こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。

高校3年生の夏休みを迎えるのに当たって、子どもの学習状況に不安を感じている保護者の方は多いです。
第一志望校合格のために、どのように過ごさせればよいのかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
大学受験をする高校3年生にとって、夏休みは長いようで短いです。
夏休みの過ごし方が受験の結果を大きく左右するので、全力で勉強に取り組めるよう工夫することが大切です。
今回は、高校3年生の夏休みに取り組むべき勉強と、充実させるための過ごし方について解説します。
最後まで読んでいただき、お子様が夏休みに精一杯努力して、第一志望校合格に向けて効果的な勉強に取り組んでいくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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高3受験生の夏休みの勉強時間は?
高3受験生の夏休みの勉強時間は、平均で1日10時間以上を目標にすると良いです。
理想は1日14時間以上です。
一方で、1日15時間以上の勉強はおすすめしません。
1日に15時間以上勉強するためには、睡眠時間を削る必要があるからです。
個人差はありますが、日中に集中して勉強に取り組み続けるためには、1日7時間~8時間程度の睡眠時間を取る必要があります。
自分に必要な睡眠時間を把握したうえで、どこまで勉強時間を伸ばせるか挑戦してみると良いです。
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夏休みは受験の天王山
夏休みの約40日間は、受験の天王山と言われます。
1日12時間勉強に取り組めば、40日間で合計480時間勉強に取り組めることになります。
一方で、1日8時間の場合は、40日間の合計勉強時間が320時間になります。
その差は160時間となり、まさに勝負の分かれ目になります。
夏休みは部活を引退している高校生が多く、他のライバルたちもみんな頑張る時期です。
倍率が5倍や10倍になることも珍しくない大学受験において、周りのライバルと同じ程度の努力をしていては合格できません。
ライバルたちよりも少しでも多くの努力を積み上げて、力を蓄えていくことが大切です。
高3受験生の夏休みを充実させるための過ごし方



高3受験生の夏休みを充実させるためのポイントは、主に次の5つです。
高3受験生の夏休みを充実させるためのポイント
ポイント1:生活リズムを整える
高3受験生の夏休みを充実させるためには、夏休み中も生活リズムを整えることが大切です。
生活習慣が乱れてしまうと時間を有効活用することができず、必要な勉強時間を確保することができないからです。
特に、次の時間をしっかりと決めておくと、生活習慣が乱れにくいです。
特に決めておくべき時間
- 夜、寝る時間
- 朝、起きる時間
- 朝、勉強を開始する時間
- 食事の時間
特に、寝る時間を決めておくことが重要です。
夜更かしをしてしまうと、翌日以降の生活リズムが一気に崩れてしまうからです。
また、勉強を開始する時間を決めておくと、午前中にダラダラしてしまうことを防ぐことができます。
食事の時間なども決めてしまい、ルーティーン化できると良いです。
ポイント2:学習環境を整える
高3受験生の夏休みを充実させるためには、学習環境を整えることが大切です。
環境が悪い場所で長時間の勉強に取り組むのは難しいからです。
自室の環境を整えるのも良いですが、予備校や学習塾の自習室を利用するのが一番おすすめです。
自習室であれば、仲間やライバルたちが頑張っている姿を見ながら勉強に取り組めるため、モチベーション高く頑張ることができるからです。
どこの自習室にも圧倒的に頑張っている生徒が必ずいるので、そのような生徒を目標にして、自分の限界を引き上げることもできます。
静かさや温度といった環境要素も大事ですが、努力を引き上げられる学習環境であることが最適です。
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ポイント3:学習計画を立てる
高3夏休みの勉強を充実させるためには、学習計画を立てたり、達成目標を設定したりすることが重要です。
学習計画を立てることで、夏休み中に取り組むべき大量のタスクをに対処することができるからです。
無計画のまま勉強に取り組むと、取り組みたかったことに全然取り組めなかったということになる可能性が高いです。
なお、学習計画は次のように作成すると良いです。
作成方法1:プロにサポートしてもらう
学習計画の作成は、受験のプロににサポートしてもらえると安心です。
高校生が、自分の力だけで受験勉強のスケジュールを作るのは難しいからです。
ネット上にある「参考書ルート」などの情報を参考にして、自分の力だけで学習計画を立てようとする高校生も多いのですが、ネット情報だけを頼りに最適な勉強に取り組むのは難しいです。
予備校や学習塾のスタッフなど、多くの受験生を指導してきたプロに頼んだほうが確実です。
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作成方法2:必ず書き出す
学習計画は、頭の中で考えるだけではなく、必ず目に見えるように書き出します。
頭の中で考えていることは抽象的になりやすく、抽象的なイメージを実行に移すことはとても難しいからです。
紙でもデジタルでもエクセルでも何でも良いので、目に見える形に残して、勉強中にいつでも目に入る場所に貼り出したり、表示しておいたりすると効果的です。
作成方法3:夏休み全体の達成目標を作る
学習計画を立てるときは、まずは夏休み全体の達成目標を考えます。
夏休みにやるべきことを洗い出して、それぞれのタスクをいつからいつまで取り組むべきか、おおまかな達成目標を書き出していきます。
たとえば、「基礎固めやインプット学習を8/7までに終わらせて、共通テストの過去問5年分を8月20日までに、志望校の過去問3年分を8/31までに終わらせる」などです。
夏休みを1週間毎に分割して考えるなど、ある程度おおまかな期間で考えると作成しやすいです。
逆に、細かく考えすぎると時間がかかってしまい、肝心の勉強時間を削ってしまうことになります。
作成方法4:1週間ごとに学習計画を作る
夏休み全体の達成目標を、1週間ごとの学習計画に落とし込んでいきます。
事前に作成した「おおまかな達成目標」を見ながら、次の1週間に取り組むべきことを確認し、「何曜日に何に取り組むか」を具体的に決めていきます。
1週間ごとの学習計画は、「毎週日曜日の夜に作る」や、「毎週月曜日の朝に作る」など、作成するタイミングを決めておくと良いです。
作成方法5:毎日、その日に取り組むことを決める
毎日、その日の勉強に取り組む前に、その日1日に何に取り組むか決めます。
事前に作成した「1週間ごとの学習計画」を見ながら、その日に取り組むことを決めていくと簡単です。
ポイント4:オープンキャンパスに行く
高3夏休みの勉強を充実させるためには、オープンキャンパスに行くことも重要です。
実際に志望校に行って雰囲気を肌で感じることができると、勉強に対するモチベーションが上がるからです。
また、大学受験では併願校戦略も重要です。
第一志望校だけでなく、受験する可能性がある大学は、一度は自分の目で確認しておいたほうが良いです。
オープンキャンパスに行くと勉強時間が削られてしまうと心配する受験生も多いのですが、勉強時間を削るだけの価値があるので、必ず行ってください。
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ポイント5:上手にリフレッシュする
高3夏休みの勉強を充実させるためには、上手にリフレッシュすることも重要です。
40日間という期間、常にモチベーション高く、集中して勉強に取り組み続けるためには、適度な休憩とリフレッシュが必須だからです。
1日丸々勉強を休んで、羽根を伸ばす日を作っても良いでしょう。
塾や予備校の帰りに、毎日友達とおしゃべりする時間を作るのも良いでしょう。
友達と悩みや目標を共有しながら一緒に頑張ることができると、前向きに勉強に取り組むことができます。
一方で、何度も友達と遊びに行ってしまったり、あまりに長時間友達とおしゃべりしてしまうのは問題です。
普段の勉強の質を上げるために、上手に息抜きをすることが大切です。
高3の夏休みに取り組むべき勉強
ここからは、高3の夏休みに取り組むべき勉強を優先度順に解説します。
子どもの学習状況によっても異なりますが、一般的には次の順番で優先度が高いです。
【優先度順】高3夏休みに取り組むべき勉強
優先1:基礎固め
高校3年生の夏休みは、基礎基本を徹底的に定着させることが最重要です。
勉強は基礎基本が一番大事ですし、高校3年生の夏休みは基礎基本に取り組む時間をしっかりと確保できる最後のチャンスだからです。
秋以降に入試レベルの問題の演習に取り組めなければ、国公立大学の2次試験や私立大学の入試問題に対応できる学力をつけていくことができません。
一方で、基礎基本が不安定な状態で、応用問題や入試レベルの問題を解いても効率が悪いですし、学習効果も薄いです。
夏休み中に基礎基本を徹底的に定着させて、秋から応用問題や入試レベルの問題演習に取り組むための基礎力を育てておく必要があります。
優先2:演習問題で徹底的にアウトプット
高校3年生の夏休みには、演習問題などで徹底的にアウトプット学習に取り組むべきです。
テストで点数を取るためには、学習内容を「わかる」ようにするだけでなく、自分の力だけで「できる」ようにする必要があるからです。
授業を受けたり、教科書や参考書を読んだりするインプット学習だけでなく、問題集や過去問を利用したアウトプット学習にも大きく時間を割くべきです。
優先3:共通テストの過去問
高校3年生の夏休みには、共通テスト(旧センター試験)の過去問にも取り組むべきです。
夏休みの時期に共通テストの出題傾向をしっかりと把握することは重要ですし、共通テストは比較的基礎基本を問う問題が多く、単純な演習問題としても優秀だからです。
過去問を高3の冬などの入試直前期まで取っておこうとする受験生もいますが、直前期に過去問を初めて解いていては手遅れになります。
過去問を解いて課題や弱点を見つけることができたとしても、それらを対策する時間を取れないからです。
夏休み中に過去問にしっかりと取り組み、2学期以降に弱点の対策にじっくりと取り組んでいけると効果的です。
優先4:志望校の過去問
高校3年生の夏休みには、第一志望校の過去問にも取り組むべきです。
過去問を解いて出題傾向を研究しておくと、秋以降の志望校対策の勉強を効率よく行うことができるからです。
国公立大学の2次試験や私立大学の入試は、大学ごとに出題傾向が大きく異なります。
そのため、本格的な志望校対策に取り組みはじめる前に、過去問を研究して、勉強すべき内容を整理しておく必要があります。
勉強すべき内容を整理せずにがむしゃらに勉強に取り組むと、志望校の入試ではあまり出題されない内容の勉強にも取り組むことになり、時間がない現役生にとっては大きなタイムロスとなってしまいます。
難しすぎて辛いと感じるかと思いますが、最低3年分程度は志望校の過去問に挑戦し、出題形式や出題傾向を研究しておくべきです。
高3受験生の夏休みは予備校の夏期講習を活用すべき
高3の夏休みに本気で大学受験の勉強に取り組むのであれば、予備校や学習塾を利用することを強くおすすめします。
予備校や学習塾であれば、勉強面でも受験面でも手厚くサポートしてもらうことができるからです。
予備校や学習塾は「授業」に注目してしまいがちですが、授業以外の部分のメリットも大きいです。
高校生が夏期講習を受けるメリット
- 時間を有効活用できる
- 苦手教科や弱点を対策できる
- 大学受験対策に取り組める
- 自習室を利用できる
- お得なキャンペーンを利用できる場合がある
受験生にとっては、特に自習室を利用できるのは大きなメリットです。
また、新規生として夏期講習に参加する場合、お得なキャンペーンを利用できる場合も多いので、活用できると良いです。
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高校生の夏期講習についての詳細は、『高校生の夏期講習は成績アップのチャンス!効果的な活用法を解説』で解説しています。
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高校生の夏期講習は成績アップのチャンス!効果的な活用法を解説
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高3の夏から予備校に通うなら映像授業塾がおすすめ
高3の夏から初めて予備校に通うのであれば、映像授業塾がおすすめです。
映像授業塾であれば、現状の学習状況に合わせて、必要な授業を受けることができるからです。
授業を受けるペースも学習状況に合わせて決めることができ、たとえば、苦手な英語は毎日2コマずつ、優先度の低い化学は3日に1コマずつというように、柔軟に進めることができます。
授業だけでなく、演習によるアウトプットが充実している映像授業塾もあります。
たとえば、大手大学受験予備校のの東進ハイスクール・東進衛星予備校は、過去問演習やアウトプットの演習講座も充実しています。
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まとめ
それでは、高校3年生の夏休みに取り組むべき勉強と、充実させるための過ごし方についての解説をまとめます。
結論
大学受験をする高校3年生にとって、夏休みは長いようで短いです。
夏休みの過ごし方が受験の結果を大きく左右するので、全力で勉強に取り組めるよう工夫することが大切です。
高3受験生の夏休みを充実させるためのポイントは、主に次の5つです。
高3受験生の夏休みを充実させるためのポイント
高3の夏休みに取り組むべき勉強を優先度順に解説しました。
【優先度順】高3夏休みに取り組むべき勉強
高3の夏休みに本気で大学受験の勉強に取り組むのであれば、予備校や学習塾を利用することを強くおすすめします。
高校生が夏期講習を受けるメリット
- 時間を有効活用できる
- 苦手教科や弱点を対策できる
- 大学受験対策に取り組める
- 自習室を利用できる
- お得なキャンペーンを利用できる場合がある
今回の記事が、お子様が夏休みに精一杯努力して、第一志望校合格に向けて効果的な勉強に取り組んでいくきっかけとなればとてもうれしいです。
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高校生の夏期講習は成績アップのチャンス!効果的な活用法を解説
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