こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

受験生になったのにも関わらず、全然勉強に取り組もうとしない中学生は多いです。
保護者の方としては、このままでは高校受験に失敗してしまうのではないだろうかと、心配されているのではないでしょうか。
結論
どんなに「勉強しなさい!」と言っても、子どもはなかなか勉強に取り組みません。
受験勉強に取り組めない理由を見つけ出し、正しく対応する必要があります。
今回は、勉強しない受験生に保護者の方がすべきことについて解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が前向きに受験勉強に取り組みはじめ、高校受験を成功させるための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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受験生なのに勉強しない理由
人生の中で一番勉強しなければならない時期の一つである受験生の時期に、全然勉強に取り組めないという中学生は多いです。
受験生なのに勉強しない理由は子どもそれぞれにありますが、大きく分けると次の5つのパターンであることが多いです。
理由1:勉強する目的がわかっていない
受験生なのに勉強しないのは、勉強する理由や目的がわかっていないからです。
子どもに限らず、「何のために取り組んでいるのか」という理由や目的がわからない状態で、努力し続けることは難しいです。
逆に、「何のために頑張るのか」という理由や目的がはっきりしていると、多少つらいことがあっても頑張ることができます。
たとえば、何の目標もなく貯金することは難しいですが、「子どもの学費を貯めておきたい」「もう少し広い家を購入したい」などの目的があると頑張ることができます。



「勉強は将来の役に立つから」や、「良い大学に行って良い企業に就職するために勉強は必要だから」という話をしても、中学生くらいの子どもにはピンと来ません。
保護者の方が考える「勉強する目的」ではなく、子ども自身が考える「勉強する目的」を探すことが大切です。
理由2:授業についていけず勉強が全然わからない
受験生が勉強しないのは、学校の授業についていけておらず、勉強が全然わからないということが原因である場合も多いです。
理解できていないことに取り組むのはとても大変です。
特に、数学や英語のような積み上げ式の教科は、一度つまずいてしまうと授業についていけなくなってしまいます。
全然理解できない内容を勉強し続けなければならなくなるため、どんどん勉強に後ろ向きになっていってしまいます。
理由3:何から取り組めばよいのかわからない
受験生なのに勉強しないのは、何から取り組めばよいのかわからないからです。
やらなければならないということがわかっているのに勉強に取り組めないので、子ども本人も困ってしまっていることが多いパターンです。
特に、勉強が苦手な子どもは、どこから手をつければ良いのかわからないと悩んでしまうことが多いです。
何がわからないのかが、子ども自身もわかっていないからです。
適当なところから勉強をはじめてみても、わからなすぎて心が折れてしまうことも多いです。
理由4:目標とのギャップがわかっていない
受験生なのに勉強しないのは、目標とのギャップがわかっていないからです。
明らかに成績が足りていないのに、「まあ、なんとかなるでしょ!」と、楽観的に考えてしまう中学生も多いです。
どんなにピンチになっても、今までは誰かのサポートを受けてなんとかなってきたからです。
模試や定期テストの成績などの客観的なデータなどを示して、目標と現状の成績のギャップを理解させる必要があります。
理由5:反抗したい年頃
受験生なのに勉強しないのは、反抗したい年頃だからです。
「勉強しなさい!」と言われると、一層やる気がなくなってしまう年頃です。
反抗期の中学生に「勉強しなさい!」と言うのは、逆効果になってしまうことも多いです。
勉強しない受験生への親のNG行動
ここからは、勉強しない受験生に対して保護者の方がやってしまいがちな、すべきではない行動について解説します。
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、主に次の5つです。
勉強しない受験生への親のNG行動
NG行動1:無理やり勉強させる
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、子どもに無理やり勉強させようとすることです。
先程も解説した通り、高校受験を控えた中学生は、反抗期真っ盛りの年頃だからです。
頭ごなしに命令すれば、より一層勉強しなくなります。
叱ったり罰を与えたりして勉強に取り組ませても、本質的な勉強という意味では無意味ですし、子どもはより一層反抗して勉強から遠ざかってしまう可能性が高いです。
また、「勉強は嫌なもの」「勉強はつらいもの」というイメージを子どもに植えつけてしまい、大人になって社会に出てからも、叱られなければ勉強や仕事に取り組めない大人になってしまう可能性が高いです。
受験生の時期に無理やり勉強させようと頭ごなしに押し付けることは、子どもにとって一生の負債になってしまう危険があります。
NG行動2:ゲームやスマホを没収する
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、子どもからゲームやスマホを没収することです。
ゲームやスマホを没収しても勉強に取り組むわけではなく、他のことに時間を使うだけだからです。
「ゲームやスマホばかりで、子どもが全然勉強しない!」と悩まれている保護者の方も多いと思いますが、ゲームやスマホがあるから勉強しないわけではありません。
勉強をしないから、ゲームやスマホに時間を使っているだけです。
勉強しない理由は他にあるので、根本的な原因を探して対処しなければ意味がありません。
また、ゲームやスマホを無理やり取り上げてしまうと、反抗期真っ盛りの中学生は更に反抗しようとします。
親子の信頼関係や子どもの成長にも影響しますので、無理やり取り上げるようなことはしないほうが良いです。
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NG行動3:ご褒美を与えて勉強させる
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、ご褒美を与えて勉強させることです。
特に、高価な「もの」をご褒美に設定するのはNGです。
「もの」のご褒美はエスカレートしやすく、より高価なものを買い与えなければ、頑張れなくなってしまうからです。
ご褒美を設定するのであれば、「今日の夕飯は大好きなハンバーグにする」や、「気分転換に〇〇(子どもが好きなこと)をしに行く」などの、気軽な「こと」や「経験」にしたほうが良いです。
NG行動4:兄弟や他人と比べる
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、兄弟や他人と子どもを比べることです。
中学生にもなると自分のアイデンティティがはっきりと形成され、他人と比べられることに嫌悪感を抱くからです。
「〇〇くんはあんなに勉強を頑張っているのに」や、「〇〇さんの成績はあんなに良いのに」といった発言は、子どもの自我を傷つけることにつながります。
子どもを他人と比べて相対的に評価するのではなく、子ども個人の成長や変化を見つめてあげることが大切です。
NG行動5:ダメなところばかりを指摘する
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、子どもなダメなところばかりを指摘することです。
ダメなところばかりを指摘されてしまうと、子どもは自己肯定感が低くなり、努力や挑戦から逃げるようになってしまうからです。
もちろん、問題点や課題を指摘することは大切です。
一方で、良いところや頑張ったところを褒めることも大切です。
人はダメな部分ばかりが目につくものなので、良い部分を積極的に見つけて褒めてあげられると良いです。
勉強しない受験生に親がすべきこと
ここからは、勉強しない受験生に親がすべきことを解説していきます。
勉強しない受験生に親がすべきことは、主に次の8つです。
勉強しない受験生に親がすべきこと
すべきこと1:子ども主体で対話する
勉強しない受験生に親がすべきことは、子ども主体での対話の機会を増やすことです。
受験は親がするものではなく、子どもがするものだからです。
保護者の方が子どもにしてほしいことを話すのではなく、子どもがどうしたいのかを聞いてあげることが大切です。
一方で、自分の考えや気持ちを上手に言語化することができない中学生も多いです。
保護者の方は子どもに質問を投げかけながら、子どもが自分の考えや気持ちを言葉に表せるようにサポートしてあげられると良いです。
すべきこと2:「対立関係」ではなく「協力関係」にする
勉強しない受験生に親がすべきことは、子どもと「対立関係」を作るのではなく、「協力関係」を築くことです。
子どもと保護者が協力しながら受験という試練に立ち向かえると、子どもも前向きに挑戦することができるからです。
親子が同じ目標に向かって努力できることが大切です。
「勉強しなさい!」と命令するよりも、子どもの話を、子どもの目線で聞いて、一緒に頑張る関係性を築いていく必要があります。
すべきこと3:将来の夢を一緒に考える時間を作る
勉強しない受験生に親がすべきことは、子どもの将来の夢を親子で一緒に考える時間を作ることです。
勉強に取り組む意義や目的を見つけることができると、前向きに勉強に取り組めるようになるからです。
将来どのようなことがしたくて、そのために今すべきことは何かということを、日常的に考えられるようになると効果的です。
中学生が具体的な将来の夢を思い描くことは難しいですが、対話することを通して、少しでも具体的なイメージを作っていけると良いです。
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すべきこと4:勉強しやすい環境を作る
勉強しない受験生に親がすべきことは、子どもが勉強しやすい環境を作ってあげることです。
特に、勉強が苦手な子どもや、何から取り組めばよいのかわからないという子どもには、勉強するための環境作りが重要です。
静かな場所や勉強しやすい机といった物理的な勉強環境だけでなく、今何に取り組めばよいのかがわかる環境や、いつまでに何をやるべきかが示されるような、すぐに勉強に取り組めるような環境も整えられると良いです。
すべきこと5:子どもの良い部分を褒める
勉強しない受験生に親がすべきことは、子どもの良い部分を積極的に探して褒めてあげることです。
子どもに限らず、人は他人に認めてもらえると自己肯定感が高まり、より一層努力することができます。
ついつい子どものダメな部分ばかりが目について注意してしまいますが、子どもの良い部分を積極的に褒めることが大切です。
「テスト80点取った」というような「結果」を褒めるよりも、「今日は昨日よりも長い時間勉強に取り組めた」や、「英単語暗記に7日間毎日取り組んだ」のような「努力」を褒めたほうが良いです。
どんなに細かいことであっても、良いところを見つけたらすぐにその場で褒めてあげてください。
すべきこと6:親子でルール作りをする
勉強しない受験生に親がすべきことは、親子で一緒に勉強や生活習慣についてのルール作りをすることです。
勉強を習慣化するためには、ルール作りと仕組み作りが重要だからです。
勉強に取り組む時間を決めたり、スマホやゲームの時間を決めたりして、勉強の習慣化を目指せると良いです。
ルールは保護者の方が子どもに押し付けるのではなく、親子で話し合って決めることが重要です。
自分で決めたことを、自分の力で達成することが大切だからです。
ルールは必要に応じて修正していくと良い
親子で作ったルールを運用していると、いろいろと問題が出てくるものです。
問題が出てきたら、その都度親子で話し合いをして、ルールの修正をしていくと良いです。
少しずつ修正をしていきながら、一番勉強に取り組みやすい仕組みを目指すと良いです。
すべきこと7:受験情報を集めておく
勉強しない受験生に親がすべきことは、受験や勉強についての情報を集めておくことです。
子どもが何かに興味を持ちはじめたときに、すぐにアドバイスができるようにするためです。
興味を持った瞬間が一番熱量が高いです。
すぐにアドバイスをすることができると、子どものやる気を引き出すことができます。
受験は情報戦でもあります。
情報を集めて準備しておくことはとても大切です。
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すべきこと8:信頼できるコーチを探す
勉強しない受験生に親がすべきことは、信頼できるコーチを探すことです。
子どもに良いコーチがつくと、モチベーション高く、前向きに受験勉強に取り組むことができるからです。
コーチは、塾の先生や学校の先生が適任です。
子どもを目標達成に向けて導いてくれる人を見つけられると良いです。
勉強しない受験生におすすめの学習塾
勉強しない受験生は、学習塾を利用することをおすすめします。
塾には受験勉強に取り組むための環境がそろっているからです。
既に塾に通っているのにも関わらず勉強に取り組めないようであれば、その塾が子どもに合っていない可能性もあります。
通う塾を変えることも検討すべきでしょう。
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>>塾に行っても意味がないパターンと塾を変えたほうが良いパターン
勉強しない受験生におすすめの学習塾は、次の5つです。
勉強しない中学生におすすめの学習塾
おすすめ1:森塾
勉強しない受験生には、個別指導塾『森塾』がおすすめです。
森塾は先生1人に生徒2人までの少人数制の個別指導塾で、リーズナブルな料金な丁寧な指導を受けることができるからです。
学校の授業の少し先を学習する予習型の授業なので、無理なく学習習慣を身につけることができます。
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おすすめ2:個別教室のトライ
勉強しない受験生には、『個別教室のトライ』がおすすめです。
個別教室のトライでは、完全マンツーマン授業できめ細やかな指導を受けることができるからです。
専任講師と教育プランナーが、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作るので、現状の学力に合った授業計画を立ててもらうことができます。
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おすすめ3:オンライン家庭教師ガンバ
勉強しない受験生には、オンライン家庭教師『ガンバ』がおすすめです。
オンライン家庭教師ガンバでは、勉強の仕方やノートの取り方から、丁寧に指導してもらえるからです。
1週間の授業回数が多いほうがお得になる料金システムになっているため、週2コマや週3コマのマンツーマン授業を、料金を安く抑えて利用することができます。
予習復習計画帳を使って講師といっしょに学習計画を立てながら取り組むので、計画的に勉強に取り組む練習をすることもできます。
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おすすめ4:明光義塾
勉強しない受験生には、個別指導塾『明光義塾』がおすすめです。
明光義塾では、理解力や思考力を伸ばすためのノートの使い方から指導してもらえるからです。
授業では、学習内容を子どもが自分の言葉で説明するので、しっかりと理解できているかどうかを確認しながら学習を進めることができます。
教室が多く、家の近くにあることも多いので、便利に利用することができます。
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おすすめ5:オンライン家庭教師e-Live
勉強しない受験生には、オンライン家庭教師『e-Live』がおすすめです。
e-Liveは子どもと講師との相性を重視しているオンライン家庭教師で、子どもと相性の合った講師が、子どものやる気を引き出してくれるからです。
希望をすれば、志望している高校の卒業生に指導をお願いすることもできます。
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まとめ
それでは、勉強しない受験生に保護者の方がすべきことについての解説をまとめます。
結論
どんなに「勉強しなさい!」と言っても、子どもはなかなか勉強に取り組みません。
受験勉強に取り組めない理由を見つけ出し、正しく対応する必要があります。
受験生なのに勉強しない理由は子どもそれぞれにありますが、大きく分けると次の5つのパターンであることが多いです。
勉強しない受験生への保護者の方のNG行動は、主に次の5つです。
勉強しない受験生への親のNG行動
勉強しない受験生に親がすべきことは、主に次の8つです。
勉強しない受験生に親がすべきこと
勉強しない受験生におすすめの学習塾は、次の5つです。
勉強しない中学生におすすめの学習塾
今回の記事が、お子様が前向きに受験勉強に取り組みはじめ、高校受験を成功させるきっかけとなればとてもうれしいです。
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