こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
塾選びに悩む保護者の方は多いです。
塾がたくさんある中で、子どもの塾をどのように選べばよいのかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
小学生が塾に通う目的はそれぞれ異なりますので、目的に合わせて塾を選ぶことが大切です。
子どもにピッタリの塾を選ぶことができると、勉強を通して大きく成長できる可能性があります。
今回は、小学生の塾の選び方のポイントについて解説します。
最後まで読んでいただき、お子様にピッタリの塾を選び、学力的にも人間的にも大きく成長していくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
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小学生の塾の選び方のポイント
小学生の塾の選び方のポイントは、主に次の10個です。
小学生の塾の選び方のポイント
ポイント1:塾に通う目的をよく考える
小学生の塾を選ぶときは、塾に通う目的をよく考えることが一番重要です。
塾に通う目的をはっきりさせなければ、子どもに合う塾を選ぶことは不可能だからです。
特に小学生の場合は、中学生や高校生とは異なり、塾に通う目的が多岐にわたることが多いです。
保護者の方が塾に通わせることを決めるのではなく、親子で対話をして、子どもの意見もしっかりと聞きながら、塾に通う目的を親子で一緒に考えられると良いです。
なお、小学生が塾に通う目的は、主に次のようなものであることが多いです。
小学生が塾に通う目的
- 中学受験対策をしたい
- 学校の勉強についていけなくなった
- 学習習慣を身につけたい
- 苦手教科の対策をしたい
- 勉強のやり方をノートの取り方を教えてほしい
- 好きや得意を伸ばしたい
ポイント2:子どもに合う授業形態を選ぶ
小学生の塾を選ぶときは、子どもに合った授業形態を選ぶことが大切です。
子どもの性格や学習理解度、塾に通う目的によって、効果的な授業形態が異なるからです。
授業形態は大きく「集団指導」と「個別指導」に分けることができます。
個別指導と集団指導の違いは次のとおりです。
▼この表は横にスクロールできます。
項目 | 個別指導 | 集団指導 |
料金 | 比較的高い |
比較的安い |
指導スタイル | 1人の先生に対して 生徒1~3人程度 |
1人の先生に対して 数人~数十人 |
カリキュラム | 子どもの学習状況に合わせて 一人ひとりカリキュラムが異なる |
受験スケジュールを考えて 塾が一律のカリキュラムを決める |
授業日時 | 希望の曜日・時間を選べる 欠席する際の振替えの自由度が高い |
曜日・時間は塾が決める 欠席する際は補習を受けられる場合もある |
向いている 性格 |
|
|
向いている 生活スタイル |
習い事やクラブ活動などが忙しい | 勉強優先でスケジュールを決められる |
個別指導塾と集団指導塾のメリット・デメリットは次のとおりです。
▼この表は横にスクロールできます。
個別指導 | 集団指導 | |
メリット |
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デメリット |
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|
個別指導と集団指導の違いについたは、『個別と集団を徹底比較!子どもに向いている塾はどちらか【元塾教室長が解説!】』で詳しく解説しています。
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ポイント3:塾以外の選択肢も広く考える
小学生の塾を選ぶときは、塾以外の選択肢も検討してみることが大切です。
塾に通う目的によっては、塾よりも良い手段があるかもしれないからです。
たとえば、「1対1で手取り足取り教えてもらいたい」という場合には、オンライン家庭教師のほうが料金を安く抑えて利用することができます。
また、「学年をさかのぼって復習したい」や、「効率よく演習に取り組みたい」ということであれば、タブレット学習教材がおすすめです。
一方で、オンライン家庭教師やタブレット学習教材にもメリット・デメリットがありますので、よく検討する必要があります。
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- 通塾の手間がない
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ポイント4:その塾の強み・弱みを知る
小学生の塾を選ぶときは、その塾の強みや弱みを知っておくことが大切です。
特に小学生を対象とする塾の場合、塾によって得意とする指導の分野が大きく異なることが多いからです。
難関中学に合格するための中学受験指導が得意な塾もあれば、勉強が苦手な生徒の成績を伸ばすことが得意な塾もあります。
次のような項目をチェックすると、その塾の強みや弱みを知ることができます。
塾の強み・弱みを知るためのチェックポイント
チェック1:塾の教育理念
塾の教育理念をチェックすると、その塾の指導方針を知ることができます。
教育理念は塾の公式サイトではなく、運営している企業の公式サイトに記載されていることが多いです。
「調べたい塾の塾名+教育理念」で検索すると見つかることが多いです。
見つからない場合は、塾に話を聞きに行くときに、面談の担当者に直接聞いてみると良いでしょう。
チェック2:合格実績や成績向上実績
塾の実績をチェックすると、その塾の得意とする分野を知ることができます。
中学受験対策のために塾に通うのであれば、合格実績は必ず確認する必要があります。
学校の成績を上げるために塾に通うのであれば、通っている生徒の成績がどれだけ上がったかという実績を確認する必要があります。
塾に通う目的に応じた実績を確認できると良いです。
なお、実績は塾グループ全体の実績だけでなく、通う予定の教室単体のものも確認できると良いです。
チェック3:カリキュラム
塾のカリキュラムをチェックすると、その塾が目指していることを知ることができます。
いつ頃までに何をできるようにすることを目標にしているかを知ることができます。
チェック4:授業サポート体制
塾のサポート体制をチェックすると、その塾が何に力を入れているか知ることができます。
たとえば、進路面談や受験情報の提供など、進路指導のサポートが充実している場合は、中学受験対策に力を入れている塾ということになります。
細かな質問対応のサポートがあったり、子どもが楽しめるイベント企画が多い塾は、勉強が苦手な子どもを前向きにさせることに力を入れている塾ということになります。
チェック5:授業レベル
塾の授業レベルをチェックすると、その塾の得意としている生徒の学力層を知ることができます。
子どもの学習理解度に応じた授業レベルの塾を選ぶことが大切です。
ポイント5:生の口コミを集める
小学生の塾を選ぶときは、実際にその塾に通っている子どもや保護者からの生の口コミを集めることが大切です。
生の情報が一番信頼できるからです。
ネット上の口コミも参考になりますが、嘘や大げさな表現が含まれていることも多く、参考程度にしておいたほうが良いです。
また、口コミを集めるときは、実際に通うことになる教室単体の口コミを集めることが大切です。
同じグループの塾であっても、教室によってサービスの質や雰囲気が大きく異なることが多いためです。
ポイント6:教室の雰囲気を見る
小学生の塾を選ぶときは、教室の雰囲気を見ておくことが非常に重要です。
特に小学生は、楽しく前向きに塾に通えるかどうかが、勉強を得意にできるかどうかの大きな分かれ道になることが多いからです。
どのような雰囲気の塾が合っているかは、子どもの性格や学習状況によって異なります。
子どもの意見や感想をよく聞いて、前向きに通って前向きに勉強に取り組めそうかどうか判断できると良いです。
ポイント7:環境や設備を確認する
小学生の塾を選ぶときは、学習環境や設備を確認することが大切です。
塾に話を聞きに行くときに、次のようなことをチェックしておけると良いです。
環境や設備のチェックポイント
チェック1:自習室
中学受験対策のために塾に通うのであれば、自習室は最重要のチェックポイントです。
子どもが一番長く勉強する場所になる可能性が高い場所だからです。
一生懸命頑張っている生徒が自習室に多いほど、良い学習環境と言えます。
目の前に頑張っている仲間が見えると、「自分も頑張ろう!」と思えるからです。
チェック2:受験情報などの掲示物
塾に話を聞きに行くときは、受験情報などの掲示物もチェックできると良いです。
最新情報が掲示されているようであれば、受験面や進路面での手厚いサポートが期待できます。
また、生徒向けの掲示物も確認できると、その塾がどのようにして生徒を頑張らせようとしているのかを感じることができます。
チェック3:教室の整理整頓
塾に話を聞きに行くときは、教室が整理整頓されているかどうかチェックできると良いです。
教室がしっかりと整理整頓されているようであれば、教室管理や生徒管理もしっかりとしている可能性が高いです。
チェック4:立地と周辺環境
塾に話を聞きに行くときは、塾の立地や周辺環境のチェックも大切です。
塾に通う時間は夕方以降になり、帰りが遅くなってしまうこともあります。
塾の帰り道の治安は重要なチェックポイントです。
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ポイント8:講師と子どもの相性を見る
小学生の塾を選ぶときは、講師と子どもの相性を見ることが非常に重要です。
講師との相性次第で、子どもの勉強への取り組み方が大きく変わるからです。
相性の良い講師と出会えると、子どもは前向きに自分から頑張れるようになり、自然と成績も上がっていきます。
「講師の力量」も大事なポイントですが、特に小学生にとっては「講師との相性」のほうが重要になることが多いです。
社員講師かアルバイト講師か
塾の講師は、大きく「社員講師」と「大学生のアルバイト講師」の2つに分けられます。
▼この表は横にスクロールできます。
社員講師 | アルバイト講師 | |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
難関中学に合格するための中学受験対策に取り組むのであれば、社員講師の授業を強くおすすめします。
そうでないようであれば、子どもの性格に合わせて「社員講師」か「アルバイト講師」を選択すると良いです。
ポイント9:無理なく通い続けられる費用かどうか確認する
小学生の塾を選ぶときは、無理なく通い続けられるか費用かどうかを確認することも非常に大切です。
塾の授業料は安くありませんし、長期間支払い続ける必要があるからです。
塾の費用は月謝以外にもかかることが多いです。
月謝だけでなく、年間の費用を確認しておく必要があります。
月謝以外の費用
- 入学金
- 教材費
- 模試費
- 設備維持費
- 季節講習
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ポイント10:必ず複数の塾の体験授業を受ける
小学生の塾を選ぶときは、必ず複数の塾の体験授業を受けるようにすることが大切です。
実際に授業を受けてみて比較検討しなければ、子どもに合うかどうかの判断ができないからです。
体験授業では、「授業のわかりやすさ」だけでなく、「講師と子どもとの相性」も見ておけると良いです。
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小学生の塾の選び方の注意点
小学生の塾を選ぶときには、注意しなければならないこともあります。
特に、次の4つの項目には注意が必要です。
注意1:友達が通っているからというだけの理由で選ばない
小学生の塾の選び方として、友達が通っているからというだけの理由で選んでしまうのは非常に危険です。
友達にとっての良い塾が、本人にとっても良い塾とは限らないからです。
仲の良い友達と一緒に塾に通えると、前向きに塾に通える可能性も高くなりますが、それだけで判断してしまうのは危険です。
注意2:周りが通っているからという理由で塾に行かないようにする
小学生の塾の選び方として、周りの子も通っているからという理由で子どもを塾に通わせるのは危険です。
塾に通いはじめるべき時期は、子どもの学習状況によって異なるからです。
特に小学生は、勉強以外にもいろいろな経験をすべき時期でもあり、塾に通うべきかどうかということも含めてよく考える必要があります。
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注意3:授業料だけで塾を選ばない
小学生の塾の選び方として、授業料だけで塾を選んでしまうのは危険です。
授業料が高いから良い塾とは限りませんし、授業料が安い塾はサービスに問題があることも多いからです。
授業料は塾を選ぶときの大切なポイントの一つですが、その塾に通うメリット・デメリットと天秤にかけて判断したほうが良いです。
注意4:よく調べずに塾を決めてしまわない
小学生の塾の選び方として、よく調べずに塾を決めてしまうのは危険です。
その塾を選んで成功だったかどうかを判断するのには時間がかかります。
その間にも塾の費用はかかりますし、他の塾に通っていれば子どもがグングン成長していたかもしれない時間も失うことになります。
一度塾に通いはじめると、塾を辞めたり、塾を変えたりする判断をするのにはすごく大きな労力がかかります。
最初に塾を選ぶときには、よく調べてから入塾を決めるべきです。
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>>塾に行っても意味がないパターンと塾を変えたほうが良いパターン
塾はいつ頃から通いはじめるべきか
小学生の子どもをいつから塾に通わせるかは、子どもの学習状況や塾に通う目的によって異なります。
一般的には、次のようなタイミングで塾に通いはじめられると良いです。
▼この表は横にスクロールできます。
塾に通う目的 | おすすめの 入塾時期 |
中学受験を検討している | 小学校3年生の2月 |
学習習慣を身につけさせたい | 低学年などの早い時期 |
小学校の成績が心配 | テストの点数が下がってきた時点 (80点未満が目立つ) |
英語の対策をしたい (英検対策含む) |
低学年などの早い時期 |
中学校への進学準備 | 小学校6年生の冬から春 |
思考力を育てたい | 低学年などの早い時期 |
小学生が塾に通いはじめるタイミングについては、『【目的別】小学生はいつから塾に通わせる?入塾のタイミングと塾選びのポイント』で詳しく解説しています。
-
【目的別】小学生はいつから塾に通わせる?入塾のタイミングと塾選びのポイント
小学生の子どもが塾に通ういはじめるタイミングは、一般的には、中学受験をするのであれば小学校3年生の2月、しないようであれば塾が必要になったタイミングでということになります。この記事では、小学生が塾に通いはじめるタイミングについて解説しています。
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まとめ
それでは、小学生の塾の選び方のポイントについての解説をまとめます。
結論
小学生が塾に通う目的はそれぞれ異なりますので、目的に合わせて塾を選ぶことが大切です。
子どもにピッタリの塾を選ぶことができると、勉強を通して大きく成長できる可能性があります。
小学生の塾の選び方のポイントは、主に次の10個です。
小学生の塾の選び方のポイント
- 塾に通う目的をよく考える
- 子どもに合う授業形態を選ぶ
- 塾以外の選択肢も広く考える
- その塾の強み・弱みを知る
- 生の口コミを集める
- 教室の雰囲気を見る
- 環境や設備を確認する
- 講師と子どもの相性を見る
- 無理なく通い続けられる費用かどうか確認する
- 必ず複数の塾の体験授業を受ける
小学生の塾を選ぶときには、特に次の4つの項目には注意が必要です。
小学生の塾を選ぶときの注意点
- 友達が通っているからというだけの理由で選ばない
- 周りが通っているからという理由で塾に行かないようにする
- 授業料だけで塾を選ばない
- よく調べずに塾を決めてしまわない
一般的には、次のようなタイミングで塾に通いはじめられると良いです。
▼この表は横にスクロールできます。
塾に通う目的 | おすすめの 入塾時期 |
中学受験を検討している | 小学校3年生の2月 |
学習習慣を身につけさせたい | 低学年などの早い時期 |
小学校の成績が心配 | テストの点数が下がってきた時点 (80点未満が目立つ) |
英語の対策をしたい (英検対策含む) |
低学年などの早い時期 |
中学校への進学準備 | 小学校6年生の冬から春 |
思考力を育てたい | 低学年などの早い時期 |
今回はの記事が、お子様にピッタリの塾を選び、学力的にも人間的にも大きく成長していくきっかけとなればとてもうれしいです。
小学生におすすめのオンライン家庭教師
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