こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。


中学校の英語の対策に、先取り学習を検討している保護者の方は多いです。
本当に先取り学習は必要なのかどうか、先取り学習に取り組ませるのであればどのように取り組ませるべきなのか、いろいろと悩まれているのではないでしょうか。
結論
英語の先取り学習は、学校の勉強にも、高校受験にも、大学受験にも有効です。
特に、難関高校合格を目指すのであれば、中学2年生のうちに中学全範囲の学習を終わらせられると良いです。
今回は、中学生向けに英語の先取り学習について解説します。
英語の先取り学習の勉強法や、おすすめの教材・学習サービスについても解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が英語の先取り学習を頑張って、難関校合格を果たすための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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英語の先取りをすべき4つの理由
中学生の英語の先取りは、学校の勉強にも、高校受験にも、大学受験にも有効です。
特に、難関校合格を目指すのであれば、中学2年生のうちには中学全範囲を学習し終えることを目標に取り組めると良いです。
理由は主に4つあります。
英語の先取りをすべき理由
理由1:難関高校の英語は学校英語だけでは歯が立たない
一般的な公立の中学校の授業で学習する英語のレベルでは、難関高校の入試問題には歯が立ちません。
難関高校の入試で出題される英語のレベルは非常に高く、基礎レベルの知識だけでは解けないからです。
実際の入試問題の長文読解の文章を見てみましょう。
まずは、東京都立立川高等学校の2022年の問題です(一部抜粋)。
公立高校の入試問題ですが、太陽光発電に関する実験についての文章で、かなりレベルが高いです。
私立高校の問題も見てみましょう。
早稲田大学高等学院の2022年の英語の問題です(一部抜粋)。
私立高校の問題は、公立高校の問題よりも数段レベルが上がります。
関係代名詞などが多用されていて、文の構造(構文)が複雑です。
学校の英語の授業のペースで勉強していては、このレベルの問題に対応することはできません。
全範囲の学習を終えてからが大事
中学2年生のうちに全範囲の英語の学習を終わらせられれば、受験に向けてあと1年間英語の勉強に取り組むことができます。
その1年は、それまでに学習してきたことを復習して定着させ、さらに発展的な学習に取り組んで、レベルの高い英語に対応できるようにしていきます。
学校の英語の授業のペースに合わせて勉強してしまうと、一通り勉強しただけですぐに受験本番になってしまい、基礎の定着や発展学習に取り組む時間が足りません。
一つひとつの学習内容を完璧にしていけば問題ないという意見もありますが、一通り学習して全体の知識を持ったうえで復習すると、いろいろな知識を総合的に活用することができます。
また、同じ内容を繰り返し学習することは、学習内容を定着させるために絶対に必要です。
全範囲の学習を終えてからの学習が大事なのです。
中3の夏からは過去問中心
難関高校合格を目指すのであれば、遅くとも中3の夏までには過去問演習をスタートさせる必要があります。
つまり、中3の夏までには過去問に挑戦できる英語力をつけておく必要があります。
まずは受験する都道府県の公立高校の過去問から取り組みます。
公立高校の入試問題では基礎的な良問が出題されるので、最初の過去問演習には最適だからです。
公立高校の過去問で80点前後が取れるようになったら、難関高校の過去問を取り入れていきます。
取り組む問題のレベルを少しずつ上げていき、入試直前まで演習に取り組みます。
理由2:受験にフライングはない
受験勉強のスタートは早ければ早いほど有利です。
受験にフライングはないからです。
特に英語は、中学校から本格的な文法の勉強がはじまります。
算数(数学)や国語は小学校からの積み上げが大切ですので、先取り学習をはじめる前に復習をしなければならないことが多いです。
ですが、英語は誰にでも先取り学習をスタートさせるチャンスがあります。
理由3:大学入試にも役立つ
中学生のうちから英語の先取り学習をしておくと、大学入試にも役立ちます。
英語の基本的な文法は、中学3年間でほぼすべて学習してしまうからです。
中学英語をしっかりと学習しておけば、基本的な日常会話はできてしまうと言われています。
高校の英語は新しい概念を学ぶというよりは、中学の英語を発展させていくというイメージに近いです。
ですので、中学英語を完璧にしておけばしておくほど、高校英語の学習に役立ち、その結果として大学入試にも活用できる英語力を育てることができます。
理由4:大人になっても使える英語力が身につく
中学校の英語をしっかりと見につけておくと、大人になってからも活用できます。
英語学習は受験のためではなく、大人になってから役に立たせるために取り組むべきものです。
中学英語をしっかりと定着させることができれば、基本的な日常会話はできてしまいます。
中学生のうちから英語の先取り学習をして中学英語をマスターすることで、大人になってからの実践的な英語力を身につけることができます。
中学生向け英語の先取り学習の勉強法
ここからは、中学生の英語の先取り学習の具体的な勉強法を解説します。
英語の先取り学習の勉強のポイントは、次の6点です。
ポイント1:英単語・英熟語
中学生の英語の先取り学習でまず最初に頑張るべきは、英単語と英熟語です。
語彙力は、語学学習に絶対に必要な基礎力だからです。
英文法や長文読解の学習をするにも、まず英単語を知らなければ学習できません。
逆に、多くの単語を知っていると、文法や長文読解の勉強するときに単語を調べる回数が少なくなります。
その結果、文法や長文読解の勉強に集中できますし、単語を調べることに時間を取られずに済みます。
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>>英単語の覚え方!【中学生向け】成績アップにつながる効率的な暗記法とは?
ポイント2:英文法のインプット
中学生の英語の先取り学習のメインは英文法学習です。
単語暗記に比べて、英文法の学習は遥かに時間と労力がかかるからです。
英文法の学習は、インプット学習とアウトプット学習のバランスが大事ですが、まずはインプット学習からはじめます。
インプットがなければ、アウトプットはできないからです。



英語の基礎のしっかりと定着させ、それから長文読解のような発展的な内容に進んでいくと良いです。
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>>英語が苦手な中学生でも安心!文法の覚え方を徹底解説
ポイント3:英語のアウトプット
授業を受けて知識をインプットしたら、今度はアウトプット学習に取り組む必要があります。
授業を受けることが勉強だと思ってしまっている中学生は多いのですが、覚えたことを使って英語を使えるようにしなければ、英語を勉強したとは言えません。
しっかりとアウトプット学習に取り組み、英語を使えるようにすることが大切です。
アウトプット学習では、「書く」勉強と「話す」勉強の2つに取り組むと効果的です。
英語のアウトプット
- 問題集を解いて「書く」演習
- 英会話で「話す」練習
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>>中学生が英作文の問題を解けるようにするためのコツと8つの本質的な対策
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ポイント4:音読する
英語学習では、音読が非常に大切です。
英語はあくまでも言葉ですので、声に出して使わなければ、本当の意味で身につけることはできないからです。
英単語や英熟語の暗記をするときも、音読をするべきです。
参考書を読んで勉強するときも、ただ読むだけではなく、音読をしてください。
問題集を解くときも、問題を解くだけでなく、解いた問題を音読してください。
音読を取り入れるだけで、英語学習の効率が格段に上がります。
また、音読はリスニング対策やスピーキング対策にもなるので、非常に効率的です。
英語の音読学習についての詳細は、『英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント』で解説しています。
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英語学習の近道は音読!正しいやり方と効率よく総合力を高めるためのポイント
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ポイント5:学校の授業はサボらない



先取り学習をしていても、学校の授業もしっかりと活用してください。
その理由は3つあります。
学校の授業を活用すべき理由
理由1:繰り返し学習には大きな意味がある
先取り学習で学習したことを学校の授業内で復習することで、学習内容を効率良く定着させることができます。
勉強は、繰り返し何度も何度も復習することで頭に定着するからです。
たとえ学校の授業が簡単すぎると感じたとしても、しっかりと集中して受けてください。
基礎基本こそが一番大事です。
理由2:違う切り口から学習できる
同じ学習内容であっても、異なる切り口から学習すると、より効率的に英語を身につけることができます。
授業は担当する先生によって異なります。
異なる授業を受けることで、同じ学習内容でも全く異なる印象を受けることもあります。
アレンジの異なるカバー曲を聞くと、オリジナルの曲を聞いたときと全く異なる印象を受けるのと似ています。
英語力の幅を広げるために、いろいろな先生の授業を受けてみることには意味があります。
理由3:内申点を上げられる
先取り学習をしておけば、学校の授業の内容はほとんど完璧に理解できると思います。
その状態であれば、積極的に授業に参加できるはずです。
授業に積極的に参加すれば、内申点(通知表の評定)を上げることができます。
さらに、学校の授業にも積極的に取り組むことで、定期テスト対策もスムーズに進めることができます。
定期テストで良い点数が取れれば、さらに内申点を上げることができます。
高校受験において、内申点は合否を左右する非常に重要な要素です。
英語の力を伸ばせるうえに高校受験にも有利なので、学校の授業にも積極的に参加するべきです。
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>>高校入試の内申点とは?重要性・計算方法・上げ方を徹底解説!
ポイント6:英検を活用する
英語の先取り学習に取り組むときは、英検を活用すると良いです。
英検が、英語の先取り学習のペースメーカーになるからです。
英検の上の級の合格を目指して勉強に取り組むと、目標を持って前向きに英語の先取り学習に取り組むことができます。
また、中学生のうちに英検準2級や英検2級を取っておくと、高校受験のときにとても有利です。
英検をペースメーカーにしながら英語の先取り学習に取り組むことで、計画性を持って学習に取り組めるうえに、受験でも有利に戦うことができます。
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英語の先取り学習におすすめの学習サービス
ここからは、中学生の英語の先取り学習におすすめの学習サービスを紹介します。
英語の先取り学習におすすめの学習サービス
おすすめ1:東進オンライン学校中学部
中学生の英語の先取り学習には、映像授業サービスの東進オンライン学校中学部がおすすめです。
東進オンライン学校であれば、日本人講師とネイティブ講師による授業で、楽しく英語を学んでいくことができるからです。
大学受験予備校大手の東進ハイスクールの講師による授業を、格安で受けることができるのが大きなメリットです。
映像授業はいつでも受講することができるので、どんどん先取りを進めることができます。
▼東進オンライン学校中学部の公式サイトはこちらから
東進オンライン学校 中学部
東進オンライン学校中学部についての詳細は、『東進オンライン学校中学部は映像授業で「先取り+定期テスト対策」ができる!料金・口コミは?』で解説しています。
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おすすめ2:スタディサプリ中学講座
中学生の英語の先取り学習には、映像授業サービスのスタディサプリ中学講座もおすすめです。
スタディサプリであれば、人気講師によるわかりやすい授業をいつでもどこでも格安で受けられるだけでなく、基礎演習問題も解き放題だからです。
授業を受けて「わかる」ようにできるだけでなく、演習問題に取り組んで「できる」ようにすることができます。
高校3年生までの授業をいつでも受講できるので、努力次第でどんどん先取りを進めることができます。
▼スタディサプリ中学講座の公式サイトはこちらから
スタサプ
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おすすめ3:ENC/GNA
中学生の英語の先取り学習には、英検特化のオンライン英会話スクールである、ENC/GNAもおすすめです。
ENC/GNAであれば、英検上位級合格を目指して、英語の先取り学習に取り組むことができるからです。
ENC/GNAは英会話スクールなので、リスニング対策や、2次試験のスピーキング対策にも取り組め、英語4技能をバランス良く対策していくことができます。
料金もリーズナブルなので、費用を安く抑えることができます。
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おすすめ4:Z会中学生向けコース
中学生の英語の先取り学習には、タブレット学習教材・通信教育教材のZ会中学生向けコースもおすすめです。
Z会中学生向けコースでは、中学3年分の全単元を、いつでも自由に学習することができるからです。
Z会は教材レベルが高く、英語を基礎から発展まで、幅広く学んでいくことができます。
英語4技能をバランス良く学ぶことにこだわっている教材のため、英語の勉強が読み書きだけに偏ってしまうことを防ぐことができます。
▼Z会中学生向けコースの公式サイトはこちらから
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英語の先取り学習におすすめの参考書・問題集
ここからは、中学生の英語の先取りにおすすめの参考書・問題集を紹介します。
中学生の英語の先取りにおすすめの参考書・問題集
おすすめ1:【英単語】高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800
『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』は、高校入試で頻出の英単語を覚えられる単語帳です。
5つのレベルに分かれているので、基礎的な単語から難易度の高い単語まで、必要な英単語を効率よく暗記していくことができます。
無料で音声アプリを利用できるので、発音も学ぶことができます。
おすすめ2:【英単語】英語アプリmikan
『英語アプリmikan』は、英語学習者に圧倒的な人気を誇る英単語アプリです。
カードめくり学習でサクサク取り組めるうえに、ネイティブの発音も聞けるため、正しい発音とセットで英単語を暗記していくことができます。
有料プランもありますが、無料版でも十分に学習できます。
まずは無料版で使ってみて、物足りないようであれば有料プランを検討すると良いでしょう。
おすすめ3:【英文法】中学英語をひとつひとつわかりやすくシリーズ
『中学ひとつひとつわかりやすくシリーズ』は、英文法の基礎の基礎から丁寧に解説されている参考書・問題集です。
ドリルのような基本問題もついているので、インプット学習だけでなく、アウトプット学習にも取り組むことができます。
絵や図を使って解説してあり、初学者でも理解しやすいつくりになっています。
おすすめ4:【長文読解】ハイパー英語教室 中学英語長文シリーズ
『ハイパー英語教室 中学英語長文シリーズ』は、長文読解問題を基礎から学べる問題集です。
60語程度のやさしい長文からスタートすることができるので、これから長文読解に挑戦する中学生でも、無理なくはじめることができます。
音読用の音声もついているので、長文の演習に取り組みながら、リスニング力を鍛えることもできます。
まとめ
それでは、中学生の英語の先取り学習についての解説をまとめます。
結論
英語の先取り学習は、学校の勉強にも、高校受験にも、大学受験にも有効です。
特に、難関高校合格を目指すのであれば、中学2年生のうちに中学全範囲の学習を終わらせられると良いです。
難関大学合格を目指すのであれば、中学2年生のうちには中学全範囲を学習し終えることを目標に取り組むと良いです。
理由は主に4つあります。
英語の先取りをすべき理由
中学生の英語の先取り学習の勉強のポイントは、次の6点です。
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今回の記事が、お子様が英語の先取り学習を頑張って、難関校合格を果たすきっかけとなればとてもうれしいです。
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