こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
英検の長文読解問題に苦手意識を持つ子どもは多いです。
保護者の方としても、どのように長文対策をさせればよいのかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
英検2級の長文読解問題は、細かい部分を正確に読み取る力と、文章全体の文脈を読み取る力が求められます。
基礎基本をしっかりと固めていきながらも、演習を繰り返しながら問題形式に慣れていく必要もあります。
今回は、英検2級の長文読解問題について解説します。
問題の解き方や、合格するための対策方法について解説していきます。
最後まで読んでいただき、お子様が英語の文章を読み取れるようになり、英検2級に合格するための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
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英検2級長文読解問題の難易度と合格点
英検2級の難易度は、高校卒業程度です。
英検の各級と推奨目安は、次のようになっています。
英検の級 | 推奨目安 |
5級 | 中学初級程度 |
4級 | 中学中級程度 |
3級 | 中学卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 |
2級 | 高校卒業程度 |
準1級 | 大学中級程度 |
1級 | 大学上級程度 |
出典:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
子どもの英検受験の良いところは、学校の勉強が英検対策になり、英検のための勉強が学校の勉強に良い影響を与えるところです。
英検は学校の勉強と相性が良いです。
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英検2級の合格点
英検の合否はCSEスコアで決められます。
英検のCSEスコアは、各技能セクションの問題数に関係なく均等に配分されます。
英検2級の場合は、各技能セクションの満点スコアはそれぞれ650点です。
▼この表は横にスクロールできます。
技能 | 満点CSEスコア (配点) |
リーディング | 650点 |
リスニング | 650点 |
ライティング | 650点 |
スピーキング | 650点 |
英検準2級の一次試験の合格基準スコアは、1520点(1950点満点)です。
単純計算では、合格するためのスコアは、全体の78%弱です。
一方で、問題ごとの配点は公表されていませんので、「長文読解問題で何問解ければ合格する」というようなことはわかりません。
各技能セクションのバランスにもよりますが、全体の6割強の問題を正解できていれば合格する可能性が高いです。
英検2級長文読解ってどんな問題?
英検は毎回の出題傾向が固定されているので、大問構成や出題内容が決まっていて、対策しやすい試験です。
英検2級の長文読解問題は4題出題され、大問2Aと大問2B、大問3A、大問3Bが長文読解問題になっています。
出題される問題の種類も決まっていて、次の3種類の問題が出題されます。
種類1:語句空所補充問題
英検2級の長文読解問題の大問2Aと大問2Bは、語句空所補充問題です。
短い説明文を読んで、空所になっている部分に入るフレーズを、選択肢の中から選ぶ問題です。
過去の英検では、次のような問題が出題されています。
準2級の語句空所補充問題よりも、本文がかなり長くなっています。
一方で、文章全体の文脈を読み取って答えるような問題が出題されることは少なく、問題自体はシンプルで解きやすいです。
種類2:Eメール問題
英検2級の長文読解問題の大問3Aは、Eメール問題です。
送られてきた英語のEメールを読んで、設問に答える問題です。
過去の英検では、次のような問題が出題されています。
英検2級のEメール問題は、ビジネス寄りの文章が出題されることが多く、家族や友人からのメールはあまり出題されません。
やや複雑な情報を正確に読み取る必要があるため、文章の長さのわりに難しく感じるかもしれません。
種類3:説明文
英検2級の長文読解問題の大問3Bは、説明文です。
英文を読んで、質問に答える問題です。
過去の英検では、次のような問題が出題されています。
やや長い文章を読む必要があり、問題数も多いです。
説明文ということで、知らない物事について、英語の文章を読みながら理解していく必要があります。
上の画像の問題では、「アーツ・アンド・クラフツ運動」という一般的にはあまり馴染みのない話題について、歴史や経緯などについて説明されています。
前提知識があまりないものについて、英語の文章を読んで理解する必要があるので、英文の意味を正確に理解できるようにする必要があります。
いろいろな人物、団体、組織などが登場して、いろいろな意見や主張が対比されていることも多いので、文章を正確に読み取ったうえで情報を整理する力が必要になります。
英検2級長文読解対策を頑張るメリット
英検2級の長文読解問題を捨てすに頑張るメリットは、主に次の3つです。
英検2級の長文読解問題を頑張るメリット
メリット1:対策をすれば得点しやすい
英検2級の長文読解問題を捨てずに頑張るメリットは、しっかりと対策をすれば得点源にしやすいことです。
英検の長文読解問題では、難しい英単語・英熟語や複雑な英文法は出てこないからです。
大問1の問題に対応できる力が身についていれば、語彙力的には長文読解問題を読む力は十分についていると言えます。
長文読解問題は英語がたくさん書いてあるので難しく見えますが、しっかりと対策しておけばスムーズに読み取れますし、問題も解けます。
得点源にしやすいパートですので、頑張って対策すべきです。
メリット2:大学受験対策になる
英検2級の長文読解問題を捨てずに頑張るメリットは、大学受験対策になるになるということです。
英検2級で出題される長文読解問題の文章レベルは、大学入試の共通テスト(旧センター試験)の文章レベルに近いです。
大学受験対策の準備として、比較的解きやすい英検2級の問題で長文読解の演習することができます。
最近の入試は、英単語や英文法などの単純な知識を問う問題が減り、長文読解問題が増える傾向にあります。
入試で出題される英語の長文読解問題に対応できるようにするために、英検で練習しておくと有利です。
メリット3:ライティング対策になる
英検2級の長文読解問題を捨てずに頑張るメリットは、ライティング対策になることです。
自分で英文を書いてアウトプットできるようにするためには、まずはいろいろな英文を読んでインプットする必要があるからです。
ライティング問題対策の準備段階として、長文読解問題対策を頑張れると良いです。
また、英検2級の長文読解問題では、解答根拠が段落全体に散りばめてあり、段落全体の要旨を読み取らなければ解けない問題も出題されます。
これは、ライティング問題に出題される、「要約問題」につながる問題です。
要約問題では、ただ文章を切り抜くだけでなく、その文章が結局何について書かれているのかを読み取って、英語で表現できるようになる必要があります。
ライティング問題対策のために、長文読解問題対策を通して、段落ごとの要旨を読み取れる力を育てておけると良いです。
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英検2級長文読解問題の解き方のコツ
英検の長文読解問題には特徴があるので、解き方のコツをつかんでおくと合格する可能性が上がります。
普段の勉強のときに解き方のコツを意識しながら練習することができると、本番でもしっかりと正解して点数をとることができます。
英検2級の長文読解問題の解き方のコツは、主に次の8つです。
英検2級長文読解問題の解き方
コツ1:最初にタイトルを読む
英検の長文読解問題を解くときは、一番最初にタイトルを読むと良いです。
最初にタイトルを読んでおくと、その文章が何について書かれているのかがわかるからです。
先ほど紹介した問題も、タイトルを読むと本文の内容を予測できるようになっていました。
上の画像の赤枠内のタイトルを読むと、この説明文が「アートや工芸品に関する社会的な運動」についての文章であることが予測できます。
一方で、タイトルにはよくわからない固有名詞が入っていることもありますので、無理に意味をわかろうとする必要はありません。
タイトルを読んで意味がわかればラッキーですが、意味がわからなければ無視して問題を解きはじめると良いです。
コツ2:本文は濃淡をつけて読む
英検2級の長文読解問題を解くときは、本文の英文は集中してしっかりと読み取る部分と、サッと流して読む部分にわけて、濃淡をつけて読むべきです。
すべての文をしっかりと完璧に読み取ろうとすると、試験時間が足りなくなってしまうからです。
問題に解答するために重要な文はしっかりと読んで正確に意味を読み取って、解答にあまり関連のない部分はサッと読んで大体の内容だけを理解するようにします。
一つひとつの文を正確に読み取る「精読」の力は当然必要ですが、それに加えて、英検2級では「重要な情報」と「それほど重要ではない情報」を濃淡をつけて読み取る力も必要になります。
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コツ3:語句空所補充問題は空所の前後だけ読む
英検2級の長文読解の大問2A、大問2Bで出題される語句空所補充問題は、空所の前後だけを読んで解答します。
全文を読まなくても、前の1文と後の1文の文脈を把握するだけで、正解を選べてしまうからです。
他の部分を読んで、大切な試験時間を使う必要はありません。
先ほど紹介した問題を使って、詳しく見てみましょう。
上の画像の本文の赤線部分が、(21)の空所を含む1文で、青線分が前の1文、緑線部分が後の1文です。
この部分と選択肢を和訳すると、次のようになります。
問題(21)の和訳
(空所前の一文)
アメリカ合衆国は、毎年世界で最もトウモロコシを生産している国の一つであり、その大部分が国内の中西部で栽培されています。
(空所が含まれる一文)
トウモロコシ産業が国の経済の重要な部分である一方、(21)。
(空所の後の一文)
大量のトウモロコシが、その地域をより暑くします。
(選択肢)
1 地域の天候に影響を与えます
2 野生動物の餌になります
3 土壌の状態をを改善します
4 人口推移に変化をもたらします
前後の一文を読むだけで、(21)の空所には選択肢1の「地域の天候に影響を与えます」が入ることがわかります。
そもそも1文1文が長いので、結局は文章の大部分を読むことにはなるのですが、ある程度の時間短縮はできます。
復習するときは全文を読む
試験中は空所の前後の文だけを読みますが、復習するときには全文をしっかりと読みます。
復習するときは、正解を導くことよりも、英語の力を伸ばすことのほうが大切だからです。
答えがわかったら終わりにするのではなく、全文を精読して、長文読解の基礎力を身につけられるように勉強に取り組めると良いです。
コツ4:設問を先に読んでから本文を読む
英検の長文読解問題を解くときは、すぐに本文を読みはじめるのではなく、先に設問を読んでどのような問題が出ているのかを確認してから本文を読みます。
問題を解く時間を節約するためです。
先に本文を読んでから設問を読むと、改めて本文を読み直して答えを探す必要があるので、時間がかかります。
逆に、設問を先に読んでおくと、本文を読みながら問題を解くことができ、非常に効率的です。
設問の内容を忘れないように、目に入りやすい場所にメモを書いておくなどの対策はできるようにしておくと良いです。
一方で、英検の長文読解問題では、そこまで細かな対策をする必要はありません。
詳細は次の章で解説します。
コツ5:一題一題解く
英検の長文読解問題は、設問を一題一題解いていくことができます。
英検の長文読解の問題は、ストレートな構成になっていることが多いからです。
最初の設問を読んだら本文を最初から読みはじめ、最初の設問の解答根拠となる部分を探します。
最初の問題が解けたら、次の問題の設問を読んで、本文の続きを読みます。
解答根拠を見つけたら問題を解いて、また次の設問を読んでの繰り返しです。
段落が区切れるまでは読んだほうが良い
本文を読んでいて「ここに答えが書いてある!」と思っても、すぐに問題に答えようとするのではなく、その段落の最後まで読んでから問題を解いたほうが良いです。
答えとなる根拠が段落全体に散らばっていることも多いからです。
段落の要旨や文脈を意識しながら問題を解けるようになると良いです。
上の画像のように、設問の順番通りに解答根拠が本文に書かれているので、一題一題順番に解いていくことができます。
一題一題解くと、すべての設問の内容を覚えておく必要がなく、簡単です。
(27)の問題のように、解答根拠が段落内に散りばめられていることもあるので、段落全体の要旨を読み取ることも大切です。
また、(28)の問題に答えるためには、前の段落の文脈も把握しておく必要があり、文章全体の要旨の読み取りも大切になります。
内容一致問題は全文読んでから解く
先ほどの問題の(31)は、「次の記述のうち、正しいものはどれですか。」という『内容一致問題』です。
英検2級の内容一致問題は、4つの選択肢のうち、2つは明らかに間違っている文が書かれています。
残りの2つの微妙な選択肢の内容を、本文と照らし合わせながら確かめていきます。
2択に絞れないようであれば、そもそも基本的な英語の力が足りていません。
長文読解問題の演習に取り組む前に、英単語・英熟語・英文法などの基礎学習に戻ったほうが良いです。
濃淡をつけて読む
先に設問を読んでおけば、本文の中でも注意して読むべき部分と、サッと流して読んでも大丈夫な部分を仕分けることができます。
濃淡をつけて読むことができるので、速く正確に問題を解くことができます。
コツ6:解答根拠の部分に線を引いておく
英検の長文読解問題を解くときは、答えの根拠となる部分に線を引いておくことが大切です。
線を引いておくと、あとで見直すときに便利だからです。
試験には制限時間があるので、限られた時間の中で的確に見直しをするための対策は重要です。
また、解答根拠に線を引いておくと、あとで復習をするときに便利です。
勉強は復習が重要です。
練習問題や過去問を解くときには、あとで復習できるようしっかりと線を引いておくべきです。
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コツ7:論理マーカー(ディスコースマーカー)に注目する
英検2級の長文読解問題を解くときは、論理マーカー(ディスコースマーカー)に注目して読めると読みやすいです。
論理マーカー(ディスコースマーカー)に注目できると、段落構成や文章全体の論理展開を読み取りやすくなるからです。
論理マーカー(ディスコースマーカー)とは、「そして」や「しかし」などのつなぎ言葉のように、文章などでの論理的な流れを示す表現のことです。
国語の現代文の読解問題と同じように、論理マーカー(ディスコースマーカー)には丸をつけながら読むくらい注目できると良いです。
順接・追加の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- therefore(したがって)
- as a result(結果として)
- in conclusion(結論として)
- in addition(さらに)
- additionally(さらに)
- moreover(さらに)
- what is more(加えて)
逆説の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- however(しかし)
- yet(にも関わらず)
- although(にも関わらず)
対比の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- on the other hand(一方で)
- meanwhile(一方で)
- while(一方で)
例示の論理マーカー(ディスコースマーカー)
- for example(たとえば)
- for instance(たとえば)
- such as(~のような)
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コツ8:言い換え(パラフレーズ)を見抜く
検2級の長文読解問題を解くときは、言い換え表現(パラフレーズ)を見抜けるようにすることが大切です。
英検2級の長文読解問題では、本文の文を言い換えた形で選択肢の解答が書かれていることが多いからです。
パラフレーズとは、文の意味や内容を変えずに、表現を言い換えることです。
英検2級では、選択肢の中に出てくる英文がほぼそのまま本文に出てくることはほとんどありません。
基本的にはすべてパラフレーズで言い換えられています。
先ほど紹介した問題も、パラフレーズが解答になっていました。
上の画像の赤線の部分は、本文中の「gave us some suggestions about what to order(何を注文すべきか私達に提案してくれました)」が、選択肢では「made some recommendations to him and his friends(彼と彼の友達におすすめをアドバイスしてくれました)」に書き換えられています。
長文読解問題は、難しい問題ほどパラフレーズが多用されている傾向があり、英検2級の長文読解問題はほぼすべての問題がパラフレーズで置き換えられています。
英検2級の長文読解問題では、パラフレーズを見抜く力が求められています。
英検2級長文読解問題の対策方法
ここからは、英検2級の長文読解問題の対策方法を解説していきます。
英検2級長文読解問題の対策方法
対策1:英単語・英熟語を覚える
英検の長文読解問題を解けるようにするためには、英単語・英熟語の暗記が重要です。
英単語や英熟語を知らなければ、文の意味がわからないからです。
一方で、英検の長文読解問題では、大問1の語彙問題ほど難しい単語は出てきません。
大問1の対策として英単語・英熟語暗記に取り組んでいれば十分です。
類語を意識することが大事
長文読解のための単語暗記では、類語を意識して暗記することが大事です。
長文読解問題では、言い換え表現(パラフレーズ)を見抜くことが重要だからです。
似た意味の単語に言い換えられていても、意味が同じであることを見抜けるようにする必要があります。
論理マーカー(ディスコースマーカー)も重要
英検2級の長文読解問題対策としては、論理マーカー(ディスコースマーカー)をたくさん知っておくと便利です。
先程も解説したとおり、論理マーカー(ディスコースマーカー)に注目して英文を読めると、段落構成や文章全体の論理展開を読み取りやすくなるからです。
反応の速さが大事
長文読解のための単語暗記は、素早く反応できるようにすることが大切です。
一つひとつの英単語の意味を思い出すのに時間がかかっていると、試験時間が足りなくなってしまうからです。
覚えたと思った単語も、一瞬で意味を思い出せるようになるまで、繰り返し覚え直せると良いです。
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対策2:英文法の勉強をする
英検の長文読解問題を解けるようにするためには、英文法の勉強にしっかりと取り組むことが重要です。
英検2級の長文読解問題は、英文法を理解していることが前提で作られています。
複雑な文法の知識を勉強する必要はありませんが、基本的な文法を瞬時に使いこなせる力は必要になります。
英文を読んでいる途中で英文法の知識を思い出している時間はないからです。
英文法をしっかりと頭に染み込ませた状態で、長文読解の問題を解く必要があります。
対策3:音読をする
英検の長文読解問題を解けるようにするためには、音読をたくさんできると良いです。
音読することで、文を速く正確に理解することができるようになるからです。
英語は、手や目だけでなく、口や耳も使って覚えると、4技能をバランスよく伸ばすことができます。
英語4技能とは、「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」の4つの力のことです。
英語を声に出して練習することで、英語を英文法などの「理論」としてだけでなく、「言葉」として身につけることができます。
英語を「言葉」として身につけることができると、ライティングやスピーキングの力も上がります。
音読をするときはネイティブの音声を使って練習すると良いので、英検対策のために参考書や教材を購入するのであれば、音声付きのものを購入すると良いです。
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対策4:過去問を解く
英検の長文読解問題を解けるようにするためには、過去問を解くことが大切です。
本番と似たような問題を解くことで、問題の解き方をトレーニングできるからです。
過去問ではなくても、英検の出題形式に沿った問題集でも良いでしょう。
英検の長文読解問題の演習問題として一番役に立つのは、過去問です。
過去問をいくつも解いて、解き方のコツをつかんでいけると良いです。
対策5:本やニュース記事を読む
英検2級の長文読解問題を解けるようにするためには、普段から本やニュース記事を読む習慣を身につけておくことが大切です。
英検2級の説明文では、文章を読んで新しいことを知る必要があるからです。
英検2級の説明文を解くためには、「動画」や「画像」ではなく、「文章」で物事を理解していく力が必要です。
英文ではなく、日本語の文でも説明文の読解が苦手な子どもも多いです。
本やネット記事、新聞などを通して、普段から論理的な文章に触れられると良いです。
社会に対する基礎知識も大事
英検2級の長文読解問題は、扱っている題材の難易度がやや高く、読者にある程度の基礎知識があることを前提に書かれているものも多いです。
普段から本や新聞、ニュースに触れて、社会に対する基礎知識を身につけておいたほうが良いです。
英語が得意であっても、一般常識が身についていないと文章の意味を理解しづらいです。
英語に限らず、難易度の高い文章を読解するときには、社会に関する基礎知識が必要になります。
中高生向け新聞
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英検2級長文読解問題の勉強法
英検2級の長文読解問題の対策をするときは、次のようなものを利用して勉強すると良いです。
勉強法1:学習塾
英検2級の長文読解問題の対策には、学習塾の利用がおすすめです。
塾であれば、いろいろなことを手厚くサポートしてもらえるからです。
授業で英文法を教えてもらえるだけでなく、英単語・英熟語の暗記やリスニング対策、ライティング対策など、合格に向けてトータルでサポートしてもらえます。
特に英文法の学習は、参考書を使って自分で勉強するよりも、授業を受けて勉強したほうが効果的で効率的です。
英文法の理解には概念的な理解が必要になるため、文字による説明が主体となる参考書はあまり効果的ではありません。
既に塾に通っているようであれば、英検対策ができないか塾に相談してみると良いでしょう。
現在塾に通っていないようであれば、他の教科の対策とあわせて、塾に通いはじめることを検討してみても良いでしょう。
学習塾の特徴
- 授業で教えてもらえる
- 手厚くサポートしてもらえる
- 費用が高い
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勉強法2:英会話スクール
英検2級の長文読解問題の対策には、英会話スクールもおすすめです。
英会話スクールであれば、英語を実際の言葉として使いながら、英文の意味を理解する練習ができるからです。
リスニング対策やスピーキング対策ができるのも、英会話スクールの大きなメリットです。
英検対策に特化した英会話スクールもあるので、検討してみると良いでしょう。
英会話スクールの特徴
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勉強法3:オンライン家庭教師
英検2級の長文読解問題の対策には、オンライン家庭教師もおすすめです。
通っている塾が英検対策に対応していない場合は、オンライン家庭教師が便利です。
オンラインであれば通塾の必要がないうえに、比較的料金を安く抑えてマンツーマン授業を受けることができるからです。
一方で、オンライン家庭教師には、自習室を使えないなどのデメリットもあります。
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勉強法4:問題集
英検2級の長文読解問題の対策には、問題集や参考書を利用するのも良いでしょう。
英検対策の問題集や参考書は種類が多く、子どもの学習状況に合ったものを見つけやすいからです。
費用がほとんどかからないのも、参考書・問題集の大きなメリットです。
一方で、難易度の高い英検2級の勉強を、問題集や参考書を利用して独学で取り組むのはなかなか難しいです。
塾や学校、英会話スクールなどのサポートを受けながら取り組んだほうが効果的です。
参考書・問題集の特徴
- 格安
- 教材の種類が多い
- 塾や学校、英会話スクールなどのサポートもあると良い
まとめ
それでは、英検2級の長文読解問題についての解説をまとめます。
結論
英検2級の長文読解問題は、細かい部分を正確に読み取る力と、文章全体の文脈を読み取る力が求められます。
基礎基本をしっかりと固めていきながらも、演習を繰り返しながら問題形式に慣れていく必要もあります。
英検2級の長文読解問題は4題で、次の3種類の問題が出題されます。
英検2級の長文読解問題を捨てすに頑張るメリットは、主に次の3つです。
英検準2級の長文読解問題を頑張るメリット
英検2級の長文読解問題の解き方のコツは、主に次の8つです。
英検2級長文読解問題の解き方
- 最初にタイトルを読む
- 本文は濃淡をつけて読む
- 語句空所補充問題は空所の前後だけ読む
- 設問を先に読んでから本文を読む
- 一題一題解く
- 解答根拠の部分に線を引いておく
- 論理マーカー(ディスコースマーカー)に注目する
- 言い換え(パラフレーズ)を見抜く
英検2級の長文読解問題の対策方法を解説していきます。
英検2級長文読解問題の対策方法
英検2級の長文読解問題の対策をするときは、次のようなものを利用して勉強すると良いです。
今回の記事が、お子様が英語の文章を読み取れるようになり、英検2級に合格するきっかけとなればとてもうれしいです。
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