こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

勉強には取り組んでいるのにも関わらず、定期テストで点数が取れないと悩む中学生は多いです。
保護者の方としても、どのようにすれば点数を取れるようになるのかと、心配されているのではないでしょうか。
結論
間違った勉強法に取り組んで、勉強をした気になっているだけの子どもは多いです。
意識と取り組み方を変えなければ、定期テストの点数はずっと上がりません。
今回は、子どもが定期テストで点数を取れない理由と、その対処法を解説します。
中学生を対象に解説していきますが、高校生も参考にしていただけます。
最後まで読んでいただき、お子様が正しい勉強法で勉強に取り組み、定期テストの点数を大きく伸ばすための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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定期テストで点数を取れない理由
定期テストで点数を取れない理由は、主に次の3つです。
定期テストで点数を取れない理由
理由1:勉強時間が足りない
定期テストで点数を取れない理由として一番多いのは、勉強時間が足りないということです。
勉強は、まずは勉強時間と勉強量が大切だからです。
勉強の質と効率を考えるのは、勉強時間を確保してからです。
定期テストで点数を取れないと悩む中学生・高校生の多くは、勉強時間を増やすだけで点数を取れるようになります。
定期テスト1週間前は1日4,5時間
定期テスト対策の勉強は、定期テストの3週間前から取り組みはじめるのが一般的です。
定期テストの1週間前であれば、平日は1日に4時間~5時間、休日は1日に10時間~12時間というのが勉強時間の目安です。
最低でも、平日は1日3時間、休日は1日8時間は必要です。
それよりも勉強時間が短い場合は勉強不足です。
▼この表は横にスクロールできます。
平日 | 休日 | |
最低勉強時間 | 3時間 | 8時間 |
目標勉強時間 | 5時間 | 12時間 |
理由2:勉強ではなく作業をしている
勉強が苦手な子どもは、自分では勉強に取り組んでいるつもりであっても、実は作業をしているだけという場合が多いです。
小学校のときに、自主的に勉強に取り組んだ経験が少ないためです。
小学校のときは、言われたことに取り組むような、受動的な勉強が多かったと思います。
それが、中学になった途端に、定期テストで良い点数を取るために自主的に勉強に取り組まなければならなくなります。
それにも関わらず、正しい勉強方法がわからずに、小学生の時と同じように、出された課題を解いて丸付けするだけの作業に取り組んでしまう中学生は多いです。
効果がない勉強
- すべて同じ回数ずつ書くような書き取り練習
- カラフルできれいなノート作り
- 解いて丸付けするだけの問題演習
理由3:テストを受けっぱなしにしている

定期テストで点数を取れない子どもほど、テストを受けっぱなしにしてしまいます。
テストを受けたあとの勉強を大切にできる子どもほど、成績は伸びやすいです。
できなかったことをできるようにすることが勉強だからです。
定期テストの結果は、次の定期テストで点数を取るための貴重なデータです。
そのような貴重なデータをポイポイ捨ててしまっているようでは、定期テストの点数を取れるようにはなりません。
定期テストで点数を取れないときの対処法
ここからは、定期テストで点数を取れないときの具体的な対処法を8つ解説していきます。
点数を取れないときの対処法
対処法1:勉強する意味を考える
定期テストで点数を取れない場合や、子どもが前向きに勉強に取り組めていない場合は、保護者の方が勉強する意味を一緒に考えてあげてください。
意義を感じなければ、人は前向きに取り組むことはできないからです。
子ども自身がどうありたいのか、どうなりたいのか、未来のことを一緒に考えてあげてください。
子どもが思い描く未来のために、知識や教養はどのような意味を持つのか、一緒に調べたり、話し合ったりしてみてください。
時間はかかりますが、子ども自身が「芯」となる部分を見つけることができれば、自然と前向きに勉強に取り組めるようになります。
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対処法2:基礎基本だけを徹底する
定期テストで点数を取れないときは、基礎基本だけを徹底して定着させることを意識して勉強に取り組むことが大切です。
学校の定期テストは、基礎基本をしっかりと理解できていれば、80点以上取れるように作られているからです。
発展問題や応用問題は、定期テストで80点を取れるようになるまでは取り組む必要はありません。
応用問題で悩んで無駄な時間を使うよりも、基礎基本の問題を何周も解いて、徹底的に固めたほうが効果的です。
基礎基本の徹底は、定期テストで点数を取れるようにするだけでなく、発展問題や応用問題を解けるようにするための準備にもなります。
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>>数学の応用問題が解けない!解き方のコツと勉強法【元塾教室長が解説!】
対処法3:暗記は毎日コツコツ取り組む
漢字や英単語などの基礎暗記は、毎日コツコツ取り組み続けることが大切です。
基礎暗記は、覚えたり忘れたり思い出したりを何度も繰り返すことで定着していくからです。
歯磨きと同じように毎日の習慣としてしまい、コツコツと積み上げていけると良いです。
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対処法4:丸付けをしたあとの勉強を意識する
定期テストで点数を取れるようにするためには、丸付けをした後の勉強を大切にできるようにする必要があります。
丸付けをしたあとが本当の勉強だからです。
問題を解いて丸付けを終えた状態は、「できること」と「できないこと」を選別した状態に過ぎません。
丸付けをして見つけた「できないこと」を、できるようにしなければ意味がありません。
「できない」ことを「できるようにする」ことを意識しながら問題演習に取り組むことができると、成績を大きく伸ばすことができます。
問題演習に取り組むときのポイントは、主に次の5つです。
問題演習に取り組むときのポイントは
- 丸付けをした後の勉強を大切にする
- 間違えた問題は答えを書き写すだけでなく、必ず解説を読んで理解する
- 解説を読んでも理解できない場合は、教科書や授業中に取ったノートを見て復習する
- 間違えた問題は、期間を空けてもう一度解き直す
- 自分の力で解けるようになるまで繰り返し解く
問題演習は、たくさんの問題に手を出そうとするのではなく、一つひとつの問題を、自分の力だけで解けるようになるまで何度も繰り返し解くことが大切です。
対処法5:普段の授業の予習復習をする
定期テストで点数を取れないときは、普段の授業の予習・復習に取り組むことが非常に大切です。
勉強は、結局は普段の積み重ねが一番大事だからです。
「予習→学校の授業→復習」と、同じ学習内容に繰り返し取り組むことで、授業内容を定着させることができます。
普段の勉強を一つひとつ定着させていけば、学習内容をある程度完成させた状態で定期テスト前の勉強に取り組むことができます。
余分な復習に時間を取られずに定期テスト対策に集中できるので、スムーズに準備を進めることができます。
学習習慣が大事
定期テストで点数を取れる子どもほど、普段から習慣的に勉強に取り組めています。
まずは、1日30分からでも良いです。
毎日の学習習慣を身につけていくことが大切です。
対処法6:学校のワークは最低2周する
学校ワークは、定期テスト当日までに最低2周は解きます。
本気で取り組むのであれば、3周を目標にすると良いです。
定期テストでは、学校ワークからの出題が多いからです。
学校ワークをしっかりやり込むことが、定期テストの点数アップのための近道です。
学校のワークは必ず提出する
学校ワークは、定期テスト終了後の提出課題となっていることが多いです。
必ず提出してください。
課題提出は内申点(通知表の評定)に直結しますし、高校受験では内申点が超重要だからです。
他の問題集に手を出すのは、学校ワークが終わってからにするべきです。
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対処法7:定期テストの復習と解き直しに取り組む
定期テストで点数を取れるようにするためには、定期テストが終わった後に復習と解き直しに取り組むことが重要です。
定期テストの復習に取り組んで苦手を残さないようにすると、テスト後の学校の授業をスムーズに理解できるようになるからです。
定期テストの復習に取り組むメリットは、主に次の5つです。
定期テストの復習に取り組むメリット
- 苦手を早期発見して克服できる
- 正しい勉強方法が身につく
- 次の定期テストの点数アップを狙える
- 受験対策につながる
- 入試直前期に点数を爆上げするための準備になる
テストが終わったらパーッと遊びに行きたくなってしまいますが、あと少しの頑張りが大きな成果につながります。
定期テストの復習についての詳細は、『定期テストの復習で学力を伸ばす!効果的な取り組み方とポイント』で詳しく解説しています。
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定期テストの復習で学力を伸ばす!効果的な取り組み方とポイント
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対処法8:定期テストの振り返りに取り組む
定期テストで点数を取れるようにするためには、定期テストに振り返りに取り組むことも大切です。
定期テストの振り返りが、次のテストの点数アップに大きく役立つからです。
定期テストの振り返りをすべき理由
- 苦手を残さないようにするため
- 正しい勉強方法を身につけるため
- 受験勉強を有利に進めるため
- 物事を改善できる力を育てるため
定期テストの振り返りに取り組むことで、テスト対策の取り組み方を毎回改善していくことができます。
定期テストの振り返りについての詳細は、『定期テストの振り返り完全ガイド!苦手克服と効率学習のポイント』で解説しています。
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定期テストの振り返り完全ガイド!苦手克服と効率学習のポイント
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定期テストの成績アップに利用できるもの
ここからは、中学校の定期テストの成績アップにおすすめの学習サービスを紹介していきます。
子どもの性格や学習状況によって異なりますが、定期テストの成績アップに注目するのであれば、次のような学習サービスがおすすめです。
おすすめ1:地元の学習塾
定期テストで点数を取れるようにするのであれば、地元の学習塾がおすすめです。
学習塾は地元密着型のものが多く、通っている学校の定期テスト対策をピンポイントで行ってくれるからです。
勉強面でも受験面でも手厚くサポートしてもらえるのも、学習塾の大きなメリットです。
定期テストの点数を取れないということであれば、勉強の仕方から手取り足取り指導してもらえる補習塾がおすすめです。
学習塾の特徴
- 地域密着型で通っている学校の対策をしてもらえる
- 定期テスト対策も受験対策もできる
- 手厚くサポートしてもらえる
- 補習塾がおすすめ
- 費用が高い
定期テスト対策におすすめの個別指導塾
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おすすめ2:オンライン家庭教師
定期テスト対策で点数を取れるようにするのであれば、オンライン家庭教師もおすすめです。
オンライン家庭教師であれば、比較的安くマンツーマン授業を受けられるからです。
部活が忙しくてなかなか時間を取れない場合や、マンツーマン授業できめ細かな指導を受けたい場合に特におすすめです。
全国に住む講師から子どもと相性の良い講師を探すことができるのも、オンライン家庭教師のメリットです。
一方で、自習室を使えないなどのデメリットもあるので、特徴を知ったうえで検討できると良いです。
オンライン家庭教師の特徴
- 日本全国の講師から先生を選べる
- マンツーマン授業の割りに授業料が安い
- オンライン特有のデメリットもある
- 教科特化型もある
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オンライン家庭教師についての詳細は、『オンライン家庭教師おすすめ13選!元塾教室長が徹底比較!』で解説しています。
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おすすめ3:タブレット学習教材
中学校の定期テストで成績アップを目指すのであれば、タブレット学習教材もおすすめです。
特に、演習量を確保したいということであれば、紙の問題集よりもタブレット教材のほうがずっとおすすめです。
最近のタブレット学習教材はAIを活用しているので、非常に効率的に演習に取り組めるからです。
AIが定期テストに向けての学習計画を作成してくれたり、普段の取り組みから学習到達度を測って、今取り組むべき問題を選んで出題してくれたりと、昔に比べて遥かに効率的になっています。
学校の授業の予習復習から、定期テスト直前の対策まで幅広く利用することができます。
タブレット学習教材は費用がそれほど高くないのも魅力的です。
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中学生向けのタブレット学習教材についての詳細は、『中学生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!』で解説しています。
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今後の定期テストで点数を伸ばしていくための対策
中学校の定期テストでは、現状の成績に関係なく、正しく努力をすることで点数を伸ばしていくことができます。
正しい努力の仕方を知り、実践していくことが大切です。
中学生の定期テスト対策については、『中学生の定期テスト対策完全まとめ!点数アップのための全ガイド』に詳しくまとめてあります。
ぜひチェックして、定期テストの成績アップを目指してください。
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中学生の定期テスト対策完全まとめ!点数アップのための全ガイド
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まとめ
それでは、子どもが定期テストで点数を取れない理由と、その対処法についての解説をまとめます。
結論
間違った勉強法に取り組んで、勉強をした気になっているだけの子どもは多いです。
意識と取り組み方を変えなければ、定期テストの点数はずっと上がりません。
定期テストで点数を取れない理由は、主に次の3つです。
定期テストで点数を取れない理由
定期テストで点数を取れないときの具体的な対処法は、主に次の8つです。
点数を取れないときの対処法
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今回の記事が、お子様が正しい勉強法で勉強に取り組み、定期テストの点数を大きく伸ばすきっかけとなればとてもうれしいです。
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