こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
定期テスト前日に何をすべきかと悩む中学生は多いです。
保護者の方としても、何に取り組ませ、どのように過ごさせれば一番良いのかと、悩まれているのではないでしょうか。
結論
定期テスト前日は基礎の確認と復習を徹底すべきです。
一番重要なことは、睡眠時間をしっかりと確保することです。
今回は、定期テスト前日と当日の過ごし方や勉強法について解説します。
最後まで読んでいただき、定期テスト本番でお子様がこれまでの成果を発揮し、頑張ってきたことを最大限にテストの点数に結びつけるための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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定期テスト前日・当日の過ごし方が結果を大きく左右する
定期テスト対策では勉強を頑張ることが一番大切ですが、前日や当日の過ごし方もとても大切です。
テスト前日・当日の過ごし方が、結果を大きく左右することがが多いからです。
スポーツと同じように、勉強も当日のコンディションがその日のパフォーマンスを決定づけます。
本番で最大のパフォーマンスを発揮できるよう、コンディションを整えていくことが重要です。
定期テスト前日の勉強法
定期テスト前日の勉強のポイントは、主に次の3つです。
定期テスト前日の勉強のポイント
ポイント1:既に取り組んだことの復習をする
定期テスト前日の勉強では、既に取り組んだことの復習中心に取り組むようにすると良いです。
既にできている部分で確実に点数を積み重ねていくことで、定期テストの点数を大きく伸ばすことができるからです。
定期テスト前日は、今まで解いたことがないような演習問題に取り組む必要はありません。
できることを増やすよりも、できている部分をしっかりと定着させることが大切です。
ポイント2:基礎を徹底的に振り返る
定期テスト前日の勉強では、基礎を徹底的に振り返るようにすると良いです。
定期テストの問題は、基礎を確実に得点できれば高得点を狙えるからです。
定期テストでは、難しい問題をたくさん解けるようにするよりも、基礎の問題をミスなく確実に解けるようにすることのほうが大切です。
基礎用語の振り返りや、英単語や漢字の振り返り、基礎計算の演習などに取り組むと良いです。
ポイント3:すべての教科に取り組む
定期テスト前日の勉強では、すべての教科の勉強に取り組むことも大切です。
定期テストの勉強では、既にできることを維持していくことも大切だからです。
これまでにできるようにしてきたことも、触れていない期間が長くなると、どんどん忘れていってしまいます。
副教科も含めて、定期テスト1週間前からは毎日全教科に触れられるのが理想です。
優先度と時間配分は考える
全教科に取り組むと言っても、教科ごとに優先度や時間配分は考える必要はあります。
当然、翌日の試験教科を優先して時間をかけるようにします。
そのうえで、各教科10分ずつでも良いので、優先度の低い教科にも取り組むようにすると良いです。
【教科別】定期テスト前日に取り組むべき勉強
ここからは、教科ごとに定期テスト前日に取り組むべき勉強について解説していきます。
教科1:英語の定期テスト前日の勉強
英語は、定期テスト前日に次のような勉強に取り組むと良いです。
英語の定期テスト前日勉強法
教科書本文の音読
英語は、教科書本文の音読に取り組みます。
ただ音読をするだけではなく、英文の意味や、使われている英文法を意識しながら音読をすることが大切です。
音読をしている途中で、日本語の意味がわからない文があったり、あやふやな英文法を見つけたりしたら、ノートや問題集で復習をしていきます。
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英単語・英熟語の復習
テスト前日は、英単語・英熟語の復習も大切です。
スペルをスラスラと書けるようになるまで復習してください。
定期テストでは、英熟語の問題も多く出題される傾向があります。
学校ワークの「重要表現」の部分を確実に解けるようにしておいてください。
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学校ワークの見直し
細かい文法事項は、学校ワークを見返してチェックしていきます。
解けない問題や理解があやふやな項目を見つけたら、ノートや教科書を使って振り返りをします。
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教科2:数学の定期テスト前日の勉強
数学は、定期テスト前日に次のような勉強に取り組むと良いです。
数学の定期テスト前日勉強法
用語・定理・公式の確認
数学は、まずは覚えなければならない部分を確認します。
なんとなくではなく、厳密に確認してください。
定期テストでは、多くの中学生が曖昧になってしまいやすい部分を狙って出題されるからです。
「直線」とは何か、0は「正の数」に含まれるのかなど、細かな部分を確認していきます。
基礎問題の解法の確認
基礎問題の解き方をもう一度振り返って確認します。
定期テストでは、基礎問題の解法を定着させるだけで高得点を狙えます。
また、基礎問題の解法がしっかりと定着していれば、応用問題や発展問題にも対応できるようになります。
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計算練習
定期テスト前日には、計算練習にも取り組めると良いです。
解き方が分かっていても、計算ミスをしてしまえば結局は正解できないからです。
計算練習はコツコツと続けることが大切ですが、定期テスト前日にも取り組めると良いです。
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教科3:国語の定期テスト前日の勉強
国語は、定期テスト前日に次のような勉強に取り組むと良いです。
国語の定期テスト前日勉強法
教科書本文の音読(特に古文・漢文)
国語は、まずは教科書本文の音読に取り組みます。
現代文であれば、勉強した漢字や言葉の意味、学校ワークで解いた問題を思い出しながら音読します。
古文や漢文であれば、古文単語の意味や授業で習った文法、現代語訳を意識しながら音読します。
復習を意識しながら音読に取り組むことで、これまでの学習内容を振り返りながら本文を確認することができます。
漢字・語彙・文法の確認
定期テスト前日は、これまでに覚えた漢字・語彙・文法の復習に取り組みます。
知識問題は、覚えていれば確実に得点できる問題です。
どれが問われても答えられるように、しっかりと復習をしておきましょう。
ノートやワークの振り返り
定期テスト前日は、授業中に取ったノートや、学校ワークを振り返ります。
特に国語の定期テストでは、ノートとワークからの出題が非常に多いです。
ノートの中でも、強調して書いてあるところや色がついているところを重点的にチェックしておきましょう。
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教科4:理科の定期テスト前日の勉強
理科は、定期テスト前日に次のような勉強に取り組むと良いです。
用語の振り返り
理科では、まず用語暗記の振り返りが大切です。
定期テストでは、用語を問う問題や、用語の意味を問う問題が多く出題されるからです。
一問一答の問題集か学校ワークを使って、ザッと用語を振り返ると良いです。
実験手順の振り返り
実験の手順、注意事項、結果、結果の考察を確認します。
定期テストでは、手順も結果わかっている問題が出題されるので、しっかりと対策をすれば確実に得点できます。
教科書と学校ワークを振り返ると良いでしょう。
計算問題の確認
出題範囲に計算問題が含まれている場合は、公式や計算手順を確認します。
定期テストでは基本的な問題しか出題されないので、数学が得意かどうかに関係なく、計算問題で確実に正解することができます。
学校ワークの中で出題されている計算問題を、確実に正解できるように振り返っておくと良いです。
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教科5:社会の定期テスト前日の勉強
社会は、定期テスト前日に次のような勉強に取り組むと良いです。
社会の定期テスト前日勉強法
教科書の音読
定期テスト前日は、教科書の音読に取り組みます。
ただ声に出して読むだけではなく、用語や人名、地名など、これまでに覚えてきたことをちゃんと覚えられているか確認しながら音読します。
また、歴史であればストーリー、地理であれば周辺知識とのつながり、公民であれば実際のニュースや実生活とのつながりを意識しながら音読に取り組むと効果的です。
ノートの振り返り
授業中に取ったノートも振り返りましょう。
特に、強調されている部分は重点的にチェックします。
一問一答で暗記チェック
一問一答の問題を解いて、暗記事項がしっかりと頭に入っているか確認します。
学校ワークでも良いですし、一問一答の問題集を使っても良いです。
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教科6:副教科(実技教科)の定期テスト前日の勉強
副教科は、定期テスト前日に次のような勉強に取り組むと良いです。
副教科の定期テスト前日勉強法
- 授業ノートとプリントの振り返り
- 教科書のチェック
副教科は、授業ノートとプリントを何度も振り返ることが重要です。
副教科のテスト問題には、担当の先生のオリジナリティが色濃く出るからです。
副教科の各教科の対策についての詳細は、『副教科の勉強法!高得点を取って高校受験を有利にするためのポイント』で解説しています。
定期テスト前日の過ごし方
定期テスト前日は、勉強する内容だけでなく、過ごし方についても注意すべきことがあります。
定期テスト前日の過ごし方のポイントは、主に次の3つです。
定期テスト前日の過ごし方のポイント
ポイント1:【最優先】よく寝る
定期テスト前日は、よく寝ることが最重要です。
テストの点数に一番大きな影響を与えるのは、当日の体調だからです。
睡眠時間を削って一生懸命覚えた用語も、テスト本番中に寝不足のために思い出せなければ意味がありません。
集中できずに計算ミスを連発してしまっては、解けるはずだった問題で失点してしまいます。
すっきりした頭で定期テスト当日を迎えることが最優先です。
睡眠時間の目安
適切な睡眠時間には個人差があり、「◯時間寝れば良い。」と断言することはできません。
目安としては7時間30分~9時間程度が良いです。
ただし、たくさん寝れば寝るほど良いというわけでもありません。
普段の睡眠時間よりも2時間以上長く寝るような、極端に長い睡眠は避けるようにしてください。
どんなに短くても、6時間以上は睡眠時間を取るべきです。
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幸せなことを考えて寝る
テスト前日はいろいろと不安に感じて、なかなか寝付けなくなってしまう子どもも多いです。
「早く寝ないと」と思うほど眠れなくなってしまいますし、今までの勉強が頭の中をグルグル回ってしまうと、更に眠れなくなってしまいます。
そのようなときは、勉強のこととはまったく関係のない、できるだけ幸せなことを考えてみると良いです。
大好きな友達のことでも、楽しかった思い出のことでも、好きなキャラクターのカップリングのことでも、何でも良いです。
幸せなことを考えてリラックスできると、眠りに落ちやすくなります。
ポイント2:いつも通りの食事を摂る
定期テスト前日の食事は、いつも通りを心がけると良いです。
いつもと違うことをすると、体が対応できずに体調不良になってしまう可能性があるからです。
無理してカツ丼を食べる必要はありません。
ポイント3:寝る前に暗記に取り組む
定期テスト前日は、寝る前に軽い暗記学習に取り組むと良いです。
眠っている間に、脳内の記憶が整理されるからです。
新しいことを覚えるよりも、過去に取り組んだことを覚えられているかどうかをチェックしていく程度の、軽い学習にしたほうが良いです。
最後の仕上げのつもりで取り組むようにしてください。
定期テスト当日の過ごし方
テスト前日の勉強も大切ですが、テスト当日をどのように過ごすかという点も大切です。
定期テスト当日の過ごし方のポイントは、主に次の5つです。
定期テスト当日の過ごし方
ポイント1:早起きする
テスト当日は、いつもより少しだけ早起きができると良いです。
テスト時間中に頭がしっかりと回転するようにするためです。
起床してから頭がしっかりと働くようになるまでには、少し時間がかかります。
起床してからテスト開始までの時間をしっかりと空けられるように、早起きができると良いです。
一方で、早すぎる起床は逆効果です。
いつもの生活リズムが大きく崩れない程度に早起きするべきです。
ポイント2:朝ごはんを食べる
テスト当日は、朝ごはんを食べてから学校に行くべきです。
脳を働かせるためには、栄養が必要だからです。
テスト中に空腹で集中できないというようなことがないように、朝食は忘れずにとりましょう。
ポイント3:時間配分を考え、解ける問題から解く
テスト中は時間配分を考え、解ける問題から解くようにすることが大切です。
テスト開始の合図があったら、まずは問題用紙に一通り目を通して、大問の構成やテスト全体の分量を把握します。
難しい問題で悩んで時間を使ってしまうよりも、まずは基本的な問題で確実に点数を積み重ねたほうが良いです。
まずは解ける問題を解き、それから難問に挑戦していくと良いです。
ポイント4:テスト中は見直しをする
テスト中は必ず見直しに取り組むべきです。
見直しをすることで、何十点も救われることも少なくありません。
特に、問題文の読み間違いや簡単な計算ミスで点数を落としてしまうと悔しいです。
頑張ってきたことをしっかりと点数に結びつけるためにも、見直しには必ず取り組みましょう。
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ポイント5:休み時間は次の教科の暗記チェックに取り組む
定期テスト当日の休み時間は、次の教科の暗記チェックに取り組むと良いです。
テスト中の「ど忘れ」を防ぐためです。
休み時間中に、友達と前の時間の教科の答え合わせをする子どもも多いのですが、既に終わったテストの確認に時間を使ってしまうのはもったいないです。
復習や振り返りは全教科のテストが終わってからにして、これから受けるテストの対策に集中したほうが良いです。
また、休み時間はトイレに行っておくと良いです。
テスト中にトイレに行きたくなってしまい、問題に集中できなくなってしまうともったいないです。
休み時間をしっかりと活用することが大切です。
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まとめ
それでは、定期テスト前日と当日の過ごし方や勉強法についての解説をまとめます。
結論
定期テスト前日は基礎の確認と復習を徹底すべきです。
一番重要なことは、睡眠時間をしっかりと確保することです。
定期テスト前日の勉強のポイントは、主に次の3つです。
定期テスト前日の勉強のポイント
教科ごとに定期テスト前日に取り組むべき勉強について解説しました。
定期テスト前日の過ごし方のポイントは、主に次の3つです。
定期テスト前日の過ごし方のポイント
定期テスト当日の過ごし方のポイントは、主に次の5つです。
定期テスト当日の過ごし方
今回の記事が、定期テスト本番でお子様がこれまでの成果を発揮し、頑張ってきたことを最大限にテストの点数に結びつていくきっかけとなればとてもうれしいです。