【中3夏休みの勉強法】高校受験に勝つ！やるべきことと優先順位を徹底解説

こんにちは。エデュサポ（@edsuppor）です。

 

 

高校受験にとって重要な時期となる中学3年生の夏休みに、不安を感じている保護者の方は多いです。

志望校合格のために、子どもには夏休みをどのように過ごさせるべきなのかと、疑問に思われているのではないでしょうか。

 

今回は、中学3年生の夏休みの過ごし方について解説します。

最後まで読んでいただき、お子様が夏休みに効果的な勉強に取り組み、志望校合格に向けて大きく学力を伸ばすための参考としていただければとてもうれしいです。

中3の夏休みに取り組むべき勉強

まずは、中3の夏休みに取り組むべき勉強を優先度順に解説します。

子どもの学習状況によっても異なりますが、一般的には次の順番で優先度が高いです。

優先1：学校の夏休みの宿題

中3の夏休みに真っ先に取り組むべき勉強は、学校から出される夏休みの宿題です。

課題提出は通知表の評定に直結しますし、高校受験では内申点（通知表の評定）が超重要だからです。

また、学校で出される夏休みの宿題は基礎の復習が中心になっているので、これまでに勉強してきた学習内容の総復習ができて有意義です。

受験生にとっては、調べ学習や自由研究が面倒に感じることもあるかもしれませんが、必ず取り組んで、必ず提出します。

調べ学習や自由研究では、子どもの興味の幅を広げることができますし、実験方法の考案や結果の考察、文献調査の取り組み方、レポートのまとめ方など、多くのことを学ぶことができます。

学校の成績のためだけでなく、良い学びにつなげるために、学校の夏休みの課題に取り組めると良いです。

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優先2：中3の1学期までの勉強の復習

中3の夏休みには、これまでの学習内容の復習に取り組むことが重要です。

中3の夏休みは、基礎固めをする最後のチャンスだからです。

学校の長期休みとしては冬休みもありますが、冬休みは過去問演習を中心とした実践形式の演習に取り組むため、基礎の復習にあまり時間をかけられません。

特に、理科や社会の復習のためにまとまった時間を取れるのは、中3の夏休みまでです。

中3の2学期以降は、英語・数学・国語の主要科目の対策に追われるからです。

受験勉強に限らず、勉強においては基礎をしっかりと固めることが重要です。

2学期以降に本格的な入試問題を解くための力を身につけるためにも、夏休み中にこれまでの勉強の総復習に取り組み、基礎を固めておけると有利です。

また、夏休み明けのテストでは、これまでの学習内容の基本的な部分が出題されます。

夏休み中に苦手を克服しておけると、夏休み明けテストでの得点アップも期待できます。

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学年にとらわれずに復習する

これまでの学習内容の復習に取り組むときは、学年にとらわれず、理解できるところまで戻って復習に取り組むことが大切です。

勉強は、一つひとつの学習内容を積み上げていくものだからです。

特に、英語・数学・国語のような積み上げ式の教科では、過去の学習内容を理解できていないと、新しい学習内容をまったく理解できません。

たとえば、「be動詞」の学習内容が曖昧な状態で「be動詞の過去形」の勉強に取り組んでも、理解することはできません。

一度「be動詞」を徹底的に復習して、それから「be動詞の過去形」の勉強に取り組んだほうが効率的です。

勇気を持って、理解できるところまで戻って復習することが大切です。

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優先3：中3の2学期以降の勉強の予習

中学3年生の夏休み、これまでの学習内容の復習に取り組めたら、続けて中3の2学期以降の勉強の予習に取り組めると良いです。

2学期以降の学習内容をスムーズに理解できるようにするためです。

高校受験においては、内申点（通知表の評定）はとても重要です。

都道府県によってルールが異なりますが、特に中3の2学期の評定が、高校受験の成否を分ける場合が多いです。

公立高校の一般入試では内申点の配点が高く、中3の2学期の通知表の評定が特に重視される場合があるからです。

具体例として、東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府の公立高校一般入試を、ものすごくざっくり簡単に比較してみます(2024年度入試)。

※参考
令和6年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について｜東京都教育委員会ホームページ
公立高校入学者選抜制度の概要　神奈川県ホームページ
令和6年度千葉県県立高等学校第1学年入学者選抜要項について／千葉県
愛知県公立高等学校入学者選抜 - 愛知県
大阪府／令和６年度公立高等学校入学者選抜

中3の2学期の通知表の評定のみが内申点として利用される都道府県もあり、重要度が高いです。

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先取り学習は受験に有利

先取り学習に取り組んで、中学の学習範囲を早期に習得できると、高校受験で有利です。

早期に一通り学習を終えることができると、入試レベルの問題演習に取り組む時間を十分に確保することができるからです。

早期から過去問演習に取り組めるようにするためにも、夏休み期間を利用して先取り学習を進められると良いです。

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優先4：過去問

中学生の夏休み、中学範囲の先取り学習が終わるようであれば、過去問を中心とした演習にも取り組めると良いです。

受験勉強では、過去問を中心とした入試レベルの問題をたくさん演習することが重要だからです。

過去問演習に取り組むようであれば、受験する予定の都道府県の公立高校の過去問から取り組むことをおすすめします。

公立高校の入試問題は基本的な問題が多く、基礎基本を振り返りながら演習に取り組むことができるからです。

特に、偏差値60以上の難関高校に挑戦するようであれば、夏休みから過去問演習にしっかりと取り組めるように、学習計画を立てられると良いです。

知識を増やしたり、考え方を学んだりする「インプット学習」ばかりに取り組んでしまう受験生は多いのですが、試験で正解するためには、演習問題を解くなどする「アウトプット学習」がとても大切です。

インプット学習をできる限り早期に完成させて、アウトプット学習にかける時間を確保できると、入試でも高得点を取る力を育てることができます。

中3夏休みの勉強を充実させるためのポイント

 

 

 

中3夏休みの勉強を充実させるためのポイントは、主に次の4つです。

ポイント1：生活リズムを整える

中3夏休みの勉強を充実させるためには、夏休み中も生活リズムを整えることが最重要です。

生活習慣が乱れてしまうと時間を有効活用することができず、十分な勉強時間を確保することができないからです。

特に、次の時間をしっかりと決めておくと、生活習慣が乱れにくいです。

 

特に、寝る時間を決めておくことが重要です。

夜更かしをしてしまうと、翌日以降の生活リズムが一気に崩れてしまうからです。

また、朝何時から勉強を開始するか決めておくと、午前中にダラダラしてしまうことを防ぐことができます。

食事の時間などもある程度決めてしまい、ルーティーン化できると良いです。

ポイント2：1日8時間以上勉強する

中3夏休みの勉強を充実させるためには、毎日、1日8時間以上の勉強時間を確保することが重要です（塾の授業時間などを含む）。

理想は1日12時間以上です。

受験に必要な学力を身につけるためには、時間がかかるからです。

勉強は効率を上げることも大切なのですが、まず最初に必要になるのは勉強量です。

中3の夏休みは、周りのライバルたちも努力している時期であり、ライバルたちに勉強量で負けないようにするためにも、長時間勉強に取り組む必要があります。

ポイント3：学習計画を立てる

中3夏休みの勉強を充実させるためには、学習計画を立てたり、達成目標を設定したりすると効果的です。

計画的に勉強に取り組むことで、夏休みにやるべきことにしっかりと取り組むことができるからです。

また、高校受験対策の勉強では、長期の学習計画を作る力や、目標を設定する力を身につけていく必要があります。

計画を立てること自体が、効果的な高校受験対策に取り組めるようになるためのトレーニングになります。

なお、学習計画は次のように作成すると良いです。

 

作成方法1：親子で一緒に作る

学習計画の作成は、子どもに丸投げするのではなく、親子で一緒に行うことが大切です。

中学生が、いきなり一人で学習スケジュールを作るのは難しいからです。

はじめは親子で一緒に学習計画作りに取り組んで、だんだんと子ども一人で作れるようになるよう練習していけると良いです。

 

作成方法2：必ず書き出す

学習計画は、頭の中で考えるだけではなく、必ず目に見えるように書き出します。

頭の中で考えていることは抽象的になりやすく、抽象的なイメージを実行に移すことはとても難しいからです。

紙でもデジタルでもエクセルでも何でも良いので、目に見える形に残して、勉強中にいつでも目に入る場所に貼り出したり、表示しておいたりすると効果的です。

 

作成方法3：夏休み全体の達成目標を作る

学習計画を立てるときは、まずは夏休み全体の達成目標を考えます。

夏休みにやるべきことを洗い出して、それぞれのタスクをいつからいつまで取り組むべきか、おおまかな達成目標を書き出していきます。

たとえば、「学校の宿題を7月31日までに終わらせて、これまでの学習内容の総復習を8月20日までに終わらせて、2学期の学習内容の予習を8月31日までに終わらせる」などです。

夏休みを1週間毎に分割して考えるなど、ある程度おおまかな期間で考えると作成しやすいです。

逆に、細かく考えすぎると時間がかかってしまい、肝心の勉強時間を削ってしまうことになります。

 

作成方法4：1週間ごとに学習計画を作る

夏休み全体の達成目標を、1週間ごとの学習計画に落とし込んでいきます。

事前に作成した「おおまかな達成目標」を見ながら、次の1週間に取り組むべきことを確認し、「何曜日に何に取り組むか」を具体的に決めていきます。

1週間ごとの学習計画は、「毎週日曜日の夜に作る」や、「毎週月曜日の朝に作る」など、作成するタイミングを決めておくと良いです。

 

作成方法5：毎日、その日に取り組むことを決める

毎日、その日の勉強に取り組む前に、その日1日に何に取り組むか決めます。

事前に作成した「1週間ごとの学習計画」を見ながら、その日に取り組むことを決めていくと簡単です。

ポイント4：志望校を決める

中3夏休みの勉強を充実させるためには、志望校を決めることがとても大切です。

目標があると、勉強を前向きに頑張ることができるからです。

志望校は、学校の先生や保護者の方が決めるのではなく、子どもと対話をしながら、子ども本人に決めさせることが大切です。

自分で決めた志望校だからこそ、合格に向けて努力することができるからです。

まだ志望校が決まっていないようであれば、インターネットで気になる高校を調べたり、高校のイベントや説明会に参加したりして、積極的に情報にアクセスしてみると良いです。

志望校がなかなか決まらない場合は、高校でやりたいことや将来やりたこと、子どもの好きなことや得意なことなどについて、親子で時間をかけて話をしてみると良いです。

子ども自身がどうありたいか、将来どんなことをしたいか、どのような高校生活を送りたいか、対話してみてください。

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中3夏休みの勉強には塾の夏期講習がおすすめ

 

 

 

中3夏休みの勉強には、学習塾の夏期講習がおすすめです。

夏期講習には、「授業を受けられること」以外にも多くのメリットがあるからです。

 

特に、中3の夏休みにこれまでの学習内容の復習に取り組めるのが大きなメリットです。

新規生として夏期講習に参加する場合、お得なキャンペーンを利用できる場合も多いので、活用できると良いです。

中学生の夏期講習についての詳細は、『中学生に夏期講習は必要？高校受験や成績アップにつなげる活用法』で解説しています。

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受験勉強のモチベーションを上げる方法

 

 

 

中学3年生受験勉強のモチベーションを上げる方法としては、次の3つがおすすめです。

方法1：志望校の学校見学・説明会に参加する

受験勉強のモチベーションを上げるために、志望校の学校見学や説明会、イベントなどに参加すると良いです。

実際に志望校に行って、雰囲気を肌で感じることで、「その高校に行きたい！」という気持ちを高めることができるからです。

憧れや目標は、勉強を頑張るための大きな助けになります。

志望校に実際に行ってみて、気持ちを高めて勉強に取り組めると良いです。

方法2：適度なリフレッシュをする

受験勉強のモチベーションを上げるために、適度なリフレッシュをすることをおすすめします。

根を詰めすぎると、広い視野で物事を見ることができなくなってしまうからです。

塾の授業や勉強の休み時間に友達と20分程度おしゃべりをしたり、2泊3日程度の帰省や旅行へ行ったりして、上手にリフレッシュできると効果的です。

一方で、勉強とリフレッシュのバランスはとても大切です。

何度も友だちと遊びに出かけたり、長期間の旅行に出かけたりするのはNGです。

あくまでも「リフレッシュ」の範疇で楽しむことが重要です。

方法3：自習室を活用する

受験勉強のモチベーションを上げるために、自習室を活用することをおすすめします。

自宅ではなかなか勉強に取り組めない子どもも、塾などの自習室であれば取り組めるからです。

自習室では、頑張っている仲間やライバルの姿を見ながら勉強に取り組めるため、モチベーション高く勉強することができます。

長時間ずっと自習室にこもっている生徒も多いので、そういった生徒に引っ張られることで、勉強時間を伸ばすこともできます。

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塾なしでも高校受験対策はできる？

 

 

 

塾には「授業を受けられること」以外にも多くのメリットがあり、高校受験において手厚いサポートを受けることができます。

それらのサポートを受けずに高校受験対策に取り組むのは、多くの中学生にとってはとても難しいです。

塾に行かずに高校受験対策に取り組むうえで、次の5点は特に難しいポイントです。

 

こういったポイントを乗り越えるためには、絶対に必要なものが2つあります。

 

塾なしで高校受験対策に取り組むのはとても難しいですが、挑戦することにはメリットもあります。

 

塾なしでの高校受験についての詳細は、『【塾なし高校受験】合格できる条件と合格するためにすべきこと』で解説しています。

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まとめ

それでは、中3夏休みの過ごし方についての解説をまとめます。

 

中3の夏休みに取り組むべき勉強を優先度順に解説しました。

 

中3夏休みの勉強を充実させるためのポイントは、主に次の4つです。

 

中3夏休みの勉強には、学習塾の夏期講習がおすすめです。

 

受験勉強のモチベーションを上げる方法としては、次の3つがおすすめです。

 

今回の記事が、お子様が夏休みに効果的な勉強に取り組み、志望校合格に向けて大きく学力を伸ばしていくきっかけになればとてもうれしいです。

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