こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
ノー勉状態で英検前日を迎えてしまう子どもも多いです。
保護者の方としては、全然勉強をしていない状態で英検に合格するのは難しいとわかっていつつも、少しでも合格の可能性を上げる方法はないかと悩まれているのではないでしょうか。
結論
合格する可能性の低さという点でも、英語の力が伸びないという点でも、ノー勉で英検を受けに行くべきではありません。
一方で、少しでも合格率を上げるために、試験前日・当日にできることはあります。
今回は、英検の試験の前日・当日にすべきことについて解説します。
ノー勉状態の人を対象に解説しますが、しっかりと準備をしてきた人にも参考にしていただけます。
最後まで読んでいただき、お子様が英検の前日・当日にできる限りの対策をして、試験会場で力を発揮できるようにするための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
対面型の個別指導のような授業をオンラインで!
「オンライン家庭教師WAM」は、対面型の個別指導塾に近いスタイルの授業を、オンラインで受けることができるサービス!
安心の返金保証・成績保証!
▼詳しくはこちらから!
>>オンライン家庭教師WAMは個別指導スタイルの授業をオンラインで受けられる!料金・特徴は?
英検は前日までノー勉でも合格できるか
英検は前日までノー勉であったとしても、合格することができます。
英検の問題はとても素直なものが多く、英検独特の対策をする必要はあまりないからです。
英語の力がしっかりと備わっていれば、試験対策にそれほど力を入れなくても合格することができます。
一方で、十分な英語力が備わっていないようであれば、テストテクニックだけで英検を切り抜けるのは難しいです。
次のチャンスに向けて、地道な英語力を育てていったほうが良いです。
力を発揮するための対策はすべき
しっかりと準備をしてきた場合でも、ノー勉で試験前日を迎えてしまった場合でも、今の実力で最大限の結果を出すための対策はすべきです。
試験では、「学力」も重要ですが、「得点力」も重要だからです。
学力を伸ばしてから得点力を身につけていくのが理想的ですが、試験前日・当日は得点力に注力したほうが良いです。
学力を1日で急激に伸ばすのは難しいですが、得点力は1日でもある程度は身につけることができるからです。
【優先度順】合格率を上げるために英検前日・当日にすべきこと
ここからは、英検の合格率を上げるために試験前日・当日にすべきことを、優先度順に解説していきます。
英検の試験前日・当日にすべきこと
優先1:よく寝る
英検の試験前日・当日に最優先ですべきことは、十分な睡眠時間を確保することです。
試験の点数に一番大きな影響を与えるのは、当日の体調だからです。
寝不足の状態だと、本人が思っている以上に頭は回転しません。
睡眠時間を削って一生懸命英単語を覚えても、試験本番中に寝不足のせいで思い出せなければ意味がありません。
眠気で英語の長文読解問題に集中して取り組むことができなければ、解けるはずだった問題で失点してしまいます。
今更睡眠時間を削って勉強しても、たいした力にはなりません。
そうであれば、スッキリした頭で試験当日を迎えたほうが良い結果につながります。
睡眠時間の目安
適切な睡眠時間には個人差があり、「◯時間寝れば良い。」と断言することはできません。
目安としては7時間30分~9時間くらいが良いです。
ただし、たくさん寝れば寝るほど良いというわけでもありません。
普段の睡眠時間よりも2時間以上長く寝るような、極端に長い睡眠は避けるようにすべきです。
▼あわせて読みたい
>>受験勉強中なのに眠い!すぐにできる対処法と根本的な解決策!
優先2:過去問を解いて試験内容を把握する
英検の試験前日・当日にすべきことは、過去問を最低1回は解いて、試験内容を把握することです。
どのような問題が出題されるかを知っておかなければ、試験本番中に慌てて対応しなければならなくなってしまうからです。
英検は、大問構成や問題数、出題傾向が毎回固定されています。
過去問研究がしやすい試験であり、ガチガチに戦略を組んで臨める試験でもあります。
最低でも1回は過去問を解いて、試験本番中に慌てないようにすべきです。
優先3:長文読解の解き方を確認する
英検の試験前日・当日にすべきことは、長文読解問題の解き方を確認しておくことです(4級以上)。
英検の長文読解問題はストレートなタイプな問題が多く、事前に解き方を確認しておくと得点しやすいからです。
英検の長文読解問題では、ひねった問題やひっかけ問題は出題されません。
英文の内容を正確に読み取ることができれば、ちゃんと正解できる問題が出題されます。
できるだけ短い時間でキッチリと得点できるよう、解き方を練習しておくと良いです。
▼あわせて読みたい
>>英検4級の長文問題のコツ!効果的な対策法と合格するための練習法
▼あわせて読みたい
>>英検3級の長文問題のコツ!効果的な対策法と合格するための練習法
▼あわせて読みたい
>>英検準2級の長文問題のコツは?解き方と勉強法を解説!
▼あわせて読みたい
>>英検2級の長文が読めない?解き方のコツと合格するための勉強法!
▼あわせて読みたい
>>英検準1級の長文読解問題のコツ!解き方と合格するための対策法!
優先4:ライティング問題の書き方を確認する
英検の試験前日・当日にすべきことは、ライティング問題の書き方を確認することです(3級以上)。
英検のライティング問題は型にはめやすく、対策しやすいからです。
逆に、まったく対策をせずにゼロから英作文を書こうとすると難しい問題でもあります。
英作文そのものに苦手意識がある子どもは多いですが、英検のライティング問題は、しっかりと対策をしていけばそれほど難しくありません。
▼あわせて読みたい
>>英検3級ライティング問題の書き方と合格するためのコツ
▼あわせて読みたい
>>英検準2級ライティング問題の書き方と合格するためのコツ
▼あわせて読みたい
>>英検2級ライティング問題の書き方と合格に必要な対策
▼あわせて読みたい
>>英検準1級ライティング問題の書き方と合格するためにすべき対策
▼あわせて読みたい
>>中学生が英作文の問題を解けるようにするためのコツと8つの本質的な対策
▼あわせて読みたい
>>【高校生】英作文のコツ!書き方と書けるようになるための対策
優先5:リスニング問題を解いて慣れる
英検の試験前日・当日にすべきことは、リスニング問題を解いて慣れておくことです。
英語のリスニングは耳を慣らしておくことが大切ですし、問題が放送される前に選択肢のイラストや英文を確認しておくテクニックも大切だからです。
どのタイミングで選択肢の内容を確認できそうか、あらかじめ準備しておくと良いです。
▼あわせて読みたい
>>【中学生・高校生】英語リスニングの勉強法やコツは?10のポイントとおすすめの教材
優先6:知ってる英文法の復習
英検の試験前日・当日にすべきことは、知っている英文法の復習をすることです。
英検の試験では、英文法を深く理解しておくことが重要だからです。
試験前日に焦って新しい英文法を勉強しても、試験で活用できるレベルで定着させることはできません。
すでに知っている英文法をしっかりと復習して、試験で活用できるレベルに理解を引き上げたほうが得点につながります。
▼あわせて読みたい
>>英語が全然できない中学生のための苦手克服勉強法!おすすめの教材や得意にするための対策も!
優先7:英単語・英熟語暗記
英検の試験前日・当日にすべきことは、英単語・英熟語の暗記です。
英単語・英熟語は、英語の土台だからです。
試験の前日であれば、新しい単語を覚えようとするよりも、すでに覚えた単語を復習したほうが効果的です。
忘れている英単語・英熟語がないか、試験開始直前まで英単語帳を復習できると良いです。
▼あわせて読みたい
>>【元塾教室長が解説!】英単語の覚え方20のコツ
▼あわせて読みたい
>>効率的な暗記方法!長期記憶にするための19のコツ【元塾教室長が解説!】
英検はしっかりと準備して受験すべき
ここまで、試験前日・当日にすべきことを解説してきましたが、本来であれば英検はしっかりと準備して受験すべきです。
英検に合格することが重要なのではなく、英語の力を伸ばすことのほうが重要だからです。
テストテクニックだけで英検の合格を勝ち取ったとしても、その他の試験でも活用できる力は身についていませんし、実用的に活用できる英語の力も身についていません。
確かに、英検は受験で有利であるという側面もありますが、英語の基礎基本が備わっていない状態で英検に合格してもあまり意味がありません。
英検受験を意味あるものにするために、しっかりと準備をして試験当日を迎えるべきです。
▼あわせて読みたい
>>「英検は意味ない」は一理あるが受けるべき【結局意味ある】
▼あわせて読みたい
>>英検は役に立たない?英検が役に立つ理由と役立てるためのポイント!
▼あわせて読みたい
>>英検が高校受験に超絶有利な3つの理由!中学生は英検を絶対に受けるべき
▼あわせて読みたい
>>大学受験で英検は超有利なわけではないがきっちり取っておくべき
▼あわせて読みたい
>>小学生が英検3級合格を目指すメリットと合格するための勉強法
英検に合格するために必要な勉強
英検に合格するためには、英語の力を伸ばすためにすべきことを、スモールステップでコツコツと取り組んでいく必要があります。
英検に合格するためのテストテクニックはありますが、英検に簡単に合格できる勉強法はありません。
一方で、英検の勉強は学校の勉強と一緒に取り組んでいくと非常に効果的で効率的です。
英検を上手に活用して英語の力を伸ばしていき、学校のテストでも受験でも良い成績を取れるようにしていけると良いです。
英検に合格するために取り組むべき対策は、主に次の7個です。
英検に合格するための勉強
- 英単語・英熟語暗記
- 英文法学習
- 長文読解対策
- ライティング対策
- リスニング対策
- 過去問演習
- 二次試験対策(スピーキング)
英検に合格するための勉強法の詳細については、『英検に合格するための勉強法!対策のポイントとすべきこと』で解説しています。
-
英検に合格するための勉強法!対策のポイントとすべきこと
英検は対策すべきことが決まっています。英検に合格するためには、やるべきことに一つひとつ丁寧に取り組んでいくことが大切です。この記事では、小学生や中学生、高校生が、英検に合格するための勉強法について解説しています。
続きを見る
まとめ
それでは、英検の試験の前日・当日にすべきことについての解説をまとめます。
結論
合格する可能性の低さという点でも、英語の力が伸びないという点でも、ノー勉で英検を受けに行くべきではありません。
一方で、少しでも合格率を上げるために、試験前日・当日にできることはあります。
英検の合格率を上げるために試験前日・当日にすべきことを、優先度順で解説しました。
英検の試験前日・当日にすべきこと
- よく寝る
- 過去問を解いて試験内容を把握する
- 長文読解の解き方を確認する
- ライティング問題の書き方を確認する
- リスニング問題を解いて慣れる
- 知ってる英文法の復習
- 英単語・英熟語暗記
英検に合格するために取り組むべき対策は、主に次の7個です。
英検に合格するための勉強
- 英単語・英熟語暗記
- 英文法学習
- 長文読解対策
- ライティング対策
- リスニング対策
- 過去問演習
- 二次試験対策(スピーキング)
今回の記事が、お子様が英検の前日・当日にできる限りの対策をして、試験会場で力を発揮できるようにするための参考となればとてもうれしいです。
-
英検に合格するための勉強法!対策のポイントとすべきこと
英検は対策すべきことが決まっています。英検に合格するためには、やるべきことに一つひとつ丁寧に取り組んでいくことが大切です。この記事では、小学生や中学生、高校生が、英検に合格するための勉強法について解説しています。
続きを見る