塾は月謝だけでなく、年間にかかる費用で検討すべきです。

 

費用1：入学金

入塾時に、入学金を支払う場合が多いです。

塾によって、「入会金」や「入塾金」と呼ばれることもあります。

10,000円～20,000円程度が相場です。

入学時期によって、入学金を無料にしたり割引いたりする塾も多いです。

特に、2月～4月の新学期、夏期講習や冬期講習などの講習期間にキャンペーンを行っている塾が多いです。

そもそも入学金を0円としている塾もあります。

費用2：教材費

教材費は、授業で使用する教材にかかる費用です。

補習塾の場合は、1教科当たり数千円程度が相場です。

中学受験対策塾の場合は、4教科で年間数万円～7万円程度かかる場合があります。

教材費が授業料に含まれている場合も多いです。

教材費は1年に1回かかる場合や、前期と後期などに分けてかかる場合があります。

費用3：模試費

塾に通うと模試や学力試験を定期的に受けるので、模試費・学力試験費が必要になります。

1回数千円程度が相場です。

補習塾の場合は1年間に1回～3回、中学受験対策塾の場合は、1年間に3回～8回程度受験します。

塾によって、模試ごとに模試費を支払う場合と、年間の模試費をまとめて支払う場合があります。

費用4：設備維持費

塾によっては、設備維持費や冷暖房費、システム利用料などが必要になる場合があります。

相場は毎月数千円程度です。

受講する教科数やコマ数に関係なく、塾生全員定額になっていることが多いです。

費用5：季節講習

多くの学習塾では、学校の長期休みの期間に季節講習を行っています。

 

季節講習は高額になることが多いです。

期間やコマ数によっても異なりますが、数万円～300,000円程度が相場です。

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季節講習は受講推奨

季節講習の扱いは塾によって大きく異なります。

受講必須の科目が設定されていたり、季節講習の参加自体を選択できたりと、塾によってルールが異なります。

たとえ季節講習に参加しないという選択ができる場合であっても、季節講習を受講することを推奨します。

塾のカリキュラムが、季節講習に参加することを前提に作られている場合が多いからです。

季節講習に参加することを前提に予算を組んでおくと良いでしょう。

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小学生向け塾のモデルケースにおける年間費用

小学生の塾の年間費用の目安を、具体的なモデルケースを用いて計算してみましょう。

コースや季節講習の内容等によって料金が異なりますので、あくまでも目安としてください。

次の4つのケースで年間費用を計算してみます。

ケース1：小学3年生補習塾の場合

小学3年生が、1年間補習塾に通った場合の年間費用の目安を計算してみましょう。

集団指導の教科は国語・算数の2教科、季節講習や模試は積極的に参加することとします。

個別指導の教科は、2教科受講（週2コマ）することとします。

※参考
塾・学習塾・進学塾なら湘南ゼミナール
学習塾なら個別指導の明光義塾

ケース2：小学6年生補習塾の場合

小学6年生が、1年間補習塾に通った場合の年間費用の目安を計算してみましょう。

集団指導の教科は英語・国語・算数の3教科、季節講習や模試は積極的に参加することとします。

個別指導の教科は、2教科受講（週2コマ）することとします。

※参考
塾・学習塾・進学塾なら湘南ゼミナール
学習塾なら個別指導の明光義塾

ケース3：小学3年生中学受験対策塾の場合

小学3年生が、1年間中学受験対策塾に通った場合の年間費用の目安を計算してみましょう。

集団指導の教科は国語・算数・理科・社会の4教科、季節講習や模試は積極的に参加することとします。

個別指導の教科は、2教科受講（週2コマ）することとします。

※参考
SAPIX小学部 | 中学受験で高い合格実績を誇る進学教室
個別指導塾・学習塾・進学塾ならTOMAS

ケース4：小学6年生中学受験対策塾の場合

小学5年生の2月～小学6年生の1月まで、中学受験対策の塾に通った場合の年間費用の目安を計算してみましょう。

集団指導の教科は国語・算数・理科・社会の4教科、季節講習や模試は積極的に参加することとします。

個別指導の教科は、4教科受講（週4コマ）することとします。

※参考
SAPIX小学部 | 中学受験で高い合格実績を誇る進学教室
個別指導塾・学習塾・進学塾ならTOMAS

塾の費用を安く抑えるためのポイント

 

 

 

小学生の塾の費用を安く抑えるためのポイントは、主に次の5つです。

ポイント1：塾に通う目的をよく考える

小学生の塾の費用を安く抑えるためには、塾に通う目的をよく考えることが大切です。

子どもに必要な教科・サービスを選択して塾を利用することができれば、必要最低限の料金だけに抑えることができるからです。

特に小学生の塾は、通う目的によって月謝が大きく異なります。

先ほども解説したとおり、学校の授業の対策をするか、中学受験の対策をするかで、年間の費用は大きく異なります。

塾に通う目的を良く考えて、子どもに必要なものを取捨選択することが大切です。

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ポイント2：通いはじめる時期を考える

小学生の塾の費用を安く抑えるためには、塾に通いはじめる時期を考えると良いです。

塾に通いはじめるタイミングが早ければ早いほど時間的なアドバンテージを得ることができますが、総費用も高くなります。

費用対効果を見極めて、最適なタイミングで塾に通いはじめることができると良いです。

小学生が塾に通いはじめるタイミングは、塾に通う目的や、子どもの学習状況によってそれぞれ異なります。

一般的には、中学受験対策塾であれば小学3年生の2月～小学5年生、補習塾であれば学校の成績が気になりはじめたタイミングで通いはじめるのが良いです。

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ポイント3：教科やコマ数を必要な分だけ受ける

小学生の塾の費用を安く抑えるためには、受講する教科やコマ数を必要最低限にすることが大切です。

月謝や年間費用を大きく左右するのは、教科数とコマ数だからです。

算数や国語の月謝が高く、英語や理科・社会の月謝が安いなど、受講する教科によっても月謝が異なる場合があります。

子どもにとって今本当に対策が必要な教科は何なのかをよく考えて、教科数やコマ数を検討してみると良いです。

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ポイント4：子どもに合った塾を選ぶ

小学生の塾で最大限の効果を得るためには、子どもに合った塾を選ぶことが重要です。

子どもと相性の良い塾を選ぶことができると、楽しく前向きに塾に通うことができ、勉強量や努力量を増やすことができるからです。

授業のわかりやすさや講師と子どもの相性も大事ですが、塾の雰囲気が子どもに合っているかどうかも重要な要素です。

教室の雰囲気は、塾によって大きく異なります。

静かで落ち着いた雰囲気の教室もあれば、元気で賑やかな教室もあります。

塾を選ぶ際は「サービスの質」だけではなく、「教室の雰囲気が子どもに合っているかどうか」も考えられると良いです。

塾を選ぶときには、必ず複数の塾の体験授業を受けて、教室の雰囲気を肌で感じて比較検討すべきです。

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学習塾比較表

※料金は地域や校舎によっても異なります。詳細は必ず公式サイトを確認してください。

 

ポイント5：オンラインやタブレット学習教材との併用も検討する

小学生の塾の費用を安く抑えるために、オンラインのサービスやタブレット学習教材との併用を検討してみるのも良いでしょう。

オンラインのサービスやタブレット学習教材は、塾に通うよりも費用が安い場合が多いからです。

たとえば、タブレット学習教材は5教科セットで月額数千円～1万円程度なので、「算数と国語は塾で、他の教科はタブレット学習教材で対策する」といったように、教科を選択して活用すると全体の費用を大きく抑えることができます。

また、オンライン家庭教師やオンライン個別指導のサービスは、比較的費用を抑えてマンツーマン授業を受けることができるので、特に対策したい教科や苦手な教科で活用できると良いです。

一方で、オンラインのサービスやタブレット学習教材には、自習室を使えない、気軽に先生に質問できないなどのデメリットもあるので、よく考えて検討する必要があります。

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まとめ

それでは、小学生の塾にかかる費用についての解説をまとめます。

 

小学生の子どもを持つ家庭が学習塾にかける年間費用の平均は、次のようになっています。

 

小学生が補習塾で算数と国語の2教科を受講する場合の月謝相場は、次のとおりです。

 

小学生の中学受験対策塾の月謝相場は、次のとおりです。

 

塾は月謝だけでなく、年間にかかる費用で検討すべきです。

 

小学生の塾の年間費用の目安を、具体的なモデルケースを用いて計算してました。

 

小学生の塾の費用を安く抑えるためのポイントは、主に次の5つです。

 

今回の記事を、子どもの塾にかかる予算を考えるための参考にしていただき、お子様に合った塾を選んでいただければとてもうれしいです。

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