こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

英検のライティング問題に苦手意識を持っている子どもは多いです。
保護者の方としては、子どもが英検2級のレベルでも英作文をしっかりと書けるのかと心配されているのではないでしょうか。
結論
英検2級のライティング問題では、抽象化して要約する力のような、準2級までの級では問われなかった力が要求されます。
普段の英語の勉強とは別に、ライティング問題を解けるようにするための対策が必要です。
今回は、英検2級のライティング問題について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が正しく英作文対策に取り組み、英検2級に合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
1対1の個別指導!
【個別教室のトライ】は、毎回同じ講師が担当する専任制!一人ひとりの理解度に合わせた授業を受けられます!
- マンツーマン指導と最先端のAIを組み合わせて、効率よく成績向上
- わずか10分で苦手を特定する最新のAIタブレット
- 120万人以上の指導経験に基づく独自の学習法
▼公式サイトで詳細をチェックする
【個別教室のトライ】
英検2級ライティングってどんな問題?
英検は毎回の出題傾向が固定されているので、大問構成や出題内容が決まっていて、対策しやすい試験です。
英検2級のライティングは2題出題され、大問4と大問5がライティング技能のセクションになっています。
出題される問題の種類も決まっていて、次の2種類の問題が出題されます。
種類1:英文要約問題
英検2級のライティング問題の大問4は、英文要約問題です。
英文を読んで、その内容を英語で要約する問題です。
英検の公式サイトには、次のような出題例が掲載されています。
問題のポイント
- 英文を読んで、その内容を英語で要約する
- 語数の目安は45語~55語
- 解答欄の外に書かれたものは採点されない
- 解答が英文の要約になっていないと0点になる
英文の和訳
学生が大学に通う場合、自宅から通う学生もいれば、アパートを借りて一人暮らしをする学生もいます。他の選択肢もあります。最近では、ルームメイトと部屋をシェアする学生もいます。
その理由は何でしょう。ルームメイトが数学や理科が得意で、宿題についてアドバイスをもらえる場合もあります。ルームメイトが海外出身で、毎日の会話を通して外国語を学べる場合もあります。
一方で、ルームメイトが夜遅くまで起きていて、テレビを見ている場合もあります。この場合は、うるさくて十分な睡眠を取ることができません。また、ルームメイトがほとんど掃除を手伝ってくれない場合もあります。結果として、部屋の掃除に多くの時間を取られてしまいます。
英文の内容も、段落の構成も、それほど難しくありません。
一方で、短く要約する必要があるので、読解力と文章力が求められます。
模範解答
この問題の模範解答は、次のようになっています。
These days, some college students share a house with roommates. By doing this, some students can get help from their roommates with various things, such as math, science, or foreign languages. However, some students have trouble with their roommates, such as trouble about sleeping time or cleaning the house.
模範解答の和訳
最近では、ルームメイトと部屋をシェアする大学生もいます。そうすることによって、数学や理科、外国語などのいろいろなことで、ルームメイトに手助けしてもらうことができます。しかしながら、睡眠時間や部屋の掃除などで、ルームメイトとトラブルになる場合もあります。
種類2:意見論述問題
英検2級のライティング問題の大問5は、意見論述問題です。
指定されたトピックについて、自分の意見とその理由を英文で書く問題です。
過去の英検では、次のような問題が出題されています。
問題のポイント
- 指定されたトピックについて、自分の意見とその理由を2つ英語で書く
- 理由を書くときは「POINTS」にある項目を参考にしても良い。参考にしなくても良い
- 語数の目安は80語~100語
- 解答欄の外に書かれたものは採点されない
- 解答がトピックの答えになっていない場合や、トピックからずれている場合は0点になる
TOPICの和訳
最近では、多くの小説が映画化しています。これから、そのような映画の数は増えると思いますか?
POINTの和訳
- イメージ
- 収入
- クオリティー(質)
英検2級では、英検準2級までのライティング問題のような身近な話題がトピックになることは少なく、やや社会的なテーマがトピックになります。
社会的なトピックについて、自分の意見とその意見を補強するための理由を書く必要があるため、社会に関する基礎知識や、やや複雑な意見を言語化する力が求められます。
模範解答
この問題の模範解答は、次のようになっています。
I think the number of such movies will increase in the future. First, from the perspective of movie companies, a certain amount of sales can be expected from such movies. If the original novel is a well-known work, fans of the novel will come to see the movie. Second, from the perspective of publishing companies, such movies might help increase the sales of the novels. These movies might lead people to learn about the original novels. For these reasons above, I think the number of such movies will increase in the future.
模範解答の和訳
そのような映画の数はこれから増えると思います。まず、映画会社の視点から、そのような映画からは、確かな額の売り上げが期待できます。もし原作が人々によく知られている作品であれば、その小説のファンが映画を見に来ます。また、出版社の視点から、そのような映画は小説の売り上げを伸ばしてくれる可能性があります。映画がきっかけで、人々に原作小説を知ってもらえます。上記のような理由から、これからそのような映画の数が増えると思います。
英検2級ライティングの書き方【英文要約問題】
英検2級のライティングの英文要約問題は、次のような流れで書くようにすると良いです。
英文要約問題の書き方
- 文章全体を読んで、文全体の段落構成を把握する
- 第1段落から、文章全体のテーマを見つけて要約する
- 第2段落の要旨をつかんで要約する
- 第3段落の要旨をつかんで要約する
先ほど紹介したサンプル問題の解答を見ながら、具体的に解説します。
These days, some college students share a house with roommates. By doing this, some students can get help from their roommates with various things, such as math, science, or foreign languages. However, some students have trouble with their roommates, such as trouble about sleeping time or cleaning the house.
解答の分析
①第1段落の要約(文全体のテーマ)
These days, some college students share a house with roommates.
(最近では、ルームメイトと部屋をシェアする大学生もいます。)
②第2段落の要約(ルームシェアのメリット)
By doing this, some students can get help from their roommates with various things, such as math, science, or foreign languages.
(そうすることによって、数学や理科、外国語などのいろいろなことで、ルームメイトに手助けしてもらうことができます。)
③第3段落の要約(ルームシェアのデメリット)
However, some students have trouble with their roommates, such as trouble about sleeping time or cleaning the house.
(しかしながら、睡眠時間や部屋の掃除などで、ルームメイトとトラブルになる場合もあります。)
段落構成を把握することが大事
英文要約問題は、いきなり作文を書きはじめるのではなく、まずは英文全体を読みながら段落構成を把握することが大切です。
各段落の役割りを把握することができれば、要約できたも同然だからです。
サンプル問題であれば、第一段落で文章全体の導入として、話題のテーマを提示しています。
そして、第2段落でルームシェアのメリットが書かれていて、第3段落でルームシェアのデメリットが書かれています。
ここまで把握できてしまえば、あとは文章を少し肉付けすればできあがりです。
要約は各段落1文ずつ
要約は、各段落1文ずつで書くと語数がちょうど良くなります。
短い文であれば、2文に分けても良いです。
逆に、要約を書かない段落はありません。
すべての段落を、1文ずつの要約文にまとめるようにします。
要旨→理由や具体例
要約は、まずは段落全体を抽象化した要旨を書き、それから理由や具体例を補足すると良いです。
先程のサンプル問題の模範解答の第2段落の要約は、「要旨→具体例」の順で書かれていました。
By doing this, some students can get help from their roommates with various things, such as math, science, or foreign languages.
(そうすることによって、いろいろなことで、ルームメイトに手助けしてもらうことができます。たとえば、数学や理科、外国語などで。)
上の英文の赤字の部分が段落の要旨、青字の部分が具体例になっています。
英文から引用する
要約は、元の英文から一部を引用したり、一部修正して引用したりできると良いです。
丸写しやただの切り抜きではダメですが、上手に引用しながら作文ができると、ゼロから英作文をする必要がなく、書きやすいです。
英検2級ライティングの書き方【意見論述問題】
英検2級ライティングの意見論述問題は、次のような流れで書くようにすると良いです。
意見論述問題の書き方
- 結論(自分の意見)を書く
- 理由を2つ書く
- 結論を再度書く
先ほど紹介した過去問の解答を見ながら、具体的に解説します。
I think the number of such movies will increase in the future. First, from the perspective of movie companies, a certain amount of sales can be expected from such movies. If the original novel is a well-known work, fans of the novel will come to see the movie. Second, from the perspective of publishing companies, such movies might help increase the sales of the novels. These movies might lead people to learn about the original novels. For these reasons above, I think the number of such movies will increase in the future.
解答の分析
①結論(自分の意見)
I think the number of such movies will increase in the future.
(そのような映画の数はこれから増えると思います。)
②1つ目の理由
First, from the perspective of movie companies, a certain amount of sales can be expected from such movies.
(まず、映画会社の視点から、そのような映画からは、確かな額の売り上げが期待できます。)
③1つ目の理由の補足
If the original novel is a well-known work, fans of the novel will come to see the movie.
(もし原作が人々によく知られている作品であれば、その小説のファンが映画を見に来ます。)
④2つ目の理由
Second, from the perspective of publishing companies, such movies might help increase the sales of the novels.
(また、出版社の視点から、そのような映画は小説の売り上げを伸ばしてくれる可能性があります。)
⑤2つ目の理由の補足
These movies might lead people to learn about the original novels.
(映画がきっかけで、人々に原作小説を知ってもらえます。)
⑥結論を再度書く
For these reasons above, I think the number of such movies will increase in the future.
(上記のような理由から、これからそのような映画の数が増えると思います。)
結論は質問文から引用する
結論の部分は、質問文から引用して書くと良いです。
「Do you think ~?」と問われるので、「I think ~.」と結論づけると良いです。
ほぼ丸写しで良いことが多いですが、必要に応じて一部を変えて引用すると良いです。
理由はそれぞれ2文~3文で書く
2つの理由については、理由を書くだけでなく、補足情報を付け加えます。
理由を詳しく書かなければ語数が足りなくなってしまいますし、説得力のある文章を書けないからです。
それぞれ2文~3文を目安に書けると良いです。
補足情報は、理由の付け加えか、具体例を書くと良いでしょう。
テンプレート化してしまうと良い
英検2級の意見論述問題は、英作文に慣れていない子どもにとっては少し難しく感じるかもしれません。
80語~100語の、かなり長い文章を書かなければならないからです。
一方で、出題される問題は毎回似通っていますので、書き方をテンプレート化してしまうと書きやすいです。
解答のテンプレート化
I think the number of such movies will increase in the future.
First, from the perspective of movie companies, a certain amount of sales can be expected from such movies. If the original novel is a well-known work, fans of the novel will come to see the movie.
Second, from the perspective of publishing companies, such movies might help increase the sales of the novels. These movies might lead people to learn about the original novels.
For these reasons above, I think the number of such movies will increase in the future.
赤字の部分はほぼテンプレート化できるので、黒字の部分だけを自分の言葉で書くと良いです。
英検2級ライティングの評価ポイント
試験で良い点数を取るためには、その試験の評価のポイントを知ることも大切です。
どのような部分が点数として評価されるのかを知ることができれば、どのような対策をすれば良いかがわかるからです。
英検2級のライティング問題では、主に次の4点が評価されます。
英検2級ライティングの評価ポイント
- 内容
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか - 構成
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか - 語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか - 文法
文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
英検2級ライティングの配点
英検2級のライティング問題は、大問4の英文要約問題が16点満点、大問5の意見論述問題が16点満点になっています。
英文要約問題の配点
▼この表は横にスクロールできます。
観点 | 配点 | 満点 |
内容 | 0点~4点 | 16点 |
構成 | 0点~4点 | |
語彙 | 0点~4点 | |
文法 | 0点~4点 |
意見論述問題の配点
▼この表は横にスクロールできます。
観点 | 配点 | 満点 |
内容 | 0点~4点 | 16点 |
構成 | 0点~4点 | |
語彙 | 0点~4点 | |
文法 | 0点~4点 |
CSEスコアは650点
英検の合否はCSEスコアで決められます。
英検2級のCSEスコアは、各技能セクションの問題数に関係なく均等に配分されます。
英検2級の場合は、各技能セクションの満点スコアはそれぞれ650点です。
▼この表は横にスクロールできます。
技能 | 満点CSEスコア (配点) |
リーディング | 650点 |
リスニング | 650点 |
ライティング | 650点 |
スピーキング | 650点 |
ライティングの技能は、英文問題と意見論述問題の点数(32点満点)がCSEスコアに変換されて合否判定されます。
英検2級ライティング対策のコツ
ここからは、英検2級のライティング問題の対策をするときのコツを解説していきます。
英検2級ライティング問題対策のコツ
コツ1:英単語・英熟語を覚える
ライティング問題を解けるようにするためには、英単語・英熟語の暗記が重要です。
英単語や英熟語を知らなければ、書きたいことを書くことができないからです。
一方で、ライティング問題ではそれほど難しい単語を使う必要はありません。
英検対策として英単語・英熟語暗記に取り組むときに、英単語を見て意味がわかるようにするだけでなく、スペルを覚える努力ができると良いです。
▼あわせて読みたい
>>【英単語 覚え方】英語学習の基本!やってはいけない暗記法と正しい勉強法を解説!
類義語のバリエーションが重要
英検2級のライティング対策としては、類義語をたくさん知っておくことが重要です。
英文要約問題では、類義語を使って言い換えができると便利だからです。
類義語を知っていると、文を抽象化したり具体化するときに便利ですし、本文の丸写しになりにくいです。
論理マーカー(ディスコースマーカー)も重要
英検2級のライティング対策としては、論理マーカー(ディスコースマーカー)をたくさん知っておくと便利です。
論理マーカー(ディスコースマーカー)についての知識は、文章を論理的に読解するときにも、論理的な文章を書くときにも、必ず必要になるからです。
論理マーカー(ディスコースマーカー)とは、「そして」や「しかし」などのつなぎ言葉のように、文章などでの論理的な流れを示す表現のことです。
論理マーカー(ディスコースマーカー)の使い方に慣れておくと、文章の読み書きが上手になります。
順接・追加の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- therefore(したがって)
- as a result(結果として)
- in conclusion(結論として)
- in addition(さらに)
- additionally(さらに)
- moreover(さらに)
- what is more(加えて)
逆説の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- however(しかし)
- yet(にも関わらず)
- although(にも関わらず)
対比の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- on the other hand(一方で)
- meanwhile(一方で)
- while(一方で)
例示の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- for example(たとえば)
- for instance(たとえば)
- such as(~のような)
コツ2:基本的な英文法の理解を深める
ライティング問題を解けるようにするためには、基本的な英文法の理解を深めることが大切です。
英文法を理解していないと、相手に伝わる文を書くことができないからです。
ライティング問題では難しい文法を使う必要はない一方で、文章を丸々自分で書く必要があるので、文法に対する深い理解が必要になります。
カッコを埋める問題を解けるようにするだけでなく、ゼロから英文を書けるようにする練習を普段からする必要があります。
▼あわせて読みたい
>>英語が苦手な中学生でも安心!文法の覚え方を徹底解説
▼あわせて読みたい
>>大学受験に英文法はいらないのか(いや、いるに決まっている)
コツ3:普段から意見交換をする習慣を身につける
ライティング問題を解けるようにするためには、普段から意見交換をする習慣を身につけられると良いです。
英検では、自分の意見を、自分の言葉で伝える力が求められるからです。
英検2級のライティング問題では、社会的な話題について自分の意見を英語で表現し、理由も添えて自分の意見に説得力を持たせる必要があります。
普段から意見交換をする習慣が身についていないと、何を書くべきか、なかなか思いつけないと思います。
英検の英作文を苦手に感じてしまっている子どもの中には、英語で文章を書く以前に、日本語でも文章を書けない子どもも多いです。
そもそも「自分の意見」や「自分の考え」を持っていないからです。
英検のライティングやスピーキングの試験では、自分の意見を自分の言葉で発信する力も求められます。
▼あわせて読みたい
>>【高校生】英作文のコツ!書き方と書けるようになるための対策
▼あわせて読みたい
>>中学生が英作文の問題を解けるようにするためのコツと8つの本質的な対策
コツ4:本やニュース記事を読む
ライティング問題を解けるようにするためには、普段から本やニュース記事を読む習慣を身につけられると良いです。
自分の意見や考えを持つためには、社会についての基礎知識が必要になるからです。
たとえば、「映画や小説などのエンターテイメント」をテーマに自分の意見を書くときも、前提として文化やビジネスについての知識が必要になります。
また、普段から本やニュース記事を読んでいると、論理的な文章に触れる機会を増やすことができます。
自分で論理的な文章を書けるようにするためには、まずは論理的な文章を読むようにすると良いです。
本やネット記事、新聞などを通して、論理的文章に触れながら社会についての知識を増やしていけると良いです。
中高生向け新聞
新聞要約をAIリアルタイム添削
【カンガエMAX。読解力アップ講座】は、朝日小学生新聞に掲載された記事の要約学習に取り組めるアプリです。
AIリアルタイム添削なので、その場ですぐに丸付けをしてもらえます。
原則毎日配信で、料金は月額480円です。
読解力を身につけながら、毎日様々なニュースに触れることができます。
\7日間無料でお試し!/【カンガエMAX。読解力アップ講座】
※すべての機能をお試しできます。
コツ5:書き方のテンプレートを決めておく
ライティング問題を解けるようにするためには、解答の書き方のテンプレートを決めてしまうと良いです。
英検は出題傾向が固定されていて、毎回似たような問題が出題されるからです。
先ほども解説したとおり、書き方のテンプレートを事前に決めて練習しておくと、ゼロから英作文をする必要がなくなるため、書きやすいです。
コツ6:単語数を意識する
英検のライティング問題を解けるようにするためには、文章全体の単語数を意識するようにすると良いです。
英検のライティング問題は、語数の目安が決められているからです。
どれくらい書くと、どれくらいの語数になるのか、把握できるようにしておくと、試験本番も焦らずに書くことができます。
字数稼ぎは考えない
英検2級のライティング問題が苦手な子どもは、必要な語数を書けない場合が多く、どのようにして字数稼ぎをするかということを考えはじめます。
「many(たくさんの)」を「a lot of(たくさんの)」に言い換えれば字数稼ぎができるなどの裏技的手法はありますが、そのようなつまらないことに勉強時間を使うべきではありません。
字数が足りないのであれば、英作文の内容がスカスカだということだからです。
英検2級のライティング問題は、テンプレートに当てはめて書けば、自分で書かなければならない部分はそれほど多くありません。
書くべきことを論理的に書いていれば、語数が足りなくなることはありません。
意味のない字数稼ぎをするのではなく、書くべきことを書けるように練習すべきです。
コツ7:使える表現を覚えておく
英検のライティング問題を解けるようにするためには、よく使う表現は丸暗記してしまうと良いです。
英語は文法を意識しながら丁寧に考えることも大切ですが、ある程度丸暗記してしまうことも大切です。
よく使う表現を、ほとんど頭を使わずにスラスラ言えるように(書けるように)練習しておくと良いです。
英検2級では、先ほど解説した論理マーカー(ディスコースマーカー)を使った表現もいくつか丸暗記しておけると良いです。
コツ8:解答用紙に慣れておく
英検のライティング問題を解けるようにするために、本番の問題の解答用紙に慣れておくと良いです。
答えを解答欄の外に書いても採点されないので、どれくらいの文字の大きさで、どれくらいの間隔で書くべきか、練習して慣れておくと良いでしょう。
コツ9:添削してもらう
英検のライティング問題を練習するときは、誰かに添削してもらう必要があります。
英作文は答えが一つではないので、自分では丸つけができないからです。
特に、英検2級以上のライティング問題であれば、英語に詳しい人に添削してもらう必要があります。
ChatGPT (チャットGPT)などのAIに添削してもらうこともできますが、AIは間違った回答をすることも少なくないので、100%信用することはできません。
コツ10:練習時は完璧を目指し、本番は完璧を目指さない
英検のライティング問題で点数を取れるようにするためには、練習するときには完璧を目指して英語を書いて、本番の試験では完璧を目指さずにできる範囲で英語を書くことが重要です。
試験中に完璧を目指して英語を書こうとすると、試験時間が足りなくなってしまう可能性があるからです。
英語のスペルや英文法が多少間違っていても、しっかりと点数を取ることができます。
大事なことは、自分の意見を、自分の言葉で相手に伝えようとする態度です。
問題を解いているときに、わからない英単語があったり、文法的に正しい言い回しがわからなかったりしたときは、言い回しを変えて簡単な文章にしてしまっても大丈夫です。
冠詞や時制、単数形や複数形が多少間違っていても大丈夫です。
完璧を目指してじっくりと英文を作るのではなく、まずは文章全体を書いてしまって、あとで余った時間で直していくと良いです。
一方で、練習中はしっかりと完璧を目指して取り組むべきです。
練習中に完璧に書けるようにしなければ、本番では高得点を狙うことはできません。
英検2級ライティング対策におすすめの学習塾・英会話教室
英検2級のライティング問題対策には、学習塾や英会話教室を利用することをおすすめします。
学習塾や英会話教室であれば、現状の学力に合わせた対策に取り組むことができますし、添削指導を受けることもできるからです
英検2級のライティング対策には、次のような学習塾・英会話教室がおすすめです。
英検2級のライティング対策におすすめの学習塾・英会話教室
おすすめ1:個別教室のトライ
英検2級のライティング対策には、『個別教室のトライ』がおすすめです。
個別教室のトライでは、完全マンツーマン授業で英検対策に取り組むことができるからです。
専任講師と教育プランナーが、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作るので、現状の学力に合った授業計画を立ててもらうことができます。
▼個別教室のトライの公式サイトはこちらから
【個別教室のトライ】
おすすめ2:個別指導塾WAM
英検2級のライティング対策には、個別指導WAMがおすすめです。
個別指導WAMには『英検対策コース』があり、ライティング問題の対策にも取り組むことができるからです。
短期集中で対策に取り組めるコースもあるので、試験直前期の対策に便利です。
オンライン家庭教師のサービスも提供しているので、近所に教室がない場合でも利用することができます。
▼個別指導塾WAMの公式サイトはこちら
個別指導塾WAM
▼オンライン家庭教師WAMの公式サイトはこちらから
オンライン家庭教師WAM
オンライン家庭教師WAMについての詳細は、『オンライン家庭教師WAMは個別指導スタイルの授業をオンラインで受けられる!料金・口コミは?』で解説しています。
-
-
【2025年版】オンライン家庭教師WAMは個別指導スタイルの授業をオンラインで受けられる!料金・口コミは?
続きを見る
おすすめ3:KIRIHARA Online Academy
英検2級のライティング対策には、オンライン英会話教室『KIRIHARA Online Academy』がおすすめです。
KIRIHARA Online Academyでは、短期間集中カリキュラムで英検対策に取り組むことができるからです。
ライティングだけでなく、リーディングやリスニングの対策にも取り組めるため、一次試験を総合的に対策することができます。
レッスンは買い切り制なので、余計な費用がかかりません。
英検準2級~準1級の対策を、コーチングを受けながら短期間で集中して取り組みたい子どもにおすすめです。
▼KIRIHARA Online Academyの公式サイトはこちらから
KIRIHARA Online Academy
KIRIHARA Online Academyについての詳細は、『KIRIHARA Online Academyは短期集中で英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?』で解説しています。
-
-
【2025年版】KIRIHARA Online Academyは短期集中で英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?
続きを見る
おすすめ4:ENC/GNA
英検2級のライティング対策には、英検特化のオンライン英会話教室『ENC/GNA』がおすすめです。
ENC/GNAであれば、英検に合格するための対策に、英会話を通して取り組めるからです。
早期の英検合格を推奨している英会話教室ですので、小学生にもおすすめです。
料金もリーズナブルなので、費用を安く抑えることができます。
▼ENC/GNAの公式サイトへはこちらから
【ENC/GNA】
ENC/GNAについての詳細は、『ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?』で解説しています。
-
-
【2025年版】ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?
続きを見る
-
-
高校生の英会話は効果が大きい!メリット・デメリットと英会話教室選びのポイント
続きを見る
-
-
中学生からの英会話教室は英語の成績アップに効果的!通うメリットと教室選びのポイント!
続きを見る
-
-
子どもの英会話は意味ない?無駄にしないためのコツと英会話教室のメリット
続きを見る
まとめ
それでは、英検2級のライティング問題についての解説をまとめます。
結論
英検2級のライティング問題では、抽象化して要約する力のような、準2級までの級では問われなかった力が要求されます。
普段の英語の勉強とは別に、ライティング問題を解けるようにするための対策が必要です。
英検2級のライティングでは、次の2種類の問題が出題されます。
英検2級のライティングの英文要約問題は、次のような流れで書くようにすると良いです。
英文要約問題の書き方
- 文章全体を読んで、文全体の段落構成を把握する
- 第1段落から、文章全体のテーマを見つけて要約する
- 第2段落の要旨をつかんで要約する
- 第3段落の要旨をつかんで要約する
英検2級ライティングの意見論述問題は、次のような流れで書くようにすると良いです。
意見論述問題の書き方
- 結論(自分の意見)を書く
- 理由を2つ書く
- 結論を再度書く
英検2級のライティング問題の対策をするときのコツを解説しました。
英検2級ライティング問題対策のコツ
英検2級のライティング対策には、次のような学習塾・英会話教室がおすすめです。
英検2級のライティング対策におすすめの学習塾・英会話教室
今回の記事が、お子様が正しく英作文対策に取り組み、英検2級に合格するきっかけになればとてもうれしいです。
-
-
【2025年版】オンライン家庭教師WAMは個別指導スタイルの授業をオンラインで受けられる!料金・口コミは?
続きを見る
-
-
【2025年版】KIRIHARA Online Academyは短期集中で英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?
続きを見る
-
-
【2025年版】ENC/GNAは英検対策ができるオンライン英会話スクール!料金・口コミは?
続きを見る
-
-
高校生の英会話は効果が大きい!メリット・デメリットと英会話教室選びのポイント
続きを見る
-
-
中学生からの英会話教室は英語の成績アップに効果的!通うメリットと教室選びのポイント!
続きを見る
-
-
子どもの英会話は意味ない?無駄にしないためのコツと英会話教室のメリット
続きを見る