こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
「塾に行きたくない・・・。」と、言う子どもは多いです。
保護者の方としては、学校の成績や受験のことも見据えて、どのようにすれば良いのかと困ってしまっているのではないでしょうか。
結論
子どもに「塾に行きたくない」と言われたときは、子どもの話をよく聞いてあげることが大切です。
塾に行きたくない理由を明らかにして正しく対処することができれば、子どもの学力が大きく伸びていくきっかけにできる可能性があります。
今回は、子どもに「塾に行きたくない!」と言われたときに、保護者の方が取るべき対処法について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が今抱えている問題点を明らかにして、これからステップアップしていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者

エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団指導塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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まずは塾に行きたくない理由をよく聞くことが重要
子どもに「塾に行きたくない!」と言われたときは、まずは塾に行きたくない理由を子どもによく聞くことが最重要です。
子どもの話を聞いてみないことには、問題点が明確にならないからです。
塾に行きたくない本当の理由を聞き出して、適切な対処をすることが大切です。
保護者の方は聞き役に徹することが重要
塾に行きたくない理由を聞くときは、保護者の方は聞き役に徹することが重要です。
子どもが主体的に話すことができなければ、子どもの本音を聞き出すことができないからです。
子どもの話にはあいまいな部分や論理的ではない部分も多く、ついつい口を挟んでしまいたくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかし、大人のペースで対話をしようとすると、子どもはついてこられません。
言語化が得意ではない子どもも多いですが、上手に質問をしながら子どもの本音を引き出すことが大切です。
また、子ども主体で対話することができると、子どもの熱意を感じ取ることもできます。
ただサボりたくて「塾に行きたくない!」と言っているのか、何か大きな理由があって本気で「塾に行きたくない!」と言っているのか、対話の中で判断することができます。
よくある「塾に行きたくない」理由
塾に行きたくない理由は子どもによって異なりますが、ある程度のパターンは存在します。
よくある「塾に行きたくない」理由は、主に次の7つです。
理由1:勉強が嫌い・面倒くさい
「塾に行きたくない!」理由としては、勉強が嫌い・面倒くさいというものが一番多いです。
無理やり塾に行かされている子どもや、叱られることが嫌で勉強に取り組んでいる子どもは、このパターンであることが多いです。
反抗期になってくると、「塾に行きなさい!」「勉強しなさい!」といった保護者の方の言葉に、余計に反発心を持つようになります。
理由2:塾の授業がわからない
「塾に行きたくない!」理由としては、塾の授業についていけず、勉強がわからなくなってしまっているというものも多いです。
集団指導の塾に通っている子どもに多いパターンです。
わからない授業を受け続けるのは、子どもにとって大きなストレスになります。
勉強をサボっているわけではないことも多く、「頑張る」だけでは解決しないことが多いです。
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理由3:塾の先生が嫌い
「塾に行きたくない!」理由としては、塾の先生が嫌いというものも多いです。
好き嫌いは些細な問題なようにも感じるかもしれませんが、塾の先生と子どもとの相性はとても重要な問題です。
塾の先生と子どもとの相性は、子どもの学力の伸びに大きく影響するからです。
良い意味でも悪い意味でも、塾の先生との良い出会いが、子どもの人生を大きく変えるきっかけになることも多いです。
理由4:塾の雰囲気や指導方針が合わない
「塾に行きたくない!」理由としては、塾の雰囲気や指導方針が合わないというものも多いです。
塾には教室ごとの雰囲気や、教室長ごとの指導方針があります。
子どもの性格によって、静かにコツコツと取り組みたい場合もあれば、みんなで切磋琢磨しながら取り組みたい場合もあり、それぞれに適した塾が異なります。
理由5:部活や学校行事との両立が難しい
「塾に行きたくない!」理由としては、部活や学校行事との両立が難しいというものも多いです。
忙しくて塾の宿題をやり切れないことに罪悪感を感じていたり、遊びに行く時間を作れないことに不満を持っていたりします。
部活と勉強の両立は大変ですが、ブラック部活でない限りは、取り組み方を工夫することで両立が可能です。
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理由6:自習のほうが良い
「塾に行きたくない!」理由としては、塾で勉強を教えてもらうよりも、自分で勉強したほうがよくわかるというものも多いです。
多くのケースでは塾を活用したほうが効率よく学習できますが、子どもによっては自習のほうが成果につながる場合もあります。
言われたことに取り組むよりも、自分で考えて問題を解決していくことが好きな子どもに多いパターンです。
無理に塾に通わせるよりも、参考書や教材などを活用したほうが学力が伸びる場合も多いです。
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理由6:焦りや不安
「塾に行きたくない!」理由としては、焦りや不安というものもあります。
入試直前期の子どもに多く、真面目に受験勉強を頑張っている子どもが陥りやすいパターンです。
勉強の悩みは勉強を頑張ることでしか解決できませんが、入試直前期のプレッシャーに耐えられずに、勉強から逃げてしまう子どももいるのは事実です。
大きなプレッシャーがかかる時期には、保護者の方のちょっとしたサポートがとても大切です。
保護者の方ができる対処法は次のとおりです。
入試直前期に保護者の方ができること
- ポジティブな言葉をかける
- 子どもが頑張っている理由を確認する
- 褒める・認める・励ます
- 環境を整える
- 出願などの手続きをサポートする
入試直前期の保護者の方のサポートについては、『受験直前期の親の支えは重要!成績を伸ばすために親ができること』で詳しく解説しています。
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受験直前期の親の支えは重要!成績を伸ばすために親ができること
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子どもに「塾に行きたくない」と言われたときに親がすべきこと
子どもに「塾に行きたくない」と言われたときは、保護者の方は次のようなことを試してみると良いです。
「塾に行きたくない」と言われたときに保護者の方がすべきこと
すべきこと1:勉強する目的・塾に通うことの意味を話し合う
勉強をしたくなくて「塾に行きたくない」と子どもが言っているときは、勉強する目的や塾に通うことの意味を親子で話し合うことが大切です。
意義や目的を理解しなければ、前向きに努力することはできないからです。
頭ごなしに「勉強しなさい!」と言っても、子どもはなかなか勉強に取り組めません。
時間はかかりますが、親子で対話を繰り返し、「何のために勉強するのか」を見つけていくことが重要です。
特に、将来のことを話し合うことはとても大切です。
将来の憧れや目標があると、勉強にも前向きに取り組めるようになります。
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すべきこと2:頑張っていることを認めて褒める
子どもに「塾に行きたくない」と言われたときは、子どもが頑張っていることを認め、褒めることが大切です。
人は、努力を認められるともっと頑張ることができるからです。
成果や結果ではなく、「努力」を認めることが重要です。
以前よりも頑張れていることや最近頑張っていることを積極的に見つけて、言葉にして褒めてあげられると良いです。
すべきこと3:通っている塾に相談する
子どもに「塾に行きたくない」と言われたら、通っている塾に直接相談することをおすすめします。
塾に行きたくない理由にもよりますが、多くの場合は塾で対応することができるからです。
塾は、さまざまな悩みを抱える家庭からの相談に日頃から対応しており、多様なケースに対する豊富なノウハウを持っています。
家庭だけでは大きな問題に感じていたことでも、塾に相談してみると、意外とスムーズに解決する場合もあります。
すべきこと4:転塾を検討する
通っている塾に相談しても問題の解決ができない場合は、転塾を検討すると良いです。
「塾の先生が嫌い」や「塾の雰囲気が指導方針が合わない」ような場合は、転塾が根本的な解決策になる場合も多いです。
一方で、転塾や退塾は慎重に判断すべきです。
安易に転塾や退塾をすると、その先で同じような問題にぶつかってしまい、同じように転塾や退塾を繰り返すことになる可能性が高いからです。
環境を変えることで状況が良くなることも多いですが、環境を変えただけでは何も変わらないことも多いです。
いろいろな解決策を考えたうえで、どうしても「塾を辞めるか塾を変えるほかない」と思ったときに、転塾や退塾の判断をすべきです。
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すべきこと5:塾に通わずに勉強することを検討する
塾に行きたくない理由によっては、塾に通わずに勉強することを検討してみるのも良いです。
多くの子どもは塾に通うことで勉強を習慣化させることができますが、一人でコツコツと勉強に取り組んだほうが成果を出せる子どももいます。
最近は様々な参考書や問題集が出版されていますし、デジタル教材やオンラインサービスも充実しています。
何をすべきかを自分で考え、計画立てて勉強に取り組むことが得意な子どもにとっては、教材やオンラインサービスを活用したほうが勉強しやすい場合も多いです。
子どもの性格や学習状況に合わせて、最適な選択肢を探せると良いです。
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まとめ
それでは、子どもに「塾に行きたくない!」と言われたときに、保護者の方が取るべき対処法についての解説をまとめます。
結論
子どもに「塾に行きたくない」と言われたときは、子どもの話をよく聞いてあげることが大切です。
塾に行きたくない理由を明らかにして正しく対処することができれば、子どもの学力が大きく伸びていくきっかけにできる可能性があります。
よくある「塾に行きたくない」理由は、主に次の7つです。
子どもに「塾に行きたくない」と言われたときは、保護者の方は次のようなことを試してみると良いです。
「塾に行きたくない」と言われたときに保護者の方がすべきこと
今回の記事が、お子様が今抱えている問題点を明らかにして、次に向かってステップアップしてきっかけになればとてもうれしいです。
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