こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
中学1年生・中学2年生にとって冬休みは微妙な時期にあり、どのように過ごさせようかと悩んでいる保護者の方は多いです。
どのくらい勉強させればよいのか、何を勉強させればよいのか、旅行に連れて行っても大丈夫だろうかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
だらけてしまいやすい中学1年生・中学2年生の冬休みも、学習習慣を途切れさせないことが大切です。
一方で、長期休みだからこそできる体験も大切にすべきです。
今回は、中学1年生・中学2年生の冬休みの過ごし方や勉強方法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が有意義な冬休みを過ごし、勉強面でも学力アップして3学期を迎えるための参考としていただければとてもうれしいです。
▼中学3年生についてはこちらから
>>【高校受験】受験生の冬休みの過ごし方!勉強時間や勉強方法は?
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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中学1年生・中学2年生にとっての冬休みとは
冬休みは期間もそれほど長くはなく、特に中学1年生・中学2年生にとっては勉強面でも微妙な時期となります。
年末年始ということもありボーっと過ごしてしまいがちですが、期間が短いからこそ意識をして充実させることができると、成長という意味でも学力アップという意味でも有意義です。
冬休みを有意義に過ごすために意識しておくべきポイントは、主に次の7点です。
意識しておくべきポイント
一つひとつ解説します。
ポイント1:期間は約2週間
中学校の冬休み期間は約2週間です。
曜日の巡りや祝日によっても異なりますが、12月のクリスマスの時期からはじまり、新年が明けてから1週間ほど過ぎた頃までとなります。
地域や自治体によっても異なります。
前後の土日も含めて、約2週間と考えておくと良いでしょう。
夏休みに比べると「2週間」は短く感じますが、それでも2週間も学校が休みになります。
2週間でできることはとても多いです。
ポイント2:イベント事が多く忙しい
中学校の冬休み期間はイベント事が多く、思ったよりも慌ただしくなることが多いです。
クリスマスや大掃除、大晦日、年明け、帰省と続き、正月三が日が終わって数日するとすぐに3学期がはじまります。
時の流れに身をまかせていると、あっという間に過ぎ去っていきます。
冬休みの2週間を有意義に過ごすためには、取り組むべきことに優先順位をつけて、計画を立てておくことが大切です。
ポイント3:年明け後は気が緩む
年末は慌ただしくなりますが、年明け後は急に暇になり、気が緩んでダラダラしてしまいがちです。
ゆっくりと過ごす時間も有意義なのですが、気が緩んでダラダラ過ごしてしまうともったいないです。
メリハリをつけるためにも、年明けに取り組むことを事前に決めておくと良いです。
ポイント4:学年末試験が控えている
2月の下旬には、学年最後の定期テストである学年末試験(3学期期末試験、または後期期末試験)が控えています。
3学期制の学校では3学期の定期テストは1回しかないので、内申点(通知表の評定)に大きく影響します。
試験を作る先生にもよりますが、学年末試験では1学期や2学期に学習した内容が出題されることも多いです。
学年末試験という大切な試験が控えていることを意識して冬休み中の勉強に取り組めると有意義になります。
>>高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
>>定期テストで点数を取れない3つの理由と8つの対処法【元塾教室長が解説!】
ポイント5:友達や家族との時間を作れる
中学1年生・中学2年生の冬休みは、友達や家族など、大切な人たちとの時間を作れる期間でもあります。
勉強も大切ですが、大切な人たちと共有する時間もとても大切です。
年末年始は特に人が集まる機会が多いので、時間が合うようであれば積極的に会いに行くべきです。
特に中学2年生は、冬休みのうちにいろいろな人に会っておくと良いです。
中学3年生の夏休み・冬休みは、人に会いに行く余裕はありません。
ポイント6:志望校や将来のことを考える時間が取れる
中学1年生・中学2年生の冬休みは、志望校や将来のことを考える時間をじっくりと取れる貴重な期間でもあります。
特に、普段から部活や学校行事で忙しい中学生は、長期休み期間中に親子で将来のことについてゆっくりと話せると良いです。
志望校や将来やりたいことについて良く考えている子どものほうが、受験勉強で一層努力することができます。
勉強する目的や理由がわかっているからです。
受験生になって勉強に追われて、その時の偏差値で3年間通う高校を決めてしまってはもったいないです。
高校は偏差値ではありません。
学校の特色や特徴をよく知ったうえで、「この高校に行きたい!」と思った学校を選ぶべきです。
>>将来の夢がない子どもに見てほしい動画5選【保護者の方にも見てほしい】
ポイント7:普段できないことに取り組める
中学1年生・中学2年生の冬休みは、普段できないことに取り組める期間でもあります。
旅行に行って新しい刺激を受けるのも良いですし、普段あまり取り組めない趣味に没頭するのも良いでしょう。
新しいことに挑戦したり、初めての体験をしに行ってもおもしろいです。
子どもにとって「体験」は貴重な財産です。
新しいことに積極的に挑戦して、多くのことを体験できると良いです。
冬休みに取り組む勉強の優先順位
冬休みを有意義に過ごすためにも、取り組む勉強の優先順位を考えることは大切です。
優先順位をつけることで、2週間という短い期間でどこからどこまで取り組むかを決められますし、勉強以外のことにも取り組む時間を作ることができます。
子どもの成績や学習状況によっても異なりますが、多くの場合、次のような優先順位で勉強に取り組めると良いです。
冬休みの勉強の優先順位
一つひとつ解説します。
優先1:学校の課題
中学1年生・中学2年生が冬休みに最優先で取り組むべき勉強は、学校から出されている冬休みの宿題です。
冬休みの宿題の提出は3学期の通知表の評定(内申点)に大きく影響しますし、高校受験では内申点が超重要だからです。
年内12月中にはすべて仕上げてしまい、提出期限までに必ず提出してください。
12月中がどんなに忙しくても、提出期限までに仕上げるのではなく、年内に終わらせるようにします。
面倒な宿題は後回しにしてしまいがちですが、どんなに面倒でも年内に終わらせます。
冬休み中、学校の宿題に追われてしまうと有意義に過ごせません。
有意義な冬休みするために、年が明ける前に学校の宿題を終わらせることは必須です。
優先2:苦手教科・苦手単元の復習
中学1年生・中学2年生の冬休みには、苦手教科や苦手単元の復習にしっかりと取り組めると良いです。
学校の授業がストップする長期休みの期間こそ、復習に取り組む絶好のチャンスだからです。
勉強は繰り返せば繰り返すほど頭に定着します。
逆に、繰り返さなければ忘れていってしまいます。
夏休み、冬休み、春休みなどの長期休みごとに復習に取り組めると、学校で学習した内容の理解を深めることができます。
得意教科を伸ばすことも大切なのですが、学校の成績や受験のことを考えるのであれば、苦手を克服できたほうが効果的です。
既に80点取れている教科はあと20点しか伸ばせませんが、現状50点しか取れていない教科はあと50点も伸ばす余地があるからです。
苦手教科・苦手単元の復習に取り組むときのポイントは、主に次の4点です。
復習に取り組むときのポイント
ポイント1:学年にとらわれない
苦手教科・苦手単元の復習に取り組むときは、学年にとらわれずに取り組むことが大切です。
必要であれば、小学校の学習内容にまで戻って復習に取り組むべきです。
基礎の積み上げこそが、苦手克服の唯一の方法だからです。
分数のかけ算ができていない状態で、いくら分数の方程式の計算を練習してもなかなか苦手を克服することができません。
分数のかけ算をしっかりと復習して苦手を克服してから、分数の方程式の計算を練習したほうが効率的です。
苦手教科・苦手単元の復習は、学年を超えてわからないところまで戻ったほうが近道です。
ポイント2:おすすめ単元は意味がない
冬休みに優先して復習すべき単元というものは確かにあるのですが、その単元にこだわっても意味はありません。
学習状況や理解度は、子ども一人ひとり異なるからです。
たとえば、中学1年生であれば数学の「文字式」「方程式」は優先して復習すべき単元です。
一方で、先ほど解説した通り、文字式や方程式に取り組む前にやるべきことがあるかもしれません。
逆に、文字式や方程式はよく理解できていて、比例や反比例がよく理解できていないかもしれません。
おすすめの教科・単元に取り組むよりは、その子個人が苦手としている教科・単元に取り組むべきです。
ポイント3:定期テストの結果から苦手を判断
冬休みに優先して復習すべき単元は、これまでの定期テストの結果を参考にして決めていくと良いです。
模試の結果でも良いのですが、定期テストの結果のほうがおすすめです。
定期テストでは基礎的な問題が多く出題されるため、基礎部分をちゃんと理解できているかどうかを測ることができるからです。
今までの定期テストの点数を見て、特に点数を取れなかった部分に優先して取り組むと良いです。
>>模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント
ポイント4:優先教科を決める
苦手が多すぎて冬休み中にすべて取り組むことができない場合は、優先的に取り組む教科を決めてしまうと良いです。
子どもの学習状況によっても異なりますが、一般的には教科の優先度は次のようになっています。
苦手克服の優先教科
- 英語・数学
- 国語
- 理科・社会
苦手教科の克服で最優先に取り組むべき教科は、英語と数学です。
英語と数学は積み上げ式の教科だからです。
どこかで苦手を残してしまうと、これから学習する内容を理解することができなくなってしまいます。
今後の学校の勉強のためにも、優先して取り組むべき教科です。
国語は後回しにしてしまう中学生が多いですが、早期に対策しておくべき教科です。
すべての教科の勉強は「言葉」で説明されるので、国語を苦手にしてしまうとすべての教科に影響が出てしまう可能性があるからです。
特に、漢字や言葉の意味(語彙)は優先して取り組むべき分野です。
優先3:得意教科・得意単元の復習
中学1年生・中学2年生の冬休みに、得意教科・単元の復習まで取り組めると非常に良いです。
勉強では、得意を伸ばすことも重要だからです。
特に、難関校の受験を考えているようであれば、得意教科でしっかりと点数を取れるようにすることは大切なことです。
難関校で出題される入試問題は発展的な内容が多いので、基礎部分を早期に固めて、難問に対応できる学力を育てていく必要があります。
高3の夏休み以降にしっかりと難問対策に取り組めるよう、得意教科を早期に完成させられると良いです。
優先4:3学期以降の勉強の先取り学習
中学1年生・中学2年生の冬休みに、3学期以降の学習内容の先取りまでできると非常に有利です。
先取り学習をすることで、学校の成績を上げながら受験対策にも取り組むことができるからです。
先取り学習に取り組めると、学校の授業の学習内容を深く理解することができますし、授業中に発表などで活躍できる機会も増えます。
授業中に活躍できると、内申点(通知表の評定)アップが期待できます。
また、勉強は繰り返し取り組めば定着しますので、学校の定期テストでも点数アップを狙えますし、受験でも活用できるほど学習内容を定着させることもできます。
さらに先の大学受験を見据えるのであれば、先取り学習はとても大切です。
冬休みの勉強は復習が優先ですが、頑張って先取り学習までできると非常に有意義です。
>>中学生の英語の先取りは受験で勝つために超重要!【元塾教室長が解説!】
冬休みの勉強時間の目安
冬休みの勉強時間は長ければ長いほど良いのですが、時間は限られていますし、他にやるべきことややりたいこもあります。
子どもの学習習慣や忙しさによっても異なりますので、ここでは目安となる勉強時間を解説します。
冬休みの勉強時間の目安
中学1年生の目標は1日3時間、最低2時間
中学1年生の冬休みの勉強時間は、1日3時間が目標です。
学習習慣を維持するためには、1日3時間は勉強時間を確保するのが好ましいからです。
勉強の取り組みで一番大切なのは、普段の勉強の積み重ねです。
学習習慣をつけて、忙しい時でもコツコツと毎日取り組むことが大切です。
部活動や試合などで忙しい日であっても、冬休み中であれば1日3時間は勉強時間を確保できるはずです。
一方で、普段から家で勉強に取り組めていない中学生にとっては、1日3時間自発的に勉強に取り組むのは難しいでしょう。
まずは学習習慣をつけることが大切なので、1日2時間を目標に取り組めると良いです。
なお、1日3時間以上取り組めるようであれば、10時間でも12時間でも取り組んでも問題ありません。
中学2年生の目標は1日5時間、最低2時間
中学2年生の冬休みの勉強時間は、1日5時間が目標です。
中学2年生の冬休みに受験勉強に取り組めているかどうかが、高校入試の結果を大きく左右するからです。
受験勉強は中学3年生になってからと考えている中学生は多いですが、受験勉強にフライングはありません。
スタートは早いほうが圧倒的に有利です。
まずは冬休みに1日5時間頑張れる良いです。
一方で、普段から家で勉強に取り組めていない中学生にとっては、1日5時間勉強に取り組むのはとても難しいです。
まずは学習習慣をつけることが大切なので、1日2時間を目標に取り組めると良いです。
なお、1日5時間以上取り組めるようであれば、10時間でも12時間でも取り組んでも問題ありません。
>>高校受験の受験勉強はいつから本気を出せば間に合うのか【元塾教室長が解説!】
冬休みの勉強を効果的にするためのポイント
約2週間という短い期間で勉強の成果を出すためには、ただ闇雲に取り組むのではなく、ポイントを押さえて取り組む必要があります。
冬休みの勉強を効果的にするためのポイントは、主に次の5点です。
一つひとつ解説します。
ポイント1:毎日取り組む
冬休みの勉強を効果的にするためには、毎日勉強に取り組むことが大切です。
勉強は、継続して取り組み続けることが大切だからです。
部活の試合で一日出かけていたとしても、2時間から3時間程度あれば勉強時間を確保できるはずです。
どうしても疲れてしまっていて眠ってしまいそうであれば、10分でも良いです。
毎日取り組むことが大切です。
メリハリはつけるべき
勉強は毎日取り組むことが大切ですが、メリハリをつけることも大切です。
たとえば、旅行などでかけがえのない時間を過ごしているときには、学校の勉強に取り組む必要はありません。
そこでしかできない体験をしたり、今しか得られない時間を過ごしたりすることのほうが大切です。
勉強しない日は勉強しないとスッパリと決めてしまい、その分の勉強を別の日に取り組むようにできると良いです。
ポイント2:基礎を大切にする
冬休みの勉強を効果的にするためには、基礎部分を中心に取り組むことが大切です。
難題をたくさん出題するような難関校の受験を目指す場合でも同じです。
基礎の積み上げこそが、学力向上の基本だからです。
せっかくの冬休みだから難しい問題をたくさん解かせたいと思われるかもしれませんが、基礎を徹底的に定着させれば必ず難問も解けるようになります。
現状の学習状況や偏差値に関わらず、基礎を大切にして取り組むことが重要です。
>>数学の応用問題が解けない!解き方のコツと勉強法【元塾教室長が解説!】
ポイント3:勉強方法を工夫する
冬休みの勉強を効果的にするためには、勉強方法を工夫することも大切です。
中学生は、勉強方法が間違っていることが多いからです。
問題集を解いて丸付けをするだけで勉強を終わらせてしまう中学生も多いのですが、丸付けをしてからが本当の勉強です。
できなかったものをできるようにすることが勉強です。
短い期間で正しい勉強方法をマスターするのは難しいので、冬休みの勉強をきっかけにして勉強方法を学んでいけると良いです。
まずは、「その日に解いた問題が、2月下旬の学年末試験で出題されても解けるかどうか」を意識して勉強するようにアドバイスしてあげると取り組みやすいと思います。
ポイント4:学習計画を立てる
冬休みの勉強を効果的にするためには、学習計画を立てることも大切です。
学習計画を立てると、冬休み中に何に取り組むかが明確になりますし、取り組むべきことの優先度をつけやすくなります。
また、計画を立てて進捗を確認しながら取り組んでいくスキルは、社会に出てからも実践的に活用できるスキルにもなります。
一方で、中学生が学習計画を立てて、計画通りに勉強を進めていくのはとても難しいです。
最初から完璧を目指さず、少しずつできるようにしていけると良いです。
学習計画を立てることが苦手な場合は、次のようなことを試してみると良いです。
学習計画を遂行するためのポイント
ポイント1:計画表を作る
学習計画を作るのであれば、まずは学習計画表を作ります。
頭の中に作るのではなく、紙に書いたりパソコンやタブレットで作成したりして、必ず目に見える形にします。
プロジェクトを計画通りに進めるためには、見える化することが大切だからです。
計画表には、その日に取り組む学習内容を具体的に書いていきます。
「数学の問題集に取り組む」ではなく、「数学のこの問題集の◯ページから▢ページまで終わらせる」という形で具体的に書いていきます。
「1日3時間取り組む」と決めたのであれば、3時間で終わらせられる量を書きます。
無理をして詰め込みすぎると計画が破綻しますので、少し余裕を持った計画を作れると良いです。
その日の学習内容が予定よりも早く終わってしまった場合は、翌日の学習分に取り組んでしまうと良いでしょう。
ポイント2:進捗をマーカーでチェックする
学習計画表は作るだけでなく、進捗チェックにも利用します。
実際に取り組めた学習内容は計画表にマーカーを引いていき、学習進捗を見える化します。
マーカーが引けなかった項目については、いつ取り組むかを考え、学習計画を修正します。
中学生にとっては進捗チェックは難しいので、保護者の方も手伝ってあげられると良いです。
ポイント3:ルールを決める
学習計画を計画通りに進めるためには、ルールを決めることが大切です。
特に、「この日は何時から何時まで取り組む」というような、具体的に勉強に取り組む時間を決めることはとても大切です。
時間を決めてしまえば取り組みやすいからです。
「毎日朝9時から12時までは勉強の時間」と決めてしまうのも良いでしょう。
逆に、「今日中に取り組む」や「夜やる」のようにしてしまうと、ダラダラしてしまいなかなか取り組めません。
ルール作りは習慣化の基本でもあります。
また、その日にやるべきことが終わらなかったらどうするべきかも決めておくと良いです。
「その日のうちに必ず取り組む」とするのがベストですが、生活習慣などによってはその日のうちに取り組むことができないこともあります。
「次の日は予定よりも早い時間から勉強をはじめる」などのルールでも良いと思います。
ポイント5:生活リズムを整える
冬休みの勉強を効果的にするためには、生活リズムを整えることも大切です。
勉強の効果は、体調や集中力によって大きく変わるからです。
特に、中学生にとって睡眠時間をしっかりと確保することは非常に大切です。
長期休みの期間は夜更かししてしまう中学生も多いですが、寝不足になってしまうとせっかく一生懸命勉強に取り組んでもなかなか頭に入ってきません。
冬休み中も生活リズムを崩さずに、規則正しく過ごせると勉強の効果を上げることができます。
冬休みの勉強に取り組むなら
冬休みの勉強に取り組むのであれば、問題集を利用したり、学習塾などを利用したりすることになります。
子どもの得意・不得意や学習状況によっても異なりますが、冬休みの勉強に利用するのであれば、次のようなものがおすすめです。
冬休みの勉強おすすめ
おすすめ1:学習塾の冬期講習
中学1年生・中学2年生が冬休みの勉強に取り組むのであれば、学習塾の冬期講習がおすすめです。
学習塾であれば、勉強のことや受験のことをトータルでサポートしてもらえるからです。
個別指導の塾であれば学習状況を見ながら個別にカリキュラムを作ってもらえますし、集団指導の塾であれば冬休みにマスターすべき勉強を示してもらえます。
一方で、学習塾は費用が高くなってしまうのがデメリットです。
特に個別指導は、授業のコマをたくさん取ると高額になってしまいます。
学習塾の特徴
- 勉強も受験もトータルでサポートしてもらえる
- 冬休みにやるべきことを示してもらえる
- 費用が高い
大手学習塾の紹介
大手の学習塾をいくつか紹介します。
近所にあるようであれば、まずは資料請求や体験授業などの問い合わせをしてみると良いです。
便宜上大手の塾を紹介しますが、大手の塾が良い塾とは限りません。
同じ名前の塾でも、教室によって雰囲気も質もまったく異なります。
地元の小さな塾も含めて情報を集めて、必ず体験授業を受けてから入塾を決めるようにしてください。
※料金は地域や校舎によっても異なります。詳細は必ず公式サイトを確認してください。
▼この表は横にスクロールできます。
塾名 | 公式サイト | エリア | 指導タイプ | 料金 | 特徴 | 体験授業 |
森塾 | 【森塾】 | 関東 静岡 新潟 |
個別指導 |
週1回、月3回授業
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個別教室のトライ | 【個別教室のトライ】 | 日本全国 | 個別指導 |
1コマ120分
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坪田塾 | 個別を超えた「子」別指導【坪田塾】 | 東京 埼玉 千葉 神奈川 愛知 兵庫 大阪 |
個別指導 |
1時間あたり1,530円~2,736円 |
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明光義塾 | 個別指導の明光義塾 | 日本全国 | 個別指導 |
週1回税込み
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スクールIE | スクールIE | 日本全国 | 個別指導 |
週1回税込み
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おすすめ2:タブレット教材・通信教育教材
中学1年生・中学2年生が冬休みの勉強に取り組むのであれば、タブレット教材・通信教育教材もおすすめです。
最近のタブレット教材はAIを活用しているものも多く、子どもの学習状況をその場で測りながら、苦手克服に必要な問題を選んで出題してくれます。
学年をさかのぼって復習できるタブレット教材もあるので、自由度高く効率的に苦手対策に取り組むことができます。
費用が安いというメリットがある一方、中学生が計画どおりに進めるためには、保護者が進捗管理等をサポートしてあげる必要があるというデメリットもあります。
タブレット教材・通信教育教材の特徴
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おすすめ3:オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師
冬休みの勉強に取り組むのであれば、オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師もおすすめです。
近くに良い塾が見つからないときでも、オンラインであれば日本全国の講師から子どもにピッタリの先生を見つけることもできます。
オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師は、基本的にはマンツーマン授業です。
きめ細かなサポートを受けられる一方、費用が高くなるのがデメリットです。
国語特化や数学特化など、特化塾があるのも特徴です。
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オンライン個別指導塾・オンライン家庭教師の特徴
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- 費用が高い
- 特化塾もある
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おすすめ4:問題集・参考書
中学1年生・中学2年生が冬休みの勉強に取り組むのであれば、問題集や参考書を利用するのもおすすめです。
問題集や参考書であれば、費用をほとんどかけずに取り組むことができます。
一方で、問題集を買い与えただけでは中学生が一人で取り組むのは難しいです。
学習計画を立てたり、学習進捗を管理したりと、保護者が手厚くサポートしてあげる必要があります。
問題集・参考書
- 費用がほとんどかからない
- 保護者の手厚いサポートが必要
冬休みは新しいことに挑戦するチャンス
中学1年生・中学2年生の冬休みは、新しいことに挑戦するチャンスでもあります。
行ったことのない場所に旅行へ行ったり、スキーやスノーボードなどのスポーツに挑戦してみたり、思い切って語学留学に挑戦してみるのも良いでしょう。
新しい習い事をはじめてみるのも良いでしょう。
学校の勉強や受験にもつながる習い事としては、次の2つを特におすすめします。
新しくはじめるなら
おすすめ1:英会話スクール
中学1年生・中学2年生の冬休みに新しくはじめるのであれば、英会話スクールがおすすめです。
実践的な英語は社会に出てからも役に立ちますし、学校教育でも英語4技能をバランス良く身につけていくことが重視されてきているからです。
英語4技能とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの力のことです。
中学校の英語の授業では「読む」「書く」に偏ってしまうことが多いので、英会話スクールで「聞く」「話す」の対策もできると、効果的に英語の力を育てることができます。
高校受験では超絶有利になる英検でも、リスニングやスピーキングが評価されます。
多様な文化や価値観に触れるという意味でも、英会話スクールはおすすめです。
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英会話スクールはオンラインがおすすめ!
英会話スクールを利用するのであれば、オンラインのスクールをおすすめします。
オンラインであれば時間の制約も少ないですし、通学の必要もないので短時間で取り組むことができます。
英会話スクールについては、『中学生が英語の成績を上げるために英会話をはじめるべき2つの理由!』で詳しく解説しています。
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中学生の英語の成績が上がらない理由はいくつか考えられますが、その理由によっては、英会話学習が決定的な打開策になる可能性があります。この記事では、中学生が英会話スクールに通うべき2つの理由を解説しています。
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おすすめ2:プログラミングスクール
中学1年生・中学2年生の冬休みに新しくはじめるのであれば、プログラミングスクールもおすすめです。
プログラミングそのものを学ぶこともできますが、プログラムを組むのに必要な論理的な思考力を育てることもできるのが大きなメリットです。
実際に、学校教育ではプログラミング的思考力を育てることが重視されています。
プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。
引用:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)教育課程部会 教育課程企画特別部会(第17回) 配付資料:文部科学省
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プログラミングは大学入試でも重要
2025年度から、国立大学の入試では大学入学共通テスト(旧センター試験)で「情報Ⅰ」の教科が基本的に受験必須となります。
この情報Ⅰでは、本格的なプログラミングの問題が出題される予定です。
実際に試作問題で出題された問題を見てみましょう。
買い物の際に、客が支払う硬貨の枚数と、お釣りとして受け取る硬貨の枚数の合計が一番少なくなるようにするためのプログラムを組む問題です。
プログラムの組み方を数学的に考える問題や、実際に擬似プログラミング言語でコードを書く問題が出題されています。
プログラミングがよくわからないという方でも、「図1」と「図2」のコードを見れば、お遊びレベルのプログラミングではないことがわかると思います。
基本的なプログラミングの仕組みを、中学生のうちからしっかり理解しておくと大学入試で有利になります。
また、プログラミングのスキルはこれからの時代の必須スキルとなることが予想されます。
社会に出てからも活用できる確かなスキルを身につけるためにも、プログラミングスクールはおすすめです。
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中学生におすすめのプログラミングスクール
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※基礎からテキストコーディングまで! - デジタネ(旧D-SCHOOLオンライン)
※100以上のコンテンツ使い放題!
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まとめ
それでは、中学1年生・中学2年生の冬休みの過ごし方や勉強方法についての解説をまとめます。
結論
だらけてしまいやすい中学1年生・中学2年生の冬休みも、学習習慣を途切れさせないことが大切です。
一方で、長期休みだからこそできる体験も大切にすべきです。
冬休みを有意義に過ごすために意識しておくべきポイントは、主に次の7点です。
意識しておくべきポイント
- 期間は約2週間
- イベント事が多く忙しい
- 年明け後は気が緩む
- 学年末試験が控えている
- 友達や家族との時間を作れる
- 志望校や将来のことを考える時間が取れる
- 普段できないことに取り組める
冬休みを有意義に過ごすためにも、取り組む勉強の優先順位を考えることは大切です。
冬休みの勉強の優先順位
- 学校の課題
- 苦手教科・苦手単元の復習
- 得意教科・得意単元の復習
- 3学期以降の勉強の先取り学習
冬休みの勉強時間は長ければ長いほど良いのですが、時間は限られていますし、他にやるべきことややりたいこもあります。
子どもの学習習慣や忙しさによっても異なりますが、目安となる勉強時間は次のようになっています。
冬休みの勉強時間の目安
- 中学1年生の目標は1日3時間、最低2時間
- 中学2年生の目標は1日5時間、最低2時間
冬休みの勉強を効果的にするためのポイントは、主に次の5点です。
冬休みの勉強を効果的にするためのポイント
- 毎日取り組む
- 基礎を大切にする
- 勉強方法を工夫する
- 学習計画を立てる
- 生活リズムを整える(よく寝る)
中学Ⅰ年生・中学2年生が冬休みの勉強に利用するのであれば、次のようなものがおすすめです。
冬休みの勉強おすすめ
中学1年生・中学2年生の冬休みは、新しいことに挑戦するチャンスでもあります。
学校の勉強や受験にもつながる習い事としては、次の2つを特におすすめします。
新しくはじめるなら
今回の記事が、お子様が有意義な冬休みを過ごし、勉強面でも学力アップして3学期を迎えるきっかけとなればとてもうれしいです。
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