こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
大学受験や定期テストの対策のために、塾や予備校を利用する高校生は多いです。
保護者の方としては、予備校・映像授業・個別指導と選択肢が多いうえに、本人の考えにどこまで任せて良いのかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
高校生の塾・予備校は、大学受験の対策か定期テストの評定かといった目的によって、比べるべきポイントが変わります。
体験授業を受けて目的に合っているかどうかを確認し、部活や通学と両立できるかも考えて選べると、通い続けられる塾・予備校を見つけられます。
今回は、高校生の塾・予備校の選び方について解説します。
最後までお読みになり、お子様に合う塾・予備校を選ぶための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
塾・予備校に通う目的ごとに確かめること
高校生が塾・予備校に通う目的は、主に次の3つです。
目的1:大学受験
大学受験対策が目的の場合は、今の成績から志望校の合格までの計画を一緒に立ててくれる塾・予備校を選ぶと、何をいつまでに勉強すれば良いのかが見えやすくなります。
大学受験は、志望校によって入試の科目や配点、出題の傾向が大きく異なるためです。
たとえば、得意な教科ばかり勉強していた高校生が、高3の夏の模試ではじめて、志望校の入試では苦手な教科の配点が大きいことに気づくこともあります。
高1・高2のうちは、志望校がまだ決まっていない高校生も多いです。
そのような場合は、進路の相談に乗ってもらえるかどうかも確かめておくと安心です。
面談では、志望校の対策に合う講座があるかどうか、模試の結果をもとに学習計画を見直す面談があるかどうかなどを聞いてみると良いです。
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>>【大学受験】志望校の決め方と選ぶときの7つのポイント!偏差値だけで選んではいけない!
目的2:定期テストと評定
定期テストの点数や評定を上げたい場合は、通っている高校の教科書や授業の進み方に合わせて教えてもらえる塾を選ぶと、点数につながりやすいです。
高校は、学校ごとに使っている教科書や問題集が違いますし、授業の進度も違うからです。
学校推薦型選抜では評定が出願の条件になることが多く、総合型選抜でも書類の一つとして見られることが多いです。
学校の定期テスト対策では、塾で市販の問題集を進めていても、学校で配布されたプリントや副教材から出題された問題で点数を落としてしまうケースもあります。
過去の定期テストが、どこからどれくらい出題されていたのかを分析することも重要になります。
推薦や総合型選抜を考えている場合は、志望理由書や小論文、面接の準備も必要になります。
面談では、学校名を伝えたうえで、学校の教材やテスト範囲に合わせて教えてもらえるかどうかや、書類や面接の対策まで見てもらえるかどうかを聞いておくと安心です。
目的3:中高一貫校の授業
中高一貫校に通っていて、学校の授業の対策に取り組みたい場合は、学校の教材と先取りの進み方に合わせて教えてもらえる塾を選ぶ必要があります。
中高一貫校は、学校独自の教材を使っていたり、高校の内容を中学から先取りして進めたりすることが多いからです。
定期テストの成績が、内部進学や学内の推薦に関わる学校も多いです。
たとえば、学校独自の教材で授業が進み、市販の問題集と単元の順番が合わずにテスト勉強の取り組み方に悩む高校生も多いです。
学校の課題の量が多いうえに難易度が高く、ひとりで取り組むのが難しいケースもあります。
面談では、学校名を伝えたうえで、学校の教材や進度に合わせて教えてもらえるかどうか、同じ学校の生徒を教えた経験があるかどうかを聞いてみると良いです。
集団・個別・映像・自習型の違い
高校生の塾・予備校は、授業の形態で大きく次の4つに分かれます。
それぞれ、次のような高校生に合います。
4つの授業形態
- 集団指導
同じくらいの学力の生徒と一緒に授業を受ける形です。
志望校に向けた講座を受けながら、周りと競い合って成績を上げたい高校生に合います。 - 個別指導
講師1人が、1人から数人の生徒を教える形です。
以前に習った内容までさかのぼって学び直したい高校生や、学校の定期テストに合わせて教わりたい高校生に合います。 - 映像授業
収録された授業を、自分の予定に合わせて受ける形です。
部活で決まった曜日に通いにくい高校生や、苦手な部分を集中して学びたい高校生に合います。
計画どおりに受講を進める力も必要になります。 - 自習型
授業はせず、勉強の計画づくりと進み具合の確認を中心にサポートする形です。
参考書や映像授業で勉強を進めながら、何をどこまでやるかを一緒に決めてほしい高校生に合います。
個別指導と集団指導の違いや、塾の種類については、次の記事で詳しく解説しています。
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>>個別指導と集団指導の違い|子どもに合う塾の決め方と確認すること
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>>塾の種類を解説!それぞれの特徴とメリット・デメリット
部活や通学と両立できるか
部活や通学と両立できるかどうかは、次の3つで確認すると良いです。
部活や通学と両立できるか
チェック1:部活のあとに間に合うか
部活が忙しい高校生は、部活が終わってから無理なく間に合う時間に授業がある塾・予備校を選ぶと続けやすくなります。
授業に遅れる日が続くと、学習内容がわからないまま次の授業に進んでしまい、通うこと自体が負担になってしまうからです。
たとえば、部活の後に電車で移動する時間がかかってしまい、集団授業のはじまる時刻にどうしても間に合わなくなってしまうケースも多いです。
大会や遠征が続き、週末の授業を何週も続けて休まなければない場合もあります。
映像授業や個別指導は、受ける時間や曜日を選べることが多いです。
集団授業は時間が決まっているため、部活の予定と重ならないかを先に確認しておく必要があります。
体験授業の前に、部活がある日に塾に何時頃なら着けそうかや、週に何回なら通えそうかを本人と話し合っておくと良いです。
面談では、休んだ授業の振り替えができるかどうかや、動画などでの受講ができるかどうかも確認しておくと安心です。
チェック2:学校の近くか家の近くか
塾や予備校を学校の近くにするか家の近くにするかは、学校から直接向かうことが多いのか、家から向かうことが多いのかを事前にシミュレーションして決めると良いです。
高校は家から離れた場所にあることも多く、どのように通うかによって塾に使える時間が大きく変わるからです。
たとえば、家の近くの塾を選んだ高校生が、部活のあとに一度家に帰ってから出かけ直すのが面倒になり、休みがちになってしまうこともあります。
反対に、学校の近くの予備校を選ぶと、休日や長期休みに自習室を使うために、電車を使って遠くまで出かけることになります。
候補の塾が決まったら、平日に学校から通う道と、休日に家から通う道の両方を考慮して検討すると良いです。
授業が終わるのは夜遅くなることが多いため、夜の帰り道を安全に通えるかどうかも確かめておくと安心です。
チェック3:自習室を使える時間
自習室を使いたい高校生は、部活のあとや休日など、使いたい時間に自習室が開いているかどうかを事前に確かめておくと、勉強時間を確保しやすくなります。
大学受験では、授業を受けるだけでなく、復習や問題演習など自分で勉強する時間が多く必要になります。
自習室があると聞いて塾を選んだのに、部活のあとに着く頃には席がすべて埋まっていたり、日曜日には自習室が閉まっていたりして、思ったように自習室を活用できないケースもあります。
家ではスマホが気になって集中できず、自習室で勉強する時間が受験勉強の中心になっている高校生も多いです。
見学のときに、自習室の開いている時間と席の数、テスト前や受験期の混み具合を聞いておくと良いです。
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>>【元塾教室長の本音】自習室目当てで塾に通うのはアリか
体験授業と面談で確かめること
体験授業と面談で確かめること
チェック1:2〜3の塾・予備校で体験して比べる
体験授業は、1つの塾・予備校だけでなく、2~3か所で受けて比較すると、本人に合うところを選びやすくなります。
1か所だけでは、授業の進め方や講師の説明を、他の塾と比較することができないからです。
たとえば、大教室の授業の速さに圧倒されていた高校生が、個別指導の体験では自分から質問できて、「こっちのほうが続けられそう」と話すこともあります。
反対に、他と比べてはじめて、最初の予備校の授業のわかりやすさに気づくこともあります。
塾に通う目的と授業形態が決まったら、候補を2~3に絞って体験授業を申し込むと良いです。
候補にする塾の探し方については、高校におすすめの塾・予備校を比べた記事で紹介しています。
ぜひそちらの記事も参考にしてください。
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>>高校生におすすめの塾・予備校11選|大学受験から定期テストまで選び方を解説
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>>塾の体験授業|当日の流れと親子で確かめること
チェック2:本人が確かめること
体験授業では、本人が授業の内容を理解できたかどうかや、質問しやすい雰囲気だったかどうかを確認すると、通ってから成績アップにつなげられるかを判断することができます。
塾や予備校で勉強するのは本人であり、授業がわかりやすく、わからないところを質問しやすい環境でなければ、成績を伸ばすことは難しいからです。
たとえば、授業では「わかりやすかった」と感じても、家で同じ問題を解き直すと全然解けない高校生も多いです。
授業のあとに講師に質問しようとしても、他の生徒がたくさん並んでいて、聞けないまま帰ってきてしまうこともあります。
体験授業のあとは、その日に解いた問題をもう一度自分で解き直してみて、学習内容の定着度を確かめてみると良いです。
質問できる時間や質問方法、自習室で落ち着いて勉強に取り組めそうかどうかも、自分の目で確かめておくと安心です。
チェック3:保護者が確かめること
保護者の方は、面談で今の成績から志望校までの道筋を具体的に説明してもらえるかどうかと、1年間の費用の総額を確認すると良いです。
授業が合うかどうかは本人が判断できても、計画が現実的かどうかや、費用を払い続けられるかどうかは、本人だけでは判断しにくいためです。
面談では、どの質問にも曖昧な回答しかなく、入ったあとに何をしてもらえるのかを具体的に提案してもらえないケースもあります。
反対に、模試の結果を見て「英語の長文で時間が足りていないので、まずは単語と文法の定着を目指します」のように、具体的に話してくれる塾もあります。
費用は、月謝の他に季節講習や模試、教材の費用が加わり、受験学年になると講座が増えて高くなる塾もあります。
面談では、志望校までの計画と、季節講習を含めた1年間の総額の目安、面談や保護者への連絡の頻度を聞いておくと安心です。
塾・予備校のよくある決め方を見直す
高校生の塾・予備校選びでよくある決め方は、次の3つです。
ポイント1:合格実績が高い
合格実勢の高い塾・予備校が、本人の成績を伸ばしてくれるとは限りません。
大手の合格実績はたくさんの校舎の合計であることが多く、通う校舎の実績とは限らないからです。
もともと成績の良い生徒が多く集まる予備校は、合格実績も高くなりやすいです。
たとえば、難関大学の合格者が多い予備校でも、本人の今の成績では講座のレベルが高すぎて、授業についていけなくなってしまうケースも多いです。
面談では、通うことになる校舎の合格実績や、本人と同じくらいの成績から志望校に合格した生徒がいるかどうかを聞いてみると良いです。
同じ高校の先輩がどのように受験勉強を進めたかを聞けると、本人に近い取り組み方をイメージしやすくなります。
ポイント2:友達が通っている
友達が通っている塾・予備校は、通いはじめやすい一方で、それだけで決めてしまうのは危険です。
友達と本人では、志望校も今の学習状況の違うことが多いからです。
たとえば、友達は難関大学を目指して予備校の集団授業を受けていても、本人は定期テストで評定を上げたい場合、授業の内容が合わないことがあります。
友達と一緒に自習室に行くと話し込んでしまい、勉強が進まない高校生もいます。
反対に、友達が自習室で頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思う高校生も多いです。
友達が通っているところも、他と同じように体験授業を受けて、目的に合う塾かどうかを確かめてから決めるようにすると良いです。
ポイント3:料金が安い
料金が安い塾・予備校でも、料金だけで決めてしまうの危険です。
子どもに合わない塾・予備校に通っても、授業の内容が身につかず、払った費用が成績アップにつながらないためです。
たとえば、料金の安さで選んだ映像授業の塾で、計画通りに受講できず、見ていない講座がたまってしまう高校生も多いです。
途中で塾を変えることになれば、入会金や教材費をもう一度払うことになり、かえって費用がかさんでしまいます。
また、月謝が安くても、季節講習や受験対策の講座が加わり、1年間に払う総額では高額になってしまうこともあります。
料金は、体験授業で本人に合うかどうかを確かめたところどうしで、1年間の総額を比べるようにすると良いです。
高校生の塾・予備校選びに関するよくある質問
ここからは、高校生の塾・予備校選びに関するよくある質問にお答えしていきます。
高校生の塾・予備校選びに関するよくある質問
質問1:高校生は塾や予備校に通ったほうが良いですか?
すべての高校生に塾や予備校が必要なわけではありません。
志望校合格に向けて何をすれば良いかわからない、ひとりでは勉強が続かないなど、塾に任せたいことがはっきりしているときに検討すると良いです。
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質問2:高校生はいつから塾に通えば良いですか?
一般選抜でも学校推薦型選抜でも、早めに通いはじめたほうが有利です。
大学受験は範囲が広く、高1・高2のうちに基礎を固めておくと、高3で志望校の対策に時間をかけられるためです。
推薦を考えている場合は、評定に高1の成績から入ることが多いため、なおさら早めに検討すると良いです。
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質問3:高校生の塾の費用はどのくらいかかりますか?
塾や予備校の費用は、授業形態や受ける講座の数によって大きく変わります。
月謝のほかに季節講習や模試の費用がかかることも多く、受験の学年になると費用が増えやすいです。
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質問4:苦手な教科だけ塾に通っても良いですか?
良いです。
個別指導の塾や予備校の多くは教科や講座を選んで受けられ、数学や英語、現代文を専門に教える塾もあります。
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質問5:近くに合う塾がないときはどうすれば良いですか?
近くに合う塾がない場合は、オンライン塾も選択肢になります。
自宅で講師に教わったり、勉強の計画を管理してもらったりできるため、部活で通う時間が取りにくい高校生も続けやすいです。
タブレット学習教材のような通信教育も選択肢になります。
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質問6:中学から通っている塾を続けても良いですか?
中学から通っている塾が、高校での目的にも合っていれば、続けても問題ありません。
ただし、高校受験の対策が中心だった塾では、大学受験の講座や高校の授業に合わせた指導が少ないこともあります。
続けるかどうかは、高校での目的に合う指導があるかどうかを面談で確かめ、他の塾・予備校の体験授業と比べてから決めると良いです。
まとめ
それでは、高校生の塾・予備校の選び方についての解説をまとめます。
結論
高校生の塾・予備校は、大学受験の対策か定期テストの評定かといった目的によって、比べるべきポイントが変わります。
体験授業を受けて目的に合っているかどうかを確認し、部活や通学と両立できるかも考えて選べると、通い続けられる塾・予備校を見つけられます。
集団・個別・映像・自習型の違い
- 集団指導:周りと競い合って成績を上げたい高校生向け
- 個別指導:学び直しや定期テスト対策をしたい高校生向け
- 映像授業:部活で決まった曜日に通いにくい高校生向け
- 自習型:勉強の計画を一緒に決めてほしい高校生向け
部活や通学と両立できるか
体験授業と面談で確かめること
高校生の塾・予備校選びに関するよくある質問
今回の記事が、お子様に合う塾・予備校を選び、通い続けながら成績を伸ばしていくための参考になればとてもうれしいです。





