こんにちは。エデュサポ(@edsuppor)です。
「中学の時とは違って、高校の定期テストは意味ない!」と主張する高校生は多いです。
定期テストができなくても本当に大学受験は大丈夫だろうか、学校の成績が受験に響かないだろうかと、心配されているのではないでしょうか。
結論
高校の定期テストは、正しい方法で対策すれば大きな意味があります。
間違った方法で対策しているから意味がないのです。
今回は、高校の定期テストは意味があるというお話をします。
最後まで読んでいただき、お子様が正しく高校の定期テスト対策に取り組み、そのうえで大学受験にも活用できる学力を育てていくための参考としていただければとてもうれしいです。
この記事の筆者
エデュサポ
(@edsuppor)
- 元塾教室長
- 集団塾と個別指導塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営責任者も務める
- 塾業界勤務経験は20年以上
- 教育業界での経験を活かして、勉強や受験に関する情報を発信するサイトやブログを開設
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「高校の定期テストは意味ない」と言われる理由
「高校の定期テストは意味ない」と言われる理由は、主に次の5つです。
「意味ない」と言われる理由
一つひとつ解説します。
理由1:大学入試では通知表の評定が評価されるのは推薦入試のみ
高校入試のときとは異なり、大学入試の場合、ほとんどの大学の一般入試では内申点(通知表の評点)はまったく評価されません。
一部大学の一般入試では調査書に配点が振られていますが、その配点は非常に小さいです。
ですので、定期テストで良い点数を取って通知表の評定を上げても、入試の合否にはほとんどまったく影響しません。
推薦を受けるなら評定は大事
大学入試でも、推薦入試では通知表の評定は重要視されます。
特に、指定校推薦を考えているようであれば、通知表の評定こそが最重要です。
指定校推薦とは、大学が定めた指定校の生徒のみが出願することができる推薦入試です。各学校に募集人数枠が設定されます。
指定校推薦は、校内の選考を通れば、ほぼ100%の合格が約束されます。
そして、校内の選考では通知表の評定が最重要視されます。
指定校推薦では、評点平均4.0以上や4.5前後が求められることが珍しくないので、定期テストで高得点を取ることは必須です。
また、指定校推薦ほど厳しくはありませんが、総合型選抜(旧AO入試)や公募制の学校推薦型選抜(旧推薦入試)では、出願資格として通知表の評定が求められることが多いです。
推薦入試を受ける可能性がある場合は、その時点で定期テストは非常に意味のあるものとなります。
理由2:受験に必要ない教科がある
定期テストの教科の中には、受験に必要ない教科も入っています。
大学入試は大学や学部によって受験する教科が異なり、すべての教科の試験を受けなければならないわけではないからです。
特に、私立大学であれば3教科や4教科で受験できてしまうので、定期テストでは受験に必要ない教科ばかりを勉強しなければならなくなります。
理由3:定期テストで点数が取れても、模試で点数が取れるわけではない
学校の定期テストでは高得点を取れているのに、模試では全然点数が取れない高校生は多いです。
どんなに学校の定期テストの問題が解けるようになっても、入試問題の形式に近い模試で点数が取れなければ、大学受験はうまくいきません。
つまり、定期テストで高得点を狙うよりも、模試で高得点が取れるようにしたほうが近道になるということです。
理由4:受験勉強の時間が削られる
定期テストの勉強に時間を取られてしまうと、受験勉強の時間が削られてしまいます。
定期テストでは受験に関係のない教科も勉強しなければいけませんし、定期テストでどんなに良い成績を取っても、入試で点数が取れるようになるわけではないからです。
それであれば、定期テストを捨てて、受験勉強に目一杯時間をかけたほうが良いということです。
理由5:点数が取れない言い訳にされる
結局のところ、「高校の定期テストは意味ない!」という意見は、点数が取れないことに対する言い訳です。
ここまで解説してきた「定期テストは意味ない」と言われる理由は、一部を除いてそのほとんどの主張が間違っています。
本当は他のところに悩みがあり、それに無理やり理由をつけたに過ぎません(一部の主張を除きます)。
「高校の定期テストなんてやっても意味ない!」という高校生の言葉を翻訳すると、主には次のようになります。
「意味ない!」の翻訳
- 定期テストで点数が取れない
- 模試で点数が取れない
- そもそも勉強したくないダルい
定期テストは正しく対策をすれば大きな意味があります。
しっかりと対策に取り組んでほしいです。
意味のない定期テストの勉強法
自分が間違った定期テストの対策に取り組んでいることに気づかずに、意味のない定期テストの勉強法に取り組んでしまっている高校生も多いです。
主な「意味のない定期テストの勉強法」を5つ紹介しますが、「え?それ普通にやってる!」と思うものも多いはずです。
定期テストのNG勉強法
一つひとつ解説します。
NG勉強法1:定期テストで点数を取ることを目的とする
定期テストで点数を取ることを目的とした勉強に取り組んでいると、意味のない勉強になってしまいます。
定期テストで点数を取るための小手先の勉強に取り組んでも、本質的な学力を伸ばすことはできないからです。
このような高校生も多いですが、テストが終わったあとに何も残らないようであれば、それは意味のない勉強です。
定期テストを中間目標として高得点を目指すことは大事ですが、定期テストを最終目標として勉強に取り組むべきではありません。
NG勉強法2:丸暗記しようとする
定期テストの試験範囲の内容を丸暗記しようとしているのであれば、それは意味のない勉強です。
定期テストのような範囲の狭い試験では丸暗記で対応できてしまいますが、出題範囲が広い模試や入試問題には対応できないからです。
たとえば数学であれば、公式と解き方を丸暗記してしまえば定期テストでは高得点が取れてしまいます。
ですが、「なぜその公式で答えを求められるのか」や、「なぜこの場面でその公式を使うのか」まで理解していなければ、模試や入試レベルの問題には対応できません。
地歴公民などの暗記科目とされる教科でも、ただ教科書の太字を丸暗記するだけでは、模試や入試レベルの問題には対応できません。
丸暗記に頼る勉強は、定期テストで点数を取るためだけのその場しのぎの勉強に過ぎません。
NG勉強法3:短期記憶で乗り切る
定期テストをその場限りの短期記憶で乗り切ろうとしているのであれば、それは意味のない勉強です。
暗記は常に長期記憶にすることを意識しなければなりません。
長期記憶にするために、コツコツと何度も繰り返し繰り返し取り組むことが大切です。
とりあえず試験が終わるまで覚えておけば良いという暗記は意味がありません。
NG勉強法4:一夜漬けに頼る
一夜漬けによる勉強は、短期記憶と丸暗記で乗り切ろうとする、まったく意味のない勉強方法です。
寝たら忘れてしまうのような短期記憶に意味はありませんし、時間の無駄です。
テスト前日に睡眠時間を確保できないような学習状況に陥った時点で、既に負けです。
NG勉強法5:テスト前だけ勉強する
テスト前だけ頑張って勉強しても、勉強効果は薄いです。
勉強は結局は日々の積み重ねが大事だからです。
スポーツでも、試合の1週間前だけ猛烈に練習をしても結果は出ません。
日々の筋トレや基礎トレーニングが一番大切です。
高校の定期テストが意味ある理由
正しい勉強法で取り組めば、高校の定期テストの対策には意味があります。
高校生には正しく定期テストと向き合って、大学受験でも、大人になって社会に出てからでも活用できる力をつけてほしいと思っています。
高校の定期テストが意味ある理由は、主に次の5つです。
一つひとつ解説します。
理由1:受験勉強の基礎学習になる
高校の定期テスト対策の勉強は、大学受験のための勉強の基礎学習になります。
定期テストでは、大学入試の試験範囲を細かく分けて、自分の理解度を測ることができるからです。
受験勉強と定期テスト対策の優先度についての質問は多いのですが、二者択一にする必要はありません。
どちらも取りにいけば良いのです。
やるべきことは同じ
受験勉強も高校の定期テストも、やるべきことは同じです。
定期テストの出題範囲が、入試の出題範囲からズレていることはないからです。
むしろ、高校の定期テストは基礎力を測るものが多いので、定期テストを利用してしっかりと基礎を固め、それから入試問題などの発展問題や応用問題に取り組んでいけば効率的です。
受験勉強と定期テストのどちらか一方を選ぶのではなく、それぞれの特徴を理解したうえで相互に活用するべきです。
理由2:高校の学習内容は一般教養範囲
高校の学習内容は一般教養の範囲ですので、一度はしっかりと習得しておくべきです。
それは、受験に必要ない教科であったとしてもです。
大人になってからも活用できる可能性が高いからです。
高校生は、「何の役に立つんですか?」という質問をよく投げかけてきます。
確かに、意味を感じなければモチベーションが上がらないので、聞きたくなるのはよくわかります。
結構日常生活でも使ってる
高校の学習範囲は一般教養の範囲なので、思った以上に日常生活でも使われています。
先程の二次関数についても、日常生活の中で思った以上に使っているものです。
「全然役に立ってない」と感じるのであれば、役立てられるほど理解することができていないということです。
教養が日常を彩る
旅先で訪れた場所で、その場所で過去に何があったかを知っているかどうかで、その場を訪れたことの「意味」そのものが変わります。
何でもないようなものも、知識があれば面白くなります。
最初は「面白くない」と思ったことでも、いろいろと知ってくるとだんだんと面白くなってきたという経験を持っている方も多いと思います。
知識や教養が日常を彩り、日常をもっと面白いものに変えてくれます。
「役に立つこと」がすべてではありません。
仕事で必要になることは多い
日常生活では何の役に立つかわからないようなことでも、仕事をしている中で必要になることは多いです。
何かの企画やプロジェクトで、今までの仕事は全然関係ないことに関わるという経験をされている方も多いと思います。
仕事レベルの話になると、高校での学習内容はより「役に立つ」部類に分類されるはずです。
知識そのものだけが重要ではない
数学全般に言えることですが、それぞれの単元の知識だけでなく、数学を勉強することで培われた論理的思考力を活用できる場面は多いです。
先程、「公式と解き方を丸暗記してしまう勉強法は意味がない」と解説したのはこのためです。
国語(特に批判される古文や漢文)や理科や歴史も、丸暗記に頼らない勉強に取り組めていれば、社会に出てからも一生役立つ教養になります。
未来はわからない
意味のある勉強がどれで、意味のない勉強がどれかはわかりません。
未来に何が起こるかは誰にもわからないからです。
一生の内で人が心肺停止になる瞬間に立ち会うことなんてないかもしれませんが、AED(自動体外式除細動器)の使い方を知っておくことは重要です。
勉強についても、いつどこで何の勉強が役立つかは、実際にその場面になってみなければわからないものです。
ですので、いつでもどこでも使えるよう、できるだけ多くのものを持っていたほうが良いです。
たとえ受験に関係ない教科だったとしても、一般教養を増やす良い機会だと思って真面目に取り組むべきです。
理由3:勉強時間が確保できる
定期テストの勉強にしっかりと取り組むことで、勉強時間を確保することができます。
勉強は、「量」が一番大切です。
定期テストの準備期間は部活が停止になったりと、勉強に集中できる環境を学校が作ってくれます。
部活や学校行事で忙しい普段とは異なり、勉強に集中できる期間です。
この期間を活用しない手はないでしょう。
理由4:目標達成のプロセスを練習できる
高校の定期テストにしっかりと取り組むことで、目標達成のプロセスを考える練習をすることができます。
「点数」という数字で、自分が取り組んできた対策方法に対する「結果」を、客観的に評価されるためです。
どの対策が結果に結びついて、どの対策が結果に結びつかなかったのか、「点数」という数字で評価されます。
高校の定期テストは年に4,5回はあるので、目標を達成するためのより効果の高い対策方法を定期的にブラッシュアップしていくことができます。
俗に言う「PDCAサイクルを回してブラッシュアップしていく」力を、定期テストを通して育てていくことができます。
理由5:自分に合った勉強法を見つけられる
定期テストの対策を通して目標達成のためのプロセスを練習することで、自分に合った勉強法を見つけることができます。
多くの人に合う勉強法は存在しますが、万人に共通して合う勉強法というものはありません。
ですので、試行錯誤しながら自分に一番合った勉強法を探していく必要があります。
定期テストでは毎回「点数」という形で「結果」が示されるので、どの勉強が自分に合っているかを確かめることができます。
勉強法は急には見つからない
受験勉強を本気で頑張ることは大切なことです。
一方で、多くの場合、本気で頑張りはじめたその瞬間からどんどん勉強ができるようになっていくわけではありません。
頑張りはじめた最初の段階では、効率の良い勉強方法がわからないからです。
ですので、毎回の定期テストを通して、自分にとっての効率の良い勉強方法を作り上げていくことは、受験勉強にとっても非常に重要です。
高校の定期テストの意味ある勉強法
ここからは、具体的な意味ある高校の定期テストの勉強法を解説していきます。
ここまでの解説を踏まえたうえで、次の7点を意識しながら取り組むと効果的です。
一つひとつ解説します。
勉強法1:もっと未来の目標を見据える
高校の定期テストを意味あるものにするための最初の心構えとして、もっと未来の目標を見据えることが大切です。
定期テストの点数は、最終目標ではないからです。
高校生であれば、「将来何をしたいか」「将来どんな人間でありたいか」まで考えられるのが理想です。
いきなりそんな先の未来を考えることが難しいようであれば、まずは大学入試を見据えると良いです。
仮でも良いので、思い切って志望校を決めてしまうと良いでしょう。
定期テストで点数を取るための小手先の勉強ではなく、未来のことを見据えた本質的な勉強に取り組むことが大切です。
常に未来で活用できるかどうかを意識する
定期テストの勉強に取り組むときは、未来の目標に活用できるかどうかを意識しながら取り組むと良いです。
未来を意識して取り組むことで、その場しのぎの意味のない勉強に取り組むことを避けることができるからです。
少し先の未来を考えるだけで、意味のない勉強を劇的に減らすことができます。
>>将来の夢がない子どもに見てほしい動画5選【保護者の方にも見てほしい】
勉強法2:普段の授業の予習復習に取り組む
高校の定期テストを意味あるものにするための具体的に勉強法で一番重要なのは、普段の学校の授業の予習復習に取り組むことです。
定期テスト直前の勉強ではなく、普段の勉強が一番重要です。
勉強は積み上げることが大切だからです。
学校の授業を完璧に理解することを積み重ねることで、定期テストの勉強を意味あるものにすることができます。
繰り返すことが大事
勉強は、同じ内容に繰り返し取り組むことが大切です。
一度ですべてを覚えて、すべてを理解することは不可能だからです。
学校の授業の予習復習に取り組むことで、「予習→学校の授業→復習」で、同じ学習内容を3回繰り返して勉強することができます。
繰り返し学習で頭に定着していれば、定期テスト前のときにも無駄に復習に時間をかける必要はありません。
また、繰り返し学習で学習内容が頭にしっかりと定着していれば、定期テストが終わったあとも頭に残っています。
そうすれば、受験勉強のときにも、大人になって社会に出たあとも活用できる確かな力にすることができます。
「時間が足りない!」の解決策でもある
普段の授業の予習復習に取り組むことで、テスト前の「時間が足りない!」を解決することができます。
ある程度基礎を定着させた状態でテスト前の勉強をはじめられるので、習得までにかかる時間を短縮することができるからです。
そうすれば、受験に必要ない教科を対策する余裕も生まれます。
勉強法3:可能であれば先取り学習にも挑戦する
学校の授業の予習復習に取り組めているようであれば、先取り学習にも挑戦してみてください。
特に、難関大学の現役合格を目指すのであれば、先取り学習は超重要です。
大学入試の難易度が高く、そのレベルの問題を解けるようにするための演習にたっぷりと時間をかける必要があるからです。
多くの難関大学合格者を出しているような中高一貫校は、高校2年生の時点で数学や英語の高校全範囲を終了させてしまう学校も多いです。
大学受験のことを見据えるのであれば、先取り学習にも積極的に挑戦すべきです。
>>大学受験の勉強はいつから?高校受験の意識のままでは絶対に間に合わない!
勉強法4:学習計画を立てる
高校の定期テストを意味あるものにするためには、学習計画を立てることが重要です。
学習計画を立てながら勉強に取り組むことで、目標達成のプロセスを練習することができるからです。
なんとなくノリで勉強に取り組んでいると、毎回なんとなくノリで取り組んでしまい、勉強方法を精査したり、自分に合った勉強方法を探したりすることができません。
まずは学習計画を立て、その学習計画の進捗がどのようになっていて、結果としてどのような成果を上げたかを考えていきます。
勉強法5:優先度を見極める
高校の定期テストは一般教養範囲ですので、どの教科も一生懸命頑張ってほしいです。
一方で、すべての教科に全力投球するべきではありません。
優先度を見極めて取り組むことが大切です。
時間は有限だからです。
どの教科やどの分野にどれだけの時間を投下して、どれくらいの結果を目指すのか戦略的に優先度をつけていきます。
受験勉強でも結局優先度
受験勉強においても、優先度を考えながら取り組むことは非常に大切です。
すべてを完璧に仕上げて本番に臨むことはできないからです。
どの程度の完成度にすればどの程度の結果を得られるのか、どの程度の努力をすればどの程度の完成度に達するのか、定期テストの対策をする中で見極められるようにしていきます。
優先度を考える力は、大人になっても活用できる力です。
むしろ、時間の貴重さを実感するようになってからこそ活用できる力です。
ノー勉はダメ
受験にまったく関係ない教科であっても、家庭科や保健体育などの実技教科であっても、絶対にノー勉でテストを受けようとしてはいけません。
高校での勉強は、一般教養として身につけておくべき内容です。
優先度を下げるのは構いませんが、どこまで優先度を下げて、どの程度の結果を目指すか、戦略的に考えて取り組むべきです。
勉強法6:試験後に解き直しをする
高校の定期テストを意味あるものにするために、全教科のテストが終わったあとで必ず解き直しに取り組みます。
試験は、試験後の勉強が非常に大切です。
定期テストで解けなかった問題は、定期テスト前の勉強で十分に理解することができなかった部分です。
理解できていない部分をできるようにしておくことで、今後の受験勉強につなげることができます。
丸付けをしたあとが本当の勉強です。
解き直しに取り組めば、問題が解けなかったという事実すら良い勉強になります。
>>模試の復習のやり方・ノートの作り方は?模試の最強活用法8つのポイント
勉強法7:結果の分析をする
高校の定期テストを意味あるものにするためには、結果の分析をすることが大切です。
結果の分析をすることで、次の定期テストの準備ではどのような対策をすれば良いか、改善案を見つけることができるからです。
今回の試験対策に対する評価が、「点数」という形で提示されました。
それを基に、どの対策が結果を出して、どの対策が結果を出せなかったのか分析します。
そのうえで、次の定期テスト前の勉強では、どのように準備にしていくかを考えます。
このようなプロセスを経て、自分にとって効率の良い勉強法をブラッシュアップしていきます。
高校の定期テスト対策に利用できるもの
ここからは、高校の定期テスト対策に利用できる、おすすめの教材や学習サービスを紹介していきます。
子どもの性格や学習状況によって異なりますが、一般的には、高校の定期テスト対策としては次の順でおすすめです。
おすすめの学習サービス
おすすめ1:学校の教科書と問題集
高校の定期テストの対策としては、学校の教科書と、学校で配られた傍用問題集が一番おすすめです。
定期テストの問題は教科書や傍用問題集からの出題が多いですし、何よりも教科書と傍用問題集の内容をマスターできれば、受験勉強の基礎をマスターしたことになるからです。
受験勉強用の問題集の1冊目として、傍用問題集を活用する高校生も多いです。
教科書と傍用問題集を使うのであれば、追加で費用がかからないというのも大きなメリットです。
教科書と傍用問題集で定期テスト対策に十分に取り組めるようであれば、他の教材や学習サービスを利用する必要はありません。
傍用問題集のデメリット
傍用問題集には大きなデメリットもあり、使いづらいという高校生も多いです。
その場合は、市販の教材を利用すると良いです。
傍用問題集のデメリット
- 難しい
- 解説が少ない
- 問題量が多すぎる
おすすめ2:タブレット教材
高校の定期テストの対策としては、タブレット教材もおすすめです。
最近のタブレット教材はAIを活用しているので、非常に効率的に演習に取り組めるからです。
普段の取り組みから学習到達度をAIが測って、今取り組むべき問題を選んでくれたりと、昔に比べて遥かに効率的になっています。
高校全範囲にいつでも取り組めるような教材もあり、復習や先取り学習にも活用することができます。
費用がそれほど高くないのも魅力的です。
タブレット教材の特徴
- 料金が安い
- AIによって演習を効率化
- 先取り学習や復習にも活用できる
おすすめのタブレット教材
- 【進研ゼミ高校講座】
※学校の予習復習・定期テスト対策に特化! - 高校生のためのZ会
※難関大学受験対策ができる! - 塾に通わず自宅で学習!自分のペースで学習できる!【すらら】
※苦手克服に特化!担当コーチがつく!
高校生向けのタブレット学習教材については、『高校生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!』で詳しく解説しています。
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高校生におすすめのタブレット学習教材6選!目的別に元塾教室長が徹底比較!
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おすすめ3:塾・予備校
高校の定期テストの対策としては、塾や予備校を検討してみても良いでしょう。
塾や予備校であれば、学校の定期テストや大学受験に関するサポートを、トータルで受けることができます。
先取り学習を推奨している塾や予備校もあるので、普段の受験勉強もサポートしてもらえるのが心強いです。
ただ、塾や予備校は費用が高額になるのがデメリットです。
塾・予備校の特徴
- 定期テスト対策をサポートしてもらえる
- 受験勉強のサポートもしてもらえる
- 費用が高い
先取り学習ができる予備校
『東進ハイスクール・東進衛星予備校』は、一流講師による映像授業を活用している大手大学受験予備校です。
映像授業を活用すれば、先取り学習に取り組むことができます。
映像授業だけではなく、AIを活用した演習講座などもあり、効率よく勉強に取り組むことができます。
東進ハイスクール・東進衛星予備校 は、将来の夢や志を考える「夢・志を育む指導」に取り組んでいるので、勉強する目的と向き合うこともできます。
\冬期特別招待講習無料招待!/東進ハイスクール・東進衛星予備校
※57,750円相当が無料!
おすすめ4:市販の教材
高校の定期テストの対策には市販の教材もおすすめです。
特に、学校で配られた傍用問題集が使いづらいということであれば、傍用問題集の代わりに市販の問題集を利用すると良いです。
市販の問題集を購入するときは、次の2点に気をつけて選ぶと良いです。
問題集購入時に気をつけること
- 基礎を網羅できる
- 解説が丁寧
基礎問題精講シリーズ
基礎問題精講は、高校範囲の基礎問題を網羅できる問題集です。
解説が丁寧で、基礎問題が厳選されているのが特徴です。
科目ごとに出版されているので、取り組みたい科目のものを購入すると良いでしょう。
面白いほどとれる(黄色本)シリーズ
面白いほどとれる(黄色本)シリーズは、基礎固めができる参考書・問題集です。
初学者でも理解できる丁寧な解説が特徴的です。
厳選された問題で基礎を網羅できる「例題」を解きながら理解を深めていきます。
まとめ
それでは、高校の定期テストは意味があるというお話をまとめます。
結論
高校の定期テストは、正しい方法で対策すれば大きな意味があります。
間違った方法で対策しているから意味がないのです。
「高校の定期テストは意味ない」と言われる理由は、主に次の5つです。
「意味ない」と言われる理由
- 大学入試では通知表の評定が評価されるのは推薦入試のみ
- 受験に必要ない教科がある
- 定期テストで点数が取れても、模試で点数が取れるわけではない
- 受験勉強の時間が削られる
- 点数が取れない言い訳にされる
自分では気づかずに意味のない勉強法に取り組んでしまっている高校生も多いです。
意味のない定期テストの勉強法は、主に次の5つです。
定期テストのNG勉強法
- 定期テストで点数を取ることを目的とする
- 丸暗記しようとする
- 短期記憶で乗り切る
- 一夜漬けに頼る
- テスト前だけ勉強する
高校の定期テストが意味ある理由は、主に次の5つです。
意味ある理由
- 受験勉強の基礎学習になる
- 高校の学習内容は一般教養範囲
- 勉強時間が確保できる
- 目標達成のプロセスを練習できる
- 自分に合った勉強法を見つけられる
高校の定期テストを意味あるものにするために意識すべきことは、次の7つです。
意味ある勉強法
- もっと未来の目標を見据える
- 普段の授業の予習復習に取り組む
- 可能であれば先取り学習にも挑戦する
- 学習計画を立てる
- 優先度を見極める
- 試験後に解き直しをする
- 結果の分析をする
高校の定期テスト対策に利用できる、おすすめの教材や学習サービスを紹介しました。
おすすめの学習サービス
今回の記事が、お子様が正しく高校の定期テスト対策に取り組み、そのうえで大学受験にも活用できる学力を育てていくきっかけとなればとてもうれしいです。
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