こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
子どものスマホ利用について悩まれている保護者の方は多いです。
スマホばかりやっていて、勉強がおろそかになってしまうのではないかと心配になってしまいますよね。
結論
今やスマホは勉強に必須です。
スマホを遠ざけるのではなく、正しい付き合い方を教えるべきです。
今回は、スマホは子どもの勉強へのメリットが大きいというお話をします。
また、勉強にスマホを上手に活用するための方法や、注意点についても解説します。
最後まで読んでいただき、お子様がスマホを活用して勉強の成績を上げるための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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スマホは勉強に必須
デジタルデバイスは、もはや勉強の必需品です。
スマホもタブレットも持たずに勉強に取り組むことは、パソコンを使わずに仕事をするようなものです。
紙とFAXで仕事をしていた時代が終わったように、紙と鉛筆だけで勉強をする時代は終わりました。
では、スマホは具体的にどのように勉強に活用できるのでしょうか。
スマホを活用して勉強するメリットは、主に次の7つです。
一つひとつ解説します。
メリット1:アプリは抜群に効率的
アプリを活用しての勉強は、抜群に効率的です。
ベテラン講師の経験と勘に頼ることなく、今やるべき勉強に取り組めるようにプログラムが考えてくれるからです。
AIを搭載したシステムも数多く登場してきていて、子ども一人ひとりの学習状況に合わせた効率的な勉強に、今までよりも取り組めるようになっています。
特に、タブレット教材を提供しているサービスにはAIを活用したものが多く、精度高く学習に取り組めるようになりました。
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特に単純暗記にアプリは相性が良い
特に、単純な暗記学習については、アプリを利用して取り組むと非常に効率的です。
たとえば、英単語暗記アプリであれば次のようなメリットがあります。
英単語アプリのメリット
- フラッシュカードのようにサクサク取り組める
- 覚えられていない英単語を抜き出して表示できる
- 苦手な英単語を狙って出題してくれる
- 手軽なので何周も取り組める
- いつでもどこでも取り組める
- 音声が流れるので発音も確認できる
紙の英単語帳では手間をかけてやっていたことを、アプリでは自動的にやってくれます。
フラッシュカードを自作する必要もありません。
音声で発音を聞けるのも大きなメリットです。
英単語アプリ mikan
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メリット2:スキマ時間に勉強できる
スマホを活用すると、わずかなスキマ時間でも勉強に取り組むことができます。
スマホは手軽に扱うことができるデバイスだからです。
スマホは、ちょっとした時にポケットからパッと取り出せて、使い終わったらポケットにパッとしまうことができます。
パソコンはもちろん、参考書などの紙の媒体よりもずっと手軽に扱うことができます。
そのため、スマホを使った勉強であれば、5分や10分などの極端に短いスキマ時間でさえ活用することができます。
移動中も勉強しやすい
スマホを活用すると、電車やバスなどの移動時間でも勉強することができます。
電車の中でノートと鉛筆を取り出して勉強するのはハードルが高いですが、スマホであればポケットからサッと取り出して勉強に取り組むことができます。
テスト前の時期や受験期の勉強では、ちょっとした移動時間を活用して勉強に取り組めるかどうかが結果に大きく影響します。
移動時間の活用には、スマホは非常に便利です。
※歩きながらや、自転車を運転しながらの勉強は非常に危険なのでやめましょう。
メリット3:知りたいと思ったときにすぐに調べられる
スマホを活用すると、勉強中に疑問に思ったその瞬間に調べることができます。
スマホは手軽に扱うことができるデバイスだからです。
昔は疑問に思ったら図書館に行って調べるか、職員室に行って先生に質問する必要がありました。
しかし、「あとで調べよう」「今度質問しよう」と思っていて、そのままになってしまいがちでした。
人は時間が経てば経つほど興味を失っていくものです。
興味の温度が一番高いときに学べるということは、非常に大切なことなのです。
メリット4:画像や動画も活用できる
デジタルデバイスは、画像や動画の表示に優れています。
紙の本とは異なり、写真や画像をふんだんに載せても、厚くなったり重くなったりすることがないからです。
文字だけでは説明が難しいことも、画像や動画であれば伝わりやすいこともあります。
特に動画は、目と耳を両方使って学習することができるので効率的です。
紙の本では「動き」を読者に見せることができないので、その点でもスマホの動画を活用して勉強すると学習内容の理解が深まります。
メリット5:荷物が減る
スマホを活用して勉強すると、かばんの中身を減らすことができます。
スマホは1台でいろいろなことができるからです。
英和辞書も和英辞書も古語辞典も単語帳も漢字帳も、スマホ一台で解決です。
学校の方針にもよりますが、タブレットをノート代わりにしてしまえば、紙のノートを何冊も持って行く必要もありません。
タブレット1台に全てのノートを入れることができます。
教科書がデジタル化していけば、紙の教科書の重量もどんどん小さくすることができます。
重たい英和辞典を毎日カバンに入れて通学していたのが懐かしく感じられますね。
重い荷物を持っての通学は、いわば筋トレです。
スマホを活用できれば、通学という名の筋トレをする必要がなくなります。
メリット6:離れた仲間と励まし合える
スマホを使って、物理的に離れている仲間と励まし合いながら勉強に取り組んでいる子どもも多いです。
勉強においては、一緒に頑張ったり励まし合ったりできる仲間やライバルがいることはとても大切です。
しかし、住んでいる地域や学校の雰囲気によっては、一緒に頑張れる仲間を身近で見つけられないこともあります。
そのような場合には、SNSなどを通して、遠くに住む仲間やライバルたちと切磋琢磨することができます。
同じ境遇の仲間や、同じ志望校を目指す仲間を比較的簡単に見つけられるのも、スマホのメリットです。
メリット7:手軽に記録を残せる
勉強は、取り組んだ内容や時間を記録して可視化していくとモチベーションを保ちやすいです。
食事や体重を記録していく、レコーディングダイエットと同じ理屈です。
そして、スマホを利用すると、手間をかけずに手軽に記録を残すことができます。
そのため、勉強時間を削らずに記録を残していくことができます。
記録自体が面倒くさくないので、長続きしやすいのもメリットです。
勉強とは少し関係ありませんが、私は家計簿アプリを利用しています。
ほとんど自動化されているため、手間をかけずに家計の収支を記録できるので長続きしています。
また、過去の記録を表やグラフを活用して可視化されるので、自分の状況を把握しやすいです。
勉強記録アプリをSNSと連携させて、仲間同士で共有しながらモチベーションを上げている子どもも多いです。
Studyplus(スタディプラス) 日々の学習管理に
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>>勉強のやる気を出す26のテクニックとモチベーションの上げ方
早くからネットの使い方を知るべき
このように考えて、子どもにスマホをもたせるかどうか迷われる保護者の方も多いです。
インターネットが危険であることは事実です。
ネット上には悪意ある人間もたくさんいます。
一方で、現代社会において、ネットと関わらずに生きていくことはできません。
スマホやパソコンを使いこなせなければ仕事はできません。
もはや、日常生活すら送れません。
そうであれば、早いうちから正しいインターネットとの付き合い方を学ぶべきです。
「危ないから」という理由で遠ざけるだけでは、包丁も車もお金も適切な使い方を学ぶことができません。
保護者の方が近くで見てあげることができる間に、危険のないインターネットの使い方を学ばせるべきです。
もはやスマホは生活必需品
私はもうスマホなしでは生きてはいけません。
もちろんスマホを連絡ツールとしても使っていますが、その他の多くのことについてもスマホに依存しています。
スマホに依存しているもの
- お金の支払い
- ポイントカード
- 家計簿
- スケジュール管理
- 銀行(振込など)
- 時計
- 健康管理
- お薬手帳
- 音楽プレーヤー
- 家電操作
- カメラ
- 写真アルバム
- 家や車の鍵
- 地図やカーナビ
- ダミーテキスト
- ダミーテキスト
生活の必需品である以上、子どものうちから慣れ親しんでおくことは大切です。
これからスマホに代わるデバイスが登場する可能性が高いですが、新しいデバイスが登場する前にスマホを使いこなせるようにするに越したことはありません。
保護者の方が近くにいられるうちに、危険のないスマホの使い方を教えてあげてください。
「情報」は国公立大学の入試で必須
2025年1月の大学入学共通テスト(旧センター試験)から「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」という教科が加わり、多くの国公立大学が「情報Ⅰ」を必須とする予定です。
情報Ⅰという教科では、次のようなことを学びます。
情報Ⅰの学習内容
- 情報社会の問題解決
- コミュニケーションと情報デザイン
- コンピュータとプログラミング
- 情報通信ネットワークとデータの活用
※参照
高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材(本編):文部科学省
これからの学校教育では、テクノロジーやコンピュータ、プログラミング等が当然のように扱われます。
もう「パソコンが苦手」という言い訳は、学校教育でも実社会でも通用しない時代になりつつあります。
子どものうちからデジタル機器に慣れ親しんでおくことは必須です。
「情報Ⅰ」の試験問題はしっかりした問題が出題される
大学入学共通テスト(旧センター試験)の情報Ⅰの問題は、基礎基本が出題される予定ですが、骨のある問題も出題される予定です。
共通テストの試作問題では、次のようなプログラミングの問題が出題されました。
問題が長いので、概要を先に書きます。
買い物の際に、客が支払う硬貨の枚数と、お釣りとして受け取る硬貨の枚数の合計が、一番少なくなるようにするためのプログラムを組む問題です。
プログラムの組み方を数学的に考える問題や、実際に擬似プログラミング言語でコードを書く問題が出題されています。
知識の詰め込みだけでは乗り切れません。
一方で、普段からパソコンやスマホに慣れ親しんでいる人にとっては常識的な問題も出題されています。
普段からスマホを使って「情報」にアクセスしているかどうかは、情報教科の得意・不得意の分かれ道になりそうです。
>>『情報Ⅰ』ってどんな内容?テストの内容と対策方法を解説!
>>高校の情報Ⅰ対策におすすめの参考書と問題集!選ぶときのポイントも解説!
勉強に前向きであることが前提
勉強に活用するとメリットが大きいスマホですが、子ども自身が勉強に前向きでなければ逆効果になってしまう可能性が高いです。
スマホは勉強に活用できる一方、遊びにも活用できてしまうからです。
人はラクなほうに流されてしまうものです。
特に、まだ精神的に成熟していない子どもは、スマホを勉強に活用しようとするよりも、遊びに活用しようとするでしょう。
子ども自身が誘惑を断ち切って、スマホをしっかりと勉強のために活用するためには、子ども自身が勉強に前向きである必要があります。
親や先生に言われてイヤイヤ勉強している状態では、スマホを活用するのは難しいでしょう。
なぜ勉強するのかを一緒に考える
自分から進んで勉強に取り組める子どもには、大きく2種類のパターンがあります。
自主的に勉強に取り組む子どもの特徴
- 勉強を楽しめている
- 夢や目的を持っている
まずご家庭でできることは、子どもの将来について、子どもと一緒に考えることです。
将来やりたいことや将来なりたいものがある子どもは、自主的に勉強することができます。
勉強は、やりたいことをやるための手段です。
勉強は、なりたい自分になるための手段です。
なぜ勉強するのかを子どもと一緒に考える機会を作ることが大切です。
>>勉強しない子どもに親がすべき2つのこと【元塾教室長が解説!】
まずはインプット
子どもの将来の夢を考えるときも、勉強と同様にインプットが大切です。
知識がなければ、考えることはできないからです。
世の中にどのような仕事があるのか、どのようなことをして生きている人たちがいるのか、子どもと一緒に調べられると良いです。
>>将来の夢がない子どもに見てほしい動画5選【保護者の方にも見てほしい】
スマホで勉強することのデメリット
自分から進んで勉強に取り組める子どもであっても、スマホとの付き合い方には苦労するようです。
実際に、夢を持って難関校合格を勝ち取っていった生徒たちも、いろいろな工夫をしながらスマホを活用していました。
スマホで勉強することにはメリットも多いですが、デメリットも多いからです。
スマホで勉強することのデメリットを上手に消しながら活用していくことが大切です。
スマホで勉強することのデメリットは、主に3つあります。
スマホで勉強のデメリット
一つひとつ解説します。
デメリット1:スマホに向かない勉強もある
スマホで効率化できる勉強も多いのですが、逆にスマホでは取り組みづらい勉強もあります。
たとえば、何かを大量に書くような勉強は、紙と鉛筆のほうがスマホやタブレットよりも効率的です。
書きなぐって暗記をしたいときなどは、紙と鉛筆を使うべきです。
また、教科書や問題集はスマホやタブレットで見るのも便利なのですが、ページをたくさんめくるような場合は紙の本のほうが便利です。
スマホやタブレットは隣のページへの移動はスムーズなのですが、10ページ先や100ページ先をパッとめくろうとすると面倒です。
取り組む勉強によって上手に使い分ける必要があります。
デメリット2:気が散る
スマホは、近くに置いてあるだけで気が散ります。
通知が来たり画面が光ったりするので、ついつい気になってしまいます。
通知が来なくても、「友達からメッセージが送られてこないか」とか、「ゲームの続きがどうなるのか」とかと考えてしまい、気が散ります。
近くに存在しているというだけで、勉強への集中を妨げます。
近くにマンガやゲーム機を置いたまま勉強しているようなイメージです。
開いてなくても、電源が入っていなくても気になってしまうものです。
デメリット3:ついついゲームやSNSをやってしまう
手軽に勉強に活用できるスマホは、ゲームやSNSも手軽にできてしまいます。
「3分だけ!」と思って手軽に手に取ったスマホを、2時間以上握りっぱなしにしてしまうことも珍しくありません。
どんなに子どもの意識が勉強に向いていたとしても、ついついゲームやSNS、動画視聴に時間を使ってしまいます。
それだけスマホの誘惑は強力です。
スマホの誘惑との付き合い方
勉強においてのスマホのデメリットは非常に大きなものですが、だからといってスマホを使わないというのは大きな損失です。
それだけ、勉強にスマホを活用することのメリットは大きいのです。
上手にスマホの誘惑と付き合いながら、メリットを活かせるようにすべきです。
子どもたち(主に高校生)に聞くと、次のような工夫をしてスマホの誘惑と戦っているようです。
スマホの誘惑との戦い方
一つひとつ解説します。
工夫1:勉強中は通知を切る
勉強中は通知が来ないようにしている子どもが多いです。
マナーモードや集中モード、おやすみモードなどを利用して、スマホから一切通知が来ないように設定しています。
「勉強の最大の敵はスマホの通知」としている子どもは多く、真面目に勉強に取り組みたいと考えている子どものほとんどは、通知オフの設定を行っていました。
工夫2:勉強中は画面を下にして置く
勉強中は、スマホの画面を下向きにして置いている子どもが多いです。
画面に何も表示されていなくても、真っ黒なディスプレイが見えているだけで気が散ってしまうからです。
勉強に利用するためにスマホを机に置いている子どもも多いのですが、特にスマホを勉強に利用していない時間はカバンの中にしまってしまうという子どもも多いです。
机の上に置いていたとしても、少なくとも画面が目に入らないように工夫したほうが良いでしょう。
工夫3:勉強専用のホーム画面を作る
スマホのホーム画面は、横にスワイプすることで別のホーム画面に移ることができます。
このことを利用して、勉強に使うアプリだけを集めた、勉強専用のホーム画面を作っている子どもは多いです。
勉強専用ホーム画面を作っておくとことで、勉強中にスマホを開いても、ゲームやSNSの誘惑に惑わされにくくなります。
SNSや動画アプリは勉強にも利用できるので、ホーム画面を完全に分けるのは難しいかもしれませんが、ある程度分けるだけでも大きな効果があります。
工夫4:SNSも勉強専用アカウントを作る
SNSでの交流を通して勉強のモチベーションを上げている子どもも多いのですが、そのような場合は勉強専用のアカウント(勉強アカ)を作っていることが多いです。
普段使っているアカウントと切り分けることで、勉強のモチベーションを上げるためだけにSNSを利用することができます。
勉強アカウントで、一緒に頑張る仲間の投稿や勉強情報・受験情報等の投稿だけを見られるようにすると、他の誘惑なく、SNSのメリットを最大限活かすことができます。
工夫5:スクリーンタイムを活用(時間制限、休止時間)
スマホで遊びすぎてしまわないために、スクリーンタイムを活用している子どもも多いです。
スクリーンタイムでは、どのアプリにどれくらいの時間を使ったのかを見ることができます。
ゲームアプリなどを使いすぎていれば、そのことがスクリーンタイムによって可視化されるので、自分を戒めることができます。
時間制限や休止時間も設定できる
スクリーンタイムでは、特定のアプリの使用時間を制限したり、特定のアプリしか使えなくなる休止時間を設定したりすることができます。
たとえば、あるゲームアプリの使用時間を「1日30分」と設定したら、そのアプリを30分使用するとホーム画面上から非表示となり、翌日になるまで表示されなくなります。
また、休止時間を設定すると、休止時間中は許可したアプリと通話のみしか使用できません。
休止時間はスケジュールを設定することもできますし、開始したいと思ったときに開始することもできます。
ルール作りは必要
どれだけスマホのメリットが大きいと言えども、ただ子どもに買って与えるだけでは危険です。
スマホの利用については、必ず子どもと話し合って、一緒にルール作りをしなければなりません。
親が子どもに一方的にルールを押し付けるのではなく、一緒にルール作りをすることが大切です。
一緒にルール作りをしたほうが子どもの自主性を育てることができますし、お互いに納得してルールを受け入れることができるからです。
特に、子どもの年齢が低ければ低いほど、ルール作りは大切です。
このようにして、何が心配で、その心配事をどうやって解決するか、話し合いながらルール作りをすると良いです。
子どもが成長すれば状況も変わってきますので、必要に応じてルールを柔軟に変更していきます。
ルールを変更する際も、子どもと話し合って一緒にルールを変えていってください。
なお、作っておくとよいルールは次の6点です。
決めるべき6つのルール
ルールは口約束だけでなく、紙に書くなどして見えるようにしておくと良いです。
ルール1:勉強をおろそかにしない
スマホは勉強を効率的にするための強力なツールではあるのですが、勉強を邪魔する強敵でもあります。
ゲームやSNSに時間を吸い取られてしまわないよう、きっちりとしたルールを決める必要があります。
ルール2:スマホを使用する時間と場所
スマホの使用時間にはルールが必要です。
スマホの使いすぎで、勉強時間や睡眠時間が削られてしまうことは大きな問題だからです。
スマホの使用時間を決めても、隠れてこっそり使っている可能性もあります。
そのため、「◯時から◯時までは自室では使わない」「◯時以降はリビングに置いておく」などの、使用場所や置き場所に関するルールも決めるべきです。
ルール3:ネットリテラシーに関する勉強
スマホを利用するのであれば、ネットリテラシーについて勉強しておく必要があります。
スマホを通じて犯罪に巻き込まれてしまっては大変だからです。
ネットいじめの加害者や被害者になってしまっても大変です。
子どものその後の人生に関わる重大なことですので、確実に予防する必要があります。
予防のためには正しい知識が必要になります。
「週に1回、ネットリテラシーに関する勉強会をする。」「ネットリテラシーに関する書籍を1冊読む」などのルールを決めるべきです。
もし、保護者の方がネットリテラシーについて詳しくないようであれば、一緒に勉強してください。
勉強会や講習会に参加するのも良いでしょう。
ネットリテラシーについての授業を行っているプログラミングスクールもあります。
プログラミング学習を検討されているのであれば、そういったサービスを利用するのも良いでしょう。
>>子どもにおすすめのプログラミング教室12選!料金や特徴を比較!
ルール4:データプランや課金などのお金について
お金は大切です。
気がついたらゲームに10万円課金していたなんてことにならないよう、ルールを決めておきましょう。
子どもが勝手に課金できないよう、スマホを設定することもできます。
パスワードの設定もできるので、子どもが勝手に設定を変えられないようにすることもできます。
ルール5:紛失・破損の際のルール
スマホは高額です。
物を大切に使うことの大切さを学ぶという意味でも、紛失や破損の時にどうするかを決めておくと良いです。
ルール6:ルールを守れなかった時のルール
「話し合って決めたルールを守れなかったときはどうするか」についてのルールも、必ず決めておくべきです。
ルールを守ることの大切さや、人との約束を守ることの大切さを学ぶ意味でも、ルールを守れなかったときのルールを決めておくことは大切です。
子どものプライバシーとのバランス感覚は大切
スマホの使用に関して、親が子どもを監視することは大切ですが、子どもにもプライバシーがあります。
何もかもを監視されてしまっては子どもは窮屈ですし、子どもの成長のためにもよくありません。
子どもの年齢にもよりますが、メールやSNSのメッセージをすべてチェックしたり、ネットの検索履歴を覗き見たりするのはやりすぎです。
それは、子供部屋の机の引き出しの中を引っ張り出して秘密の日記をこっそり読んだり、子ども宛てに届いたラブレターを読んでしまう行為に近いです。
とはいえ、秘密の日記よりもSNSでのメッセージの方が危険度が高いのも確かです。
そのため、ネットに対する正しい知識を身につけさせながら、徐々に子どものプライバシーに重きを置くようにすると良いでしょう。
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まとめ
それでは、スマホは子どもの勉強へのメリットが大きいというお話をまとめます。
結論
今やスマホは勉強に必須です。
スマホを遠ざけるのではなく、正しい付き合い方を教えるべきです。
スマホを活用して勉強するメリットは、主に次の7つです。
スマホで勉強するメリット
- アプリは抜群に効率的
- スキマ時間に勉強できる
- 知りたいと思ったときにすぐに調べられる
- 画像や動画も活用できる
- 荷物が減る
- 離れた仲間と励まし合える
- 手軽に記録を残せる
2025年から国公立大学の受験で「情報Ⅰ」が必須化されるなど、勉強においても実生活においても、スマホなどのデジタルデバイスを使いこなせることが前提となっています。
早くからネットの使い方を知っておくべきです。
一方で、子ども自身が勉強に前向きでなければ、スマホのデメリットのほうが目立ってしまいます。
スマホで勉強することのデメリットは、主に3つあります。
スマホで勉強のデメリット
- スマホに向かない勉強もある
- 気が散る
- ついついゲームやSNSをやってしまう
上手にスマホの誘惑と付き合いながら、メリットを活かせるようにすべきです。
スマホの誘惑との戦い方
- 勉強中は通知を切る
- 勉強中は画面を下にして置く
- 勉強専用のホーム画面を作る
- SNSも勉強専用アカウントを作る
- スクリーンタイムを活用
スマホの使い方については、ルール作りも大切です。
決めておくべきルールは、次の6点です。
決めるべき6つのルール
- 勉強をおろそかにしない
- スマホを使用する時間と場所
- ネットリテラシーに関する勉強について
- データプランや課金などのお金について
- 紛失・破損の際のルール
- ルールを守れなかった時のルール
今回の記事が、お子様がスマホを活用して勉強の成績を上げるきっかけとなればとてもうれしいです。
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